信州・市民新聞グループ(しんしゅう・しみんしんぶんグループ)は、長野県岡谷市に本社を置く岡谷市民新聞社(おかやしみんしんぶんしゃ、商号: 株式会社岡谷市民新聞社)が、諏訪・上伊那地域で発行している地域密着型地方新聞の総称である。日本新聞協会には非加盟。
1948年(昭和23年)に岡谷市で市民新聞(現・岡谷市民新聞)を発刊したのがスタート。以後1949年(昭和24年)には湖北新聞(現・下諏訪市民新聞 下諏訪町)、たつの家庭新聞(現・たつの新聞 辰野町)、1953年(昭和28年)には箕輪家庭新聞(現・みのわ新聞 箕輪町)、1966年(昭和41年)諏訪市民新聞(諏訪市)、1971年(昭和46年)茅野市民新聞(茅野市)、1981年(昭和56年)には南箕輪村を対象とする南みのわ新聞がそれぞれ創刊された。
発行元の岡谷市民新聞社が株式会社組織となったのは1956年(昭和31年)である。新聞の題号は7紙とも初代社長の薩摩光三の揮毫。地紋は、岡谷市民新聞、下諏訪市民新聞、諏訪市民新聞、茅野市民新聞は、八ヶ岳の山並みと盛んな産業が描かれている。たつの新聞は、八ヶ岳の山並みと辰野町の有名なホタルが描かれている(みのわ新聞と南みのわ新聞は不明)。
1965年(昭和40年)には鉛活字を使わず、コンピューターオフセット印刷を利用した、当時としては画期的な「CTS=コールドタイプシステム」を日本の日刊新聞として最初に導入。以後、全国の新聞社が多用するきっかけを作るようになる。更に1996年(平成8年)にはデジタルカメラを全面採用するなど、紙面製作のデジタル化をやはり日本で初めてスタートさせた。
紙面体裁は朝刊のタブロイド判。地域・日付により16 - 32ページ立て。テレビ番組面は、グループ傘下7紙共通で中面抜き取り形式で掲載している。諏訪地域・ポータルサイト「トコトコ諏訪」も開設している。2021年(令和3年)8月31日、茅野市民新聞と、南みのわ新聞は休刊した。
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