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墨田区


墨田区


墨田区(すみだく)は、東京都の区部東部に位置する特別区。西を隅田川、東を荒川および旧中川、北を荒川放水路に囲まれ、南は江東区と接する。

概要

太平洋戦争後の1947年に旧本所区と旧向島区が合併して誕生した。隅田川、荒川、旧中川と河川に囲まれ、海抜が低い地域である。

江戸時代初期においては、江戸市街の東端は隅田川までで、墨田区一帯は隅田川を国境に下総国に属し、葦の生い茂る湿地帯に農地が散在する江戸の郊外だった。しかし、1657年の振袖火事(明暦の大火)をきっかけに江戸の市街地は隅田川以東に拡大し、区南部の本所を中心に武家屋敷や町屋、代官、町奉行などが置かれ、隅田川以東も武蔵国に編入された。明治期以降も都市化と工業化が進み、1878年には江戸の市街地だった区南部に本所区が成立し、かつて農村地域だった区北部にも1932年に向島区が成立した。多くの工場が立地し、錦糸町などは工場労働者の街として賑わった。関東大震災で大きな被害を受け、太平洋戦争末期の東京への度重なる空襲市街地は再び廃墟と化したが、戦後復興により住宅と中小企業の工場が建ち並ぶ下町として発展していった。本所は江戸・東京の下町を構成している地域の一つであり、下谷、浅草、深川と並ぶ、東京下町の外郭をなす。向島は全盛期と比べると衰退してしまったが、東京でも数少ない花街として現在まで続いている。

「おいてけ堀」など「本所七不思議」は、昔の墨田区付近が舞台である。また、大相撲が催される両国国技館が立地することでも著名である。押上・業平地区では、自立式鉄塔としては世界一のレベルとなる高さ634mの地上デジタル放送用タワー「東京スカイツリー」が2012年5月に開業した。 東京スカイツリーを中心として東京スカイツリータウンが位置しており、観光と防災都市のシンボルにし、世界一の観光都市を目指すという。隅田川の花火大会は江戸時代から続く花火大会であり、毎年多くの見物客を集める。

区名の由来

区名は、隅田川の堤の通称「墨堤」から墨を、隅田川から田を採った。なお「墨田」の表記自体は、隅田川の古い別表記の一つでもある。

その他の候補には「隅田区」「吾妻区」「隅田川区」「江東区」などがあった。区名を決めた当時は「隅田区」を推す意見が最も多かったが、当時「隅」という字が当用漢字になかったために使うことができず、さらに、隅田川が法律で正式な名称とされていなかったため、「隅田区」の誕生には至らなかった。

人口


昼夜間人口

2005年に夜間人口(居住者)は231,092人であるが、区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は262,514人で昼は夜の1.136倍の人口になる。

  • 世帯数:117,324世帯(2006年10月1日)
  • 外国人登録者数:8,314人(2006年10月1日)

地理

東京都の東部の区であり、西の区境は隅田川で、対岸は北から足立区、台東区、中央区である。東の区境は荒川および旧中川で、江戸川区と向かい合う。荒川と隅田川をつなぐ荒川放水路の北は足立区である。このように河川に囲まれたエリアで水の郷百選に選ばれており、区東部は海抜ゼロメートル地帯となっている。このため墨田区はハザードマップで、豪雨や河川氾濫のほか、東京湾の高潮を含む水害への警戒を呼び掛けている。

歴史

近世以前

墨田区が成立するまでは、区の北部(旧・向島区)と南部(旧・本所区)では、歴史に大きな違いが見られる。北部では、平安時代ごろには陸地化が進み、中世には荘園制度のもとでは下総国葛西御厨の一角にあり、葛西氏知行地の農村地帯として発展を遂げていた。南部では牛島が700年代から牛の放牧地とされていた他はおおむね湿地帯であり、人が住むには極めて向かない土地であった。こちらは北部とは異なり、中世では武蔵国江戸氏一族の知行地であった。

近世

江戸中心部が1657年(明暦3年)の振袖火事によって焼け野原になったため、災害対策の一環として武家屋敷が当区南部へと移動することとなった。同時に、竪川や大横川をはじめとする人工河川(運河)の掘削や南北割下水(わりげすい、現在の北斎通り近辺にあった)、碁盤目状の街路の整備が行われた。

