サトノアラジン(欧字名:Satono Aladdin、2011年2月16日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2017年の安田記念、2016年の京王杯スプリングカップ、スワンステークス。
全姉に2014年のエリザベス女王杯を制したラキシスがいる。
2013年8月10日、新潟競馬場の2歳新馬でデビュー。1.5倍の圧倒的人気に応え3馬身半差で圧勝する。2戦目は東京スポーツ杯2歳ステークスに出走、ここでも1倍台の人気を集めるが5着に敗れる。次走のラジオNIKKEI杯2歳ステークスは3着となる。
3歳になり共同通信杯に出走、早めの競馬で3着となる。続く自己条件のゆきやなぎ賞は1.2倍の人気に応えられず2着に敗退。その後、4か月休養し、休養明けの茶臼山高原特別を完勝、昇級戦の九州スポーツ杯でも3馬身で勝利し連勝。続く、神戸新聞杯は4着となり、菊花賞の優先出走権は獲得できなかったが、抽選により菊花賞への出走が叶い、6着となる。2か月ぶりとなった逆瀬川ステークスは6度目の単勝1倍台となるが6着に敗れる。
3か月ぶりとなった4歳初戦、武庫川ステークスは2馬身差の2着、春興ステークスを上がり最速で勝利し、昇級戦のモンゴル大統領賞を1馬身3/4差で1着、連勝を飾る。次走エプソムカップは逃げるエイシンヒカリをクビ差捉えられず2着に惜敗。5か月ぶりのレースとなった富士ステークスはダノンプラチナとともに追い込むが再びクビ差の2着となる。次走、マイルチャンピオンシップは0.2秒差の4着。初の海外遠征となった香港カップは11着に敗れる。
4か月の休養明けとなった5歳初戦、ダービー卿チャレンジトロフィーは0.2秒差の3着、続く京王杯スプリングカップでは今後主戦となる川田将雅が騎乗、レースは後方待機から直線で力強く末脚を伸ばしてサンライズメジャーに1馬身半差をつけ重賞初制覇を飾った。勝ちタイム1分19秒6はレースレコードでの勝利となった。次走の安田記念は4着に敗れる。夏は休養に充て5か月ぶりのレースとなったスワンステークスは後方から競馬を進め、直線外から上がり最速の脚で突き抜け、サトノルパンに1馬身1/4差をつけ1着、重賞2勝目を手にした。次走のマイルチャンピオンシップは1番人気での出走となったが今一つ伸びきれず5着に敗れる。その後は前年と同じく香港に遠征し香港マイルに出走、1番人気となるが7着に終わる。
5か月の休み明け、連覇を狙った京王杯スプリングカップは1番人気に推されたが9着に惨敗する。6月の安田記念は中団からやや後方でレースを進めると直線で外から一気に脚を伸ばして、逃げ粘るロゴタイプをゴール前で捕らえ勝利し、GI初制覇を果たした。秋に入り、10月8日の毎日王冠は後方から追い込んできたがリアルスティールのクビ差2着となる。続く天皇賞・秋は不良馬場に泣き18着、3年連続出走となったマイルチャンピオンシップでも12着に終わる。引退レースとなった12月の香港マイルは後方追走から捲り気味に進出するも直線で失速し11着と惨敗した。翌2018年1月5日付で競走馬登録を抹消、引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入りする。
2018年から北海道安平町の社台スタリオンステーションでスタッドインした。同年のシーズンオフからは、ニュージーランドのリッチヒルスタッドでもシャトル種牡馬として繋養される。
2023年からは北海道日高町のブリーダーズ・スタリオン・ステーションに繋養される。
ニュージーランドの2022/23年シーズン(2022年8月~2023年7月)における2歳リーディングサイアーに輝いた。また、オーストラリアンオークスやニュージーランドオークスを制したペニーウェカらの活躍もあり、2022年の種付け料1万2500NZドル(およそ100万円)から4万5000NZドル(およそ400万円)へと大幅にアップした。
以下の内容はnetkeiba.comの情報に基づく。
初年度となる2018年は種付け料100万円で118頭の繁殖牝馬と交配された。
2021年6月10日、門別競馬第2競走でオミワタリが勝利して産駒の初勝利を挙げた。同年7月25日、新潟競馬第5競走でレディバランタインが1着となり、産駒のJRA初勝利を挙げた。
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