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И


И


И, и は、キリル文字のひとつ。ほぼラテンアルファベットの I に相当するが、I と異なりギリシャ文字の Η(イータ)に由来する文字であり、ラテンアルファベットの H と同系の文字である。かつては H のように書かれていたが、ピョートル大帝によって現在の字形が定められた。

呼称

  • ウクライナ語:ウィー;非円唇前舌め広めの狭母音
  • キルギス語:イー
  • ブルガリア語:イ
  • ロシア語:イー

音素

原則として /i/ およびその類似音を表す。

  • ロシア語では軟母音 /i/
  • セルビア語では軟化しない /i/
  • ブルガリア語では /i/
  • ウクライナ語では硬母音 /ɪ/[ɪ](非円唇前舌め広めの狭母音)を表す。

アルファベット上の位置

ロシア語・セルビア語の第 10 字母、ウクライナ語・マケドニア語の第 11 字母、ブルガリア語の第 9 字母である。

Иに関わる諸事項

  • ロシア語ではこの文字一文字で英語の『and』と同じ意味の単語である。
  • ロシア語では軟音が存在しないж, ш, цの後ろでは/ɨ/と発音される。
  • І が10のイー (І десятеричное) と呼ばれるのに対して、И を8のイー(И восьмеричное)と呼ぶことがある。
  • ベラルーシ語では用いられない (І を用いる)。
  • ラテン文字の N のおどけた形 (鏡文字) として使われることがある (偽キリル文字) が、ЯとRが互いに関係のない文字であるのと同様、ИもNとは本来関係のない文字であり、И は本来はラテン文字では H に相当する文字である (И, H いずれもギリシア文字の Η に由来する。N は Ν 由来である)。

符号位置

コード表

ノート

  • Булич С. К. (1890–1907). "И, буква русского алфавита". ブロックハウス・エフロン百科事典: 全86巻(本編82巻と追加4巻) (ロシア語). サンクトペテルブルク.
  • И, и // Большая российская энциклопедия : [в 35 т.] / гл. ред. Ю. С. Осипов. — М. : Большая российская энциклопедия, 2004—2017.
  • Карский Е. Ф. Славянская кирилловская палеография / отв. ред. акад. В. И. Борковский. — 2-е изд., факсимильное. — Л., М. (факс.): Из-во АН СССР; из-во «Наука» (факс.), 1928, 1979 (факс.). — С. 192—193. — 494 с. — 2700 экз.

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: И by Wikipedia (Historical)



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