片岡 富枝(かたおか とみえ、1944年11月2日 - )は、日本の女優、声優。劇団青年座所属。千葉県松戸市出身。
実家は800年ほど前からある茨城県の寺。
祖父は19歳の時に突然出奔して、旅役者の一座に入っていた座付き作者。祖母は祖父が実家に戻ってきた時に連れてきた一座の座長の娘。母親は1912年(大正元年)9月1日生まれで、2022年に110歳となった。親戚にも民謡、新内、小唄を謡う人、俳優など表現者が多く、中学生の頃から演劇部に入って演劇に熱中していた。
江戸川女子高等学校卒業。一度は会社に勤めていたが、役者になる夢を捨てられなく「このままでいいのか。このままでいいのか」と悶々として、OLをしながら舞台芸術学院講習科に入学。
1967年に劇団薔薇座の舞台『双頭の鷲』を東京厚生年金会館に観に行っており、観劇後のアンケートに芝居の感想、役者になりたい希望を書いていた。後日、手紙が届き、差出人は薔薇座に所属していた遠藤晴で「ぜひ、薔薇座にお入りなさい」と書いてあり、「これは受けるしかない」と思い、試験を受けて劇団薔薇座に入団して、女優、声優としての活動を始める。その後は劇団同人会、劇団櫂、オフィス央、ぷろだくしょんバオバブ、81プロデュースに所属し、1991年に劇団青年座に入団。
2018年、第12回声優アワードにて功労賞を受賞。
声種はアルト。
所属する青年座主催の演劇での活動を主とするが、他劇団主催の演劇や、テレビドラマにも出演する。またアニメや吹き替えで声優としても活動している。
声優業では豪快で太った強烈なオバサン役を得意としている。洋画吹き替えではウーピー・ゴールドバーグを担当している(ほぼ専属)。
特技はスキー、三味線、かっぽれ、華道。
太字はメインキャラクター。
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