近・現代

1878年(明治11年)に北部は東京府南葛飾郡に編入され、南部は東京15区の一つ・本所区として成立するようになる。また、工業化の波が押し寄せることとなり、北部も南部も開発が進んでいくようになった。1894年(明治27年)には、重要な交通手段である総武本線が開業した。このように発展してきたが、1923年(大正12年)の関東大震災により、区域の大半が焼失することとなった。特に、元陸軍被服廠跡地(現在の横網町公園など)では、多くの人が避難をしたものの、猛火に遇い、4万人から5万人といわれる多大な焼死者を出した。

やがて、それらによる被害も復興していくようになり、1932年(昭和7年)には、北部に向島区が誕生。1935年(昭和10年)の国勢調査人口は、現在の墨田区域(当時の本所区と向島区の合計)で464,892人であり、隣の台東区区域(当時の浅草区と下谷区の合計)464,217人と共に、東京で最も人口が集中しているエリアであった。

しかし、第二次世界大戦(特に1945年の東京大空襲)により、またもや区内全土は大きく焼失した。1947年(昭和22年)に本所区と向島区が合併して現在の墨田区が誕生した。1963年(昭和38年)までは、町の復興および発展とともに人口が増加して昭和の下町の代表的な存在の街となった。その後は頭打ちとなり減少し始めた。また、町工場も郊外や日本国外への移転などに伴い減少していくこととなった。

1981年(昭和56年)4月1日は防災行政無線の運用を開始した。

近年では、これら工場跡地にマンションを建てるなどの開発が進められ、特に2000年(平成12年)以降は人口が大きく増加(回復)している。

2016年(平成28年)8月24日より防災行政無線の放送などが変更された。

町名

墨田区では全区において住居表示の実施が完了している。以下は住居表示実施後の町名と、当該住居表示実施直前の旧町名の一覧である。旧町名の後に「(全)」と注記したもの以外は当該旧町域の一部である。

墨田区役所区民課管内

墨田区役所緑出張所管内

墨田区役所 横川出張所管内

墨田区役所文花出張所管内

墨田区役所墨田二丁目出張所管内

墨田区役所東向島出張所管内

北部(旧向島区)

墨田すみだ
もと隅田町と寺島町。通称「鐘ヶ淵」は鐘紡発祥の地であり、クラシエに社名を変更した現在も鐘紡発祥の地として親しまれている。
堤通つつみどおり
もと隅田町と寺島町。区北西部の隅田川沿い。白鬚東アパート(通称「防災団地」)があり、区内最大規模の防災拠点となっている。
東墨田ひがしすみだ
もと吾嬬町。北側は荒川放水路の土手に面し、東側は旧中川に面している。
八広やひろ
もと寺島町と吾嬬町。八広駅。住居表示以前の八つの丁目から現在の八広が成り立つことと、末広がりから町がより一層発展するようにということから名付けられた
東向島ひがしむこうじま
もと寺島町。『濹東綺譚』の舞台。東武博物館所在地。ユートリヤすみだ生涯学習センターは旧向島区役所(旧墨田区第二庁舎)に位置する。
立花たちばな
もと吾嬬町。橘通り商店街。東あずま駅。立花団地は、キャラコ製織と東京モスリン紡織工場の跡地が建設省関東地方建設局用地となり、その後に再開発されたものである。
文花ぶんか
もと吾嬬町。向島警察署、小村井駅。文教施設が集中していたことと、吾嬬神社の主祭神弟橘姫の立花の花を合わせて「文花」としたと言われている。
京島きょうじま
もと寺島町と吾嬬町。東京の「京」と向島の「島」を合わせた名前。近年曳舟駅を中心に大規模な開発が行われている。

中央部(旧本所区・向島区)

吾妻橋あづまばし
区役所、アサヒビール本社ビル、本所吾妻橋駅がある。浅草との間に吾妻橋が架かる。旧名・中之郷。
東駒形ひがしこまがた
地名の由来は駒形橋からだと言われている。駒形は台東区にある。
本所ほんじょ
旧名・厩橋。「厩」の字が当用漢字表に無かったため、住居表示上問題となり大元の地名に。大手日用品・化学品メーカーのライオンの本社ビルがある。
業平なりひら
在原業平に由来。旧名は業平橋・平川橋であり、両者の合成とする説もある。また業平天神社があった場所を小梅業平町と名乗ったことからという説もある。
横川よこかわ
江戸城から見ての竪川たてかわに対する横川(大横川)が地名の由来とされる
向島むこうじま
もと小梅町ほか。江戸時代末期、水戸藩御用商人の川崎組が「とら銭」を鋳造した。本所区編入後は本所地区扱い。
押上おしあげ
押上駅、東京スカイツリーおよびとうきょうスカイツリー駅、東武鉄道本社の所在地。旧本所区・向島区両者にまたがる。

