ショップチャンネル(SHOP CHANNEL)は、テレショップ(通販)専門チャンネルである。 国内業界最大手のジュピターショップチャンネル株式会社が運営している。
スカパー!やスカパー!プレミアムサービス、ケーブルテレビ等を介して視聴可能。
2004年9月30日には現在のハイビジョン対応のスタジオに移動して、日本のテレビショッピング専門チャンネルでは初の24時間完全生放送を実施している。また、東経110度CSデジタル放送では、テレビショッピング専門チャンネルでは世界初となるハイビジョン放送を行っている。
2015年3月31日、スカパー!プレミアムサービスにて、標準画質は18年間で終了した。Ch.523に収約。2016年12月1日、スカパー!プレミアムサービスの衛星一般放送事業者が株式会社スカパー・ブロードキャスティングから株式会社スカパー・エンターテイメントに変更。
視聴可能な世帯数は約2,708万世帯(2011年3月末現在)で、これは日本の全てのテレビの視聴世帯数の3分の1を超える規模である。2010年度の売上高は1,115億円。競合局として、後発のQVC(QVCジャパン)などがある。
日本のテレビショッピングでは初めて、商品の買い付けから番組の制作、受注や問い合わせの窓口、配送、電子商取引を自社で一元管理するシステムを導入した。
一部の時間帯には、民放系BSデジタル放送局、および地上波(主にローカルUHF局)の民放でも同時放送が行われている。
2012年からのスローガンは「心おどる、瞬間を。」である。さらに、2014年ではイメージキャラクターとして女優の瀬戸朝香を起用。
1996年、住友商事とアメリカケーブルテレビ最大手のTCI(1999年AT&Tと合併、メディア部門は2001年リバティメディアとして独立)の合弁会社であるジュピタープログラミング(後のSCメディアコム)と、アメリカショッピングチャンネル大手でリバティメディアも出資するホーム・ショッピング・ネットワーク社(HSN)との合弁により設立。同年11月より放送開始。
2007年3月、ジュピターTV(旧・ジュピタープログラミング)が東経110度CS放送のCh.055でハイビジョン放送を行っていたイーピー放送を買収(同年10月1日、SCサテライト放送に社名変更)、同年4月1日午前0時からハイビジョンでの放送も開始。これに伴い、全ての番組がハイビジョンにて制作されることとなった。これを機に、スタジオ外からのハイビジョン生中継の番組も行うようになり、先ず2007年7月4日〜6日にはアメリカ・ロサンゼルスからハイビジョンでの生中継を行い、更に2008年7月からは、沖縄県を皮切りに、毎月、全国のある都道府県からハイビジョン生中継を行うことも始めた。
2007年7月、住友商事がジュピターショップチャンネル株式の70%を保有するジュピターTVを完全子会社化の上、SCメディアコムに社名変更。2008年12月には残る30%の株式をHSNの親会社であるIAC(インターアクティブ)から取得、住友商事の完全子会社となった。
2009年11月、直接の親会社であるSCメディアコムは主要事業を当社およびジェイ・ビーエス(放送送出業務)に譲渡、住友商事が直接の親会社となった。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、本社自体は被害を受けなかったが同日から放送休止とし、終日「しばらくお待ちください」の字幕が放送された。15日に放送再開。これを境に、字幕で地震速報や津波の情報を伝えるシステムができた。
2012年6月、親会社の住友商事は同社の発行済み株式の半数に該当する50%を、小売業界への投資を強化しているアメリカの独立系投資ファンド・ベインキャピタルグループへ売却、かねてから近年の目標としてきた同社による「ショップチャンネル」アジア展開構想を一部見直し、住商グループによる単独展開から日米共同展開に方針転換する計画であった。2015年12月、ジュピターテレコム(J:COM、現・JCOM)が翌16年3月末までにベインキャピタルからショップチャンネル株式50%を買収。
2018年12月、新4K8K衛星放送ならびにスカパー!プレミアムサービスで「ショップチャンネル 4K」が放送開始。4K画質での放送だが、新スタジオの運用開始まではHD画質からアップコンバートした映像を放送していた。
2020年3月31日、「ショップチャンネル 4K」のスカパー!プレミアムサービスでの放送が終了。BS4Kでの放送は継続。
