三浦 皇成(みうら こうせい、1989年12月19日 - )は日本中央競馬会所属の騎手。
5歳の時、大井競馬場で騎手の格好をしてポニーに乗るイベントに参加したことがきっかけで騎手を目指す。小学1年生になると剣道を習いはじめ(二段)、小学4年生からは体が硬いため器械体操も習っていた。
2008年度JRA騎手免許試験に合格し、同年3月1日付で騎手免許交付。同年の新規騎手免許試験合格者は三浦のほか、同期生の伊藤工真と大江原圭、地方競馬からの内田博幸と鷹野宏史がいる。
同年3月1日の中山競馬第1競走でモエレロングランに騎乗し、中央競馬初騎乗(6着)。同日の中山競馬第10競走(潮来特別)で初勝利。8月10日に行われた第40回函館2歳ステークスでフィフスペトルに騎乗して優勝し、デビュー5ヶ月目で重賞初勝利。9月21日の札幌競馬第8競走を勝利して通算59勝とし、1960年の加賀武見(58勝)を抜き、新人の年間勝利数で歴代2位となった。9月28日に騎乗機会8連続連対を達成。
10月5日に行われたスプリンターズステークスでGI初騎乗(14着)。10月11日の東京競馬場第2競走でマイネルクロッシュに騎乗してデビューからの騎乗回数が555回となり、武豊が持っていた新人騎手年間最多騎乗回数(554回)を更新。さらに同日のペルセウスステークスでバンブーエールに騎乗して勝利し、武豊の持つ新人年間最多勝記録(69勝)に並んだ。10月25日の福島競馬場第1競走2歳未勝利(芝1200m)でアドバンスヘイローに騎乗して70勝目をあげ、新人年間最多勝記録を更新した。
2009年2月7日の東京競馬場第4競走で1着となり、JRA通算100勝を達成。同年9月12日、英国のフォスラス競馬場で行われたTOTESPORT.COMハンデキャップでロイヤルダイヤモンドに騎乗して優勝し、海外初騎乗を勝利で飾った。同年10月30日には河野厩舎を離れ、フリーに転向。
2010年1月11日の中山競馬第4競走でノボプロジェクトに騎乗した際に斜行、9頭が落馬する事故を招き開催4日間の騎乗停止処分を受ける。同年9月25日、札幌競馬第1競走でリアライズノユメに騎乗し1着となり、現役では56人目となるJRA通算200勝を達成。
2011年9月25日、タレントのほしのあきと結婚したことを発表した。
2012年3月4日の中山競馬第5競走、ミッキーナチュラルで1着となり、JRA通算300勝達成。
2013年8月24日の函館競馬第10競走、マウイノカオイで1着となり、JRA通算400勝達成。
2014年11月6日にディアドムスで北海道2歳優駿を勝つと、12月17日には同じくディアドムスに騎乗して全日本2歳優駿を勝ち、JpnI(統一GI)初勝利。
2015年2月21日の東京競馬第12競走、サトノアルバトロスで1着となり、JRA通算500勝達成。
2016年8月14日、札幌競馬場の第7競走で、騎乗していたモンドクラフトが故障(左第1指関節開放性脱臼)を発症して転倒し、三浦は地面に投げ出されて負傷した。肋骨9本および骨盤の骨折に加えて肺と副腎も損傷するという重傷で、以降は長期にわたり休業となった。
およそ1年の休業を経て、2017年8月12日の札幌競馬場でレースに復帰し、この日2勝を挙げた。
2019年12月15日の中山競馬場の第2競走で自身初のJRA年間100勝を達成。最終的に102勝まで勝利数を伸ばした。
2020年1月5日の中山競馬場第7競走にて他馬と接触し落馬、負傷。
2021年8月22日の新潟競馬場第9競走でステラダイヤに騎乗し、史上44人目のJRA通算10000回騎乗を達成した。なお、デビューから「13年5ヶ月22日」、年齢は「31歳8ヶ月4日」での達成であり、これは北村宏司の記録を抜いて史上最速および史上最年少となった。
2023年6月24日、JRA通算1000勝達成。またGI未勝利でのJRA1000勝は初の快挙である。
太字はGI・JpnI競走を示す
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