レインボータウンエフエム放送株式会社(レインボータウンエフエムほうそう)は、東京都江東区の一部地域を放送区域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。
かつては「大江戸放送局」と称しており、現在でも会社概要の愛称欄にはそのように記載しているが、放送やHPなどではレインボータウンFMと呼称している。なお「大江戸」は、ワイド番組タイトルの冠として引き続き用いられている。
深川地区などに見られる江戸文化と、臨海副都心などに見られる未来文化との融合を地域特性とし、「見せるラジオ/魅せるFM」を局コンセプトとして放送編成を行っている。また公式Webサイト上ではインターネットストリーミング放送をスタジオ内の映像とともに放送している。
開局前の1998年、関東電気通信監理局(現・関東総合通信局)に開局を申請したところ、「空き周波数がない」として一旦は却下された。しかし創業者が「江東区各地で昼夜にわたって混信しない周波数はあるはず」と79.2MHzを探し当て、再申請したところ、79.2MHzで問題がないと認められ開局するに至っている。
地上波テレビのアナログ放送終了に伴うガードバンド解消に伴い、2018年11月1日午前7時半に88.5MHzへ周波数変更と20Wへの出力増強を行った。それに伴って送信所を江東区役所本庁屋上に移転した。また、出力増強に伴い、可聴エリアも拡大するとしている。
局の呼出呼称は「エフエムこうとう」であり、局名告知でも両方をアナウンスする。『レインボータウン』は当時東京都が東京臨海副都心(有明・青海地域擁する)を「レインボータウン」とPRしていたことに由来しているため、都の許可を得た。開局前は「DAIBA FM」という愛称案もあったほか、前述の周波数調査もなく通っていた場合はお台場のパレットタウンにスタジオを設ける案もあったようだが、結果として当初は門前仲町に置かれることとなった。局の公式キャラクターはソウル・ジョージ。
地上波FM放送の他、ListenRadioでも配信している。その他YouTube Liveでも配信しているが、生放送のトーク部分のみであり、著作権の関係で音楽や録音素材は放送されない。また過去のライブ配信分はアーカイブ化されている。
いずれも屋外から放送の様子が見えるオープンスタジオとなっているのが特徴。ただし、建物の関係上放送時間以外は音声を出していないほか、豊洲スタジオは高層マンションの一角にスタジオがあり、住民への配慮から、音声を外に送出するシステムを備えていない。
8時を起点に24時間放送を行っており、平日の4本のワイドを主軸に構成。また、週替わりの番組を構成する枠が多いのも特徴。基本的に日曜深夜も休まず行うが、木場スタジオでは深川ギャザリア内の電気設備の点検が行われる際は0時~6時の間で停波を伴う中断の場合があった。豊洲スタジオの場合はブランズタワーの電気設備の点検が行われる際に9時~16時の間で停波を伴う中断の場合がある。
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