大原 さやか(おおはら さやか、1975年12月6日 - )は、日本の女性声優、ナレーター、DJ、ラジオパーソナリティ。神奈川県横浜市出身。東京俳優生活協同組合所属。
子供の頃から芝居が好きであったが、「声優」という職業を意識し始めたのは、中学生か高校生になった頃で、CDドラマなどを聴かせてくれた弟の影響があるとのこと。鎌倉女学院中学校・高等学校時代の中高6年間は演劇部に所属し、おこづかいをつぎ込んでミュージカルを観に行くなどしていた。
青山学院大学に進学し、1997年、俳協ボイスアクターズスタジオに第11期生として入所した。
デビュー前後には、舞台出演を経験している。しかし、すぐに仕事は来なかったため、オーディションを受けつつ、アルバイトをこなしながら、友人と劇団を立ち上げて芝居をしていた。デビューした数年間はナレーション関連の仕事が主であったが、2000年代に入ってから、アニメ出演が増えていった。1999年4月より、『NOW HITS STREET』(bayfm)のDJを担当している。
2009年12月6日、自身の誕生日に結婚したことを、公認サイト「大原省」で発表した。相手の男性は1歳年上の役者。
2013年3月1日、第7回声優アワードで助演女優賞を受賞した。
2023年10月13日、婚姻関係が解消済みであることを自身のTwitterで公表した。
声種はメゾソプラノ。アニメ、アテレコ、ラジオ、ナレーションなどで活躍。役柄としては大人の女性を演じることが多いが、脱力系や少年・少女役も演じる。ナレーションでは、アニメで演じているような個性を極力抑え、地声よりやや低いトーンで話す。
テレビ番組やCM等のナレーションを多数担当しているほか、音声案内や関東地方の鉄道事業者の駅構内の自動放送や店内アナウンスなど、さまざまな媒体に起用されている。とくに関東圏の駅の自動放送においての使用率は少なくとも5割を占めているとされる。2000年代前半は、ナレーターから格上げで、番組内でのリポーターやアシスタントとして映像出演することがあった。
bayfmの帯番組『NOW HITS STREET』を1999年から現在までDJを担当し、毎回多種多様な音楽アーティストの楽曲の解説をしているほか、アーティスト本人へのインタビューを行なっている。アニラジではラジオパーソナリティを務めることがある。
特技はチェロ演奏。大学生時代は管弦楽団に所属し、大学の管弦楽団の先輩の誘いで現在は地元・神奈川を拠点に活動しているサファリオーケストラの活動にも参加した経験があり、パーティーでBGMとしてカルテット演奏のバイトを何回かしたことがある。また、自身が声を担当した『テイルズ オブ リバース』のヒルダ・ランブリングはチェロが得意という設定である。
趣味は香水集めである。
京都好きであり、暇を見つけては度々訪れている。一人で行くことが多く、朝4時起きで6時過ぎののぞみに乗って、1泊してから(次の昼に仕事が入っていたため)朝一番に帰ることもあった。
京都・観光文化検定(通称・京都検定)の2級に合格している。京都以外にも温泉地など、様々な土地へ出かけており、旅行自体も好きである。
和服を好んでいる。着付けが得意で、着付け講師認定準1級を所持している。
読書を好んでおり、年に数回、書店で本を大量に買い込むことがある。『詩とメルヘン』を中学時代から休刊になるまで購読していた。
英語が堪能で、英検準1級を取得している。パーソナリティを務める『『うみねこのなく頃に』Episode R -Radio of the golden witch-』では、冒頭の番組タイトルコールで、サブタイトルを流暢な発音で読み上げている。
学生時代から演劇・ミュージカル好きで、同業者が出演している舞台に足を運んでいる。『レ・ミゼラブル』は中学生時代からのファン で、この世界を目指すきっかけになっており、博多で行われた公演へ観に行くほどの熱の入れようである。
