ニューヨークは、吉本興業東京本社(東京吉本)所属の嶋佐和也と屋敷裕政からなる日本のお笑いコンビ、YouTuber。2010年結成。M-1グランプリ2019・2020、キングオブコント2020(準優勝)・2021のファイナリスト。NSC東京校15期生。
漫才、コント共に行う。皮肉や偏見に満ちた 底意地の悪さを湛えたネタが持ち味。嶋佐は標準語で、屋敷は紀州弁に近い三重弁で話す。「スピード違反」「曲作り」「結婚式に乱入」などのネタがある。嶋佐の演技力が武器であり、「窪塚洋介や市原隼人が演じるようなヤンキー」など、映画やテレビドラマを元ネタにしたものも多い。
ネタ作りは2人(場合によっては作家も加えて)で雑談をしながら固めてゆく。実体験をもとに設定を考えることもある。
NSC東京校15期の同期。NSCで選抜クラスに入っていた屋敷が、嶋佐を誘って結成した。コンビ名は「ダサいカタカナの名前にしたかった」というのが由来で、当初はニューヨークの後に何かをつける予定だったが、ニューヨークのまま定着した。
結成3年目で『バチバチエレキテる』レギュラーに抜擢されるなど早くから東京吉本のホープとして頭角を現すも、賞レースでは結果が中々振るわず、「ネクストブレイク」のポジションを脱しきれない時期が続いた。唯一のレギュラーだったラジオ番組が終了した2018年は、コンビ仲が悪化して解散寸前だった。2019年にYouTubeを本格的に始めてから改善され、『M-1グランプリ2019』で初の決勝進出。トップバッターとして出場し最下位に終わるも、松本人志(ダウンタウン)の審査コメントに「最悪や!」と悪態をついてみせた屋敷の対応は笑いやすい空気を作ってくれたと評価され、「史上最高」とうたわれるようになる同大会の「MVP」とまで呼ばれた。『M-1グランプリ2020』でも2度目の決勝進出、『キングオブコント2020』では準優勝を果たす。『キングオブコント2021』も決勝に進出し優勝候補の呼び声が高かったが、最下位となり「前年準優勝者が翌年最下位に沈む」というジンクスが3年連続で成り立ってしまった(2019 わらふぢなるお→2020 うるとらブギーズ→2021 ニューヨーク)。2022年以降は賞レースへの不参加を表明し、『M-1』、『KOC』の両大会には出場していない。
お笑い第七世代に噛み付く泥臭さをきっかけにバラエティ番組で躍進し、2021年のブレイクタレントランキングで3位にランクイン。
2021年を最後に、全国ネットの大型お笑い賞レースには参加していない。
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