AKB48のグループ構成(エーケービーフォーティーエイトのグループこうせい)では、日本の女性アイドルグループ・AKB48を構成する要素であるメンバー(研究生を含む)とチームに関して、メンバー構成およびチーム編成の推移を主に解説する。また、副次的に以下の事項についても解説する。
AKB48を構成する基本的な単位はチームであり、原則として正規メンバーはチームA、K、B、4、8のいずれかに在籍していた。2023年10月17日以降のAKB48はチーム制が休止となっている。正規メンバーの予備軍として研究生メンバーが在籍する。AKB48には、2024年5月1日時点で正規メンバーおよび研究生の合計で48名が所属している。2013年には「最大のポップグループ」としてギネス世界記録に登録されたほどの大規模グループであることが特徴の一つである。
AKB48の発足当初は、ファン投票を反映して1軍24名、2軍24名ずつの計48名が昇格、降格を繰り返しながら公演を行っていくスタイル(チームKはチームAの2軍の扱い)を予定していたが、方針を変更して対等の立場のチームを複数擁する体制をとるようになった。チームの構成人数についても、発足時の20名から、チームの追加やメンバーの変遷を経て劇場公演の16名出演体制が定着し、チームの定員も16名とされるようになる。
2007年4月のチームBの1st公演を前にしてチームAからチームBに3名異動となり、初めてグループ名「AKB48」と同じチームA、K、Bの各チームメンバー16名計48名の体制になるが、正規メンバーの卒業や研究生の昇格で人数の変動を繰り返した。2012年11月の新チーム体制以降は、チームの人数を公演の定員以上に増やし、その中の16名が出演する形となったが、2017年から2018年にかけて、チームA、K、Bにおいて正規メンバーが16名を下回る時期があった。
2011年6月に新たにチーム4が結成されるが、2012年11月の新チーム体制で一旦消滅する。2013年8月、チーム4が再結成された。2014年4月には、従来のチームと異なる「会いに行く」をコンセプトとした各都道府県代表47名によるチーム8が結成された。
AKB48は、これまで3回の正規メンバーオーディション(1期生から3期生)と15回の研究生オーディション(4期生以降)を実施している。その他、合同オーディションである『AKB48グループ ドラフト会議』を3回、『AKB48 Team 8 全国一斉オーディション』を1回、チーム8の補充メンバーオーディションを18回などを実施している。一部を除く全てのメンバーが、これらのオーディションに合格して加入している。
現役メンバーによるチーム構成については、「AKB48#メンバー」を参照。
2005年 - 2006年 - 2007年 - 2008年 - 2009年 - 2010年 - 2011年 - 2012年 - 2013年 - 2014年 - 2015年 - 2016年 - 2017年 - 2018年 - 2019年 - 2020年 - 2021年 - 2022年 - 2023年 - 2024年
2008年 - 2009年 - 2010年 - 2011年 - 2012年 - 2013年 - 2014年 - 2016年 - 2017年 - 2018年 - 2019年 - 2020年 - 2024年
現行のチーム体制については「AKB48#メンバー」を、各メンバーの当該チームでの活動期間については「#メンバー構成の推移」を、キャプテン・副キャプテンの在任期間は「AKB48#歴代キャプテン」を、それぞれ参照。
AKB48では「組閣」などと称したメンバー異動を伴うチームの再編成が2009年から数年に一度のペースで行われている。
この体制より各チームのキャプテンが設置された。記載のないメンバー(8期研究生)については据え置きとなった。
2012年に発表された体制ではチーム4が消滅し、3チーム制に戻った。記載のないメンバー(研究生)については据え置きとなった。
AKB48グループ全体では初の大規模なチーム再編である。AKB48グループのチーム再編としては初めて異議申し立て期間が設けられた。
大組閣祭り同様に異議申し立ての期間が設けられたが、新体制での所属の変更や中止になったメンバーはいなかった。この体制では初めて、同一グループ内でのチーム間兼任がチーム8メンバーを対象に行われた。チーム8については兼任メンバー以外再編に関与していない。
打ち消し線の入っている者は、発表から施行の間に卒業。
この体制ではチーム8のメンバー全員が他チームとの兼任となるほか、研究生はそれぞれチーム所属となった。また、姉妹グループからの兼任についてはすべて解除され、2012年以来6年ぶりにAKB48に本籍を置くメンバーのみでの体制となった。各チームの副キャプテンは設置されていない。
