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デッド オア アライブ シリーズ


デッド オア アライブ シリーズ


デッド オア アライブ』(DEAD OR ALIVE、デッド・オア・アライブ、デッドオアアライブ)は、コーエーテクモゲームス(旧テクモ)や他社およびその海外支社から発売された日本の3D対戦型格闘ゲーム・バカンスゲームなどのシリーズ、およびそれを原作とする洋画、ゲームブック、パチンコ作品などのメディアミックスである。ゲームシリーズの全世界累計販売本数は2016年時点で970万本を達成している。

セガの『バーチャファイター』が開拓した3D対戦格闘ゲームブームの時流にあった1996年に第1作目『デッド オア アライブ』』がアーケードゲームとして稼動。テクモ時代から代表されるタイトルとして知られ、板垣伴信が中心となって組織された社内部署のTeam NINJAが開発を担当している。略称はDOAディーオーエードア)、デドアラなど。

最大の特徴は、パンチやキックといった打撃技と、ガードを破れる投げ技という2大概念とは別に、攻防一体のホールドという掴み技を考案・導入した点で、打撃は投げに勝ち、投げはホールドに勝ち、ホールドは打撃に勝つという三すくみの関係で成り立っており、「DOAといえばホールド」というイメージを確立させたことである。

2001年に発売されたXbox専用ソフト『デッド オア アライブ3』からは一旦アーケードを離れ、あくまでも移植が中心だったコンシューマーゲームの各ハードを新作続編の提供元に変え、2004年の『デッド オア アライブ アルティメット』にてオンラインゲーム市場に、2009年のWindows向けフリーミアム作品『DOA ONLINE』にて海外限定ながらパソコンゲーム市場にも参入した。その後、2013年の『デッド オア アライブ5 アルティメット アーケード』(以下5UA)にて約13年振りにアーケード市場で稼動した。

一方、スピンオフ作品として対戦格闘ゲームではないバカンスゲーム『デッド オア アライブ エクストリーム ビーチバレーボール』(以下X)が2003年にXbox専用ソフトで発売されてからシリーズ化され、可愛い女性キャラクターおよびバストが大きいことを前面に押し出しているのも特徴。作品によっては、女性キャラクターのブラジャーやパンティー等のインナー類のカラーリングの変更や、胸揺れの加減等も変更可能である。2006年以降には続編の『DOAパラダイス♪』『デッド オア アライブ パラダイス』などでモバイルゲームや携帯型ゲーム市場にも参入。

自社の別ゲームとのクロスオーバー(相互共演)も数多いが、『デッド オア アライブ4』ではHALOシリーズ、『デッド オア アライブ ディメンションズ』ではメトロイドシリーズ、『デッド オア アライブ5シリーズ』ではバーチャファイターシリーズなどの他社作品キャラクターがスター・システムによって出演している。

ブランドとしてグッズも多く販売されており、ビデオゲームに限らず非常に幅広いマーチャンダイジングで展開されている。メディアミックスでは2006年に『DOA/デッド・オア・アライブ』として実写映画化もされた。

登録商標には「DEAD OR ALIVE,™」「DOA2™」「DEAD OR ALIVE 3™」「DEAD OR ALIVE®」(『X』以降)などがある。またロゴ上での片仮名併記は『デッド オア アライブ++』までで以降は英名のみとなった。生誕10周年を迎えた2006年には記念のロゴタイプ「DEAD OR ALIVE 10th ANNIVERSARY」が製作された。

最新作は2019年に発売されたPlayStation 4/Xbox One/Steam向け格闘タイトル『デッド オア アライブ6』。

シリーズ一覧

ラインアップは以下の通り。

メインシリーズ

  • デッド オア アライブ
    • デッド オア アライブ++
  • デッド オア アライブ2
    • デッド オア アライブ2 ミレニアム
  • デッド オア アライブ3
  • デッド オア アライブ アルティメット
  • デッド オア アライブ4
  • デッド オア アライブ ディメンションズ
  • デッド オア アライブ5
    • デッド オア アライブ5+
    • デッド オア アライブ5 アルティメット
    • デッド オア アライブ5 アルティメット アーケード
    • デッド オア アライブ5 ラストラウンド
  • デッド オア アライブ6

