世界民主青年連盟(せかいみんしゅせいねんれんめい、英語: World Federation of Democratic Youth、WFDY)は、1945年に結成された共産主義青年の国際組織。略称世界民青連。世界民主主義青年連盟と呼ばれることもある。資本主義国(西側諸国)国籍者を含め、ソ連崩壊(冷戦崩壊)まではソ連派が占めた組織である。
国際連合に認定された非政府組織(NGO)であり、経済社会理事会および国連の招集する各種会議にオブザーバーとして参加し、理事会への仮議題提案権を持つ一般協議資格を有している。
2003年の時点で、103の国と地域から162の団体が加盟しており、資本主義国国民を含む社会主義、共産主義を志向する青年学生団体である。本部はブダペストに置かれている。
日本では、旧日本社会党の日本社会主義青年同盟、北朝鮮派在日朝鮮人の在日本朝鮮青年同盟の2団体が加盟している。かつては日本共産党の日本民主青年同盟も加盟していたが、2020年2月時点で、世界民青連から既に脱退していることが明かされている。日本共産党議員の笠井亮は、29歳の時に1982年から世界民主青年連盟の本部があるハンガリーのブダペストに派遣され、日本民主青年同盟の代表(中央常任委員・国際部長)として3年間赴任した。この際に組織の主流派であるソ連派から、非ソ連派だったことで総攻撃を受けている。
世界青年学生祭典をはじめとする各種集会・会議の開催、国際会議への参加、出版物の発行、声明の発表、各種抗議行動、世界各国へ代表団派遣など、国際青年学生運動発展のための活動を世界規模で行なっている。
1945年11月、世界63か国の青年代表が参加する第1回世界青年大会がロンドンで開かれ、「世界中の平和・自由・民主主義・平等・独立」の目標を掲げて、世界民主青年連盟が結成された。
1949年、冷戦の激化のもとで分裂。同年8月、アメリカ・イギリスなどの青少年団体は、37か国の代表を集めてブリュッセルで世界青年会議 (WAY) を結成した。世界民青連第2回大会は、同年9月ブダペストで開かれた。
1953年7月25-30日、ブカレストで第3回総会。106か国から1500人が参加。
1999年、キプロスで第15回総会
2003年3月4-7日、ハバナで第16回総会。70の国と地域から約150人が参加。
2007年、ハノイで第17回総会。
2011年11月9-12日、第18回総会がリスボンで開催され、パレスチナ・西サハラ・キューバ・ミャンマーにおける反帝国主義闘争への国際連帯が呼びかけられた。
2015年11月、第19回総会がハバナで開催され、シリアやパレスチナをはじめ中東における反帝国主義闘争への連帯が呼びかけられた。議長にキプロス統一民主青年機構(EDON)、書記長にキューバ共産主義青年同盟(UJC)を選出。
2019年12月、第20回総会がキプロスの首都ニコシアで開催され、議長にスペイン共産主義青年同盟が選出された。
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