『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』(ウッチャンナンチャンのほのおのチャレンジャー これができたらひゃくまんえん)は、1995年10月17日から2000年3月28日にかけて、テレビ朝日系列で毎週火曜日19:00 - 20:00(1996年3月までは19:00 - 19:54)に放送された視聴者参加型のバラエティ番組で、ウッチャンナンチャンの冠番組でもある。略称は「炎チャレ」(ほのチャレ)。
「ウッチャンナンチャンからの挑戦状」と称された番組考案のオリジナル競技の参加者を視聴者から募り、オーディションで選考された人が競技にチャレンジする。競技をクリアした参加者には100万円の賞金が贈呈された。
番組冒頭では本日放送する内容を紹介、BGMは映画『ゴジラ』のオープニングテーマ『ゴジラのテーマ』(作曲 - 伊福部昭)が使用された。
競技VTRの冒頭ではウッチャンナンチャンの声で意味不明のメッセージ(「我々からの挑戦状はこれだ!」という声を逆再生したもの)を発するアイキャッチの後にルール説明がなされていた。ルール説明の際には「チャレンジ指数」として、知力、運、集中力、体力、テクニック、度胸の6項目で難易度を示す六角形ヒストグラムの表示がなされていた(末期には廃止)。
番組の構成は競技の模様がVTRで流れた後、スタジオでウッチャンナンチャンやゲストのトークが行われるという形式だった。VTRを見た後実際にゲストが挑戦することもあった。競技失格時は銅鑼の音が鳴るものが多かった。
初期は、賞金獲得者(収録スタジオに来られる人のみ)はスタジオでウッチャンナンチャンから賞金をもらう形式だったが、その後はチャレンジ現場で直接賞金をもらえる形式に変わった。しかしスタジオでウンナンのインタビューを受けることは変わらず、登場時には「WINNER」のCGと王冠のアニメーションがつけられた。一般参加者に混じってゲストが競技にチャレンジすることもあり、クリア出来れば参加者同様賞金が贈呈された。
「イライラ棒」「○秒で泣けたら」などの競技は誰かひとりでも100万円獲得すると、以後の挑戦権を締め切るか、次回からは難易度がアップする仕組みになっていた。また、季節などに応じてアレンジが加わる競技もあった。
1990年代後半のテレビ朝日のバラエティ番組の看板番組として「電流イライラ棒」などのヒット企画が生まれた。1996年8月13日と2000年3月7日には、挑戦者が小学生のみの「ガキチャレ」、1997年8月5日には、新チャレ祭り、2001年1月2日には、「復活スペシャル2001」として復活特番3時間スペシャルも組まれた。
来週のときは「また来週!」あるいは次回のときは「次回 お楽しみに!」のテロップ、最終回では、内村が発言した、「スペシャルでまたお会いしましょう」のテロップがあった。(前述通り2001年1月2日に復活スペシャルが放送された。)
ほか
(★がついているものは100万円達成者が出た競技)
上記以外にも様々な競技が存在し、毎回構成が変わるのが特徴であった。また、同じ競技でも登場する階数によって制限時間が異なる場合もあった
金属製コースフレームに電極棒を入れ、その電極棒をコースフレームや障害物に当たらないようにゴール地点まで持ち運ぶというゲーム。難易度の高さ故、この競技のみ特番では300万円まで賞金が増額した。
炎チャレ第1回目から登場している定番企画。
クリアされるたびに幾度となくバージョンアップされ、商品化やテレビゲーム化もされた。
ほぼ毎回、ゲストチャレンジも行われ、さまざまな名物を生んだ。
10歳以下の幼い兄弟か姉妹2人1組で挑戦する、第一回と完結編はレギュラー放送、その他の回は3時間スペシャル限定のチャレンジ。指定されたコースを進み、ダミーゴールを回避して時間内にゴール出来れば100万円を獲得できる。ただし、2人のうちどちらか1人でも途中で泣いてしまうとその時点で失格になる。また、クイズやパズル、運試しの関門で複数回間違えたり、うんてい等の運動系の関門で下に落ちた場合も失格になる。最初は純粋にチャレンジャーを脅かす関門が多かったが、回を重ねる内にクイズや運試しの関門が増えたり、2人を離れ離れにするなど凝った関門が増えた。また、スペシャルではウンナン・久本雅美・加藤茶・志村けんなどの芸能人が脅かし役かつ人質役として参加した。
