京福バス株式会社(けいふくバス)は、福井県福井市に本社を置く路線バス・貸切バス事業者。京都府において鉄軌道事業を行う京福電気鉄道の連結子会社で京福グループに属する。
1941年(昭和16年)6月26日に設立され、福井県内で営業していたバス事業者の丸岡バス株式会社(まるおかバス)が、2000年4月に京福電気鉄道の直営バス事業を譲受し「京福バス株式会社」に社名変更したものである。なお「京福バス」の名称は、電鉄直営時代の路線バス・貸切バス事業の通称としても用いられていた。
京福電鉄は、2000年12月と2001年6月の越前本線列車衝突事故により、2003年(平成15年)2月1日、福井地区の鉄道事業を担当していた福井鉄道部を廃止し、えちぜん鉄道へ事業譲渡。福井県内の鉄道路線から撤退した。このため、陸運業においては鉄道会社と同名の系列バス会社では営業区域が異なっている。
なお、京福グループで京都府内において営業を行うバス事業者は京都バスである。
現在、京福バス本社には以下の事業所が併設されている。
加賀営業所所属車は石川ナンバー(北陸信越運輸局 石川運輸支局)、その他の営業所所属車は福井ナンバー(中部運輸局 福井運輸支局)。
いずれも福井県に所在。
※は、2022年4月被合併の京福リムジンバスが運行していた路線を継承したもの。
全便座席指定制。<>内は共同運行会社。
現在の運行路線の詳細は、公式サイトの 路線バス時刻一覧表 を参照。
近年運行開始された特徴のある路線として、以下のものが挙げられる。
2022年時点で、コミュニティバスの運行を受託している路線は以下のとおり。
詳細は、公式サイトの フリーきっぷ を参照。
2020年時点で、京福バスの保有車両数は以下のとおりとなっている。
導入車両のメーカーは、2018年時点で日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの2社製が全体の4分の3を占める。日産ディーゼル製、いすゞ自動車製の車両も在籍する。
京都バスとほぼ同じデザインとカラーリングで、クリーム色にマルーンの帯をまとったデザインとなっている。
京福電気鉄道の子会社であることから、京都バスや京阪バスからの移籍車も運行されている。一部は神戸市営バスからの転属車もあるが、これは神戸市営バスで廃車後一度岐阜県のドライビングサービスが岐阜競輪場の送迎バスとして使用後京福バスに転属したものである。また、近年は阪急バス(元神鉄バスの移籍車も含む)・名古屋市営バス・ジェイアール東海バス・大阪市営バス・神奈川中央交通・東急バス・京成バス・北港観光バス・京急バスなどからも中古車両が導入されている。
2008年から、福井出身の書家吉川壽一が揮毫した「SYOINGバス」を採用している。路線ごとにカラーリングとデザインが異なるのが特徴である。
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