マケドニア語(マケドニアご、マケドニア語: македонски јазик)は、主として北マケドニアで使用されている言語である。インド・ヨーロッパ語族スラヴ語派の南スラヴ語群に属する。
アレクサンドロス大王で有名な古代マケドニア王国で話されていた言語は古代ギリシア語のマケドニア方言であり、それとは異なる。
マケドニア語はブルガリア語と近縁で、セルビア・クロアチア語とも類似性がある。また、別系統のルーマニア語、ギリシア語、アルバニア語などとも共通の特徴があり、バルカン言語連合と呼ばれる。
マケドニア語は北マケドニアの公用語である他、アルバニア、セルビア、モンテネグロ、ギリシャでも一部で使われている。
記述の際にはキリル文字を使用する。
「マケドニア語」という名称にはギリシャとブルガリアの両方からクレームがある。ギリシャ側はマケドニア名称論争に関連して「マケドニア語」という言語名を問題視することがあったが、2019年の両国合意でギリシャ側は言語名の「マケドニア語」を容認するようになった。一方、ブルガリア側は「マケドニア語」を独立した言語ではなく、ブルガリア語の一方言とみなし、両国の国際関係および北マケドニアのEU加盟交渉などの政治面にも影響を及ぼす。
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