朱色4号(しゅいろ4ごう)は、日本国有鉄道(国鉄)が定めた色名称の1つである。
本色は一般形気動車の裾色として、1959年(昭和34年)9月に制定された。1961年(昭和36年)からは、それまでぶどう色2号が使用されていたディーゼル機関車についても、本色が採用された。1976年(昭和51年)以降は気動車が朱色5号1色に塗られるようになったため、気動車での採用車両数はかなり減少したが、ディーゼル機関車については国鉄分割民営化後も標準色として使用された。このオレンジ色はイギリスの鉄道雑誌「レールウェイ・ガゼット・インターナショナル」の当時の表紙の色がヒントになったという。
国鉄時代は一貫して気動車・ディーゼル機関車の外部色として採用された例が多く、他の車種への採用は仙石線の旧形国電を除くとほとんどない。その仙石線旧形国電もクリーム4号とのツートンカラーであり、一般形気動車と同じ組み合わせであった事から電車であるにもかかわらず「気動車色」などと呼ばれた。
2000年代以降はリバイバルトレインの一環として、気動車でクリーム4号と本色に塗られた塗装が復活しており、国鉄時代に塗られなかった車両(キハ40系等)や私鉄・第三セクター鉄道の車両での採用例が多数見られる。
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