![関西テレビ制作火曜夜9時枠の連続ドラマ 関西テレビ制作火曜夜9時枠の連続ドラマ](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
関西テレビ制作火曜夜9時枠の連続ドラマは、関西テレビ放送(KTV・カンテレ)を制作局として、2016年10月11日から2021年9月14日までフジテレビ系列で日本時間の火曜日21:00 - 21:54枠で放送されていた日本の連続ドラマ枠。通称、火9ドラマ。
これまで関西テレビは、1996年4月から2016年9月まで20年半に渡り、火曜22時台(通称『火10』)の枠でテレビドラマを放送していた。しかし、2000年代後半以降は視聴率の低迷に加え、2007年度に日本テレビが『火曜ドラマ』、2011年度にNHK総合テレビが『ドラマ10』、2014年度にTBSテレビが『火曜ドラマ』を新設。特にTBSテレビが高視聴率・話題作を連発するようになったことで更に苦境に立たされることになった。この状況を受け、関西テレビがバラエティ枠に充てていた火曜21時台をドラマ枠に転換する形で開始することになった。なお、これまでの『火10』枠は、関西テレビ制作のバラエティー枠に転換され(事実上の枠交換)、『COOL TV』枠で放送されていた『有吉弘行のダレトク!?』を時間拡大のうえで枠移動となった。これにより火曜日に関西テレビでレギュラー放送されている番組は2021年4月以降、ゴールデン・プライムタイム枠、23時からの30分の深夜バラエティ番組まで、全て自社制作となった。
フジテレビ系列としては、火曜21時台でのドラマはフジテレビ火曜9時枠の連続ドラマ(通称:火9)以来1年半ぶりとなる。それに引き続き、本枠も「火9」と呼ばれることがある。また、関西テレビ制作のドラマが火曜21時台に放送されるのは、1965年10月 - 1966年3月放送の単発30分ドラマ枠『松本清張シリーズ』以来実に50年半ぶりで、「連続」および「1時間」は史上初となる。
スポンサーについても体裁上22時台に移動したバラエティ枠と交換しており、ヒッチハイクとして小林製薬のCMが流れている。かつては、カウキャッチャーとしてロート製薬のCMが開始当初から2020年9月まで流れていたが、2020年10月期は出演者枠として第一三共ヘルスケアのCMに交代。2021年1月期からカウキャッチャーは廃止された。
この枠で放送される作品のジャンルは、サスペンスや刑事ドラマが多い。
関東地区では裏番組として、日本テレビ『ザ!世界仰天ニュース』やTBSテレビ『マツコの知らない世界』、テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』といった人気番組が放送されているため、視聴率が5%前後に落ち込むこともあり、毎クールで全話平均世帯視聴率が6%前後に低迷することも多い。一方で制作局・関西テレビのある関西地区では二桁に乗せることもあるため、西高東低が顕著である。本枠がドラマ枠になって以降も、改編期や年末年始にこの枠から2時間以上にわたる関西テレビ制作の特番を組むことがある(正月3が日など一部の例を除く)。
『明日の約束』から『10の秘密』までと『大豆田とわ子と三人の元夫』は、本編の放送終了後に「チェインストーリー」がGYAO!にて配信された。また『まだ結婚できない男』では、これまでは単発作品のみで行っていた視覚障害者向けのステレオ2方式解説放送をレギュラー放送でも実施した。
同シリーズは「火10」時代から引き続き、多くの作品は東京のプロダクションとの共同制作、ないしは東京支社のスタッフ主体で、東京メディアシティ(TMC)・レモンスタジオ含めた東京周辺のスタジオでの収録が主体となっていたが、2020年夏季クールは2025年日本国際博覧会を控え、京都市と神戸市を舞台に、その周辺を含めた関西で全編収録した連続ドラマを2本製作して放送すると発表した。1本目は京都市を舞台とした『探偵・由利麟太郎』で6月16日 - 7月14日に5回シリーズとして放送された。2本目は神戸市を舞台とした『DIVER-特殊潜入班-』で、当初4月14日から放送される予定だった東京収録の『竜の道 二つの顔の復讐者』の収録・放送が新型コロナウイルスの流行拡大に伴い制作進行の遅れなどが生じたことから、放送の順序を入れ替えて7月28日 - 9月15日に『竜の道』を放送した後に9月22日 - 10月20日に5回シリーズとして放送された。
2021年10月改編で本枠は関西テレビが制作を担当する月曜22時のバラエティ枠と交換する形で月曜22時台に移動した。月曜22時台にドラマ枠が設置されるのは1996年3月以来25年半ぶりとなる。これにより、本枠は2021年7月期の『彼女はキレイだった』を最後に廃枠となった。また、1996年4月から設定されたフジテレビ系列の火曜日の連続ドラマ枠「ゴールデン・プライムタイム」は一旦中断する。同年10月からは月曜22時台に放送していた『所JAPAN』が当枠に移動する。関西テレビ制作による番組の連続編成は維持され、フジテレビ系列の火曜日のバラエティ番組が連続する編成は1996年3月以来となる。また、フジテレビ系列の21時台ドラマ枠は2016年3月以来5年半ぶりに「月9」のみとなっていたが、2023年10月に「金9ドラマ」が新設され、再びフジテレビ系列の21時台ドラマ枠はの2枠となった。民放での火曜日の連続ドラマ枠はTBSテレビの火曜ドラマのみとなっていたが、2022年10月からテレビ朝日が『火曜9時ドラマ』として1年ぶりに復活することになった。更に、2023年4月からは同局制作の火曜23時台もバラエティ枠から連続ドラマ枠『火ドラ☆イレブン』に転換。1年半ぶりにフジテレビ系列の火曜日の連続ドラマ枠が復活することになった。
2024年10月改編で3年ぶりに連続ドラマ枠が設置される予定だが、フジテレビ制作の金曜21時枠が移動・復活することになった。その一方で、2015年4月から続いていた関西テレビが制作を担当する当枠の処遇は未定となっている。
原則、関西テレビの自社完全制作のため、「制作著作 8 カンテレ」とクレジットされている。ただし以下の制作会社記号が太字の作品は当該制作会社との共同制作作品のためクレジットが異なる(「制作 8 カンテレ」が上段、制作会社ロゴが下段)。
(初参画順。共同制作・制作協力共通)
最新話見逃し配信は関西テレビの放送日時基準のため、地上波放送の終了時刻が繰り下がった場合は、終了次第配信。遅れネット局は動画配信が先行する。
過去分はドラマ毎に配信元が異なるため、各記事を参照。
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