PRIDE GRANDPRIX 2003 開幕戦(プライドグランプリにせんさん かいまくせん)は、日本の総合格闘技イベント「PRIDE」の大会の一つ。2003年(平成15年)8月10日、埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開催された。海外PPVでの大会名は、「PRIDE Total Elimination 2003」。
ミドル級グランプリ1回戦全4試合が行われ、第2試合ではUFC代表のチャック・リデルが、アリスター・オーフレイムをパンチラッシュでKOし、準決勝進出を決めた。第3試合では練習中の負傷により欠場となったヒカルド・アローナの代役として急遽参戦したUFC世界ミドル級王者ムリーロ・ブスタマンチはクイントン・"ランペイジ"・ジャクソンに判定負け。第6試合の田村潔司対吉田秀彦は「柔道 vs UWF」という、それぞれのイデオロギーを賭した戦いとする演出のもと行われた。序盤は田村が試合を支配したが、吉田が袖車絞めで逆転勝ちを収めた。
メインイベントでは桜庭和志がヴァンダレイ・シウバに3度目の対決を挑むも、右フックで失神KO負け。シウバがグランプリ準決勝進出を決めるとともに、桜庭との対戦成績を3戦3勝3KOとした。
また、ヘビー級スペシャルマッチと称された第4試合では前PRIDEヘビー級王者アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと前UFC世界ヘビー級王者リコ・ロドリゲスが対戦。ノゲイラが判定により勝利を収めたが、PRIDEとUFCの判定基準の相違により物議を醸す結果となった。後に英語版公式サイトにて判定に関する説明が行われた。
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