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世田谷代田駅


世田谷代田駅


世田谷代田駅(せたがやだいたえき)は、東京都世田谷区代田二丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 08

歴史

年表

  • 1927年(昭和2年)4月1日:世田ヶ谷中原駅(せたがやなかはらえき)として開設。
  • 1945年(昭和20年)7月1日:空襲に伴い被災、営業休止。小田急の駅としては唯一空襲で焼失した。
  • 1946年(昭和21年)
    • 6月15日:営業再開。
    • 8月20日:世田谷代田駅へ改称。
当駅 - 京王井の頭線新代田駅間には、第二次世界大戦 - 戦後にかけて井の頭線に車両を運び込むための連絡線(代田連絡線)が敷設されていた。地上駅であった頃上りホーム裏側に連絡線跡地が残っていたが、複々線化工事に伴い痕跡は消滅、完成後は駐輪場となっている(#駅周辺参照)。
  • 2004年(平成16年)9月:地下化・複々線化工事着工届。
  • 2006年(平成18年)3月26日:地下化・複々線化工事に伴い、橋上に仮駅舎を建設。
  • 2009年(平成21年)
    • 1月31日:下り線を仮設ホームへ移設。
    • 7月25日:上り線を仮設ホームへ移設。
  • 2013年(平成25年)3月23日:地下急行線に仮ホーム新設、地下駅化。改札口を地下2階に移設。
  • 2014年(平成26年)1月:駅ナンバリング導入、使用開始。
  • 2015年(平成27年)8月29日:地上駅舎南側部分完成、地下2Fにあった改札口を地上へ移設。
  • 2017年(平成29年)3月24日:地上駅舎完成。
  • 2018年(平成30年)
    • 3月3日:地下緩行線完成に伴い、地下急行線仮設ホーム廃止。同時に地下2Fにある本設ホーム使用開始。
    • 3月17日:東京メトロ千代田線直通列車(全区間各停)停車開始。同時に当該列車の綾瀬方面行最後尾車両が、平日朝ラッシュ時、女性専用車両となる。
  • 2021年(令和3年)3月6日:東口改札(ICカード乗車券専用)使用開始。

駅名の由来

開設時の「世田ヶ谷中原」は、駅所在地の地名である代田村の小字こあざから。その後、1946年に「代田村」が細分化されたため、「世田谷代田」に改称する。

駅構造

地下2Fの緩行線上に島式ホーム1面2線を有する地下駅。その直下をホームがない急行線が通過している。ホームにはホームドアが設置されており、ホームと地上間は階段の他、エレベーター・エスカレーターで連絡している。

地上部に駅施設があり、改札口はコンコースの両側に設置されているが、地下化工事に伴って現在の駅舎が設置された当時は西側(有人改札)のみであった。2021年3月に設置された東側改札はICカード専用無人改札である(精算機・ICカードチャージ機未設置)。コンコース及びホームにはそれぞれ天窓が設置されている。地上のコンコースには2017年3月24日に、小田急電鉄の環境保全対応や当駅付近地下化工事紹介(模型など)を展示した「小田急環境ルーム」が設置された(2021年5月時点では設置されていたが、後に撤去)。

トイレは多目的トイレを併設した男女別の水洗式で、小田急環境ルームの隣に設置されている。また、多目的トイレはオストメイト対応型と子供用便器併設型(オストメイト非対応)が1室ずつ、合計2室の設置となっている。

改札横にはストリーマーコーヒーカンパニーの店舗が入居している。

のりば

変遷

地下化工事前

相対式ホーム2面2線を有する地上駅であった。改札は下りホームに直結したものだけであるが、2009年7月24日までは臨時改札口(無人)が上りホーム上にあった。ホーム間は跨線橋で結ばれていたが、天気が良い日には富士山を見ることが出来たことから「富士見窓」と言う名前の窓が設置されていた。この窓は仮駅舎にも引継がれていた。

また、プラットホームは古くからの駅構造がそのまま残っている箇所が多かった。駅の柱や車両増結に伴いホームを延伸して行った様子、木造のホーム壁面と一体になっているベンチなど、2000年代の駅においてはあまり見かけられなくなったものも見られた。