南部(旧本所区)

横網よこあみ
両国駅の北側。両国国技館がある。その連想で「横綱」と誤読される事がある。また、国技館の隣には江戸東京博物館がある。第一ホテル両国は旧本所区役所(旧墨田区第一庁舎)に位置する。
両国りょうごく
両国駅の南側。元々は日本橋両国(現:中央区東日本橋)に対して東両国と言った。旧国技館(のちの日大講堂。現在は取り壊されてシティコア)、吉良邸屋敷跡の本所松坂町公園がある。
千歳ちとせ
隣接の相生、松井、松坂、緑などの名が祝詞につながるところから千歳と命名された。江島杉山神社、要津寺がある。
石原いしわら
蔵前橋通りを中心に、西に清澄通り、東は大横川まである。地名は本所地域では古く、『長禄江戸図』にも本所の地域に「石原」と書かれている。
亀沢かめざわ
江川太郎左衛門の江戸屋敷があった。この地域には鉄材・機械・メリヤス関係の店が集中していた。
みどり
明暦の本所開拓によって整地された地域である。斎藤緑雨は緑町の緑をとって号とした。緑一丁目から四丁目までが設置されている。
立川たてかわ
かつては竪川と表記、江戸城から見て縦になっているため、竪川と名付けられた。葛飾北斎の作品『竪川』にあるように、江戸時代は木場に続く材木の町であった。元禄赤穂事件において吉良義央を狙った赤穂浪士がこの辺り伝えられる。
菊川きくかわ
区最南部。遠山景元/長谷川宣以の住居跡がある。
太平たいへい
錦糸町駅の北側。錦糸よりも北側。2006年、精工舎跡地に大型商業施設オリナスが完成。隣接して錦糸公園と墨田区総合体育館がある。
錦糸きんし
錦糸町駅の北側。商業施設アルカキット錦糸町、東武ホテル、すみだトリフォニーホールがある。錦糸町と呼ばれる一帯の一部。
江東橋こうとうばし
錦糸町駅の南側。一帯は東京楽天地を中心とした古くからの歓楽街。丸井、PARCOなどのデパートが並ぶ。錦糸町と呼ばれる一帯の中心。おいてけ堀(錦糸堀)伝説発祥の地。ラブホテルや風俗店などが多く立ち並ぶ。
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地域

各種イベント

  • 隅田川花火大会 - 毎年7月開催
  • 国技館5000人の第九コンサート - 毎年2月開催
  • 早慶レガッタ - 毎年4月開催
    • 川の多い地域とあって、ボート競技(レガッタ)が盛んである。早慶レガッタの他、地元中学をはじめ各地のボートクラブが参加する大会も、毎年8月に開催される。
  • 墨堤さくらまつり - 毎年3月下旬〜4月上旬。瀧廉太郎の代表作「花」にも謳われた、墨堤の美しい桜を楽しめる。

名物

  • 硝子 - ガラス器・ガラス瓶の製造、ガラス加工(江戸切子他)
  • 言問団子 - 向島にある有名な老舗の和菓子店。外山惠理の実家としても知られている。
  • 長命寺の桜もち - 向島にある長命寺の門前で1717年(享保2年)に山本新六が売り始めて以来の名物に。長命寺餅とも。関東地方など近隣エリアでは一般には桜もちといえば、道明寺を使ったものではなくこの長命寺餅の方を指す。

「介護」発祥の地 

  • 「介護」は墨田区内にあるオムツ会社フットマーク株式会社が、日本で初めて公に使用し、商標登録した言葉である。ちなみに、日本で最初にこの言葉が使われたのは、1892年の陸軍軍人傷痍疾病恩給等差例であるとされている。

郵便番号

  • 郵便番号は区内全域が130番代で、墨田区では、130131に分かれる。
    • 130-XXXX 本所郵便局
    • 131-XXXX 向島郵便局

市外局番

  • 墨田区は全域が「03」である。
  • 「03」地域の市内局番は大半が上から2桁目が「6」(36XX、56XX、66XX)となっているが、同じく「6」が使われる江戸川区、江東区、葛飾区同様に枯渇対策で最近では「8」(38XX、58XX、68XXなど)も割り当てられている。

メディア

  • ジェイコム東京すみだ局(J:COMすみだ)