バカンスシリーズ

  • デッド オア アライブ エクストリーム ビーチバレーボール
  • デッド オア アライブ エクストリーム2
  • デッド オア アライブ パラダイス
  • デッド オア アライブ エクストリーム3
    • デッド オア アライブ エクストリーム3 フォーチュン
    • デッド オア アライブ エクストリーム3 ヴィーナス
    • デッド オア アライブ エクストリーム3 スカーレット
  • デッド オア アライブ エクストリーム ヴィーナス バケーション

その他

  • DOAパラダイス♪
  • DOA ONLINE
  • DOA BLACKJACK 〜the Kasumi version〜

ゲーム内容

対戦格闘シリーズ

ホールドとデンジャーゾーン

打撃→投げ→ホールド→打撃……という三すくみの関係が存在していることで、プログラム上で意図的に強く設定された技ないしキャラクターを使っても、ワンパターンな操作ではホールドを含む何らかの天敵技で返り討ちされてしまうので、意識して“ディレイ”を織り交ぜたり、あえて色んな技をランダム気味に使う(単なるメチャクチャとは異なる)など、フェイントの駆け引きやプレイヤー自身(人間同士)の読み=心理戦の重要度が増した差し合い(立ち合い)が特徴的となっている。

また、ステージには「デンジャーゾーン」と名付けたギミックを導入。キャラクターがダウン判定で接触すると爆発などが起こり、ダメージと共に空高くバウンドさせられ、落下中に“空中コンボ”などで追撃されてしまうというトラップ要素を取り入れた。

これらの2大システムが自分側に有利に噛み合うと、明らかに上手い(強い)と感じられるプレイヤーを相手にした状況でもじゃんけんに似たギャンブル性(運要素)が常に含まれるため、一発逆転やビギナーズラックも決して不可能ではなく、数ある同ジャンルの格闘ゲームとは一線を画すゲーム性を持つ。

その後もホールドとデンジャーはシリーズを通して試行錯誤が重ねられ、ホールドは作品ごとで変更および調整されており、たとえば中段ホールドの属性(種類)が「対パンチ・対キックの2種類に分かれているか否か」や、コマンドの方向入力数などに差異があり、ホールドの属性が少なくコマンドも簡単で決まりやすい作品(『DOA』『移植版2』『3』『D』など)、1方向以上のコマンド入力および相手キャラクター(固有技)に対応しての択一が必要な作品(『2』『2M』『2U』『4』『O』『5シリーズ』など)、最大3方向のコマンド入力を要しつつ属性までも完全に一致させなければならない作品(『++』)のように、2択のみ・3択あるいは4択・6択という仕様が混在している。

ホールドの種類
上記一覧での基本ホールドとは別に、ダメージ増・フレーム有利・崩し効果などのボーナスが付く「エキスパートホールド」という上位技や、パンチとキック&上中下段からの択一をせずとも複数項を自動判定で掴めると共に各キャラクターごとにボーナス効果が異なる「固有ホールド」という種類も存在し、プレイヤー自身の腕で使い分けることもできるようになっている。なお、前述してきたものは「ディフェンシブホールド」(以下DH)と総称される防御属性(受け、後手)のものだが、その逆で腕や脚を伸ばす・テイクダウンをしかける・ジャンプして飛びかかるなどのアクションをはさんで掴みにいくことで、移動(キャッチ)投げのような感覚で使える攻撃属性(攻め、先手)の「オフェンシブホールド」(以下OH)が共存している作品(『DOA』『++』『4』『D』)もある。そしてOHは打撃技の出かかりを潰せる(吸い込める)効果がありながらDHに負けない複合手になっているため、一部キャラクター限定で扱われている混在作品(『2シリーズ』『3』『O』『5シリーズ』)では非常に効果的でメリットの大きい技となっている。
オフェンシブホールドの性能
基本的には投げと共通の上・下段判定の2種類だが、一部のキャラクターしか所持していないジャンプ系オフェンシブホールドの場合は着地するまでは投げに負けるという三すくみルールから外れるだけでなく、上段OH(立ちステータスの種類)では潰せない下段の打撃を避けられるため、さらに“使える技”となっている。下段オフェンシブホールドの場合は、上段の打撃&投げ&OHなら避けられ下段の打撃を潰せるという性質から、しゃがみステータスと通称される下段技が強いキャラクターへの有効な対策手段となっている。
デンジャーの種類
続編からはステージの床とは限らなくなり、早々に廃止したリングアウト制に代わって採用したコロシアム制に合う「壁デンジャー」が考案され、空中コンボや吹き飛ばしダウン、あるいは壁を前後にした状態で変化する投げ技などから接触させるのが基本となった。さらに背景や建築、障害物などをそのまま利用した「地形デンジャー」(階段や丘などの斜面から転げる、ビルや崖などの高所から落とされる、ネオン看板や電撃装置で感電する、石柱や銅鑼にぶつけられる、水面や氷上で足がすべる、天井にあたる、床が貫けて階下に落ちる)や、自らキャラクターに向ってくる「ムービングデンジャー」(チーター、プテラノドン、トラなどが体当たりしてくる、市街地を走る自動車に轢かれる、リドリーの吐く火炎に焼かれる)、パワーブローでのみ発動(ヒット)する「スペシャルデンジャー」(上空の攻撃ヘリコプターにぶつけられる、サーカスの見世物で人間大砲として発射される、遺跡の坂を転がってきた岩石トラップに潰される)なども生み出された。
これらのデンジャーで受けたダメージで体力メーターが尽きればK.O.扱いとなるが、「崖落下(斜面)系」と総称される種類に限って1ポイントだけ残り瀕死で済む作品(『2シリーズ』『4』『O』)と、そのままラウンド終了となる作品(『3』『D』『5シリーズ』)に分かれている。また、それらの地帯で基本ないし上段投げ(あるいは上段OH)が決まると自動で斜面投げへと変化し、ダメージ増と共に階層の移動を兼ねる派手な演出が見られる(『2U』『4』『O』『D』)。『5シリーズ』では崖落下と斜面投げを統廃合したQTE風のイベント演出「崖っぷちデンジャー」に改定され、攻防の駆け引きが発生するようになった。その他には、ビーチ系ステージで落下してくるヤシの実(『3』『2U』『4』『O』『5シリーズ』)、冬山にある樹木からの落雪(『D』)、ビル屋上工事現場の棚から落ちる一斗缶(『5シリーズ』)、ティナの「ガッツポーズ」のようなアピール技にダメージ値が設定してありK.O.になる例もある。

