2018 FIFAワールドカップ・南米予選には南米サッカー連盟(CONMEBOL)に加盟する10チームで争われた。
前回大会同様、ホーム・アンド・アウェーでの2回総当たり戦で実施される。上位4チームは直接本大会出場権を得る。5位のチームは大陸間プレーオフに進出。
組み合わせ抽選会は2015年7月25日にロシア・サンクトペテルブルク・ストレルナにあるコンスタンチン宮殿で実施した。
開幕節でブラジル、アルゼンチンが共に敗れるなど波乱の幕開けとなった。ブラジルは序盤こそ勝ち切れない試合が続いたが、7節から15節まで9連勝を記録するなど圧倒的な強さで4試合を残して本大会出場権を手に入れた。アルゼンチンは終始低調であり最終節を前にW杯圏外に沈んでいたが、最終節のエクアドル戦ではリオネル・メッシがハットトリックを決める活躍などで逆転でW杯の出場権(南米予選3位)を掴んだ。ウルグアイはエディンソン・カバーニが通算10得点で南米予選得点王となるなど、得点数、勝ち点でもブラジルに次ぐ成績(南米予選2位)で本大会出場権を手に入れた。その他コロンビア(南米予選4位)がストレートインで2大会連続本大会出場権を手に入れた。序盤はエクアドルの躍進が光った。アウェイでアルゼンチンを破るなど、5節を終えた段階で4勝1分の無敗、勝ち点13を獲得して首位を走るなどW杯は確実視されていたが後半の9試合ではわずか1勝しか挙げられず8位で出場権を逃した。パラグアイは、アルゼンチン、チリ、コロンビアとのアウェイゲームを勝利するなど健闘を見せたが、最終節は最下位のベネズエラにホームで敗れ7位で敗退した。ペルーは前半戦は最下位争いに沈んでいたが、後半戦の9試合に限るとブラジルに次ぐ勝ち点を記録して、失速したエクアドルと入れ替わる形でW杯の大陸間プレーオフに進んだ。敗れていたボリビア戦が勝利になったり、最終節のコロンビア戦では間接FKが相手GKが触ってゴールするなど運も味方した。コパ・アメリカ2015を制した南米王者・チリは最終節に3位から一気にW杯圏外の6位まで転落し、まさかの予選敗退に追い込まれた。
CONMEBOLに加盟する全10ヶ国が参加。
2015年に1節から4節、2016年に5節から11節、2017年に13節から18節が行われた。
大陸間プレーオフは、2017年11月6日から14日の間に実施された。
大陸間プレーオフの組み合わせは、2015年7月25日にロシア・サンクトペテルブルク・ストレルナにあるコンスタンチン宮殿で行われた組み合わせ抽選会で決定した。
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