北海道放送株式会社(ほっかいどうほうそう、英: Hokkaido Broadcasting Co.,Ltd. 略称:HBC)は、北海道を放送対象地域とし、中波放送(AM放送)およびテレビジョン放送事業を兼営している特定地上基幹放送事業者である。
テレビはJNNの基幹局(五社連盟)。札幌放送局のコールサインはJOHR-DTV、リモコンキーIDは「1」。
ラジオ(中波放送(AM放送))はJRN系とNRN系のクロスネット局。札幌放送局のコールサインはJOHR。ラジオ事業についての詳細はHBCラジオを参照。
上記の放送局はいずれも現存しているが、2003年(平成15年)4月以降独自番組の制作を取りやめており、ラジオ・テレビの送信、および取材拠点としての業務のみを行っている。
その他、かつては網走市・紋別市に通信部もおかれていたが廃止された。
かつては札幌市内の手稲山一帯でスキー場・遊園地などからなる株式会社テイネオリンピアを三菱マテリアルとの合弁で運営していたが、その後加森観光にすべて売却された。
札幌テレビ放送(STV)がラジオ局を分社した ことによって、道内の民放では唯一の同一法人によるラジオ・テレビ兼営局となった。
データ放送を実施しており、番組表サービス「Gガイド」を配信している。
系列新聞は北海道新聞(道新)・道新スポーツとされているが、道新が北海道文化放送(UHB)・テレビ北海道(TVh)とも関わりが深いことに加え、HBC側も2020年(令和2年)9月に道新のライバルである十勝毎日新聞社グループと包括提携を結んでおり、2022年現在特定の新聞社との繋がりは薄くなっている。
現在のマスコットキャラクターは猿がモチーフの「もんすけ」で、過去には1992年(平成4年)8月のラジオ「AMステレオ放送」開始時に「ラジレオくん」というキャラクターを使用していた。キャッチフレーズは「ガッチャンコ」(2014年7月より)。
HBCの初代社長を務めた阿部謙夫は当時の親会社であった道新から派遣され、開局当初は道新系列の放送局であったが、阿部が亡くなった1972年(昭和47年)にHBCと道新が協力してUHBを開局した。UHB開局後、HBCと道新の資本関係はマスメディア集中排除原則の兼ね合いから毎日新聞社と東京放送(現・TBSホールディングス)のように希薄になったが、ラジオニュースでは平日日中の00分時に「道新ニュース」30分時は「HBCニュース」の名称を使用し、現在も引き続き良好な関係が続いている。なお、現在の筆頭株主は共栄火災海上保険である。
テレビドラマは1957年(昭和32年)から生放送で制作を開始、1958年(昭和33年)11月から「東芝日曜劇場」での制作に参加し、1993年(平成5年)まで約150本の作品を制作した ほか、「近鉄金曜劇場」などの放送枠でもドラマを制作した。これらの放送枠から『うちのホンカン』『ダンプかあちゃん』『幻の町』などの作品を全国に送り出し、日本民間放送連盟賞や芸術祭賞などを数多く受賞。芸術祭賞では『オロロンの島』(1962年)が文部大臣賞を受賞している。「日曜劇場」がTBS制作の連続ドラマ枠になってからは他の2時間ドラマ枠にて年2本のペースでドラマを作り続けてきたが、キー局やスポンサー等の関係で現在は特別番組としてのテレビドラマを年1作程度制作しているほか、ラジオドラマの制作にも再び力を入れるようになった。2012年(平成24年)には「HBC創立60周年記念作品」として企画された連続ドラマ「スープカレー」(TEAM NACS主演)を全国ネットで全10回にわたり放送している。
ドキュメンタリー番組も数多く制作しており、代表的なテレビ作品として『ヤンキー母校に帰る』や『大草原の少女みゆきちゃん』などがあり、両作品ともDVD化されている。芸術祭賞でも制作番組が受賞しており、『地底の葬列』(1982年)・『ヒューマンドキュメンタリー いのちの記憶 -小林多喜二 二十九年の人生-』(2008年)が大賞を受賞した。近年では『記憶障害の花嫁 最期のほほえみ』が2011年度のJNNネットワーク大賞を受賞した。
上記の他、バラエティ番組も自社制作しており一部はローカル枠を利用してゴールデンタイムに放送されたり、単発番組として全国放送もされている。
青少年を対象とした文化活動も積極的に行っており、『HBC少年少女合唱団』『HBCジュニアオーケストラ』を企画・運営しているほか、『全国こども音楽コンクール』の北海道ブロック大会として『HBCこども音楽コンクール』も主催している。