ナンバープレート

墨田区は、足立ナンバー(東京運輸支局)を割り当てられており、『23区東部』の地域と一致する。

足立ナンバー割り当て地域
  • 台東区・江戸川区・足立区・墨田区・荒川区。

名所・旧跡・観光スポット

名所

  • 水の郷百選 - 水とともに生きる“川の手” すみだ
  • 東京スカイツリー
  • 東京ミズマチ
  • 江戸東京博物館
  • 両国国技館
  • 東京都慰霊堂
  • すみだ郷土文化資料館
  • 東武博物館
  • NTTドコモ歴史展示スクエア
  • セイコーミュージアム
  • たばこと塩の博物館

旧跡

  • 回向院
  • 霊山寺
  • 法恩寺
  • 三囲神社
  • 本所松坂町公園(吉良上野介邸宅跡地)
  • 旧安田庭園
  • 向島百花園
  • 東京都慰霊堂 - 関東大震災で亡くなった38000人余りの霊が祀られている。本所被服廠跡地に慰霊のために作られたが、東京大空襲で亡くなった者も現在では合祀されている。
  • 遠山金四郎 - 下屋敷跡地現在の菊川3丁目信号西側の北側にあった。碑などはない。
  • 隅田川七福神
  • 立花大正民家園 旧小山家住宅 - 江戸近郊農家と町屋の特徴をあわせもつ古民家。墨田区指定文化財。

公園

  • 横網町公園
  • 隅田公園
  • 錦糸公園
  • 大横川親水公園
  • 若宮公園
  • 緑町公園
  • 白髭公園

行政

区長

  • 区長:山本亨(やまもと とおる)(3期目)
  • 任期:2023年(令和5年)4月27日 - 2027年(令和9年)4月26日

行政機構

  • 区職員数:1,943人(2013年4月1日)

災害対策

  • 東京都都市整備局第6回地域危険度測定調査結果(平成20年)によると、震災時の「建物倒壊危険度」では東京都5099丁目の内、墨田区京島二丁目がワースト1位、2位に台東区竜泉三丁目、3位に墨田区墨田三丁目、4位に墨田区東駒形二丁目と墨田区がトップを占めている(ワースト5位から9位は他区)。また、ワーストランキング100地区(丁目)の内、墨田区が22地区を占めており東京都内で墨田区が最も建物倒壊危険度が高いとされている。但し、墨田区全地区が地震に脆弱であるとは言えない。これは、一部地区は戦後に建てられた古くからの木造建築が多く、また建物の密度が高いためとされる。墨田区ではジュピターテレコムに緊急地震速報サービスを発注しており、2008年9月1日より稼働する見込みである。
  • 路地尊 - 地域防災のため、区内各地おもには一言地域でポケットパークなどを設け地下タンクを設置し、雨水を貯めている。防災用水のほか、日常の草木への水遣りにも活用されている。
  • 白鬚防災団地 - 震災などで大火発生した場合は建物自体が防火壁となる様に設計させた南北1km以上に渡って連なった高層住宅。火災時は建物開口部はシャッター閉鎖され、建物隙間は壁で塞がれ、屋上から建物冷却のため放水が行われる。

財政

平成25年度当初予算規模

  • 総額:1,527.13億円
    • 一般会計:1,007.80億円
    • 国民健康保険特別会計:298.68億円
    • 介護保険特別会計:174.03億円
    • 後期高齢者医療特別会計:46.62億円

自治体交流

日本国内

  • 山形県東置賜郡高畠町
    • 小学生の相互体験学習
  • 長野県上高井郡小布施町
    • 友好都市、小学生の相互体験学習など

日本国外

  • ソウル特別市西大門区
    • 2003年10月3日友好都市協定締結
  • 北京市石景山区
    • 1997年12月13日友好交流・協力協定締結

その他

  • 災害対策に関する協定
    • 都市ごとの協定:東京都台東区・江東区、栃木県鹿沼市、山形県鶴岡市・高畠町
    • 義士親善友好都市交流会議(災害応急対策活動の相互応援に関する協定)
    • 防災サミット参加自治体

議会

墨田区議会

東京都議会

  • 選挙区:墨田区選挙区
  • 定数:3人
  • 任期:2021年7月23日 - 2025年7月22日
  • 投票日:2021年7月4日
  • 当日有権者数:227,703人
  • 投票率:44.04%

衆議院

  • 選挙区:東京14区(台東区の一部、墨田区、荒川区)
  • 任期:2021年10月31日 - 2025年10月30日
  • 投票日:2021年10月31日
  • 当日有権者数:465,702人
  • 投票率:55.96%

