『(第○回)全国おもしろニュースグランプリ(西暦)』(ぜんこくおもしろニュースグランプリ、The Omoshiro News Grandprix.)は1988年から2014年までの27年間、毎年12月末にテレビ朝日系列で放送されていた日本のバラエティ特番である。第1回放送は1988年12月31日で、以後毎年大晦日(例外あり)の恒例番組となっていた。
ANN系列26局(クロスネット局の福井放送・テレビ宮崎を含む)が持ち寄った各局選りすぐりのニュース・ハプニング映像を各部門ごとに紹介・審査し、各部門から1作品の部門賞を決定。その中から最も面白かったとされるニュース映像に「おもしろニュースグランプリ」が贈られるものである。
スタジオにはANN系列局の女性アナウンサー が集結、ハプニング映像以外にもスタジオに集結した女子アナ参加によるゲームや特技の披露、女子アナ全員を対象にした意識調査なども行っていた。
番組では各局の名物アナウンサー・記者の記憶に残る映像を多く紹介しており、特に1996年(第9回)の北陸朝日放送・中本圭一(当時アナウンサー)のニュース番組での鼻血事件などが有名。ほか、各地の名物人間や動物などの傑作映像も多く紹介。なかでも青森朝日放送が長年鶴田町の禿げ頭の男性数人によるサークル「ツル多ハゲます会」を取上げるなど、各局とも趣向が見られた。
メイン司会は、所ジョージ、板東英二らが歴代で務め、2002年(第15回)からは爆笑問題が担当していた。また、アシスタントは2005年(第18回)まではテレビ朝日の女性アナウンサーが担当してきたが、2006年(第19回)の前年女子アナ部門賞受賞で当時大分朝日放送アナウンサーだった中嶋美和子(2007年3月退社)、2007年(第20回)の朝日放送 出身のフリーアナウンサー・山本モナ、2008年(第21回)から3年連続で務めた元NHKアナウンサーの久保純子を経て、2011年(第24回)は大木優紀が担当し、再びテレビ朝日の女性アナウンサーの担当となった。
過去には、青森放送・テレビ信州・山口放送・テレビ熊本・テレビ大分(ANN単独系列局の開局まで)、山形放送(山形テレビのネットチェンジまで)も参加していた。
2012年より、NHKが本番組と同じ大晦日夕方に総合テレビで『しあわせニュース』 を放送し、全局参加のニュース大賞企画が競合する形となった。その影響からか、本番組の視聴率が低迷、また編成上の都合などから、2014年度を最後に事実上27年の歴史に幕を下ろした(テレ朝サイドからは企画の終了に関して発表はなかった)。これにより、ANN系列26局参加の特別番組は姿を消すこととなった。
2015年以降、本番組に代わりテレビ朝日の大晦日夕方枠は、2009年までと2012年にゴールデンタイム枠で放送されていた『大みそかだよ!ドラえもん』(1時間SP)が復活し、再び毎年の恒例となっている。
※いずれもキー局・テレビ朝日を基準とする。
(※太字は番組終了時点の参加局。略称、系列は現在のもの)
毎年、系列各局を代表して各局女性アナウンサーが1人ずつ出演していたほか、審査員としてお笑いタレント、俳優、プロ野球選手、文化人などといった著名人が5-6人出演していた。また年度によっては仮面ライダーシリーズからも出演俳優が1人参加していた(ただし2014年(第27回)はスーパー戦隊シリーズから出演した)。
なお、2005年(第18回)のみ通常の審査員制度を休止し、各局から女性アナウンサー各1人が参加してクイズに挑戦する方式を採用した。
ほか。
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