工事前の駅舎(2004年1月3日)

急行線工事完了前

小田急は東北沢駅 - 梅ヶ丘駅間で連続立体交差化(地下化)および複々線化工事に着手し、2006年3月26日 - 2013年3月22日までは仮設橋上駅に移設され、同時に下りホーム側の改札口も従来より20 m程新宿寄りに移動された。2009年7月24日までは上りホームの臨時改札口も設置されていたが、翌日より1か所に統合された。

工事中の仮駅舎(2007年10月8日)

緩行線工事完了まで

2013年3月23日に地下3Fを通過する急行線が先行開通し、この線路沿いに仮設の相対式ホーム(8両編成対応)が設置された。地下化から2015年8月28日までは、地下2階の緩行線ホーム予定地に改札口を始めとする仮の駅施設が置かれた。地下化時点では地上から地下2Fの改札口まで106段の階段が仮設された。

2015年8月29日、地上部の駅舎が供用開始となり、改札・駅事務室が移設された。この時点で地上と地下2階の間にはエスカレーター・階段・エレベーターが設置されたが、地下2階とホーム間にはエレベーター・階段のみで、エスカレーターは設置されていなかった。

2018年3月3日の複々線化工事完成に伴い、地下2階の緩行線ホーム(10両編成対応)が使用開始された。同時に地下3Fの急行線仮設ホームは廃止され、ホームなどの旅客用設備は撤去された。

利用状況

2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員は9,041人である(小田急線全70駅中61位)。

近年の1日平均乗降乗車人員推移は以下の通り。

駅周辺

代田地区は下北沢(代沢)周辺から続く低層住宅地で、大規模な商業施設や公共施設は存在しない。下北沢や新宿に近いこともあり、近年は住宅地としての人気が高まり、住宅の販売価格や家賃が上昇している。

  • 世田谷代田駅前広場
  • オダクル世田谷代田第2 - 駐輪場。代田連絡線の跡地であり、通路には軌条と枕木を模したラインが描かれている。
  • キャメル珈琲 本社
  • 代田東町会会館
  • 下北線路街(当駅から下北沢駅までの地上時代の線路跡に2020年にオープン)
    • 東京農業大学オープンカレッジ 世田谷代田キャンパス
    • BONUS TRACK
  • 世田谷区立代田小学校
  • 代田富士356広場
  • 円乗院
  • 代田八幡神社
  • 齋田記念館
  • 東京都道318号環状七号線(環七通り)

かつて存在していた施設

  • 代田四丁目バス操車所(バス路線:蒲13系統〈→森91・品94〉)
「代田四丁目」は現在、環七通り上のバス停となっており、東急バス森91系統が発着している(2013年3月31日までは都営バスの宿91系統も発着していた)。

作品の舞台

  • silent(フジテレビ 2022年)
    • 放映中より「ゆかりの地」として訪問する客が増え、2022年11月の定期乗車券を除く乗降客数は放映開始前の9月より22.7%も増加した。小田急電鉄では、2022年4月より車両や駅構内のロケーションサービスを開始し、本作についてはテレビ局側の「下北沢付近」と言う要望に対して「ロケーションが良くてきれいで、乗降客が意外と少ない」と言う理由から当駅を候補地の1つに提案したと報じられている。放映期間中には駅構内でドラマのBGMや主題歌を流すタイアップも行われた。2023年4月には小田急電鉄が制作したロケ地マップ(限定4万部)が、小田急線の全駅と当駅の周辺施設で配布された。

隣の駅

小田急電鉄
小田原線
快速急行・通勤急行・急行・通勤準急・準急
通過
各駅停車
下北沢駅 (OH 07) - 世田谷代田駅 (OH 08) - 梅ヶ丘駅 (OH 09)

脚注

注釈

出典

小田急電鉄の1日平均利用客数
東京都統計年鑑

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 代田連絡線

外部リンク

  • 小田急電鉄 世田谷代田駅
  • 入選%20小田急電鉄%20世田谷代田駅 - 鉄道建築協会賞、作品部門、2017年度受賞(インターネットアーカイブ・2022年時点の版)。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 世田谷代田駅 by Wikipedia (Historical)



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