旧宇田川家住宅(きゅううだがわけじゅうたく)は千葉県浦安市堀江三丁目にある史跡。浦安市の有形文化財。建築年代がはっきりとわかるものとしては、浦安市内最古の民家。
1869年(明治2年)に葛飾県葛飾郡堀江村(現地)に建てられたもので、道路に面した店舗部分と裏の住宅部分から成る。用途としては、米屋・呉服屋などの商家として使われた。幕末から明治に至る江戸近郊の町家の形をよく伝えており、商家遺構の少ない関東地方では特に貴重な建物である。1982年(昭和57年)に市の有形文化財として指定され、1984年(昭和59年)から一般に公開されている。
立て札の説明(浦安市教育委員会)によれば、「扇谷上杉家を継いだ上杉定正の末孫と伝えられる家で、姓の宇田川は定正愛用の名刀『宇田丸』にちなんで名付けられた」といわれている。
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