高崎問屋町駅(たかさきとんやまちえき)は、群馬県高崎市貝沢町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅である。
上越線に乗り入れる吾妻線と両毛線の列車も停車する。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ。有効長は、上野方面へ発着する10両編成の列車も一部時間帯に当駅へ来るため、10両編成分を確保している。
高崎駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス受託)であるが、早朝の一部時間帯は駅員が不在となり、無人駅となる。みどりの窓口と自動改札機が設置されている。深夜帯は窓口閉鎖されるが駅員はおり、自動改札機を通過出来ない切符を持った利用者の改札などを行っている。
自転車利用者が駅内を押して問屋口と貝沢口とを通り抜けできるように、問屋口と貝沢口のそれぞれのエレベーターは、駅周辺を利用するための自転車も乗せられるようになっており、大きさも少し大きくなっている。
(出典:JR東日本:駅構内図)
JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は3,650人である。なお、開業前の需要予測では、1日の利用者数を3,900人と見積もっていた。
高崎経済大学准教授の小熊仁が2019年に行ったアンケート調査によると、駅利用者の42.4%が会社員・公務員、36.7%が高校生を含む学生であり、通勤・通学目的の利用者が76.7%であった。利用者の74.7%が問屋町外に居住し、51.4%は自家用自動車を保有していなかった(所謂交通弱者)。
開業後の推移は以下のとおり。
高崎経済大学准教授の小熊仁は、駅利用者と問屋町住民に対して仮想評価法(CVM)に基づくアンケート調査を実施し、その結果を基に、駅の整備による年間の総便益を250,232,529円、そのうち存在効果(駅が存在することで得られる安心感・満足感)を133,842,462円と推計した。
当駅の西方には1967年(昭和42年)に開業した日本初の卸売業者団地「高崎問屋街」が広がる(繊維32社、食品31社、その他60社)。問屋街以外では住宅も多い。2004年(平成16年)、当駅が開業したことにより、周辺でマンション建設などの再開発が徐々に進んでいる。
問屋街方面の出口。高崎市内循環バスぐるりん大八木線高崎問屋町駅停留所が駅階段に隣接して存在する。問屋町中央停留所を経由する群馬バス高崎駅〜イオン高崎線では、当駅最寄停留所との車内放送を流している。
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