肝試しシリーズの派生版及び進化版として
当番組の放送終了後、共通の作家が担当していた『ガキバラ帝国2000!』(TBS)の中で、「ガキオハザード」というタイトルでこの企画のリメイク版が制作された。
極楽とんぼと栗林知美がサラ金の取り立て屋とその愛人に扮して担当。2人がチャレンジに挑戦する家庭を訪れ、訪問された家族はそこで初めてチャレンジ内容を聞かされる。チャレンジに必要な現金を受け取るかわりに、その担保として自宅にある同程度の価値のある品を預ける。制限時間以内に課題を達成できなければ100万円を獲得できないだけでなく、罰則として2人に担保の品を没収される。
街頭で参加者を募って行われる。何を行うかは挑戦直前まで知らされない。
本来は、予め募集告知でチャレンジ内容を知ってから応募→挑戦するが、このチャレンジは挑戦直前まで競技内容が知らされない。
題材になっている人物(キャラクター)の映画のシーンを再現した5つの関門をクリアすれば100万円を獲得。司会者である内村も一部企画にチャレンジャーとして参戦した。
スペシャル放送の際に行われることが多かったシリーズ。全競技においてプールで行われる。ほとんどの回でチャレンジャーの水着が外れるというアクシデントが起こった。
お父さんやお母さんが赤ちゃんを導き、見事ゴールできたらクリアというシリーズ。赤ちゃんが参加する都合上、他の競技よりも制限時間は長めに、コースは短めに設定されている。赤ちゃんハイハイはver5まで行われ、番組の名物コーナーの一つであった。
番組開始当初と番組終了直前末期によく行われ、特に末期は100万円成功者が任意で続けてもう1回挑戦することも可能であった。この場合、成功すれば倍額の200万円獲得になるが、失敗すれば半額50万円となる。
番組末期のメイン企画の一つ。グループで挑戦して、一か月間あることをし続けるもしくは一か月以内に目標を達成できれば100万円を獲得する。ただし、一日でも出来なかった場合、その時点で失格となる。この競技では、番組特製の時計が使用される事もあった。
50人(50組)前後の挑戦者が会場に集まり、シグナルスタートと同時にお題の姿勢を取る。以後時間切れまでずっとお題の姿勢を保つことができれば100万円獲得。途中、疲労などにより姿勢を崩すとその時点で失格。脱落者が続出し最終的に1人(1組)になっても、あくまで制限時間を消化してお題の姿勢を保てなければクリアとはならない。設定時間経過時に複数の挑戦者が残っていた場合は、時間無制限のサドンデス突入となり、最後まで残った1人(1組)が100万円獲得となる。大食いの場合、食べ残しの一番少ない挑戦者1人(1組)が100万円獲得となる。同じ競技への複数回参加のみならず、複数の耐久競技に参加する挑戦者も見られた。 断食耐久については、チャレンジャーの健康状態を考慮し、規定時間を設け、それでも1人にならなかった場合は、複数のWINNERを認定し100万円を贈呈した。健康チェックもあり、体調が悪くなりドクターストップがかかれば失格。 ポーズの耐久に関しては必要な体の個所が簡単に外れる紐のようなもので繋がれた状態で行われ、それらが外れるか転倒した時点で失格となる。
数十人が同時に挑戦。ある分野からクイズを1問ずつ出題。筆答で解答して、正解者は次の問題へ進めるが、不正解者はその場で退場(失格)していく生き残り方式。1問あたりの制限時間は10秒。100問全て正解すれば100万円獲得。★は100万円獲得者が出たシリーズで、カッコ内は100万円獲得者が出たときの第100問の問題。
番組末期のメイン企画の一つ。毎回ある村を訪れ、その場で発表された内容の競技に村民全員で協力して挑む。この企画では賞金は200万円となっていた。
特番専用競技で、野球など、さまざまなプロのスポーツ選手が協力して挑む。
ただし、カラオケ・イライラ棒は除く。
謎の組織に追われたある兄妹、身に残る財産100万円が奪われ、妹も奪われ、そして自分の命までも亡くした男、「使命は100万円を守ること」で男は悲壮な宿命を背負ってこの世に蘇る、その名は「ヒャックマン」。
