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黒い十人の女


黒い十人の女


黒い十人の女』(くろいじゅうにんのおんな)は、1961年に公開された日本映画および、その派生作品。浮気者の男の殺害を共謀した、その妻と9人の愛人たちの奇妙な友情を描いた作品。映画オリジナル版が1997年に再上映されたことをきっかけに人気が再燃し、2002年に単発テレビドラマによるリメイク版が放送されたほか、2011年には劇団ナイロン100℃により舞台作品として上演され、2016年には連続テレビドラマによる再リメイク版が放送された(それぞれ節を設けて後述する)。

映画

1961年5月3日に公開。監督:市川崑、脚本:和田夏十。製作:大映東京撮影所、配給:大映。

封切り時の同時上映作品は5月3日より『喧嘩富士』または『おてもやん』、5月10日より『投資令嬢』。第35回キネマ旬報ベストテン日本映画10位。キネマ旬報スチール・コンテスト選出。

再上映の機会が少なく半ば幻の作品となっていたが、都会的で荒涼とした人間描写やスタイリッシュでシャープな画面構成を再評価したミュージシャンの小西康陽らによる熱心な活動が実り、1997年11月8日に東京・シネセゾン渋谷でリバイバル上映された。

製作

市川崑は大映から映画を1本「自由に」作るようにとの打診を受け本作を企画した。市川は当時、テレビドラマの演出を手掛けることもあり、日本テレビの顧問をしていた若尾初男を主人公のモデルに、殺人的なスケジュールで動くテレビ局内の現代性を取り上げた。

市川の妻・和田夏十のオリジナル脚本。市川は「色々な試みをいっぺんにやろうとしたのが上手くいかなくて、初めて本格的なオリジナル脚本を書いてくれた夏十さんにすまないなと思った」と後年に述懐している。

登場する妻や愛人らの名前には漢数字、もしくは数字の読みが含まれている(番外である「百瀬桃子」を含む)。

劇中のテレビ局内のサブコン=副調整室の場面は、市川が実際に体験した様子の再現である。

テレビ番組の収録に臨むタレント役で、ハナ肇とクレージーキャッツ(病気療養中だった石橋エータローを除く6人)がワンシーンだけ特別出演している。当時、市川が彼らの大ファンであったため。

ストーリー

東京のテレビ局「VTV」のプロデューサー・松吉は、美しい妻・双葉がいながら、テレビ業界に関わる9人の女と浮気していた。やがて妻・双葉と9人の愛人たちはお互いの存在を知るようになり、奇妙な友情が芽生えてゆく。

あるとき、愛人のひとりで舞台女優の市子が、双葉と愛人たちを集め、松吉を殺す計画を話し合う。愛人のひとり・三輪子は秘密を抱えきれず、計画の存在を松吉に打ち明ける。松吉に問い詰められた双葉はあっさり計画を認める。それを聞いた松吉は、海岸で10人の女に囲まれ、無理やり薬を飲まされて海に捨てられる、という場面を想像する。松吉は双葉に、愛人関係を清算する約束と引き換えに、空包を詰めたピストルを使って、死んだように見せかける「狂言殺人」を提案する。

双葉の経営するレストランに愛人たちが集まったある日、双葉は松吉の計画通り、松吉に向けて空包を撃つ。それを見た9人の愛人は双葉に罪を着せたつもりで逃げ出す。松吉が死んだと信じ込んだ三輪子は絶望して自殺する(以降、三輪子は幽霊となって各シーンで狂言回しの役割を担うようになる)。

松吉が生きているという事実はやがて8人の愛人たちの知るところとなり、彼をかくまう双葉は、夜道で愛人たちに問い詰められる。双葉は「離婚して、松吉を譲る」と宣言し、市子がそれに応じる。

市子のもとで怠惰な日々を過ごした松吉は、ある日久々にVTVに出勤しようとするが、市子はすでに退職願が出されていることを明かす。松吉の浮気の原因がテレビ局の環境にあるとさとった市子の独断だった。また市子は、双葉が離婚届を出したこと、今後は女9人で生活費を出し合って松吉を養うつもりであることも明かし、さらに「これに応じなければ狂言殺人がもとで三輪子が死んだことをバラす」と迫る。すべてを失ったことを知った松吉は泣き崩れる。

松吉を手に入れた市子は女優引退を表明し、盛大な引退パーティを開く。そこに松吉の姿はなかった。パーティに集まった8人の女たちから祝福の花束を受け取った市子は、自動車に乗り込み、対向車線で炎上する事故車を横目に見ながら、夜の闇の中に去っていく。