クリティカルとカウンター

1作目の時点ではまだ成熟して(現行に至って)いなかったが、続編からは打撃技を筆頭に状況を問わずヒットしただけでフラフラになってしまい技が出せずガードも出来なくなるという、当『DOAシリーズ』におけるピヨる(気絶)的モーションである「クリティカル」が導入され、その状態に陥っても“ホールドを出せばキャンセルできる”というルールが追加されたことにより、「先に攻撃を仕掛ける有利性」が増すと共に、「やられてもホールドで反撃可能」という読み合い・駆け引きの要素が改良されて確立され「クリティカルシステム」と呼ぶようになった。

ただし、よろけ中のホールドは「クリティカルホールド」として区別・微調整されており、直出しした時よりも硬直時間が長い、コンボダメージ補正や至ダウンへの蓄積値も解除されてしまう、などのリスクが足されているため、当作の初心者や他社タイトルの格闘ゲーム癖がついているプレイヤーだと条件反射や場当たり的、あるいは過度に連発してしまうのがありがちで、この特性を知るプレイヤーから「ハイカウンター判定を利用した最大投げ」を狙われたり(後述)、「わざとダウンさせずにホールドを誘って、他のクリティカル誘発技や崩し投げで揺さ振って持続する」というパターンに持ち込まれて延々と攻撃をくらい続ける……などの“わからん殺し”的な光景が当作では決して珍しくないが、前者は後述の防御テクニックなどで投げを失敗させて回復させたり、後者は一定のダメージ上限を越える・同じ技を2回続けてあててしまう・クリティカルタイムを過ぎてしまう・クリティカルゲージを振り切ってしまうなど条件が揃うことで強制ダウンに至るため、完全な“ハメ”にはならない措置はとられている。

カウンター」とは、打撃同士・投げ同士・オフェンシブホールド(OH)同士などがかち合った時、ディフェンシブホールド(DH)を引きつけて成立させた時、OHでDHを掴んだ(投げた)時、背向け状態やジャンプステータス(空中)中にヒット、パワーブローやパワーランチャーの出かかりを投げた時などに生じるもので、勝利した側に1.25倍のダメージボーナスがつく判定のことだが、当シリーズでは三すくみにおけるそれぞれの天敵技でかち合った時、DHを極限まで引きつけて成立させた時、バックダッシュ中やジャンプする瞬間(地上)にヒット、タッグチェンジ中、サイドステップを投げた時などには「ハイカウンター」となり1.5倍ものダメージボーナスがつくようになっている。

