五代 高之(ごだい たかゆき、1956年7月1日 - )は、日本の俳優、声優。本名は
東京都世田谷区出身。相模工業大学附属高等学校(現・湘南工科大学附属高等学校)卒業。キャストパワー所属。
学生時代に、日本テレビで放送されていた『金曜10時!うわさのチャンネル!!』『テレビ三面記事 ウィークエンダー』などで大道具のアルバイトを経験。そのときの先輩からの紹介で、滝恵一出演の養毛剤のCMに出演したことがきっかけとなり、俳優を志すこととなった。滝が主宰する俳優養成所「タキ塾」を経て、時代劇を学びたいと思い大川橋蔵の付き人となる。
1979年、『西部警察』のオーディションに合格し、石原プロモーションに所属。大門軍団の最若手の兼子刑事役で本格デビュー。芸名の「五代高之」の名付け親は石原裕次郎であり、1969年に石原プロで制作された映画『栄光への5000キロ』で、石原裕次郎が演じた主演の「五代高行」の「行」を「之」に変えた上で与えられている。
1981年、川崎龍介に代わって演じた『太陽戦隊サンバルカン』でのバルイーグル / 飛羽高之役で初主演を果たす。同年『月光仮面 THE MOON MASK RIDER』で映画デビューし、『仕掛人梅安』に浪人・小杉役で助演。
2022年にヒロ・プロダクション時代から所属してきたハーキュリーズからキャストパワーに移籍した。
以後、映画、テレビドラマ、舞台のほか、NHK-FMのラジオドラマ『プラチナプラチナ』に主演するなど活躍。『教師びんびん物語』では、主演の田原俊彦と紺野美沙子ふんするヒロインを巡って恋のさやあてを展開する実業家役で出演。『暴れん坊将軍』シリーズではパート3からパート5まで5年間に亘って御庭番・才三役を演じた。
また、俳優養成所「五代塾」の塾長も務めている。
特技は、剣道(三段)、合気道、乗馬。スキュ-バダイビングライセンス、小型船舶2級資格を所持。
学生時代はパイロットを志望していたが、視力低下を理由に断念した。
『西部警察』のオーディション時、「君は喧嘩に自信があるか?」という質問に対し、「何だったら今からやりますか?」と答えたという。また、ロケで劇用車を連ねて現場を移動する際、信号待ちでふざけて前の劇用車に軽く追突する遊びをやっていた。あるとき間違えて本物のパトカーに追突してしまい、降りてきた警察官に事情を説明しようとしたところ、懐に入れていたモデルガンが見えてしまい、身構えられてしまったという。撮影時に高所から飛び降りるシーンで足の指を骨折した際は、一週間後に同じシーンの再撮影に挑んだものの足の痛みのため走り出したら止まることができなかったが、カメラマンの金宇満司から毛布を持ったスタッフの元に飛び込むよう指示され、無事撮影を終えることができた。五代はこのとき自身を支えてくれたスタッフに感謝するとともに、石原軍団の思いやりを実感し、後に『サンバルカン』に出演した際もスタッフ・キャストが一丸になれるようチームワークを作り上げることに腐心したという。
『サンバルカン』では、シリーズの約半分を過ぎてからの参加であったため、気を遣ったという。また、参加にあたってはあえてそれまでの作品は観ず、新任として新しい場所に参加するという設定にリアリティを持たせた。周囲からは子供番組の方が『西部警察』よりもアクションが楽だろうと言われることもあったが、実際には常にヒーローとしての動きを意識していなければならないため、『サンバルカン』の方が大変であったという旨を語っている。2代目バルイーグルが剣で戦うという設定は、五代が剣道三段の腕前であったことから東映プロデューサーの吉川進によって提案されたものである。
妻は『科学戦隊ダイナマン』で王女キメラを演じていた元女優の香野麻里で、2子あり。
太字はメインキャラクター。
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