2001年(平成13年)4月に気象庁より道内の放送局で初めて「天気予報業務許可業者」としての認可を受けたことに伴い、2001年(平成13年)12月に「HBCウェザーセンター」を開設し独自の天気予報が可能となった。
道外でも青森県の一部や北方領土でテレビの視聴やラジオの聴取が可能である。
2021年(令和3年)10月現在、JNN基幹局(五社連盟)では唯一認定放送持株会社に移行していない。
1959年(昭和34年)竣工(1967年(昭和42年)増築)のHBC会館は老朽化が著しく、2017年(平成29年)5月26日の会見で会館に隣接する立体駐車場(HBCパーキング)を解体した跡地に新社屋を建設することを発表 した。
規模は地上9階・地下1階建、延床面積は現会館と同規模の1万2376平方m。設計・監理は現会館と同じ久米設計札幌支社。施工は入札の結果、熊谷組北海道支店が請け負った。2018年(平成30年)9月に着工し、2020年(令和2年)3月31日に竣工。 業務開始は9月23日で、運用開始はラジオは9月21日、テレビは10月12日にそれぞれ運用開始した。
新社屋内部には、社員用ラウンジに併設して関係者用のセイコーマートの無人店舗も設置されており、それに伴いHBCはセコマ(「セイコーマート」の持株・統括会社)と「災害時における物資の供給及び連携等に関する協定書」を締結した。これは、セコマが他に無人店舗を出店している三井住友海上火災保険や損害保険ジャパン北海道本部などと同様の対応である。
テレビスタジオは生放送中心の第1、収録中心の第2、そしてスポットニュース用のNの3室で、そのうち第2サブは4K対応である。
ラジオスタジオは生放送中心で大きな外装がある第1と第2、収録用の第3と第4の4室 で、他にナレーション録りや編集を行う編集ブースもある。
また地下にはHBCジュニアオーケストラ・HBC少年少女合唱団の練習スタジオも整備されている。
なお旧社屋であったHBC会館はその後新社屋運用開始後に解体され、HBC会館跡地にはNTT都市開発がホテルやオフィス、商業施設などが入る110.92㎡の27階建ての複合高層ビルを建設する予定。
TBSの美術部が制作した初代のロゴマーク(以下「旧ロゴ」と記載)は、1956年(昭和31年)から2001年(平成13年)11月まで45年にわたり使用していた。テレビでは旧型の湾曲ブラウン管型の図形のなかに「HBCテレビ」のロゴを模ったものもあり、これは現在もマイク、記者腕章、本社駐車場内車庫の外壁、中継・機材車、札幌を除く道内各放送局の外壁、一部テレビ・ラジオの送信所と中継局に残っている。なお、本社社屋に掲示していたロゴマークは、旧ロゴと多少デザインが異なったものも掲げられていたことがある。
創立50周年を迎えた2001年(平成13年)12月より、旧ロゴをスマートにした現在の文字ロゴ(2代目。以下「正式ロゴ」と記載)に変更された。主に本社社屋の外壁、放送機材、封筒、テレビ・ラジオの番組表、ホームページなどで使われている。また、札幌ドームレフトポール際のフェンスに広告掲示している「テレビ・ラジオ」の表示にも使用しているほか、一部の送信所・中継局でも使われている(地上デジタル放送送信施設のあるテレビ送信所・中継局はほとんどがこのロゴマークとなっている)。
2006年(平成18年)の春改編時からは、テレビ放送用の新ロゴ(3代目)も登場。「1からはじまるHBC」のキャッチフレーズで「B」の中に数字の「1」がデザインされ、グリーンで配色された新ロゴはデジタルテレビ放送のPRも兼ねて正式ロゴと2011年(平成23年)10月31日まで併用し、データ放送を含むテレビ画面のウォーターマークやHBCの地上デジタル放送の受像機表示アイコンのほかニュース速報・気象警報・交通情報、TBSニュースバードの取材クレジット表記などに使用していたが、2011年(平成23年)11月1日からは従来の正式ロゴに戻された。なお、テレビ送信所・中継局では当初より新ロゴを使用せず、旧ロゴや正式ロゴを掲示している。
北海道新聞ではテレビ・ラジオ欄とも「HBC」と略称のみで掲載。その他(道新以外に)道内で購読されている全国紙・地方紙は「HBCテレビ」及び「HBCラジオ」と表記している(以前は道新でも1982年(昭和57年)頃まで「HBCテレビ」及び「HBCラジオ」と表記していた)。
