岩出駅(いわでえき)は、和歌山県岩出市高塚にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線の駅。岩出市の代表駅である。
快速列車の停車駅である。但し、国鉄時代に運行されていた急行「紀ノ川」は、当駅は通過していた。
歴史
- 1901年(明治34年)10月10日:紀和鉄道の打田駅 - 船戸駅間に大宮仮停車場として開設。
- 1902年(明治35年)
- 3月1日:大宮駅に昇格。
- 4月1日:岩出駅に改称。
- 1904年(明治37年)8月27日:紀和鉄道の路線を関西鉄道が買収。同社の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が鉄道国有法により国有化。国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定。和歌山線の所属となる。
- 1978年(昭和58年)4月1日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)10月20日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2020年(令和2年)
- 2月26日:駅バリアフリー化工事完成。これに伴い、旧跨線橋撤去。
- 3月14日:ICカード「ICOCA」が利用可能となる。自動改札機の供用を開始。
- 2021年(令和3年)7月1日:駅業務がJR西日本メンテックからJR西日本交通サービスに移管された。
- 2023年(令和5年)5月31日:みどりの窓口の営業を終了。
駅構造
2面2線の相対式ホームを有する地上駅。木造の駅舎が線路の西側(1番ホーム側)にあり、対面の2番ホームへはエレベーター付き跨線橋で連絡している。長らく老朽化した無蓋跨線橋で連絡していたが、2018年度から進められていたバリアフリー化工事により2020年2月からエレベーター付き跨線橋の供用が開始された。1番ホームに多目的トイレが設置されている。また、ホームの北側(粉河方)には1本の留置線がある。(非電化)
橋本駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅。駅舎内には自動券売機、ICカード対応の自動改札機が設置されている。自動改札機設置により乗り越し精算機や改札口コールシステムが設置された。e5489と同様のサービスに対応している。線内では数少ない有人駅である。
のりば
利用状況
『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺
バス路線
- 和歌山バス那賀 - 近畿大学、樽井駅前、りんくうタウン駅前方面。かつては南海和歌山市駅や紀伊駅方面への路線があった。
- 紀の川コミュニティバス - 紀の川市西部や岩出市の駅、公共施設、病院やスーパーなどの施設を巡回。
- 岩出市巡回バス - 市内巡回。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 和歌山線
- ■快速
- 打田駅 - 岩出駅 - 和歌山駅
- ■普通
- 下井阪駅 - 岩出駅 - 船戸駅
脚注
関連項目
外部リンク
- 岩出駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
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