ユゲデール王国(ユゲデールおうこく)は、『天才てれびくんMAX』の2005年度および2006年度に登場する架空の宇宙船。
『天才てれびくんMAX』2005年度および2006年度の番組詳細についても本項で解説する。
惑星D51では蒸気機関の技術が著しく発達しており、全ての動力源に蒸気を活用し、豊かな文明を築き上げていた。しかし巨大な彗星の接近が観測され、悩みに悩んだ末に当時の人々は惑星D51からの脱出を決意する。科学者達は都市型の宇宙船を製造し、全住民の脱出を成功させる。宇宙船は「ユゲデール(Yugeder)」と名付けられ、新天地を求めた放浪の旅が始まる。
2005年度の物語では地球の環境が惑星D51に似ているとされ、移住に向けてスチームナイツとジョーキマホーンズが心と体を磨き合うよう王家に言い渡される。番組内の各コーナーはその修行の内の一つと扱われている。2006年度は前年度の500年後と位置づけられ、膨大な時間が流れゆくうちに新天地の探求は忘れ去られたという設定になった。コントロールルームに謎の隕石が衝突したことで新たな物語が展開される。
船上には城や街が造られている。森や砂漠など自然の存在も見られる。2006年度では500年の間に改造されたのか外見が変化している。
君主国でありユゲデールの全権は国王に委ねられている。
ユゲデールの平和を守る正義の騎士団。英語表記はSteam Knights。使命は騎士道精神に則り王様の命令に応えること。
禁断の魔術である黒ジョーキ魔法を駆使し、ユゲデール征服を企むゴルゴ一世に対抗すべく、レッド一世が優秀な騎士を集めて徒党を組んだのが結成の発端である(それでも黒ジョーキの力には勝つことは出来なかった)。一連の騒動が解決した後は、国王直属の騎士団としてユゲデールの平和を守るため活動し続ける事となった。普段は「スチームナイツのとりで」を拠点とし、剣術の修行に励んでいる。魔術師軍団・ジョーキマホーンズとは数百年前からライバル同士の関係にある。
ユニフォームは2005年度は騎士、2006年度は侍のイメージで作られているが、例外が多く見られる。ちなみに、2005年度は洋風、2006年度は和風のユニフォームが基調となっている。
一度、レッド長官含めた一部のメンバーが黒ジョーキ魔法により精神を支配され、チーム全滅の危機に晒されたことがあったが、残っていた見習い剣士・木村遼希とジョーキマホーンズの見習い魔術師・木内梨生奈の手によって救われた。これはユゲデール王国滅亡の危機をも救った偉業であったが、事件解決後みな精神が解放されたばかりの状態で記憶が曖昧になっていたため、その後のユゲデールの歴史に記される事はなかった。
騎士団ではあるが、剣を使用するのはドラマコーナー「ユゲデール物語」のみ。全体を通して非常に少ないと言える。 ちなみに戦士同士の練習ではスポーツチャンバラ用の剣を使用。
2006年度は「新ユゲデール物語」が隔週で放送されるため、剣の使用シーンが大幅に増量している。 また剣の種類も昨年度とは異なり、日本刀スタイルが主なものとなっている。
剣術以外の格技で戦う事もあり、先祖がジョーキマホーンズの一員であった一木有海は「新たなる旅立ち」において剣からビーム(このビームが魔法なのか『氣のようなもの』かは不明である)を発射している。「最終章〜宇宙に未来の願いを〜」では加藤ジーナが拳による武道で戦闘を行った。
2005年度のみ。
ユゲデールで魔法の修行をしている魔術師軍団。英語表記はJokey Mahorns。王様の命令に応えて褒美を頂くことを最大の目的としている。
王様の力(実際の王様は死亡しているため、矛盾が生じている)で前述の黒ジョーキ魔法から解放されたゴルゴ一世と仲間が、今後は人を守る白ジョーキ魔法のみを使用すると宣言し、王様の力になるうえでスチームナイツに負けまいと魔法のレベルを高め合ったのが結成の発端である。普段は「ジョーキマホーンズのアジト」を拠点とし、魔術の修行に励んでいる。ユニフォームは魔法使いのイメージで、2005年度は西洋風の黒色、2006年度はインド風の緑色が基調とされたデザイン。ただし例外がいくつか存在する。例えば、2006年度の永島謙二郎と伊倉愛美は和風、洸太レイシーと藤田ライアンは洋風の黒衣がユニフォームとなっている。