青森県を中心とした道外地方紙では、東奥日報がHBCをはじめとする道内のテレビ・ラジオ番組をハーフサイズで掲載(ラジオ欄は「HBCラジオ」、テレビ欄は「北海道放送」 と表記)。また全国紙においてもスポーツニッポンとしんぶん赤旗の北東北版はHBCをはじめとする道内のTV番組を極小サイズで掲載している(道内ラジオはスポニチ北東北版がFMラジオ局のみ掲載、道内AMラジオ局を掲載しているのは東奥日報のみ)。また、かつての河北新報ラ・テ欄では、テレビが「北海道テレビ」 と、ラジオは「北海道放送」と記載されていた。
フィラー番組『TBS NEWS』 は、当初札幌放送局(本社直轄で札幌都市圏ならびに小樽市周辺地域)のみの終夜放送(月曜未明の一部を除く)であったが、2005年3月28日から道内全域で終夜放送している。ただし、不定期に一部地域で放送休止となる場合があり、メンテナンスの状況によってはフィラー開始前のHBC天気予報とその前のテレビショッピングの放送も一部地域で休止となる場合がある(主に月曜日未明)。『TBS NEWS』が放送休止(放送開始まで数分程度あるいは衛星配信そのものが休止)の場合は本社に設置されているお天気カメラの風景映像に音楽を交えて放送される。TBSニュースバードのフィラー放送開始以前は本社に設置されているお天気カメラの風景映像に音楽を交えて放送される形式だった(画面下にアナログテレビ放送終了の告知を表示。以前は次番組の予告を表示していた)が、これも当初は札幌放送局管内のみで他の地域では道内局独自のカラーバーまたはNTT中継回線テストパターンを流していたか停波していた。 『TBS NEWS』のフィラー放送時、ワンセグでは随時、ワンセグ向けに独自の番組を放送することがある(午前4時台)。
プロ野球(NPB)公式戦の中継については、TBS系列でDeNA(TBSテレビ制作)・中日(CBCテレビ制作)・阪神(毎日放送制作)・広島(中国放送・TBSテレビ共同制作)対巨人戦を放送する時でも、北海道放送では自社制作による北海道日本ハムファイターズ戦(ホーム・ビジター を問わず)を中継する(この場合、タイトルは『Bravo!ファイターズ』に変わる)。その場合でも、対巨人戦はBS-TBS・TBSチャンネル(阪神対巨人戦はGAORAでTigers-ai制作分を放送)でも視聴可能となっており、道南の一部地域では、青森テレビでの視聴が可能となっている。
ゴールデンタイムにナイター中継を放送する場合、CBCテレビ・毎日放送・中国放送・RKB毎日放送とは異なり(毎日放送とRKB毎日放送はごく一部の日程のみ)、JNN協定に「単発特別番組など特例の場合を除き、後日放送を行うことは認められない」という規定がある関係で、通常番組を差し替えて放送することは事実上困難であり、地元にプロ野球球団が存在する東北放送でも同様の対応となっている(一時CBCテレビや中国放送と同様にネット番組を休止して独自のナイター中継に差し替えていたことがある)。 なお、過去に北海道放送でゴールデン枠の対巨人戦が差し替えられたケースは2005年と2007年(3月30日、4月20日、5月18日)に3回ほどあったが、2004年と2006年はわずか1回の中継にとどまっている。その後は、水曜日や週末などのローカル枠にて放送しており、北海道コンサドーレ札幌やレバンガ北海道の試合中継も同様に実施した経験がある。
北海道のテレビ局ではで唯一、深夜アニメの製作を手がけている。『ああっ女神さまっ』(第1期)はTBSテレビでは深夜に放送されていたが北海道放送では朝6時から放送された(地上波では北海道放送のみネット)。しかし『ああっ女神さまっ それぞれの翼』(第2期)は枠の関係からか未放映(地上波では毎日放送のみネット)となった。 近年はテレビ北海道に次ぐ数の深夜アニメを放送しており、2006年4月より独立局アニメに参入し、2012年4月からはアニメ・声優情報バラエティ『コエキタ!!』が放送された。だがキー局のTBS制作による深夜アニメは、2014年4月期の『ブレイドアンドソウル』から2021年10月期の『プラチナエンド』(BS11と共同製作参加)まで7年半も放送されていない状況が続いていた。
ワンセグ放送のみ、番組情報が一切記載されない。
この他、ウェザーセンターと報道フロア内に顔出しブースがある。
企業・団体は当時の名称。出典:
地上デジタル放送では、原則として親局は1社1局とされた(総務省が定めたコールサインの割り当て原則による)ため、札幌放送局を除く道内各放送局にはデジタル放送のコールサインが付与されず、札幌放送局管内の中継局扱いとなった。