劇団の中でも音楽座のファンで、17歳の頃にファンクラブに入り、劇団の役者と友達になり、千秋楽の舞台セットの解体まで手伝っていたことがある。同劇団の作品の中でも「マドモアゼル モーツァルト」に対しての思い入れは深い。
伊藤静とは仲が良く、2009年7月26日、伊藤が行ったイベント「伊藤静 Talk&Live『あそびにおいで(*´艸`*)』」にゲスト出演した。多くの候補曲から伊藤が選んだ中島みゆきの『糸』を伊藤と共に歌った。大原は『糸』について、中島が歌ったオリジナルのものではなく、Bank Bandがカバーしたもので初めて知り、好きになったという。
『XXXHOLiC』で共演した菊地美香とも交流が多い。菊地が出演した『超忍者隊イナズマ!』を担当したり、大原の好きな『レ・ミゼラブル』に菊地が出演していたりと、お互いに縁が深い。菊地から自身の結婚披露宴の司会を頼まれ、2009年12月6日(大原自身の誕生日であり、入籍した日でもある)に式を担当した。また、2007年5月13日に『カレイドスター』でアソシエイトプロデューサーを務めていた池田東陽の人前式、披露宴の司会をしたこともあり、友人・知人からイベントの司会を頼まれる機会が多い。
豊口めぐみとは同じ和服・ミュージカル・演劇好きということで、収録現場で逢うと関連話(特に『レ・ミゼラブル』)で盛り上がる。
大学時代にいくつものアルバイトを経験している。背中専門のモデル、エキストラのアルバイトで『ラブジェネレーション』(フジテレビ系)、『ふぞろいの林檎たちIV』(TBS系)などに出演していたことがある。横浜のイタリアレストランでもアルバイトをしたことがあったが、店長に泣かされるなど「大人の理不尽さ」や「虐げられる弱い立場」を思い知らされ、トラウマになっているという。レストランに行った際、その店で働いていた元社員がいて驚いたことがあった。
『NOW HITS STREET』担当開始時から、自ら局に出向いて過去放送分をオンエアテープからダビングし、何回も聞いて復習していた。その後、2006年12月1日に収録スタジオが幕張の新スタジオが幕張ワールドビジネスガーデンに移転にともなうデジタル化で、この作業ができなくなった。京都出身のアーティストがゲストに来た場合、京都話で盛り上がり、京都のお薦めの場所を質問して教えてもらっている。ただ、京都出身だから京都に詳しいとは限らず、逆に大原が名所の説明をして、相手が感嘆することもあるという。
『ケイコとマナブChannel』の仕事では、30秒番宣のナレーションから、マスコットキャラ「テレビくん」の声、局宣番組で初めての顔出し出演までしていた。番組撮影では、メイクアーティストとスタイリストが付かなかったため、自身でヘアメイクをし、自前で用意した4〜5パターンの衣装をシーンごとに着替えていた。さらにチェロ演奏まですることになり、バッハやモーツァルトはなぜか「著作権の問題がある」と言われ、即興で5〜6小節のオリジナル曲を演奏したという。
アニメ『スクラップド・プリンセス』にてラクウェル・カスールの声を演じると共に、次回予告ナレーションを担当していた。
2005年9月頃にフジテレビから生番組への出演依頼が来たが、断ったことがある。依頼内容は「au携帯電話の音声案内の声は誰がやっているか」というコーナーへの出演であったが、当時大原の音声が使用されていたのは一部(全面切り替えは同年12月1日以降)であったことと、「ナレーターとしての顔出しもどうかと思う」ということを理由に辞退した。
『となグラ!』最終話は、大原の提案で出演者全員が浴衣でアフレコに臨んだ。
視力はあまり悪くはないが、コンタクトレンズを使用している。
幼児洗礼を受けて以来、クリスチャン(カトリック)である。
太字はメインキャラクター。
※はインターネット配信。
ボイスオーバー、本人の映像出演なども記載。
他多数出演。
他多数出演。
ほか多数出演。
その他多数。
アニメイベントなどの出演は省略。
他多数出演。
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