打ち消し線の入っている者は、発表から施行の間に卒業。
この体制では研究生はいないため昇格はなく、兼任していなかったチーム8メンバーも全員が新規に他チームとの兼任になった。2021年12月に卒業予定の横山由依と大家志津香によって発表された。
◆は組閣前からのチーム8からの兼任者。打ち消し線の入っている者は、発表から施行の間に卒業。
初期に「ばら組」「ゆり組」構想や「ひまわり組」公演などチームの枠を外した特殊形態での劇場公演の試みが行われていた。2015年9月に通常公演としてチームの枠を外した劇場公演が再び始まり、演目が増えていった。その後、終演を迎えた演目があるものの新たな演目を追加してチームの枠を外した形態での通常公演が継続的に行われている。
2006年11月4日のファーストコンサート終了後に発表。2007年度より2組に分かれて公演する構想だったが、方針の転換により見送られた。
当初発表されていたメンバー構成は以下の通り(チーム名は当時)。
2007年7月から2008年4月まで行われたチームAとチームKの合同公演。足りないメンバーは研究生から補充され、公演期間中に4名がチームに昇格した。
目的(ひまわり組開始当初の公式ブログでの発表)は、
下表が公演出演メンバー。( )内に併記されたメンバーが入れ替わり、1回の公演で16名(2ndでは18 - 20名)が出演。
AKB48では、グループが大人数であること、通常はそれぞれのチームに分かれて公演を行っていることなどから、シングルをリリースする際は、シングル表題曲を歌唱するシングル選抜メンバーが選定される。AKB48では様々な目的でメンバーの選抜が行われるが、単に「選抜」と言った場合には、シングル選抜のことを指している場合が多く、シングル選抜メンバーは一般的な認知度も高くなり、AKB48=シングル選抜と見なされることもある。シングル選抜メンバーの中でもCDのジャケット、写真集、雑誌のグラビア写真、楽曲宣伝などに優先的に出演できるメンバーはメディア選抜と呼ばれ、区別されることがある。SKE48が結成されて以降、AKB48のシングル選抜に姉妹グループのメンバーも選出されるようになった。
シングル選抜制度は、2期生が2006年4月に加入してメンバーが37名となったことから、同年10月リリースのメジャー・デビューシングル表題曲「会いたかった」の歌唱メンバーを20名とした時から始まっている。
シングル選抜メンバーは、通常は総合プロデューサーの秋元康を中心とする運営スタッフによって決定されるが、通常とは異なる選抜方法として「選抜総選挙」と「じゃんけん大会」がある。
シングル表題曲を歌唱するシングル選抜メンバーに準じて、シングルのカップリング曲を歌唱するアンダーガールズがある。第1回選抜総選挙でシングル選抜(21位まで)の次の22位 - 30位のメンバー9名によるカップリング曲歌唱ユニットに名付けられた名称であるが、選抜総選挙によるシングル以外のカップリング曲を歌唱するユニットにも使用されるようになった。
カップリング曲歌唱ユニットとして、アンダーガールズのほかにも「シアターガールズ」、「DIVA」(派生ユニット「DiVA」とは別物)、「スペシャルガールズ」などの名義がある。
下表は、「カップリング曲担当ユニット」のうちの企画ユニットによるものやチーム・研究生単位のものを除いて、アンダーガールズと同様にシングル選抜以外のメンバーによることを主としたカップリング曲の一覧表である。
シングル選抜と同様にメンバーはその都度選ばれ、人数も一定ではない。各カップリング曲におけるメンバーについては、「AKB48関連の楽曲一覧#シングル」を参照のこと。
センターポジション(センター)は、楽曲を披露するときに中心にいるメンバーであり、最も目立つが、批判も受けやすい。
AKB48劇場公演やコンサートでは、楽曲や出演チームの編成、出演メンバーにより同一の楽曲でもセンターを務める者は異なり、センター2名のダブルセンターとなる場合もある。
センター制度が初めて導入されたのは、2006年4月から始まったチームA 2nd Stage「会いたかった」公演のユニット曲「渚のCHERRY」で前田敦子が明確に目立つセンターポジションに立ち、衣装も他のメンバーと差別化された時である。
備考欄において、★は初のセンターポジション、■はグループ在籍時最後のシングル表題曲のセンターポジション、●は「AKB48選抜総選挙」の結果を反映したシングル、▲は「じゃんけん大会」の結果を反映したシングルを示す。
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