上述の設定の元、スカイダイビングやカーレースなど、さまざまなスポーツでヒャックマンと勝負をし、勝てば100万円を獲得できる。ヒャックマンの正体は最終回までは不明だった。 ヒャックマンは相手との返事は必ず「ヒャーック」としかしゃべらない。成功者が現れなかった場合は、チャレンジャー大募集あるいは「次回のヒャックマンに乞うご期待!」もあった。
なお、ヒャックマンの妹役は有島モユがつとめていた。
また、スタジオの芸能人チームとのダーツ対決が行われた際には、ヒャックマン登場時に「以前に対決したダーツ王が入っているのでは」と疑われたが、その直後にダーツ王が登場して違う人物であると証明し、対決ではヒャックマンが見事に的の中心に当てて審判がいらないほどの文句なしの勝利を収め、何でもこなせることを証明して見せた。
ただ、「27時間チャレンジテレビ」の1コーナーで、ヒャックマンと芸能人チームがダーツ対決をしてどちらが勝利するかという予想クイズコーナーがあったが、このときはヒャックマンが敗北している。
1999年3月16日放送の春の3時間スペシャルでの「炎チャレトーナメント ウンナンに勝てたら100万円」で、ウンナンに勝てたら100万円を獲得できるだけでなく1週のみ炎チャレ司会者に就任できるというチャレンジが行われた。結果、加藤と志村の加トちゃんケンちゃんチームが、相方の描いた絵を見て何を描いたか当て続ける対決でウンナンに勝利して100万円獲得。さらに、同年4月の2回目のレギュラー放送(同年4月13日放送)で司会者を務めた。番組のタイトルも「加トちゃんケンちゃんの 炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」に変更され、ウンナンはゲストとして出演した。この回ではゲストチャレンジとして司会陣2人の持ちネタを応用した「早口言葉全員かまずにいえたら100万円(ドリフの合唱団ネタ)」や「ヒゲダンスでちゃんとグレープフルーツを剣に連続して刺せたら100万円」が放送された。エンディングでは全員で「いい湯だな(ドリフのビバノン音頭)」のサビを合唱して終了した。なお、この回は100万円獲得が4本という、レギュラー放送では最多の記録となった。
以下の2つは、番組終了後も、チャレンジの中から独立した番組として残っているもの。
毎年全国大会が開催され小学生の間で恒例イベントになった。番組終了後も企画は残り、特番化され、毎年秋に実施されている。司会は初代のウッチャンナンチャンが1996年から2000年まで、2代目の加藤晴彦と優香が2001年から2005年まで、3代目としてV6の井ノ原快彦と小林麻央の2人が2006年と2007年に、4代目の松岡修造が2008年に担当した。2009年の大会をもって終了。
1999年12月18日から番組終了後以降も春・秋の改編期、年末年始などに「史上最強のメガヒット カラオケBEST100 完璧に歌って1000万円」として放送されている。ただし、挑戦者は全員芸能人のみとなり「炎チャレ」司会のウッチャンナンチャンは出演していない。「ジャイアントピアノ ちゃんと弾けたら100万円」、「イントロ100問 連続正解出来たら100万円」を基にした「100万円争奪 勝ち抜きイントロNo.1」、「名曲虫食い歌詞100問 連続正解できたら100万円」を基にした「穴埋めカラオケランキング BEST50」を実施したこともあった。2010年10月8日の最終回をもって終了した。
スペシャル版のみ「これができたら1000万円」(復活特番は「これができたら2000万円」)がサブタイトルに付く。
なお、2005年から、ハワイの地上波放送局KIKU-TVで英語字幕付で放送されている(2009年現在放送継続中。現地時間金曜21:00 - )。英語でのタイトルは、「炎のチャレンジャー」の直訳と言える"Challengers of Fire"。
ちなみに台湾では、緯来日本台にて、2007年まで「火焰挑戰者」というタイトルで放送されていた。
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