魔術師の集団ではあるが、魔法を使用するのはドラマコーナー「ユゲデール物語」のみ。また、実際に魔術を使っている描写は少なく、インチキで誤魔化している場合が多い。
2006年度は「新ユゲデール物語」が隔週で放送されるため、魔法の使用シーンが大幅に増量している。また500年という時が経ったことで、インチキが少なくなり魔術のレベルも上がった様である。
2005年度のみ。
2005年度の年間設定「ユゲデール」を舞台にしたドラマ。番組開始直後に放送され、アスペクト比は16:9(「ユゲデール物語〜ニセ王と伝説のヤカン〜」の2005年8月17日放送時と「ユゲデール物語〜歴史編」の2006年3月27日放送は4:3)。全編スタジオ撮影による実写・CG合成。脚本は亀田万寿夫。
蒸気を全ての動力源とし独自の文明を発達させてきた惑星D51は、彗星の衝突から避けられない運命に陥ってしまう。科学者達は宇宙船都市の造型、並びに全住民の惑星脱出という過酷な試練の打破に成功。やがて宇宙船都市はユゲデールと名付けられ、新天地を求めながら広大な宇宙を旅し続けることとなる。
数百年後、新天地の最有力候補として地球がピックアップされる。来たる旅の終焉に備えるべく、ユゲデール王家は、ユゲデールの平和を守るために結成された騎士団・スチームナイツと、国王の褒美を頂くのを目的とする魔術師軍団・ジョーキマホーンズに対して、「ユゲデールの未来のために技と心を磨くべし」という指令を言い渡した。
2006年度の年間設定「ユゲデール」を舞台にしたドラマ。2005年度に放送された「ユゲデール物語」の続編である。本放送奇数週のオープニングの後に放送される。
5週に1度ある総集編週の月・火曜日に1週ずつまとめて再放送されるというのが基本だったが、2学期からは不定期。長期総集編期間中は、2006年8月14日・8月17日のみ1週ずつまとめて放送され(番組自体は上記の総集編週の再放送ではない)、12月11日 - 12月14日は一話ずつ、8月21日以降と12月18日以降は月・水曜日に第1 - 2話、火・木曜日に第3話を放送した(1週間で2週分)。アスペクト比は16:9。
ユゲデールがブラックホールに吸い込まれ、遠い宇宙に放り出されてから500年が過ぎ、新天地を探すという本来の目的はすっかり忘れ去られていた。
ユゲデールに衝突した隕石の中から現れたエリーと裕太。ところが2人は記憶を失っていた。唯一の手がかりは、2人がつけている不思議な力を発揮する腕輪。エリーはジョーキマホーンズ、裕太はスチームナイツの仲間になりつつ、腕輪の力に導かれて、失った記憶を探るためにユゲデールは旅をすることになった。
旅の先々で、メンバーはエリーと裕太がつけている腕輪と同じマークの入った石板を発見する。その石板には宇宙の運命を左右する、重大な秘密が隠されていた。そして、ユゲデールの宝である蒸気石にも変化が起こり始める。
2005年4月に放送。2005年度の新人てれび戦士が所属するチームのTIMに対して作文を発表。TIMは「称号」を与える。
2005年度のCGスタジオゲームコーナー。
月曜日放送。対決の場は「ロッテンブーロ遺跡」。
てれび戦士が、インターネットから寄せられたアンケートの結果1 - 9位を当ててビンゴを作る。マスは初期はランダムに決められたが、後に上段に1・2・3真ん中に4・5・6下段に7・8・9位がそれぞれ左から右に並べられるようになった。先にビンゴを作ったほうの勝ち。どちらもビンゴが作れずにすべてのマスが埋まると、取ったマスが多いチームの勝ちとなる。両チームともヒントビンが5本(初回のみ3本)が用意され、当てたい順位のヒントを聞くことができる。
解答時には狙う順位を指定したうえで解答するが、指定した順位と違う順位でも1-9位にあれば正解となり、解答した答えの順位のマスが取れる。(後期は正解の際のSEも『指定した順位での正解』と『指定した順位以外での正解』で違っていた。ただし、指定した順位以外を当ててもビンゴが成立した場合は前者が流れる)全ての答えが出る前に終了した場合はおんつくんにより残りの順位の解答が明かされる。
火曜日放送。対決の場は「キタエーロの森」。
てれび戦士4人が台の上で文字を作り、それを各チームのリーダーが当てるというもの。ただし課題として第1戦-第6戦では台にあらかじめ引かれている線を利用しなければならない。第7戦-第12戦では2文字の単語(1文字ずつ2回作り、1文字目を当てられないと次の文字に進めない)を作らないとポイントが得られない。第13戦からは1文字に戻り、TIMの2人も1回だけ参加できるようになった(TIM参加中はTIMに指名された戦士が解答者となる)、記号問題などもある。いずれも制限時間5分以内で、より多くの正解をしたチームの勝ち。なお、このコーナーでおんつくんは木の姿で登場する。
てれび戦士は全員マジックテープ式の手袋と足カバーを装着しており、手袋に関しては外して貼り付けることで点としての使用が可能(ただし、外しすぎると貼り付けなくなるリスクもある)。
水曜日放送。対決の場は「モジリ兄の砂漠」。
2人一組で与えられたお題にふさわしい言葉(あくまで『言葉』であるため、お題によっては名詞に限らず動詞や形容詞での解答も可能)を50音ブロック(1つにつき同じ行のひらがな5種類がついている。濁音・半濁音のブロックもあり、こちらはマグネットでくっついている点や丸を外して任意の文字に取り付ける形で使用する)で作って担架でゴールゾーンに運ぶ(運ぶ途中に崩してしまった場合はその場で積み直しとなる)。成立した言葉に使われている言葉ブロック一つにつき1ポイントが与えられ、前半・後半2つのお題でより多くのポイントを獲得したチームの勝ち。ブロックの数には限りがあるため、後半になるにつれ言葉は作りにくくなっていく。第13戦より後半戦はしりとり対決に変更、前半戦リードされたチームから開始し1分以内にしりとりに合った単語を作る。作れなかったり間違えたりしたらその時点で試合は終了となる。第16戦よりしりとり対戦は両チームが同時に4分間でしりとりを作っていくルールに変更、また前半でも登場するようになった。なお、このコーナーではおんつくんは体が辞書になり、眼鏡をかけた姿になっている。
制限時間終了後、各チームが作った言葉をおんつくんが一つずつチェックし、お題に該当しない言葉やブロックの積み方が誤っている(文字が入れ替わっているなど)ものがあった場合は不正解として除外する。
2005年度の月曜日(2005年9月6日のみ火曜日)に放送。
ユゲデールにある大会議場で、こどものこどもによるこどものための法律を作る。
議長は吉田永憲(レッド吉田)。賛成派と反対派がそれぞれの席に分かれて議論する。
2005年4月25日 - 2007年2月27日に放送。番組設定上の宇宙船都市「ユゲデール」で発行されているNo.1雑誌「週刊ユゲデールマガジン」の編集会議の様子を放送する。てれび戦士が自分に関すること、身近なことを発表する。特ダネ大賞にはレッド編集長(レッド吉田)からありがたいギャグが贈られる。2005年度は月曜日に放送されていた。
2005年度の月曜日に放送。てれび戦士がお笑いのお題に答え、面白い答えだと出世(ランクが上がる)し、つまらなかったら降格(ランクが下がる)。ランクは「社長・専務・部長・課長・見習い」の5段階である。最後に社長になったものは、会長よりボーナスが与えられる。
最終回
2005年度の水曜日に放送。てれび戦士が大人になるためにさまざまなミッションにチャレンジをする。
天てれミッションスペシャル 天てれ東海道駅伝
放送日
内容
番組名
放送日時
収録会場
あらすじ
出演者
歌
スタッフ
備考
出典
2006年度のゲーム。この年度のゲームコーナーは、年間ドラマ「新ユゲデール物語」と隔週放送であった。いずれのゲームも対決の場は王立D51(でごいち)競技場。勝利チームには「新ユゲデール物語」にちなんだお宝が賞品として獲得できるが、中には不要なお宝もある。
月曜日放送。てれび戦士4人がそれぞれポーズ、漢字、音、絵の4つのヒントからお題を連想させて、それを各チームが当てるというもの。解答は5回まで。連想は1人10秒。少ないヒントで当てた方のチームが勝利。第5戦より参加戦士が1人増え、各チームのリーダーとともに解答をする。第8戦・第10戦では両チームから2名ずつがポーズに参加し、各チームリーダー+残りの戦士3人による、早押し形式に、最終戦はこの日テロップで紹介されたメンバーがヒントを担当し残りのメンバー全員で早押しで答えるという形式になっている。
火曜日放送。床に16枚のパネルが並べられており、パネルを踏むとお題が出される。そのお題をクリアすればパネルゲット。相手チームのパネルを自分のチームのパネルで挟むと、オセロのように自分のパネルにすることができる。パネルの枚数が多いチームが勝利。パネルの枚数がそのまま両チームのポイントとなる。ポイント加算の性質上、このゲームで事実上のお宝獲得チームが決まることも多々ある。
水曜日放送。文字ブロックを積んで言葉を作り、その上を渡ってゴールを目指し進んでいく。初めの「もじのカベ」でテーマの言葉を4つ作り、次に「もじ飛び石」でゴールまでのブロックを作る。着いた時間が早かったチームが勝利で10ポイント獲得となる。なお両チーム同一タイムの場合は引き分けでポイントは無し。第4戦までは各チームリーダー+てれび戦士3人だったが、第5戦より戦士が1人増え4人となっている。第7戦より「もじもじ飛び石」はプレーヤーの任意で作る単語の数を2-4つの間で選ぶ形になった。2006年9月27日の放送分をもって終了。
水曜日放送。2006年10月18日から開始。相手チーム4人のうち指定した事(水の入った桶に足を入れる、玉ねぎを切っているなど)をしている人物を当てる。解答者側は相手に質問しそこから推理するが解答権は1回しかない。 また、偽者役の3人も似たようなことをしている(水の入った桶なら他の3人はお湯、おがくず、泥がそれぞれ入った桶に足を入れている)。
2006年度の月曜日に放送(一部の回を除く)。
てれび戦士がお題に対して面白い答えを考えて発表する。教師はレッド先生(レッド吉田)。生徒はてれび戦士5人とゴルゴ松本。
2006年度の月曜日に放送。Dr.ゴルゴ所長の下、地球の未来の子供たちの為やたらめったら何でも研究するディベートコーナー。
2006年度の月曜日に放送。
ユゲデールにある大会議場で、こどものこどもによるこどものための法律を作る。
議長は吉田永憲(レッド吉田)。賛成派と反対派がそれぞれの席に分かれて議論する。CGセットは2005年度から変更されている。
2006年度。「天てれ部活動」第1弾。活動内容は一輪車競技。
2006年度1学期の火曜日に放送。
2006年度。「天てれ部活動」第2弾。活動内容は冒険(野外活動)。
2006年度2学期の火曜日に放送。
2006年度の火曜日に放送。てれび戦士が大人になるためにさまざまなミッションにチャレンジをする。
2006年4月5日 - 2007年1月22日に放送。てれび戦士が昔から伝わることわざについて当てるコーナー。ちなみにお題は全てひらがなで表示され、区切りも明白にされていない状態で出された。
2006年4月17日 - 2007年1月9日に放送。街の絵描き屋に扮するてれび戦士が出されたお題の絵を描くコーナー。司会のCGキャラクターのみみぃに一番気に入られた絵は彼女が買ってくれるという設定。
2006年5月8日 - 6月13日に放送。視聴者から寄せられた相談に、てれび戦士が答えるコーナー。
2006年6月27日 - 2007年1月10日に放送。てれび戦士がある物を見て、何であるかを当てるコーナー。
ハーフミニッツショー(A HALF MINUTE SHOW)は、2006年度に放送された1分枠のコーナー。てれび戦士が30秒の時間の中でお笑いのネタを披露する。それを見ていたTIMのどちらか一方が感想を言う。
番組名
放送日時
収録会場
あらすじ
出演者
オリジナル曲
歌
スタッフ
出典
Owlapps.net - since 2012 - Les chouettes applications du hibou