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ジャパンカップサイクルロードレース


ジャパンカップサイクルロードレース


ジャパンカップサイクルロードレース(Japan Cup Cycle Road Race)は、毎年10月に栃木県宇都宮市森林公園周回コースで2日間にわたり開催される自転車ロードレース大会である。2008年にUCIアジアツアー「1.1」(ワンデイレース・1級カテゴリー)から「1.HC」(同・超級カテゴリー)に、2020年からUCIプロシリーズに格上げされた。宇都宮市主催、日本自転車競技連盟主管。

概要

1990年に宇都宮市で開催された世界選手権自転車競技大会のロードレース部門のメモリアルとして1992年から開催されている。日本国内のワンデーレースでUCIプロチームを招待できる数少ないレースであることなどから、日本国内最高峰の自転車ロードレースと位置付けられる。

この大会はヨーロッパでの主要レースが終わったあとに開催されるが、調整の遅れやケガなどで不本意な成績に終わった選手にとっては翌年の契約条件を有利にする最後のチャンスとなるため、単なる顔見世興行にはとどまらない見どころの多いレースである。特に1996年にはワールドカップシリーズ対象レースに指定された上、最終戦まで総合優勝者の逆転の可能性があったため、直前の世界選手権で優勝したヨハン・ムセウをはじめとした世界の一流選手が集結し本気の戦いを見せるという非常にハイレベルな大会となった。

標高差185mの古賀志山林道の登りを含む宇都宮市森林公園周辺周回コースを使用し、初日にフリーラン・チャレンジレース・男女オープンレース、ジャパンカップクリテリウム、2日目に男子エリートによるメインレースが行われる。

「ジャパンカップクリテリウム」は2010年から、宇都宮市中心部、大通り(県道宇都宮那須烏山線)の本町交差点から上河原交差点間の上下車線を封鎖して設けられた1周1.55kmのコースによって行われている。

2013年の優勝者であるマイケル・ロジャースに対して、2013年12月18日にUCI(国際自転車競技連合)は期間中に採取した尿サンプルから禁止薬物のクレンブテロールの陽性反応を検出したと発表、翌2014年4月23日にUCIは食物汚染である可能性が高いとしてロジャースの暫定出場停止処分を解除したが、ジャパンカップ優勝は無効とされた。7月16日にジャック・バウアーの繰り上げ優勝が公式に発表された。

近年は2016年のファビアン・カンチェラーラや2017年のアルベルト・コンタドール、2018年のダミアーノ・クネゴなど、現役引退後にUCIレースではないジャパンカップクリテリウムを引退レースとして参戦するプロライダーも多い。

2020年は新型コロナウイルス感染症の流行の影響から、同年6月に中止を決定。代わりにバーチャルサイクリングサービス「ROUVY」を用いたバーチャルレースとして「デジタルジャパンカップ」を10月17日に開催した。メインイベントとなるプロレースはアルベルト・コンタドールも参加したが、当日朝に急遽出場が決まったコナー・ブラウン(NTTプロサイクリング)が優勝を飾った。2021年も同様の形でバーチャルレースが行われ、マテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)が優勝している。

  • 主催:宇都宮市
  • 主管:日本自転車競技連盟 / ジャパンカップサイクルロードレース実行委員会 / NPO法人ジャパンカップサイクルロードレース協会
  • 後援:スポーツ庁 / 経済産業省 / 観光庁 / 栃木県 / JKA / スポーツニッポン新聞社 / 下野新聞社 / 栃木放送
    • かつてはその時々の放送局・関連企業が後援に入っていた
  • 特別協賛:富士重工業(スバル) / クボタ
    • 2009年大会からスバルが冠スポンサーとなり「SUBARU LEGACY presents 20XX JAPAN CUP CYCLE ROAD RACE」という表記が用いられている。そのためニュートラルカーもスバル車が利用されている。

歴代優勝者

男子エリート歴代優勝者

クリテリウム優勝者

放送について

第1回大会より地元AMラジオ局栃木放送が「スポット中継」で実況生中継しているほか、2019年からはJ SPORTSによって生中継が行われている。それ以前はダイジェスト番組がJ SPORTSとキー局系民放BS(後述)で11月にテレビ放送されていた。

2007年から2009年の大会はフジテレビが後援に入っていた。ダイジェスト番組がBSフジと地上波フジテレビ(関東ローカル、2007年のみ)で放送された。同年までメディア展開は殆どなされておらず、実質的にこのダイジェストが放送される以外まず扱われなかった。

2010年はテレビ東京に代わり、ダイジェストは同系列のBSジャパンで放送。女子アナウンサーがコースを体験する企画がミニ番組で行われたり、深夜帯やInterFM(関連放送局)を中心にイベント告知CMが放映された。

2011年は日本テレビ・BS日テレに再度代わり、ダイジェストはBS日テレで放送された(再放送あり)。告知活動はほとんどされなかったものの、今回初めてレースの映像が地上波のスポーツニュース番組(Going!Sports&News)で放送された。

2012年は前年に続き日本テレビが放送。ダイジェストが地上波でも放送されたほか、日テレG+で完全版が放送された。

2022年はジャパンカップ公式YouTubeチャンネルでのライブ配信も行われた。

その他、首都圏ニュース(NHK・関東地方)で会場の模様が紹介されるものの、こちらはあくまで地域のイベントとして取材されており、レース内容については詳報されない。そのほか、地元とちぎテレビを除くと地上波テレビ各局のニュース・スポーツ番組で本大会が取り上げられることはまれである。

脚注

関連項目

  • 茄子 (漫画) - 黒田硫黄の短編集漫画。このうちの一編『スーツケースの渡り鳥』がこのレースを舞台としている。
  • 茄子 スーツケースの渡り鳥 - 『スーツケースの渡り鳥』を原作としたOVA。2007年大会の直前にリリースされた。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ジャパンカップサイクルロードレース by Wikipedia (Historical)

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