株式会社パシフィックコンサルタンツインターナショナル(PCI)は、かつて存在した日本の建設コンサルタント会社。東京都多摩市に本社を置いていた。パシフィックコンサルタンツ(PCKK)とは兄弟会社の関係にあった。
かつて日本国外を中心に建設関係のコンサルタントやプロモーション業務を手がけていた。(以下、当時)
1969年設立。1980年代にはバリ島・ヌサドゥアのリゾート開発を受注するなど、世界140の国と地域において約1万件のプロジェクト実績を挙げた。
1998年に北方領土支援では国後島ディーゼル発電施設について「新規設置は不要で、既存ディーゼル発電施設を改修すべき」という報告書を作成し、新規施設設置を主張した鈴木宗男や佐藤優らと対立した(後に国後島ディーゼル発電施設に絡んだ刑事事件に発展して、佐藤優に対して有罪が確定した)。
2008年には中国での遺棄化学兵器処理事業費の流用に関連し、特別背任・詐欺・法人税法違反(脱税)の各容疑、ベトナム・ホーチミン市の高官に対する贈賄(不正競争防止法違反)容疑で社長らが逮捕された(PCI事件)。詐欺罪、法人税法違反、不正競争防止法違反では有罪判決が確定したが、特別背任事件については無罪判決が確定した。
2008年5月より営業譲渡の協議を行い、2008年8月1日に、コンサルタント事業をオリエンタルコンサルタンツへ譲渡し、同事業から撤退した。
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