2011年大阪市長選挙(2011ねんおおさかしちょうせんきょ)は、2011年(平成23年)11月27日に投開票が行われた、大阪市長を選出する選挙。
現職だった平松邦夫の任期満了(1期目)に伴う選挙である。大阪府知事であった橋下徹が、大阪都構想などを争点とするために、知事を辞職して鞍替え出馬した。
平松は主な主張として、橋下の「大阪都構想」「教育基本条例案」「職員基本条例案」に反対を表明している。また、橋下を「独裁的」であると主張しており、大阪都構想が大阪まるごと乗っ取り宣言であると批判した。
橋下は主な主張として、大阪には府知事と市長の2人の指揮官がいる。府と市の財源を1人の指揮官に集中させ、大型開発(高速鉄道や高速道路の建設、カジノ賭博誘致などの経済政策)を推進する「大阪都構想」、また「職員基本条例案」「教育基本条例案」などの制定を掲げた。
同日行われた大阪府知事選の投票率は52.88%だった。なお、大阪市長選で投票率が60%を超えたのは、1971年の大阪市長・大阪府知事同日選挙以来40年ぶりであった。
2名、届け出順
開票結果は下記の通り。
※当日有権者数:2,104,977人 最終投票率:60.92%(前回比:+17.31pts)
平松の古巣でもある毎日放送(MBSテレビ)では、2011年11月24日の19:00 - 20:54枠(スパモク枠、ローカルセールス)にて「激突!選挙直前スペシャル どうなる大阪の運命」と題する生放送のテレビ討論会が企画された。
2011年11月27日に投開票される大阪市長選挙では、現役の平松邦夫と、前大阪府知事の橋下徹の一騎討ちとなり、この選挙が確定的となった9月の段階でテレビ討論会の開催が検討され始めた。毎日放送は「全国が注目する選挙だからこそ、放送する意義がある」として、2人によるテレビ討論会の開催を企画した。
討論会ではこの2名の候補と、ジャーナリストの田原総一朗、更に大阪市民50人をスタジオに迎え、更に視聴者の市民からの電子メールやTwitterを使って、リアルタイムで意見を募集する視聴者参加討論にすることが決まっていた。
ところが、11月中旬のマスコミ機関各社の世論調査で、橋下候補が優勢とする報道がなされたことから、平松候補側が「今の状況では選挙戦略を練り直さないといけないので出演することができない」と放送前日の11月23日になって申し入れた。これを受けてMBSは急遽この討論会の開催・放送自体を休止することを発表とし、当初後日の遅れネット(日時未定)で放送する予定になっていたTBSテレビ製作の「スパモク!!・爆問パワフルフェイス!」のネット受けに差し替えた。これによりメール・Twitterでの意見募集も中止となり、MBS選挙特番のTwitterも投稿が全て抹消された。
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou