小学館漫画賞(しょうがくかんまんがしょう)は、小学館が主催している日本の漫画賞。
概要
過去1年間に雑誌・単行本・新聞等に発表された作品を対象としており、新しい作品や連載中の作品などが受賞作品となっている。
主催者である小学館から発表された作品が受賞することが多く、小学館が属する一ツ橋グループ系列の他社の作品がこれに次ぐ。数は少ないが系列会社以外から発表された作品が受賞することもある。(#受賞一覧を参照)
第54回平成20年度、第55回平成21年度、第56回平成22年度、第57回平成23年度、第62回平成28年度、第69回令和5年度では正賞として中野滋作のブロンズ像「みのり」と副賞100万円が受賞者に授与される。
2009年時点では対象読者を基準とした4部門が設けられていたが、2023年度の第69回から、「現在のマンガが世代や性別を超えて広く読まれる文化となっていること」を理由として部門を廃止。
簡易沿革
- 1955年 - 第1回開催。
- 1975年 - 部門が少年少女部門・青年一般部門に分かれる。
- 1981年 - 新たに児童部門が創設される。
- 1983年 - 少年少女部門が、少年部門・少女部門に分割される。
- 2003年 - 青年一般部門を一般向け部門に改称。他の部門にも児童向け部門のように「向け」が入れられる。
- 2023年 - 部門が廃止される。
年によって、特別賞・審査委員特別賞などが授与されることもある。
受賞一覧
掲載誌
小学館
その他一ツ橋グループ
音羽グループ
選考委員
50音順。
- 第54回
- 赤石路代、尾瀬あきら、角田光代、かわぐちかいじ、鴻上尚史、弘兼憲史、やまさき十三
- 第55回
- 赤石路代、尾瀬あきら、角田光代、かわぐちかいじ、鴻上尚史、弘兼憲史、やまさき十三
- 第56回
- あだち充、尾瀬あきら、角田光代、かわぐちかいじ、さいとうちほ、弘兼憲史、ブルボン小林、武論尊
- 第57回
- あだち充、尾瀬あきら、角田光代、かわぐちかいじ、さいとうちほ、弘兼憲史、ブルボン小林、武論尊
- 第62回
- あらいきよこ、角田光代、かざま鋭二、かわぐちかいじ、弘兼憲史、ブルボン小林、細野不二彦
- 第63回
- あらいきよこ、角田光代、かざま鋭二、弘兼憲史、ブルボン小林、細野不二彦
- 第64回
- 麻生久美子、角田光代、かざま鋭二、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦
- 第65回
- かざま鋭二、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦、松田奈緒子
- 第66回
- かざま鋭二、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦、松田奈緒子
- 第67回
- かざま鋭二、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦、松田奈緒子、原田マハ
- 第68回
- おのえりこ、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦、松田奈緒子、松本大洋
- 第69回
- おのえりこ、恩田陸、川村元気、島本和彦、高瀬志帆、ブルボン小林、松本大洋
脚注
注釈
出典
関連項目
- 講談社漫画賞
- 文藝春秋漫画賞
- 手塚治虫文化賞
- 日本漫画家協会賞
- 文化庁メディア芸術祭マンガ部門
- 日本の漫画賞
外部リンク
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