産業

1909年(明治42年)から1937年(昭和12年)にかけて区内に屠畜場があり、木下川(現在の東墨田)地区を中心に、主として豚皮を扱う皮革産業が発展した。豚脂などを扱う油脂産業や動物性油脂を原料とする石鹸産業も盛んで、大正時代には長瀬商店(花王の前身)、ライオン石鹸、資生堂、ミヨシ石鹸の4大石鹸メーカーが区内に立地した。1985年から、「ものづくりのまち すみだ」の産業と文化をPRするべく、「すみだ3M運動」を展開している。

主な事業所

  • アサヒグループホールディングス - ビールなどの酒類や清涼飲料水、食品などの事業会社を子会社に置く持株会社。吾妻橋の隅田川のたもと、区役所の隣に本社を持つ。元々、この地には札幌麦酒(現在のサッポロビール)の工場として建てられ、後に大日本麦酒を経て、戦後の大日本麦酒の分割によりアサヒビールの所属となり、1985年の閉鎖までビールを作り続けていた。その跡地の一角に建てられたのがアサヒビール本社ビルである。ビールの注がれたグラスをモチーフとしたオフィス棟、その隣には巨大な火の玉の様なオブジェ(聖火をモチーフ)を頂いた棟があり、ランドマークとなっている。
    • アサヒグループジャパン - アサヒグループホールディングスにおいて、国内事業を統括する中間持株会社
      • アサヒビール - 上記の事業子会社
      • ニッカウヰスキー - 同上(登記上の本店は北海道余市郡余市町)
      • アサヒ飲料 - 同上
        • カルピス - 同上
      • アサヒグループ食品 - 同上
  • 東武鉄道 - 大手鉄道会社。押上に本社がある。業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)横にあった旧本社近くに架かる橋は東武橋(管理は墨田区)。
  • 京成電鉄 - 大手鉄道会社。2013年9月まで押上に本社があったが、千葉県市川市に移転。本社近くにかかる橋は京成橋(管理は東京都)。
  • ライオン - 歯磨剤、洗剤などの総合日用品メーカー。本所に本社がある。2023年に本社を台東区蔵前に移転した。
  • アメリカンホーム保険会社 - 錦糸に日本の本社がある(AIGタワー21階)。
  • メットライフ生命保険 - 旧メットライフアリコ生命保険。太平に本社がある(オリナスタワー)。
  • イチジク製薬 - 「イチジク浣腸」で知られる製薬会社。東駒形に本社がある。
  • 小森コーポレーション - 吾妻橋に本社がある。
  • ペッパーフードサービス - 外食チェーンいきなり!ステーキを展開。太平に本社がある。
  • 日本たばこ産業 - 横川に生産技術センターがある。
    • 日本フィルター工業 - 上記の事業子会社
  • 花王 - 文花に研究所および関連会社がある。
  • 大林道路 - 堤通に本社がある。
  • 三井金属エンジニアリング - 三井金属の子会社。両国に本社がある。
  • ダイショー - 「味・塩こしょう」などの調味料メーカー。亀沢に本社がある。
  • 昭和建産 - 三和シヤッター工業グループのうちの一社。
  • ヒノデワシ - 消しゴムのトップメーカー。東向島に本社がある。
  • 浜野製作所 - 八広に本社がある金属加工の町工場。深海探査艇「江戸っ子1号」、電気自動車「HOKUSAI」などを製作。
  • ナガセケンコー - 軟式野球ボール、ソフトボール、ソフトテニスボールの製造で日本一のメーカー。墨田区墨田に本社がある。
  • 玉の肌石鹸 - 中堅の石鹸メーカー。緑に本社がある。2008年4月1日、かつて存在したミツワ石鹸を100パーセント子会社として設立し、33年ぶりにミツワブランドの石鹸を売り出す。
  • 高久産業 - 主に発泡プラスチック製品の製造、販売を行っているメーカー。墨田区向島に本社がある。
  • NSファーファ・ジャパン - 中堅の石鹸メーカー。菊川に本社がある。旧・ニッサン石鹸。2007年6月、大阪市鶴見区から本社機能を移転。
  • ジェイアール東日本物流 - 東日本旅客鉄道(JR東日本)子会社。錦糸に本社がある(アルカイースト6階)。
  • 富士ソフトサービスビューロ - BPO事業を主業務とする企業。江東橋に本社がある。
  • 報知新聞社 - 読売グループの新聞社。横網に東京本社がある。スポーツ紙『スポーツ報知』(正式題号「報知新聞」)の発行元。2022年6月、東京都港区港南から両国国技館隣のビル(日本相撲協会所有)に移転。

