報徳学園中学校・高等学校(ほうとくがくえん ちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、兵庫県西宮市上大市にある私立中学校・高等学校。
二宮尊徳の報徳思想を基本とし、 設立より100周年を越す伝統を有する男子校。 部活動では野球や陸上競技、ラグビー、バスケットボール、少林寺拳法などの特に運動部において全国的に有名。 また、進学指導にも力を入れている事でも知られている。
武庫川沿いに位置し、最寄り駅は甲東園駅(阪急今津線)。
神戸の実業家大江市松が「以徳報徳」の精神を身につけた青年を育成したいと願い、武庫郡御影町(現在の神戸市東灘区)に3年制の報徳実業学校を創立。校章の八重桜に「実」の文字はこの当時からの名残りである。その後商業学校、工業学校へと変遷し、戦後に西宮市に移転して普通高校に転換。
前述のように部活動は盛んで、特に硬式野球部(甲子園出場春優勝2回準優勝2回、夏優勝1回)、陸上競技部(高校駅伝出場優勝6回)、柔道部(インターハイ団体優勝1回、個人戦優勝1回)水上競技部(インターハイ総合優勝1回)、ラグビー部(センバツ優勝1回、セブンズ優勝1回、花園準優勝1回)、相撲(高校横綱4人)、少林寺拳法部(全国大会4回優勝)などが有名。
2003年にはII進コース(中学-高校)、選抜特進コース(高校)を設立した。
制服は中学からの入学生は銀ボタン5個の紺学ラン。 高校からの入学生は金ボタン5個の紺学ラン。 食堂も設置。
大江市松(1871年生)は、御影の素封家で米穀商・造り洒屋を営む大江清兵衛の三男として生まれ、大江一族が設立した御影貯蓄銀行(1885-1930)や林業などを手掛けた実業家。1908年に「報徳組合共済会」を、1910年に「御蔭(おかげ)報徳会」を設立後、1911年に「報徳実業学校」を開校した。市松の長男・大江清一(1898年生)はのちに本学園理事長となり、次男の大江清三(1905-1992)は日本大学文理学部教授。現・理事長の大江透は市松の孫。
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