キャスト(映画)

  • 風双葉(松吉の妻 レストラン「カチューシャ」経営):山本富士子
  • 三岸三輪子(松吉の愛人 台本印刷会社「アート社」経営・前社長未亡人):宮城まり子
  • 四村塩(松吉の愛人 コマーシャルガール):中村玉緒
  • 後藤五夜子(松吉の愛人 テレビ番組演出家):岸田今日子
  • 風松吉(テレビ局プロデューサー):船越英二
  • 石ノ下市子(松吉の愛人 新劇女優):岸恵子

スタッフ(映画)

  • 監督:市川崑
  • 製作:永田雅一
  • 企画:藤井浩明
  • シナリオ(脚本):和田夏十
  • 撮影:小林節雄
  • 音楽:芥川也寸志
  • 録音:西井憲一
  • 照明:伊藤幸夫
  • 美術:下河原友雄
  • 特殊撮影:築地米三郎
  • 助監督:中村倍也
  • 編集:中静達治
  • 製作主任:中島実
  • 記録:中井妙子(クレジットなし)
  • スチール:薫森良民(クレジットなし)

外部リンク(映画)

  • 黒い十人の女 - 角川映画 アーカイブ 2022年3月31日 - ウェイバックマシン
  • 黒い十人の女(1961) - allcinema
  • 黒い十人の女 - KINENOTE
  • 黒い十人の女 - IMDb(英語)

テレビドラマ

2002年版

フジテレビの「ゴールデンシアター特別企画」として2002年9月21日に放送された。オリジナル版の監督・市川崑自らのセルフリメイクによる作品。

リメイクの際のオープニングのタイトルバックは、オリジナルと同じ演出が施されている。

キャスト(2002年版)

  • 石ノ下市子(女優) - 鈴木京香
  • 風双葉(本妻) - 浅野ゆう子
  • 三雲三輪子(出入りのコーヒー屋) - 小泉今日子
  • 四村塩(アナウンサー) - 深田恭子
  • 後藤五夜子(演出助手) - 小島聖
  • 十糸子(広報課) - 木村多江
  • 虫子(総務部) - 松尾れい子
  • 七重(受付) - 冨樫真
  • 八代(衣装部) - 唯野未歩子
  • 櫛子(食堂のウエイトレス) - 一戸奈未
  • 小西康陽(特別出演)
  • 石倉三郎
  • うじきつよし
  • 井川比佐志
  • 伊藤正之
  • みのすけ
  • 皆川猿時
  • 風松吉(プロデューサー) - 小林薫

スタッフ(2002年版)

  • 監督 - 市川崑
  • オリジナル・シナリオ - 和田夏十、神山由美子
  • 企画 - 長部聡介
  • プロデューサー - 中山和記、梨本みゆき
  • 撮影 - 五十畑幸勇
  • 美術 - 櫻木晶
  • 照明 - 斉藤薫
  • 録音 - 斉藤禎一
  • 調音 - 大橋鉄矢
  • 映像 - 吉川博文
  • 音響効果 - 斎藤昌利
  • 編集 - 長田千鶴子
  • 助監督 - 三木茂
  • 制作担当 - 牧義寛
  • 衣装 - 斉藤育子
  • 装飾 - うてなまさたか
  • 制作 - フジテレビ、共同テレビ

2016年版

読売テレビ制作・日本テレビ系「木曜ドラマ」枠にて2016年9月29日から12月2日(金曜日)まで放送された。

主演は船越英一郎で、映画版の主演を務めた父・船越英二の当たり役を自ら熱望して実現となった。脚本はバカリズムが手がけ、主人公・風松吉がテレビ局プロデューサーで10股をしていること以外、原作の映画版とはほぼ違う内容となっている。

バカリズムによると、完成されている映画版の世界観を無理やり現代劇で表現しようとせず、LINEでやり取りをするシーンなど、細かいネタを挟み込みつつ、会話劇をテンポよくしたり、女性の言葉遣いに品がある映画版に対し、本作では今の時代に寄せ、文字面だけで見ると男みたいなセリフだが、現実で女子が言いそうな言葉遣いにしている。特に女性同士のケンカシーンで女性のキツさや迫力を出すには、ヤンキーマンガくらいエグくて汚い言葉を浴びせたほうがリアルなんじゃないかと、あえてそういう感じにしたという。

日本テレビでは、本番組内のCM中に脚本のバカリズムが同じ日本テレビ系でMCを務める『バズリズム』の予告が流れる。

キャスト(2016年版)