交通

鉄道

  • 区役所最寄り駅:本所吾妻橋駅
東日本旅客鉄道(JR東日本)
総武線各駅停車(総武本線)
  • 錦糸町駅 - 両国駅
総武快速線
  • 錦糸町駅
京成電鉄
押上線
  • 押上駅 - 京成曳舟駅 - 八広駅
東武鉄道
伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
  • とうきょうスカイツリー駅 - 曳舟駅 - 東向島駅 - 鐘ヶ淵駅
  • 押上駅 - 曳舟駅
亀戸線
  • 東あずま駅 - 小村井駅 - 曳舟駅
東京地下鉄(東京メトロ)
半蔵門線
  • 錦糸町駅 - 押上駅
東京都交通局(都営地下鉄)
都営浅草線
  • 本所吾妻橋駅 - 押上駅
都営新宿線
  • 菊川駅
都営大江戸線
  • 両国駅

路線バス

  • 都営バス
  • 京成バス
    • 東京スカイツリータウン・錦糸町駅 - 葛西駅・東京ディズニーリゾート(東武バスセントラルと共同運行)
  • 京成タウンバス
    • 有01系統:浅草寿町 - 東京スカイツリータウン前 - 亀有駅
    • 新小59系統:浅草寿町 - 東京スカイツリータウン前 - 新小岩駅
  • 東武バスセントラル
    • 東京スカイツリータウン - 浅草雷門 - 上野駅公園口
    • 東京スカイツリータウン・錦糸町駅 - 葛西駅・東京ディズニーリゾート(京成バスと共同運行)
    • 東京スカイツリータウン・錦糸町駅 - 羽田空港(京浜急行バスと共同運行)
  • 東京空港交通
    • 羽田空港 - 東武ホテルレバント東京
    • 成田空港 - 東武ホテルレバント東京

コミュニティバス

2012年3月20日より、東京スカイツリー周辺を中心とし、区内全域を巡回するコミュニティバス「すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」を運行している。

  • 墨田区循環バス「すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」(京成バスが運行)
    • 南部ルート:押上駅 - 錦糸町駅北口 - 都営両国駅 - 墨田区役所 - 押上駅
    • 北東部ルート:押上駅 - 東あずま駅 - 八広 - 押上駅
    • 北西部ルート:押上駅 - 曳舟文化センター - 鐘ヶ淵駅 - 東京スカイツリータウン - 押上駅

水上バス

  • 東京都公園協会
    • 東京水辺ライン
      • 両国発着場

道路

  • 首都高速
    • 6号向島線
      • 駒形出入口 - 向島出入口 - 堤通出入口
    • 7号小松川線
      • 錦糸町出入口
  • 一般国道
    • 国道6号(水戸街道)
      • 四ツ木・松戸・柏・我孫子・取手・土浦・石岡・水戸方面
    • 国道14号(京葉道路)
      • 亀戸・市川・船橋・習志野・千葉方面
  • 都道
    • 墨堤通り、清澄通り、三ツ目通り、東京都道465号深川吾嬬町線(四ツ目通り)、明治通り、浅草通り、春日通り、蔵前橋通り

公共機関

司法・行政機関

  • 東京簡易裁判所墨田庁舎(錦糸4-16-7)
  • 東京区検察庁道路交通部墨田分室(東京簡易裁判所墨田庁舎内)
  • 向島労働基準監督署(東向島4-33-13)
  • 墨田公共職業安定所

警察

警視庁交通執行課墨田分室(東京簡易裁判所墨田庁舎内)
向島警察署(文花3-18-9)
本所警察署(横川4-8-9)

消防

東京消防庁
  • 本所消防署(横川4-6-6)特別消火中隊・救急隊1
    • 緑出張所(緑4-1-8)救急隊1
    • 小梅出張所(向島3-36-12)救急隊無
    • 東駒形出張所(東駒形3-5-8)救急隊1
  • 向島消防署(東向島6-22-3)消防活動二輪部隊・救急隊1
    • 墨田出張所(墨田5-16-2)特別消火中隊・救急隊1
    • 立花出張所(立花5-9-3)救急隊1
  • 本所防災館(横川4-6-6)

主な医療機関

東京都災害拠点病院

  • 東京都立墨東病院(江東橋4-23-15)
  • 医療法人社団伯鳳会東京曳舟病院(東向島2-27-1)

東京都指定二次救急医療機関

医院・診療所・クリニック

  • 両国みどりクリニック(緑1-19-9)

