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ポリュムニアー


ポリュムニアー


ポリュムニアー(古希: Πολυμνία, Polymniā)あるいはポリュヒュムニアー(古希: Πολυυμνία, Polyhymniā)は、ギリシア神話の女神である。長母音を省略してポリュムニアポリュヒュムニアとも表記される。

ムーサの1人で、讃歌と雄弁を司る。名前は「多くの歌」を意味する。

ゼウスとムネーモシュネーの娘で、カリオペー、クレイオー、メルポメネー、エウテルペー、エラトー、テルプシコラー、ウーラニアー、タレイアと姉妹。

トリプトレモス、エロース、オルペウスの母とされることがある。

たいへんに厳格な女性で、憂いに沈み、瞑想にふける。指を口にあて、長い外套とベールを身に付け、ひじを柱にもたれた姿で描かれる。この女神は、不朽の名声を得る作品を書いた作家に名声を運んでくる。しばしば、幾何学、修辞学、瞑想、農業を司る神とも見なされる。

ギャラリー

脚注

参考文献

  • アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
  • ヘシオドス『神統記』廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)
  • 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)

関連項目

  • ポリヒムニア (小惑星)


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ポリュムニアー by Wikipedia (Historical)