開局25周年を迎える2021年3月、東京都江東区東陽にフル4Kの放送設備を完備した新スタジオの開設をすると共に現在分散しているオフィスを集約し一元化することを2018年12月に発表し、2021年2月28日8時から新社屋からの放送を開始した。同日よりショップチャンネル4Kでは終日ピュア4K HDRでの放送を開始。なお、カメラや映像設備は池上通信機が担当している。また、同年4月1日からは開局以来長年に渡り使用続けてきたコーポレートロゴを刷新した。
2023年11月24日、番組供給事業者であるSCサテライト放送は総務省から右旋帯域における衛星基幹放送(BS4K放送)業務の認定を受けたことを発表した。
CSデジタル放送においては、毎日0時を基点とした24時間放送を行っている(不定期に行われるメンテナンスにより、未明・早朝帯に放送休止の場合あり)。また、広域コミュニティ放送・J:COMチャンネルのサブチャンネルでも、同一の内容で放送している。(未明・早朝帯には休止し「天気情報」などを放送している)。
新型コロナウイルス感染防止対策のための緊急事態宣言の発令を受けて、2020年4月12日から9:00-13:00、14:00-17:00のみ生放送とし、その他の時間は録画放送で構成している。当初は5月6日まで実施予定としていたが、後に5月18日まで延長した。5月19日以降は一部時間帯での録画放送は継続しつつ、徐々に生放送の時間帯を増やし、6月5日以降は最大16時間生放送を行う体制に移行した。2021年4月1日からは生放送枠を2時から6時までの4時間を除く20時間に拡大させ、2023年10月1日に24時間に拡大し、24時間生放送を再開した。
チャンネル名称は全て『ショップチャンネル』。
全ての放送局において、当チャンネルの番宣CMが放送されており、CMの終盤には同時放送を行っている日時が表示される(ナレーターや日時のテロップのフォントは共通)。
イメージコマーシャルを地上波で放映されており、PCサイトやスマートフォン向けアプリ(iOS・Android向け)の紹介を行っている。
基本的に番組編成は、1時間単位で内容は固定されていないが、一部の枠は固定された番組(ショップチャンネルでは番組のことを「ショー」と呼んでいる)が放送されている。
キャストとは"Creative Advisor of Shopping Tour"の略で、「ショップチャンネル」の各番組司会者のこと。「ショップチャンネル」公式サイト内のキャスト達の控え室に、各キャストのプロフィールと日記が掲載されている。
従来のTV通販番組において、フリーアナウンサーやタレント、実演販売経験者などが占めていた司会者を、「ショップチャンネル」においては、俳優・ナレーターコンパニオン・DJ・宝塚OGなど多種多様の経歴を持つ個性あふれる司会者を起用することにより、個性的で新鮮、意外性のある商品紹介をもたらし、視聴者が「観て楽しい」番組作りに成功した。現在では各キャストのファンも存在するほどで、番組内でお目当てのキャストと電話で会話できたことが、「ショップチャンネルマニア」にとって、ひとつのステイタスとなっている。
商品の紹介に関しては、紹介する商品に関する簡単なプロフィールはあるものの、台本は一切無く、キャストは全てアドリブ状態で商品紹介を1時間(時には2時間)続けなくてはならないという過酷な業務故、新人キャストとして番組に登場するも、公式ホームページでプロフィールが掲載されることなく数回の登場で見かけなくなってしまうキャストもいる。
普段なら「私」等の一人称で表現しても差し支えない場面でさえ「キャスト○○」と表現するキャストが多く、担当キャストがショップチャンネル内にいる他のキャストを表現する時は「○○さん」のように敬称表現ではなく、「○○キャスト」と紹介する事になっている(勿論全く敬称で表現してはいけない訳でもない)。
東京(中央区)と大阪に設置。前者は24時間展開、後者は午前8時から午後11時まで。この時間帯は西日本地区からの受注電話は基本的に大阪が対応、夜間は東京で集約。商品売買のほとんどがコールセンターを通じてなされる、まさにショップチャンネルにおける生命線だが、インターネットからの注文も可能。
SUPER GT・GT300クラスに参戦しているJLOC(Car No.87)とタイアップし、2017年シーズンに「ショップチャンネル ランボルギーニ GT3」として参戦。
ショップチャンネルの親会社である住友商事では、ショップチャンネルのフォーマットを利用した通販専門チャンネルを日本国外で展開する意向を持っており、前述のベインキャピタルへの株式売却に加え、2012年8月に、タイのセントラル・グループ及びサハグループとの間で通販チャンネルの運営会社を設立することで合意。2013年11月9日より、PSI62チャンネルで放送開始。
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