2011年7月24日まで放送した地上アナログ放送では、札幌以外の各放送局にもコールサインが割り当てられ、各局ごとにローカル放送も行っていた。現在はラジオのみ、ローカル放送を行っている。本項目では、札幌以外の各放送局が使用していたアナログ放送のコールサインを親局のみ記載する。
基幹送信所施設は札幌送信所のみHBCは局単独で使用しているが、他の道内各基幹局の施設はすべて他の放送事業者と共同使用しており、中継局施設もすべて民放各局(一部はNHKも含む)と共同使用している。
地上デジタル放送のリモコンキーIDは、HBCはかつての札幌局(手稲山)のアナログ放送の親局のチャンネルで使用してきた「1」を使用している。TBS系列でリモコンキーIDの「1」はほかに、宮城県の東北放送と鹿児島県の南日本放送も同様の理由で「1」を使用されている。またHBC・TBC・MBC以外のTBS系列のリモコンキーIDは、RCC・tys・NBC・RKK・OBS・RBCが「3」、MBS・RKBが「4」、CBCが「5」、その他16局はTBS(キー局)・IBC・MROのかつてのアナログ放送チャンネルと同じ「6」が使用される。このため、NHK総合テレビジョンの札幌・旭川・函館・室蘭・帯広・北見・釧路のリモコンキーIDは、かつてのNHK札幌のアナログ放送の親局と同じ「3」 になっている。
地上デジタル放送のUHF送信アンテナは2011年7月24日まで使用したVHFアナログ放送用送信アンテナより高い位置に設置し、オレンジのかかった色のものとなっている。
1956年に完成したアナログ放送用VHF送信アンテナはST型の物を使用していたが、落氷雪対策および地上デジタル放送の共同実験施設としての使用と地上デジタル放送開始に伴うUHFアンテナの取り付けに対応するため、1970年代以降に送信鉄塔を別の位置に新設して従来の鉄塔よりも高くした上で、送信鉄塔の四隅にVHF送信アンテナを取り付ける形式に変更された。2012年初頭には1956年のアナログテレビ放送開始当初から長年使用していた送信所局舎の老朽化に伴い、現局舎の隣に新しく建設されたデジタルテレビ送信所の局舎が完成した。
電波をできるだけ遠くへ送信するため、標高1024mの手稲山の山頂にテレビ送信所を設置することを決めたHBCであるが、当時、その建設工事は「無謀」とも「不可能」とも言われていた。その中で決行された手稲山テレビ送信所の建設は、現場までの道路を通す工事から着手し、その後建設工事は難航したものの大きな事故もなく完成した。これにより全国でも類を見ない、手稲山に初めて設置されたHBCのテレビ送信所の電波が、手稲山から遠く離れた場所にも届くことが実証されたのである。
送信所の設置場所については前述の理由で手稲山を主張していたHBCと、手稲山の開拓は困難だとしてさっぽろテレビ塔を主張していたNHK札幌放送局の間で主張や意見が対立していた。NHK札幌放送局とSTVは当初さっぽろテレビ塔に送信所を設置していたが、HBCが手稲山に送信所を設けたことで離れた場所でも電波が届くことが実証されたことから、HBCの主張が正しかったことを認める形で後に両局とも手稲山に送信所を移設している(NHK札幌放送局のEテレは当初から手稲山)。
中継局
デジタル送信所はTVhを除く民放各局とNHK旭川放送局が共同で旭山(NHK-FM送信所隣)に新設した。送信鉄塔はNHKと民放各局が共同使用するが、局舎は民放各局のみ使用する。
旭川放送局は当初旭川駅前にあった「アサヒビル」に入居していたが、1991年9月に北海道旅客鉄道(JR北海道)旭川駅と一体化した局舎を新築し移転。しかし旭川駅の高架化に伴い2010年10月に現在地へ再移転した。
移転前の旭川放送局1階にはテレビ・ラジオそれぞれにスタジオがあった(ラジオスタジオは業務フロアにも1つあり)が、HBCではほとんど使わなくなったため、全面ガラス窓でサテライトスタジオとして使用可能であったラジオスタジオは、当時旭川駅舎内に本社があったコミュニティ放送局「FMりべーる」に貸し出されていた。しかし2006年にHBCがスタジオの明け渡しを要請したため、FMりべーるは2006年5月に買物公園に面する「ヨシタケパークビル」へ移転。FMりべーるが使用していたスタジオは、現在地への移転まで地上デジタル放送のPR拠点として活用していた。また、かつてはアナログハイビジョンの受信公開やCS放送各局のモニターが映し出されていた施設としてHBCメディアプラザ「AC’S」(エーシーズ)もJR旭川駅1号館2階にあり、一般客も入場できたが、数年後に閉鎖された。