主要人物
風 松吉(かぜ まつきち)〈49〉
演 - 船越英一郎
東西テレビ編成制作局ドラマ制作センター ドラマ班プロデューサー。既婚者だが、9人の愛人がいる。浦上や真衣から不倫関係を問いただされたり、久未から別れを切り出されたり、美羽から他の愛人と別れてほしいと言われても、その都度のらりくらりとかわしてやり過ごしている。睦と愛人たちが集まっていたところに帰宅した際、愛人全員との関係を終わりにすると告げたことで愛人たちの怒りを買い、殺害計画に反対していた久未たちが賛成へと翻し、実行される結果を招いた。自分が死んだと思っている愛人たちから身を隠すため、睦の指示で長期休暇を余儀なくされたが、「カチューシャ」から出てきたところを夏希に目撃され、生きていたことが愛人たちに知られてしまう。さらに睦と離婚した直後にもかかわらず、懲りずに奈美と真央と一緒にいたところを愛人たちに目撃された上、連れ込まれた廃工場で糾弾され土下座する。その後全8話で打ち切りとなった『淡い三人の男』の低視聴率と、撮影中に急遽長期休暇を取ったことが影響し、関連会社へ異動となった。
神田 久未(かんだ くみ)〈23→24〉
演 - 成海璃子
東西テレビ受付。風との愛人歴は7ヶ月。不倫を終わらせようと悩んでいるが、なかなか抜け出せずにいる。彩乃とともに、風を「カフェwhite」に誘い出し、殺すための薬を疲れている風に手渡し、彩乃がその薬を溶かした水で飲ませた。
相葉 志乃(あいば しの)〈25〉
演 - トリンドル玲奈
若手女優。風との愛人歴は1年。風がプロデュースを手がけた『恋人たちの食生活』に出演した他、『淡い三人の男』にもメインキャストの鳥出玲奈役で出演。風を殺すための薬を手製のクッキーの生地に混ぜ込んで3番目に食べさせた。好意を寄せられている浦上と付き合っているが、本作終了時点で睦をはじめとする愛人たちの存在には気づいていない。
弥上 美羽(やがみ みわ)〈34〉
演 - 佐藤仁美
東西テレビ編成制作局ドラマ制作センタードラマ班アシスタントプロデューサー。風の部下で、愛人歴は5年。風に他の愛人たちと別れさせて、独り占めしようと暗躍していたが、実際には結婚していないにもかかわらず「夫とは5年前に死別し、中学生の息子を女手一つで育ててきた」と嘘をついていた。携帯電話の待受音は、perfumeの「チョコレイト・ディスコ」。6番目に風を殺すための薬を飲ませるべく、差し入れの弁当の唐揚げにかけて食べさせようとしたが、休憩中に風がラーメンを食べに行き、その弁当を火山が食べてしまい、一度目の失敗。予備の薬を佳代にバイク便で届けてもらうが、薬を溶かしたコーヒーを手渡そうとした時に風の手が当たってこぼしてしまい、二度目の失敗。再度佳代にバイク便で薬を届けてもらい、最後は居眠りをしている風の口に直接薬をほうり込み、喉に詰まって苦しみながら目が覚めたところでお茶を飲ませた。
如野 佳代(ゆきの かよ)〈38→39〉
演 - 水野美紀
劇団「絞り汁」所属の舞台女優。高知県出身。実家は病院で、父親に買ってもらったマンションで暮らし、仕送りをもらっている。風との愛人歴は8年で、一番長い。劇団公演では主演を務めているが、映画やドラマといった映像作品では、なかなかオーディションに合格できず、役名もつかない端役での出演にとどまっている。『淡い三人の男』のオーディションも不合格だったが、セリフが一言だけの店員B役で出演が決まる。特技はダンスと空手。愛人たちに対する嫉妬を通り越し、悪いのは10股をしている風だから、愛人同士でいがみ合っても仕方がないと全員と仲良くやっていこうと考えており、Facebookを活用して、久未・夏希・真衣の誕生日にはサプライズのお祝いをセッティングしたり、久未と彩乃の乱闘や、美羽と志乃・夢・冴英との対立の仲裁に入った。しかし、これらの行動は睦と愛人全員で風の殺害を実行するのに団結させるためで、12時間以内に10錠服用すれば死に至らしめる薬を準備していた。ただし愛人たちからは陰で鬱陶しく思われており、帰省土産で持参した和菓子「土佐日誌」には誰も手をつけなかった(その後帰宅した風だけが一個食べた)が、睦が用意したロールケーキやプリンは全員が喜びながら食し、堪能していた。レストランで風と食事をした際、風を殺すための薬を水に溶かして9番目に飲ませた。風と別れた後は、同じ劇団に所属する劇団員(演 - 久保田武人)と付き合い始めた。
風 睦(かぜ むつみ)〈45〉
演 - 若村麻由美(特別出演、第3話 -)
風の妻。レストラン「カチューシャ」オーナー。夫に9人の愛人がいることは知っている。風を殺すための薬を動悸に効く薬と称して、最後に飲ませたと思われていたが、実際には佳代が発案した風の殺害計画に賛成するふりをして、殺すための薬を飲ませなかった。風の生存を知って「カチューシャ」に乗り込んできた愛人たちを糾弾し土下座させたが、風との離婚後は、付き合い始めた浦上に9人の愛人がいることを「カフェwhite」に呼び出された愛人(演 - 阿井莉沙)から告げられる。
