東紀州(ひがしきしゅう)は、令制国の紀伊国東部に由来する地域区分で、三重県を北勢・伊賀・中勢・南勢(伊勢志摩)・東紀州の5つに区分した地域のひとつ。
古くから「南紀」「熊野」と呼ばれる牟婁郡の東半、同郡分割後の北牟婁郡・南牟婁郡にあたるが、旧・北牟婁郡錦町のみ町村合併により南勢に含まれている(現・度会郡大紀町錦)。
NHK津放送局の気象情報では、中勢に含まれる多気郡大台町および南勢に含まれる度会郡大紀町と合わせて「紀勢・東紀州」として扱われており、熊野灘に面した日本有数の多雨地域で知られる。
県南部に位置する東紀州地域は、典型的な過疎地域でもあり、県北部と比べ経済格差や生活基盤整備の遅れが見られ、三重県における南北問題と呼ばれている。その一方で、民間と行政の協同する地域づくりが注目され始め、「東紀州活性化大学」など地域の自立に向けた人材育成が展開されている。
衆議院の小選挙区では、三重県第4区に含まれる。
県民センターの管轄地域とその地域の推計人口は以下の通り。
県下では、9つの生活創造圏が県庁により設定されている。
東紀州の範囲は、以下の2つの生活創造圏に相当する。
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