その中でもホールドの天敵である投げ技がハイカウンターになると、威力の高いものであれば2から3発でK.O.になってしまうほどの大ダメージになるため、対戦格闘ゲームでいうところの「強力な投げ技を持つのは投げキャラの特権」的な固定観念は必ずしも当てはまるとは言えなくなっている。さらに、壁際で使うと性能が変化する投げ技を全てのキャラクターが何がしか持っているため、爆発や電撃の壁床といったデンジャーゾーンとの誘爆相性の良いものがハイカウンターになると、それだけで1ラウンドの勝敗を決してしまえるほどのダメージ総量となるケースもある。

このように窮地に立たされるクリティカル状態ではあるが、「よろけ中は投げ技やオフェンシブホールドに対する当たり判定は無く、よろけ時間にも短い・長い(浅い・深い)の差異がある」という救済点もあるため、あえて何の操作もしないで「ホールド狩りの投げを読んで(すかして)失敗モーションを生じさせる」ことや、素早く立ち直らせる「レバー回復」( を連打など)だけに専念するといった防御テクニックもある。しかし、当シリーズでは格闘ゲーム用語で散見する同義語の“レバガチャ回復”よりも意図的に時間がかかる(もたつく)仕様に調整してあるため、一見しただけでは最善の選択肢に思えるが決して万能ではなく、ここでも読み合いが重要になっている。

また、クリティカル中に地上で打撃をつなげていくことは“空中コンボ”と区別して「クリティカルコンボ」と呼び、そのヒット数に応じて最後に浮かせた時の高さが3段階で増していくというボーナスが付いているため、ホールド反撃やレバー回復に読み勝つことで大ダメージの空中コンボにつなげられるというリターン要素も内包しており、常に攻防にギャンブル性やジレンマないしトリレンマが存在している。