文坂 彩乃(ふみさか あやの)〈23〉
演 - 佐野ひなこ
久未の友人。アロママッサージ店勤務。風との愛人歴は1年半。真衣が経営するアロママッサージ店に勤務していた頃、真衣に自分の客を取られた嫉妬から、再三口説かれていた風からの誘いに乗り、交際を始めた。久未から風との不倫について相談された際、同じ男性の愛人だと知られぬようにし、ライバルを減らすために不倫をやめるようにアドバイスを続けていた。佳代から呼び出され、待ち合わせ場所に久未が偶然居合わせたことですべてを知られ、乱闘を繰り広げるが、佳代に制止されて互いの絆を深め仲直りする。久未とともに、風を「カフェwhite」に誘い、風を殺すための薬を溶かした水を差し出して、久未が手渡した薬を飲ませた。
皐山 夏希(こうやま なつき)〈38→39〉
演 - MEGUMI
脚本家。風との愛人歴は3年半。代表作は風がプロデュースを手がけた『恋人たちの食生活』。東西テレビの新作ドラマ『淡い三人の男』を執筆中。風を殺すための薬をペットボトルの緑茶に溶かして5番目に飲ませた。風の死後、前日まで共に仕事をしていたのに、何も連絡がないことに違和感を感じ、電話番号を変更した睦とも連絡がつかなかったため、「カチューシャ」を訪れた際、死んだはずの風が店から出てきたところを目撃し、愛人たちにLINEで連絡し、自宅に集めた。
水川 夢(みずかわ ゆめ)
演 - 平山あや(第3話 -)
志乃担当のヘアメイク。風との愛人歴は3年。風を殺すための薬を紅茶に溶かして4番目に飲ませた。
卯野 真衣(うの まい)〈35→36〉
演 - 白羽ゆり(第4話 -)
アロママッサージ店経営。施術師歴8年。風との愛人歴は4年。旧姓で仕事をしているため、風には火山の妻だということを知られていない。既に夫婦関係は冷めており、夫の不倫にも気づいている。火山から離婚を告げられた際、女性APから風との不倫を聞いたことを知り、『淡い三人の男』の撮影現場に乗り込み、美羽に真空飛び膝蹴りを喰らわせた。風を殺すための薬をハーブティーに溶かして最初に飲ませた。
長谷川 沙英(はせがわ さえ)
演 - ちすん
志乃のマネージャー。風との愛人歴は9ヶ月。風を殺すための薬をグリーンスムージーに溶かして2番目に飲ませた。
カフェwhite
春江(はるえ)
演 - 寺田御子
「カフェwhite」店員。冬樹と不倫していたが、新たに好きな独身男性ができたため別れを告げる。
夏美(なつみ)
演 - 森田涼花
「カフェwhite」店員。来店した風の愛人たちの動向に興味津々で、情報をまとめたノートを作っている。
秋子(あきこ)
演 - 松本穂香
「カフェwhite」店員。
冬樹(ふゆき)
演 - 中山祐一朗
「カフェwhite」店長。既婚者で、春江と不倫していたが、別れを告げられる。
その他
池上 穂花(いけがみ ほのか)
演 - 新田祐里子
久未の友人。銀行員。会社経営者の恋人ができた。
浦上 紀章(うらがみ のりあき)〈34〉
演 - 水上剣星
東西テレビバラエティ班プロデューサーで、『ふざけんなTV』を担当している。風の後輩で、以前はドラマ班に在籍していた。既婚者であることを隠しつつ、好意を持っている志乃以外に、睦をはじめとする9人の愛人と付き合っていた。
火山 梅人(ひやま うめと)〈43〉
演 - 山田純大
昭和48年2月14日生まれ。東西テレビ編成制作局ドラマ制作センタードラマ班キャスティング担当。真衣の夫→元夫。既に夫婦関係は冷めており、若い女性と不倫していたが別れた。美羽から風と真衣の不倫を知らされたのを機に離婚を告げる。
林(はやし)
演 - 大堀こういち
東西テレビドラマ班監督。
我修院 麗子(がしゅういん れいこ)
演 - 西崎あや
東西テレビ受付。久未の同僚。
ゲスト
梅本(うめもと)
演 - 越川みつお(第2話)
銀行員。妻帯者であることを隠して久未たちとの合コンに参加し、同職の穂花とラブホテルで一夜を共にする。
松田(まつだ)
演 - 石井智也(第2話)
広告代理店営業。久未たちとの合コンに参加し、彩乃を家まで送り届ける。
竹井(たけい)
演 - 細田善彦(第2話)
商社勤務。妻帯者であることを隠して合コンに参加し、久未を自宅に連れ込むが、帰宅した妻(演 - 長谷川るみ)に見つかる。
井上 公造(いのうえ こうぞう)
演 - 本人(第3話)
ワイドショー番組で、不倫が報道されているミュージシャンの山丘(演 - 相馬雄太)に直撃取材している。
霜山 奈美(しもやま なみ)
演 - 田口千晶(最終話)
師田 真央(しだ まお)
演 - 谷澤恵里香(最終話)
以上2名は、風が離婚後新たに付き合い始めた。
美佐(みさ)
演 - 真下有紀(最終話)
風の異動先の関連会社社員。風に食事に誘われる。

