第31回都市対抗野球大会(だい31かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、1960年7月30日から8月8日まで後楽園球場で開かれた都市対抗野球大会である。
概要
- 前回大会は記念大会で出場チームは30チームだったが、今回は通常どおり25チームによる大会に戻った。そのうち初出場は川崎市・東芝1チームのみ、残る24チームのうち14チームが連続出場と、強豪チーム、名門チームがしのぎを削る戦いとなった。
- その中で勝ち上がったのが、投手力を中心に接戦をしのいできた東京都・熊谷組と門真町・松下電器。似たようなチームカラーの2チームが勝ちあがって決勝戦で対戦し、延長10回、熊谷組がサヨナラ勝ちで松下電器を降して2回目の優勝を決めた。松下電器は40回以上の本大会出場を誇るが、黒獅子旗を手にしたことはなく、一番優勝に近かった大会であったといえる。
出場チーム
大会
1回戦
2回戦
準々決勝
準決勝
3位決定戦
勝:稲垣 敗:佐々木 本:伊藤盛(新三菱)
決勝
勝:橋本 敗:松浦 本:高林(熊谷組)
(熊谷組は3年ぶり2回目の優勝)
表彰選手
- 橋戸賞 高林恒夫左翼手(熊谷組)
- 久慈賞 松浦三千男投手(松下電器(鐘化カネカロン))
- 小野賞 大沢貞義監督(熊谷組)
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