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カナダ野球殿堂


カナダ野球殿堂


カナダ野球殿堂博物館(カナダやきゅうでんどうはくぶつかん、Canadian Baseball Hall of Fame and Museum)は、カナダのオンタリオ州パース郡セント・メリーズにある野球専門の博物館であり、カナダ野球における歴史的な野球資料の保存に取り組んでいる。メジャーリーグベースボール(MLB)球団のモントリオール・エクスポズとトロント・ブルージェイズをはじめとするカナダ国内の野球で顕著な貢献をした人物と団体およびカナダ国外の野球で顕著な貢献をしたカナダ人とその団体の功績をたたえる野球殿堂を総括している。

歴史

1983年10月、カナダのオンタリオ州トロントのエキシビション・プレイスに創設された。1994年にセント・メリーズへ移転し、その4年後に開館している。1886年5月5日付の「スポルティング・ライフ」誌の記事において、アダム・フォードがほぼ50年近く前の1838年6月4日にビーチビル(セント・メリーズから北へ40km近く)で、ビーチビルとゾーラによる野球の試合を目撃したことを証言した。この「北アメリカで最初に野球が行われた場所」とされるビーチビルから場所が近いことや、町おこしも兼ねて、地元のセメント会社から32ac(約13ha)の土地を寄贈されたことが移転の決め手となった。

博物館内には、1978年から1986年シーズンまで開催され、モントリオール・エクスポズとトロント・ブルージェイズが対戦した「ピアソンカップ」のトロフィーも展示されている。

開館時期と入館料

博物館の開館は5月が週末だけで、6月から10月上旬までは基本的に毎日オープンしている。シーズンオフは予約が必要になる。

入館料は大人が7ドル50セントで、16歳以下の子どもが3ドル75セントになっている。

殿堂入り

選考

殿堂入りの選考基準として、(1)引退後3年を経過している、(2)選考投票で75%以上の得票率を得る、(3)カナダ人でない場合、カナダの野球発展に著名な貢献があると認められるといった条件を満たすルールになっている。また、候補者リストには、2年続けてまったく投票されなかった場合を除き、最長9年間登録される。

レスター・B・ピアソンとジャッキー・ロビンソンは名誉会員としての殿堂入りである。なお、エクスポズ在籍時に通算4000本安打を達成して殿堂入りするか注目されたピート・ローズはいまだに選出されていない。

表彰式

殿堂入りの表彰は毎年6月の第3または第4の週末に行われており、黒のジャケットが贈呈される。

カナダ野球殿堂は毎年、「野球の最高の理想を守りながら、卓越した成績を残し、チームに貢献したと判断される選手」をたたえる「ティップ・オニール賞」やメディア分野で貢献した人物をたたえる「ジャック・グラニー賞」の表彰も行っている。

表彰者の一覧

各年の殿堂入り競技者表彰・団体表彰とその備考は以下の通りである。これまでに119人・7団体を表彰している。

団体表彰

競技者表彰

ジャッキー・ロビンソン、ファーガソン・ジェンキンス、ゲイリー・カーター、トミー・ラソーダ、スパーキー・アンダーソン、アンドレ・ドーソン、パット・ギリック、ロベルト・アロマー、ティム・レインズ、ペドロ・マルティネス、ラリー・ウォーカーの11人はアメリカ野球殿堂入りも果たしている。このうち、カナダ出身者はジェンキンスとウォーカーの2人である。

ラソーダは現役時代は左腕投手としてメジャーリーグベースボール(MLB)では未勝利に終わったものの、当時ロサンゼルス・ドジャースの傘下だったAAA級モントリオールで通算勝利数107の球団記録を樹立している。また、ロビンソンもMLB昇格前はAAA級モントリオールでプレーしている。

脚注

出典

関連項目

  • 野球殿堂 (日本)
  • アメリカ野球殿堂
Collection James Bond 007

参考文献

  • Edward Zawadzki (2001) (英語). The Ultimate Canadian Sports Trivia Book: Volume 1. Dundurn. ISBN 978-0888822376 
  • 田代学『はるかなる野球大国をたずねて: MLB伝説の聖地をめぐる旅』東京書籍、2014年。ISBN 978-4487809127。 

外部リンク

  • Canadian Baseball Hall of Fame and Museum (公式ウェブサイト)
  • カナダ野球殿堂 (@CDNBaseballHOF) - X(旧Twitter)
  • カナダ野球殿堂 (pages/Canadian-Baseball-Hall-of-Fame-and-Museum/135326447763) - Facebook

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: カナダ野球殿堂 by Wikipedia (Historical)



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