![NHK全国学校音楽コンクール NHK全国学校音楽コンクール](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
NHK全国学校音楽コンクール(エヌエイチケイぜんこくがっこうおんがくコンクール、英文名称; The NHK All-Japan School Choir Competition)は、NHKと全日本音楽教育研究会が主催する合唱コンクール。通称はNコン、音コン。
全日本合唱コンクールと並ぶ、小学校、中学校、高等学校を対象とした全国規模の合唱コンクールである。
1932年(昭和7年)に児童唱歌コンクールとして開始。途中、第二次世界大戦により中断された年もある。1962年(昭和37年)にNHK全国学校音楽コンクールとなる。
※FM放送の番組を同時配信するIPサイマルラジオサービス2者(「NHKネットラジオ らじる★らじる」及び「radiko(実験配信)」)では全国コンクールのみ同時配信され、都府県地区コンクールおよびブロックコンクールは東京都域放送を含めて同時配信されない(代わりに裏送り送出で全国共通の通常番組が優先配信される)。
すべて入場無料。先着順に整列して入場となる。ただし以下のコンクールでは特定の方法をとっている。年によって異なる場合もあるので、公式ホームページやNHKの各放送局で確認したほうがよい。
21世紀となった2001年の第68回から採用された。
第1回の課題曲は小学校男子A「冬景色」、男子B「スキー」、女子A「海」、女子B「田舎の冬」で文部省唱歌からはじまった。第51 - 56回(1984 - 1989年)は複数の課題曲(新曲1曲と過去の課題曲や既存の合唱組曲の中の1曲、高等学校の部は合唱形態によって曲が異なる)から1曲を選ぶ方式であった。
ここ近年、全国コンクールにおいて全ての出場校の演奏が終わって審査を待つ間、全国コンクール出場校からあらかじめ選抜したメンバーによってその日限りの特別合唱団ができる。ここではスペシャル合唱団と表記する。
スペシャル合唱団がプロの指揮者から直接指導を受け、約30分以内で完成させて演奏する。また、会場の参加者も合唱することができるほか、会場全体に手拍子などを要請することがある。
第74回までは小学校の部と同じく、スペシャル合唱団がプロの指揮者から直接指導を受け、こちらも約30分以内で完成させて演奏するのだが、近年はJ-POPアーティストによる曲の演奏(「その他」参照)や特別企画があるため、直前練習する時間がなく、合わせるのはぶっつけ本番となっている(学校ごとで練習は行ってはいる)。第75回以降は演奏するときは楽譜を持って演奏している。
(2018年10月6日現在)
2019年(令和元年)10月12日に開催予定であった第86回全国コンクール高等学校の部が、令和元年東日本台風(台風19号)の接近にともなって中止となり、同年11月28日に開催された。延期は開催86回目にして初めてのこととなった。
2020年(令和2年)の第87回大会は年初からの新型コロナウイルス感染拡大に伴う日本政府の緊急事態宣言などで学校休校などの措置が執られ、学校合唱部活動が停止されるなどの事態が生じたことや、感染拡大防止の観点から学校関係者らの健康や安全に配慮するということから各年代の地区大会、ブロック大会、全国大会すべての開催を取り止めることとなった。なお第87回大会の課題曲は2021年(令和3年)の第88回大会に引き継がれた。
2021年(令和3年)の第88回大会では福島県コンクール中学校の部において、参加校数が76校だったにも関わらず、主催者のNHK福島放送局が参加校数が50校超えた場合にブロックコンクールへの出場校数が1校増枠になる特別規定を失念していたため、福島県コンクール中学校の部において4位だった同県郡山市の中学校が東北ブロックコンクールへの出場ができなくなる不祥事が発生した。
課題曲の楽譜はNHK出版が、CDはフォンテックが取り扱っている。また、公式ウェブサイトで過去の課題曲および過去3年の自由曲の音源を聞くことができる。DAMやJOYSOUNDの機器にて過去の課題曲の一部を配信されているほか、カラオケで歌唱可能となっている。
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