図書館

墨田区内には、墨田区が運営する以下の図書館がある。

文化施設

  • すみだトリフォニーホール:新日本フィルハーモニー交響楽団のフランチャイズ。所在地は錦糸1-2-3。
  • 曳舟文化センター(京島1-38-11)
  • すみだリバーサイドホール:墨田区役所内(吾妻橋1-23-20)

住宅団地

教育機関

大学

  • レイクランド大学ジャパン・キャンパス
  • 千葉大学墨田サテライトキャンパス
  • 千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパス
  • 情報経営イノベーション専門職大学

墨田区は大学の誘致および大学相互や地域との連携促進に取り組んでおり、千葉大学と情報経営イノベーション専門職大学の間に公園「キャンパスコモン」を2023年3月12日に開設した。

専門学校

  • 学校法人立志舎
    • 東京IT会計専門学校錦糸町校
    • 東京法律専門学校錦糸町校
    • 専門学校日本鉄道&スポーツビジネスカレッジ21
  • 学校法人了徳寺学園
    • 了徳寺医療専門学校

高等学校

東京都立高等学校
  • 両国高等学校
  • 墨田川高等学校
  • 本所高等学校
  • 日本橋高等学校
  • 橘高等学校
私立高等学校
  • 安田学園高等学校
  • 日本大学第一高等学校
  • 鹿島学園高等学校両国キャンパス
  • 立志舎高等学校
  • 精華学園高等学校探究アカデミー東京校

中学校

公立中学校
  • 墨田区立中学校
    • 墨田中学校
    • 本所中学校
    • 両国中学校
    • 竪川中学校
    • 錦糸中学校
    • 吾嬬第二中学校
    • 寺島中学校
    • 文花中学校
    • 桜堤中学校
    • 吾嬬立花中学校
  • 東京都立中学校
    • 両国高等学校附属中学校
私立中学校
  • 日本大学第一中学校
  • 安田学園中学校

幼小併設校

墨田区立幼稚園・小学校
  • 第三寺島幼稚園・第三寺島小学校
  • 八広幼稚園・八広小学校
  • 両国幼稚園・両国小学校
  • 曳舟幼稚園・曳舟小学校

小学校

墨田区立小学校
  • 墨田区立緑小学校
  • 墨田区立外手小学校
  • 墨田区立二葉小学校
  • 墨田区立錦糸小学校
  • 墨田区立中和小学校
  • 墨田区立言問小学校
  • 墨田区立小梅小学校
  • 墨田区立柳島小学校
  • 墨田区立業平小学校
  • 墨田区立横川小学校
  • 墨田区立菊川小学校
  • 墨田区立第三吾嬬小学校
  • 墨田区立第四吾嬬小学校
  • 墨田区立第一寺島小学校
  • 墨田区立第二寺島小学校
  • 墨田区立中川小学校
  • 墨田区立東吾嬬小学校
  • 墨田区立押上小学校
  • 墨田区立隅田小学校
  • 墨田区立立花吾嬬の森小学校
  • 墨田区立梅若小学校

幼稚園

墨田区立

  • 緑幼稚園
  • 柳島幼稚園
  • 菊川幼稚園
  • 立花幼稚園

私立幼稚園

  • 両国幼稚園
  • 江東区学園幼稚園
  • 本所白百合幼稚園
  • 言問幼稚園
  • 墨田幼稚園
  • あさひ幼稚園
  • 吾妻幼稚園
  • あづま幼稚園
  • 向島文化幼稚園

特別支援学校

東京都立特別支援学校
  • 墨田特別支援学校

出身有名人

ゆかりの人物

  • 在原業平 - 平安時代の歌人で、六歌仙の一人。彼の詠んだ「名にしおはゞ いざ言問はん 都鳥 我が思ふ人は ありやなしやと」という句に因んで「言問」という地名が生まれたといわれている。また、墨田区内には彼から名付けられた「業平」という町名もある。
  • 松尾芭蕉 - 江戸時代の俳諧師。本所に居住。
  • 長谷川宣以 - 江戸時代の旗本。火付盗賊改役。本所に居住(現在の菊川三丁目)。
  • 遠山景元 - 江戸時代の旗本。江戸北町奉行、南町奉行。本所に居住(現在の菊川三丁目)。
  • 鼠小僧次郎吉 - 江戸時代の大泥棒。回向院に供養塚がある。
  • 葛飾北斎 - 江戸時代の浮世絵師。亀沢で誕生。
  • 四代目鶴屋南北 - 江戸時代の歌舞伎の作者。本所、業平の春慶寺に墓がある。
  • 勝海舟 - 幕末期の政治家。本所亀沢町(現在の両国)で誕生。区立両国公園内に「生誕の地」碑があるほか、墨田区役所裏に銅像がある。
  • 榎本武揚 - 幕末期の政治家。向島に居住。
  • 森鷗外 - 小説家。向島に居住。
  • 芥川龍之介 - 小説家。幼少期から少年期まで両国に、のち向島に居住。
  • 幸田露伴 - 小説家。向島に居住。
  • 堀辰雄 - 小説家。向島に居住。

