『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』(ウルトラギャラクシーだいかいじゅうバトル)は、2007年12月1日から2008年2月23日までBS11で、毎週土曜19:00 - 19:30(JST)に全13話が放送された、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ。
2009年10月1日から12月24日まで、テレビ東京系列でも毎週木曜17:30 - 18:00(いずれもJST)に放送され、以降のウルトラシリーズも一時の中断期間を挟みつつ、同系列にて放送されるようになった。
バンダイのアーケードカードゲーム『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』と連動したテレビシリーズで、ウルトラシリーズとしては初のBSデジタルで先行放送された作品である。ネット配信も行われ、BS11の放送1週間前に有料で配信し、放送後1週間は無料配信、その後再び有料配信された。
歴代のウルトラ怪獣同士のバトルを題材としているゲーム版と同様、本作品も怪獣同士の戦いがメインとなっている。そのためウルトラシリーズで多数を占めていた「ヒーローが怪獣や宇宙人から人々を守るために戦う」という要素は薄く、作中における戦いは「異星における怪獣同士のバトルロワイヤル」として描かれ、従来のシリーズ作品におけるウルトラマン的な役割も、主役怪獣のゴモラたちが担っている。またその世界観はゲーム版と同様に『ウルトラQ』を起点として、ウルトラマンメビウスが地球を去った未来の世界を舞台にしており(ゲーム版の世界観の項を参照)、他のウルトラシリーズとの繋がりを明確にした描写や設定も多々見られる。
撮影は本編から先に行われ、特撮は少数精鋭でローコストを目指して制作された。また屋外での撮影はなく、全編に亘って東宝ビルトのスタジオ内で撮影されている。ウルトラシリーズにおける同スタジオでのセット撮影は本作品が最後であり、同時に『ウルトラマンティガ』以来シリーズに関わってきた円谷一夫、キャラクターデザインの丸山浩、CG制作の円谷CGI-ROOM、主題歌のProject DMMといったメンバーでの制作による最後のテレビシリーズでもある。
2013年現在、YouTubeにある専用チャンネルで第1話などの映像を無料で視聴することが可能である。
時は、宇宙時代を迎えた近未来。人類は豊富な資源を求め、スペースミッションのエキスパート集団「ZAP SPACY」を組織し銀河の彼方へと進出していた。とある日、貨物を輸送していた、スペースペンドラゴンの乗員たちは、通信が途絶えた辺境の開拓惑星ボリスへと向かった。
荒木憲一によれば、企画書の段階では、レイの3体目のパートナー怪獣としてエレキングの他に深海怪獣グビラが候補に挙がっていた。
また当初第12話にて、『ウルトラマンタロウ』に登場したバードンを登場させる予定だったが、尺の都合により続編『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』へと持ち越されることとなった。
参照:宇宙船YB 2008, p. 別冊P.40、超全集 2009, pp. 38–39
本作品のコミカライズ漫画と関連漫画が以下の雑誌で掲載された。
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