2016年のNFLは、2016年9月8日にNFL97回目のレギュラーシーズンとして開幕し、テキサス州ヒューストンで第51回スーパーボウルが開催された。1994年シーズンまでロサンゼルスを本拠地としていたセントルイス・ラムズが、この年から再びロサンゼルスに本拠地を構えることとなり、「ロサンゼルス・ラムズ」となった。
ドラフト
2016年4月28日-4月30日にシカゴのオーディトリアム・シアターでドラフトが行われ、7巡253名が指名された。全体1位でジャレッド・ゴフがロサンゼルス・ラムズに指名された。ラムズは全体1位指名権をドラフト指名権のトレードでテネシー・タイタンズから獲得した。ニューイングランド・ペイトリオッツはデフレートゲート事件のためドラフト1巡指名権を失った。
主なルール変更
以下のルールを1年間の試験導入することが決定された。
- キックオフのタッチバック後の攻撃開始地点が自陣25ヤードとする。
- アンスポーツマンライク・コンダクトを1試合2回犯した選手を自動的に退場処分とすることにした。
日程
- 主な日程
- ホール・オブ・フェイム・ゲーム:8月7日にパッカーズとコルツの対戦が予定されていたが、グラウンドのコンディション不良のため中止。なお、NBCがリオ五輪中継を行うため、ESPNで放送される予定だった。
- 開幕戦:9月8日に第50回スーパーボウルを制覇したブロンコスのホームでパンサーズを相手に開幕戦を迎えた。
- インターナショナルシリーズ:今年もロンドンではウェンブリー・スタジアムに加え、ラグビーワールドカップ2015決勝会場のトゥイッケナム・スタジアム、さらにメキシコのエスタディオ・アステカで公式戦を実施。10月2日にコルツVSジャガーズ、同30日にレッドスキンズVSベンガルズがウェンブリーで、10月23日にはジャイアンツVSラムズがトゥイッケナムで、11月21日にはテキサンズVSレイダースがアステカでマンデーナイトとして開催(全てのカードで右側のチームがホーム扱いとなる)。
- サンクスギビングデー: 11月24日の感謝祭の日には、ライオンズ(バイキングス戦)とカウボーイズ(レッドスキンズ戦)のホームゲームに加えて、サンクスギビングナイトとしてスティーラーズVSコルツがインディアナポリスで行われた。
- サタデーゲーム: 12月17日にニュージャージーでドルフィンズVSジェッツが開催された。
- クリスマスデー: 12月25日は第16週の日曜日にあたり、第16週はほとんどの試合が前日24日の土曜日に組まれた。(25日の開催は、夕方にピッツバーグで行われたレイブンズVSスティーラーズとサンデーナイトとしてカンザスシティで行われたブロンコスVSチーフスの2試合のみ)
- ニューイヤーゲーム:1月1日に開催される第17週は全16試合一斉開催となり、サンデーナイトはデトロイトで行われたパッカーズVSライオンズ(NFC北地区優勝決定戦)となった。なお、NHLウィンター・クラシックは1月2日に開催。
- プレーオフ: レギュラーシーズンは2017年1月1日に終了し、1月7日からプレーオフに突入した。カンファレンスチャンピオンシップはNFC(アトランタでパッカーズVSファルコンズ)が1月22日午後3時(ET)にFOXで、AFC(フォックスボロでスティーラーズVSペイトリオッツ)が午後6時30分(ET)にCBSで放送された。第51回スーパーボウルは2月5日午後5時30分(CT)より、ペイトリオッツとファルコンズの対戦でテキサス州ヒューストンのNRGスタジアムで開催され、全米ではFOXによって生中継された。
レギュラーシーズン
各チームの16試合の対戦相手はNFLの規則に基づき、前年度の成績や地区ごとのローテーションで自動的に決定される。
- 同地区(ホーム&アウェイ、6試合)
- カンファレンス内他の1地区総当り(4試合)
- カンファレンス内上記除く他地区の前年同順位(2試合)
- 他カンファレンスの1地区総当り(4試合)
2016年シーズンの地区外との対戦ルールは以下のようである。
:1度対戦 :2度対戦
レギュラーシーズン順位表
トーナメント表
NFLオナーズ受賞者
プロボウル
詳細は「2017年のプロボウル」を参照
脚注
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