アナログ放送には、「JOHE-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
送信所施設はTVhと共同使用。
函館送信所から発射される電波は、津軽海峡を超えて青森県の一部地域でも直接受信または共同受信設備(CATV)を通じて視聴可能。
音声多重放送は、地上デジタル放送を開始した2007年10月1日(実際には2007年8月30日13時の試験放送)より実施された。
2007年10月1日から放送開始した地上デジタル放送はTVhのUHF送信アンテナをそのまま使用しているため、指向性がかけられている。これにより、青森県では函館市から距離が離れていない大間町周辺などの一部地域を除き、受信が困難な場合がある。
アナログ放送には、「JOHO-TV」のコールサインが付与されていた。
函館蛾眉野中継局は、2013年1月より蛾眉野地区テレビ受信組合によるギャップフィラーでの送信を開始したことにより廃止された。
中継局
地上デジタル放送はTVhを除く民放各局が共同でデジタル送信所を新設し、2007年10月1日より放送開始した。
2003年3月までは放送センターが置かれていた。
アナログ放送には、「JOQF-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
デジタル送信所はUHB、AIR-G'、NORTH WAVEと共同使用。
開局当初は現在の送信所の近くに設置した超巨大パラボラアンテナで札幌局からの電波を受信して帯広地区に向けて再送信したり、釧路放送局などへの中継拠点として利用していた時期があった。これは日本電信電話公社(電電公社、現・NTT→NTT東日本)の中継回線使用料が割高だったためで、その節約のための苦肉の策であった。
アナログ放送には、「JOHW-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
送信所施設はUHB、AIR-G'と共同使用。
2003年3月までは放送センターが置かれていた。
アナログ放送には、「JOQM-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
地上デジタル放送の送信所は、TVhを除く民放各局とNHK釧路放送局が共同で釧路市春採8丁目(旧UHBアナログ送信所)に新設。鉄塔・UHF送信アンテナは2011年8月に開局したTVhを含め共同使用しているが、局舎は単独で新設したTVhを除く各局が共同使用している。
建設の模様は2006年10月15日放送の『HBC広場〜あなたがご意見番〜』でも紹介された。
2003年3月までは放送センターが置かれていた(現在はラジオ送信所機能のみ存続)。
アナログ放送には、「JOQL-TV」のコールサインが付与されていた。
中継局
アナログテレビによる音声多重放送は札幌放送局(胆振管内の苫小牧市及び勇払郡も含む)のみで実施していた。北海道は放送区域が広大で多くの中継施設を要し、かつ冬季の除雪費用が余分にかかったこと、道内各放送局・中継局を結ぶ中継回線(全道ライン)にNTTのマイクロ波を使用していた頃の使用料が高額だったことに起因している。
地上デジタル放送の開始により、全道ラインはHOTnet(北海道総合通信網)に移管された。これにより、全国で唯一アナログでの音声多重放送が行われなかった函館・旭川・帯広・釧路・北見・室蘭の各放送局管内でも、HBCを含む道内民放テレビ各局の音声多重放送を楽しめるようになった。2か国語放送・ステレオ2音声放送・5.1chサラウンド放送を行わない限り、モノラル収録であっても常時ステレオ放送の状態となっている。
地上デジタル放送開始後はプロ野球中継を中心に音声多重放送で製作・放送されるようになった。
現在の番組の詳細は、公式サイトあるいは テレビ週間番組表 を参照。
2023年10月現在。●印は毎日放送制作、▲印はCBCテレビ制作
関東地区では独立UHF局ネットで放送された為、UHFアニメにも分類されることがある。
項目のない人物のみ、職歴を記載。
気象キャスターは全員、HBCウェザーセンター所属。
太字は現職。
●は故人。
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