全国高等学校野球選手権三重大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけん みえたいかい)は、三重県で開催されている全国高等学校野球選手権大会の地方大会。
概要
- 1915年 - 1947年は東海大会、1948年 - 1974年は三岐大会に参加していた。
- 三重県内の主要球場を使用する。なお2005年から準決勝以降は、四日市球場にて行われる。
- 2020年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で本大会・地方大会とも全面中止が決まったことに伴う独自の代替大会として、三重県高等学校野球連盟の主催による「2020年三重県高等学校野球夏季大会」を開催。優勝校は岐阜大会優勝校と「2020年 岐阜県・三重県高等学校野球交流試合」に出場する。
使用される球場
- 四日市市営霞ヶ浦第一野球場(四日市球場)
- 津球場公園内野球場(津市営球場、津球場)
- 三重県営松阪野球場(2021年4月より、愛称:ドリームオーシャンスタジアム、松阪球場)
- 伊勢市倉田山公園野球場(2017年4月より、愛称:ダイムスタジアム伊勢、伊勢球場)
- ※ 開会式・開幕試合が四日市球場で行われるようになってからは、雨天中止の場合でも、四日市球場近隣の四日市ドーム(本来硬式野球は不可)を使用して、開会式のみ行われる。
大会結果
選手権大会
試合中継
使用する球場全てに放送席などの設備がないため、試合中継を行う際、バックネット裏の内野スタンドに仮設の小屋(三重テレビ単独、NHK・CATV共同(四日市の場合))を建てる。
三重テレビ
- 1970年7月31日~8月1日に津市営球場(津球場)で開催された高校野球三岐大会準決勝・決勝の試合をそれぞれ中継した。三重大会自体の試合中継は1975年7月22日から開催された第1回大会より1回戦から決勝まで中継している。
- かつて開会式と開幕試合は生中継だったが、2008年からは高校野球開幕スペシャルとして夜からの録画放送となった。準々決勝からは夜にダイジェストを放送している。
- 現在中継球場は津市営球場(1回戦から決勝)、四日市市営霞ケ浦球場(3回戦・準々決勝)となっている。以前は県営松阪球場と伊勢市営球場から中継する年もあった。2017年からはマルチチャンネルを使って3回戦と準々決勝を二元中継している。2007年から四日市球場での試合中継がハイビジョン中継となり、2008年に全試合ハイビジョン中継となった。
- 2011年度からは県内高校に通う女子高生を起用した応援席レポーターを導入し、5回裏終了後のグラウンド整備の間に両校の応援席から様々な情報を伝えていた(5回コールドゲームの場合はレポート無し)が、コロナ禍以降は無くなっている。過去は三重テレビの女性アナウンサーが応援席レポートを担当していた。
NHK・その他
- NHK津放送局がテレビ・ラジオ共決勝戦のみ中継する。かってはテレビ・ラジオとも準決勝以降を中継していた。2021年は東京オリンピックの中継と日程が重なり、決勝戦のみラジオで中継しテレビの中継は行わない。
- 四日市球場での試合は準々決勝戦まで地元・四日市のケーブルテレビ・シー・ティー・ワイが自社制作で放送する(CTYをキー局・県内全ケーブルテレビで放送されるハイライト番組は、決勝戦まで放送)。2013年からは12chのサブチャンネル122chで、松阪球場の試合を放送(映像は定点カメラ、エフエムよっかいちの音声を使用)。四日市球場の試合はケーブルネット鈴鹿にもネットされる。
- 2013年から2017年まではエフエムよっかいちで松阪球場の1回戦から準々決勝まで放送。
三重代表の学校別成績
県勢の選手権大会での通算成績は35勝58敗1分。勝率3割7分6厘。優勝1回・準優勝1回・ベスト8進出4回。
三重県代表による甲子園優勝校・準優勝校など
現在まで、三重県代表が夏の選手権大会で全国制覇を成し遂げたのは、1955年・第37回の四日市(三岐代表)が唯一である。
2014年・第96回の三重が夏の選手権大会で、三重県勢として59年ぶりの決勝戦進出を果たしたが、大阪桐蔭に1点差で惜敗し準優勝となった。
なお、春の選抜大会(1969年・第41回の三重)とあわせると、三重県代表は合計2回優勝を果たしている。
関連項目
- 全国高等学校野球選手権地方大会
- 全国高等学校野球選手権三岐大会
外部リンク
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