スタッフ(2016年版)

  • 原作 - 和田夏十(映画『黒い十人の女』監督:市川崑)
  • 脚本 - バカリズム(第1・3・7話では声の出演兼務)
  • 脚本協力 - オークラ
  • 演出 - 渡部亮平(チーフ演出)、瑠東東一郎、山本大輔、豊島圭介
  • 音楽 - 兼松衆
  • 主題歌 - CIVILIAN「愛/憎」
  • 技術協力 - 東通
  • VFX - キュー・テック
  • 企画協力 - 崑プロ、KADOKAWA
  • プロデューサー - 汐口武史(ytv)、河野美里(ホリプロ)
  • チーフプロデューサー - 中村泰規(ytv)
  • 制作協力 - ホリプロ
  • 制作著作 - 読売テレビ

放送日程(2016年版)

  • 最終話は、前夜の『NEWS ZERO』が10分後拡大のため、10分繰り下げの12月2日金曜日0時9分 - 1時4分に放送された。

外部リンク(テレビドラマ)

2002年版
  • ドラマ「黒い十人の女」 - フジテレビONE/TWO/NEXT
2016年版
  • 黒い十人の女 - 読売テレビ
  • 黒い十人の女 - Hulu
  • 黒い十人の女(2016) - allcinema

舞台

黒い十人の女〜version100℃〜』のタイトルで、ナイロン100℃の公演として初めて舞台化された。一部登場人物の名前の変更や、映画では細部が描かれていない人物に詳細な設定が与えられるなどの改変が加えられている。

Nylon100℃ 36th SESSION『黒い十人の女〜version100℃〜』
  • 公演日程 - 2011年5月20日 - 6月12日
  • 劇場 - 青山円形劇場
  • オリジナル脚本 - 和田夏十
  • 上演台本・演出 - ケラリーノ・サンドロヴィッチ
  • 出演 - みのすけ(風)、峯村リエ(風の本妻)、松永玲子、村岡希美、中越典子、緒川たまき(風の愛人)ほか

外部リンク(舞台)

  • NYLON100℃ 36th SESSION公演 黒い十人の女~version100℃~

脚注

関連項目

  • 黒い十人の黒木瞳。(NHK BSプレミアム 2012年 - ) - 特別番組のテレビドラマシリーズ。タイトルは当作品のもじりである。
  • ザ・マジックアワー(2008年) - 映画。当作品のパロディとみられる劇中映画『黒い101人の女』を撮影する映画監督役として市川崑が出演している。
  • 豆腐姉妹(WOWOW 2010年) - テレビドラマ。当作品のパロディとみられる劇中映画『白い十人の女』に主演するという設定の人物が登場する。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 黒い十人の女 by Wikipedia (Historical)



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