 

墨田区を舞台とする作品

  • 小説
    • 濹東綺譚 - 永井荷風の小説。私娼窟玉の井が舞台。
    • 原色の街 - 吉行淳之介の小説。赤線の鳩の街が舞台。
    • 鬼平犯科帳 - 池波正太郎の小説。両国界隈が主要な舞台となっている。
    • うしろの正面だあれ - 海老名香葉子の小説および、劇場用アニメーション作品。第二次世界大戦時の本所が舞台。
    • ガラスのうさぎ - 高木敏子の児童文学および、映画、テレビドラマ、劇場用アニメーション作品。第二次世界大戦時の本所が舞台。
    • 下町探偵局 - 半村良の小説。両国が主な舞台。
    • 異邦の騎士 - 島田荘司の推理小説。九広周辺が後半の主な舞台。
  • 漫画
    • 寺島町奇譚 - 滝田ゆうの漫画。玉の井が舞台。
    • 逮捕しちゃうぞ - 藤島康介の漫画。墨東署(架空)が舞台。アニメの映画版ではこのエリアの風景が緻密に描かれた。
    • のんちゃんのり弁 - 入江喜和の漫画。向島橘銀座商店街(現:キラキラ橘)が舞台。
  • 絵本
    • リサとガスパール にほんへいく - フランスの子供向け絵本作品。作品中、墨田区を匂わせる風景(ビール会社など)が登場する。
    • あいうえおたくはいびん - くもん出版の絵本。カバーにスカイツリーが描いてある。作者(塚本やすし)が墨田区出身で随筆「猫とスカイツリー 下町ぶらぶら散歩道」を上梓している。
    • せんそう: 昭和20年3月10日 東京大空襲のこと - 東京書籍の絵本。作者(塚本やすし)が母の体験をもとに描いた絵本。
  • 映画
    • 下町の太陽 - 山田洋次監督 倍賞千恵子主演の映画。区内曳舟駅周辺が舞台。
    • 未来シャッター - 高橋和勧監督の映画。 墨田区内外を舞台に公的機関、研究機関、地域金融機関、企業や商工業事業者、寺院ら多数が撮影に協力し実在の人物も本人役でも登場する。故菅原文太が内諾していたナレーションは、宇梶剛士が遺志を引き継いでいる。東京東信用金庫、浜野製作所、アサヒグループホールディングス社屋、下町人情キラキラ橘商店街など。
  • ドラマ
    • ひらり(NHK連続テレビ小説) - 1992年下半期に放送のテレビドラマ。両国が舞台。
    • ひよっこ(NHK連続テレビ小説) - 2017年上半期に放送のテレビドラマ。東京編における、高度経済成長期の向島が舞台(東京スカイツリーが現在建ってある場所が主な舞台)。
    • 刑事定年(BS朝日) - 2010年に放送されたテレビドラマ。定年退職した元刑事の主人公宅が墨田区内にある設定で、オープニングと作中では当時建設中だった東京スカイツリーおよび周辺の風景と向島橘銀座商店街が映る。
  • ゲーム
    • プロジェクト東京ドールズ - スクウェア・エニックスのアプリゲーム。東京スカイタワー(架空)が舞台。
  • 楽曲
    • 嫁に来ないか墨田区へ - NO PLANの楽曲。アルバム「SUMMER PLAN」に収録。
  • アニメ
    • リコリス・リコイル
  • その他
    • 忠臣蔵 - 吉良上野介の屋敷があった。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 小島惟孝 執筆,墨田区区長室(広報広聴)編集 『墨田の町々』墨田区区長室(広報広聴)、1980年。 
  • 墨田区 編集 『墨田区史 年表・資料編』墨田区、2010年。 

関連項目

  • 城東:江戸城の東という意味での東京における広義の城東地区には墨田区も含まれる(旧城東区に限定すれば、現在は江東区の一部になっている)。
  • 墨田区のアート一覧

外部リンク

  • 墨田区公式サイト
  • 墨田区観光協会

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