下段クリティカルホールドの読み合い
クリティカルの攻防中は、攻勢側のプレイヤーは空中コンボへの始動用で多い中段技をホールドで返されてしまうのは避けたい心理と、そのホールドをハイカウンターの最大投げで狩りたい心理の2つが働きやすい点を逆手にとり、守勢側はよろけたら何はともあれ下段ホールドを出して上段の打撃と投げを空振りさせて立て直すという選択肢が、ほぼ全作で見られる被クリティカル時の一つのセオリーとなっており、『4』では基本種中最も硬直が短いホールドだったことから「最速ホールド(最速下段ホールド)」と呼ばれ、テクニックの俗称としても後年に伝播した。対抗手段となるのはハイカウンターが確定し最も出が速い技ジャンルでもある「下段投げ」がその筆頭となる。なお、以下で詳述するがよろけにはクリティカルホールド自体を出せない(受け付けない)種も少なからず存在し、『5』からは全キャラクターに「クリティカルバースト」という追撃確定のよろけが導入されており、以前のシリーズと根本は同じながらも新たな読み合いを生じさせている。
クリティカルの種類
作品によっては総数が45種類を超え、名称も異なっている場合が多いため類似種や別称については割愛する。また、前述したレバー回復(よろけ回復)のコマンドは一例であり固定ではないため、操作の違いは各作品の記事を参照のこと。
腹やられ
浅い(短い)やられ。中段パンチ系や起きミドルキック(起き上がり攻撃)などで陥るものの、すぐにホールドを出すことができレバー回復もしやすい。
下段やられ
起きローキックや足払い系などで陥るやられ。へたり込み中はしゃがみ判定なので上段打撃を受けつけないが、若干のホールド不能時間がある。レバー回復が間に合えば確定追撃はほぼ無い。
吹き飛ばし、叩きつけ
2方向以上の入力で出るコマンド技、強(大)パンチ&キック技、連係技の最後、一部の投げ&ホールド、「パワーブロー」(『5』から)などで陥るやられ。爆発壁や電撃床などのデンジャーゾーンを巻き込めるため、空中コンボより手軽でありながら威力に勝る場合もある。さらに前者は接射的な時は“クロースヒット”と呼ばれるダメージ1.5倍増のボーナスが付いたり、バカンスシリーズにも存在しておりバレーボール対戦において最大のやられ判定となっている。後者の中には“バウンド浮き”(『3』から)を誘発するものもあり、空中コンボの亜種と呼べる“バウンドコンボ”へ繋げられ、『5U』からは「尻餅 or 打ち下ろしバウンド」というバリエーションも加わった。
アッパーやられ、尻餅、崩れ落ち
深い(長い)やられ。アッパーは見た目通りや性質の似たキック技からも陥るもので、ヒット直後の身体が地面から離れている瞬間がホールド不能になっている。K(中段キック)系で陥る尻餅は起き始めるまでがホールド不能で、バカンスシリーズにも吹き飛ばしに次ぐやられ判定として存在している。崩れ落ちはホールド可能な腹部をおさえて膝をつくまでの前半と、ホールド不能となる代わりに打撃のやられ判定までも消えて強制ダウンに至る後半で成り立っており、防御テクニックの1つ「最速レバー回復に専念→出が速い技で“暴れ”」を受け付けない(封じられてしまう)ものとなっている。
背後クリティカル
被起き上がり時のめくり攻めや、裏まわり効果がある後述の崩し投げ(崩しホールド)などから狙われるやられ。F(H)ボタン押しっぱなしなどで最速振り向きが成立するが、間に合わないとカウンター判定で喰らい続けてしまいホールドも出せないため、レバー回復操作で行える「背後よろけ回復(踏ん張りモーション)」で脱する必要に迫られる。
崩し投げ
主にダウンを奪わないでよろけさせる上・下段の投げ技&オフェンシブホールド(以下OH)からのやられ。有利フレームレートがつくことが多いため追撃にはいくつかのセオリーがあり、確定する浮かせ系の打撃技を持つキャラクターは空中コンボを、持たない場合はホールドと回復の両方に有効な同(類似)技を再度重ねてループを迫ったり、いわゆる“暴れ”をされても勝てるOHの狙い所になっている。
反転のけぞり
一部のキャラクターに限定される固有技かつ特定の条件下でのみ発生する深い(長い)やられ。向かい合っていた状態から強制的に背向けにさせられたり上述の背後クリティカルなどから、のけぞった(海老反り、リンボーダンス)姿勢に陥って崩れていくもので、やられモーションにはその場から動かない「頭が相手側」パターンと、独楽のような軸回転をして向きが変わる「脚が相手側」パターンの2種類がある。判定が背後カウンターになるので1ヒット目の追撃を出が速い単発の浮かせ技にすれば確定するため、キャラクターによっては空中コンボまでセットでつながることになるが、浮きの高さは低めに固定されており、浮かされなければ2ヒット目からホールドが可能。レバー回復とホールドの能否については、『移植版2』『2HC』『3』『2U』ではパターン問わず崩れの後半からという経過制限の上で、『移植版2』は両方可、『2HC』は回復のみ可、『3』『2U』はホールドのみ可。『4』『D』『5シリーズ』では経過制限は無く、『4』『D』では頭パターンなら回復のみ可で脚パターンならホールドのみ可。『5シリーズ』ではパターン問わず両方不可、などと異なっている。それらの理由から強力なクリティカルではあるが、一部キャラクターは最速の浮かせ技でも間に合わず、必ずダウンの方が早く成立するという“浮かせられない”制限も施されている。
スリップ
水(雨、川、池、海)、雪、氷などで覆われている地面で陥る地形やられ(『2』から)。ほぼ全ての中・下段属性技が即カウンターヒット扱い&クリティカル状態となるため、打撃技のリターン要素が格段に増し先手有利の状況が生まれる。また、Pやミドルキック系の中段属性技で“滑るモーション”というさらに長いよろけに陥ったり、一部キャラクターの投げやOHと連動したダメージボーナスが生じるデンジャーゾーンでもある。なお、滑るモーションにはならないが斜面や崖といった落下ポイント周辺もスリップ地形として設定されており、クリティカルに陥りやすくなっている。
天井ダウン
一部のキャラクターに限定される固有の打ち上げ系の技や「パワーランチャー」(『5U』から)などで、特定ステージに存在する天井部分にぶつけられて地面に激突すると長いよろけに陥ってしまう地形やられ(『2』から)。ただし、落下時に受身を行うことでクリティカル状態を回避することは可能。また、特定の投げやホールドと連動したダメージボーナスが生じるデンジャーゾーンでもある。
ガードブレイク
タメ(溜め)攻撃と通称される技をガードした場合の特殊やられ(『3』から)。タメ時間の長短によって不利フレームの数値差はあるが大半は浅いよろけで確定追撃もほぼ存在しないが、ホールド不能なためレバー回復をしないと先手を握られたままになってしまう。
落下物
砂浜をモチーフにしたステージにあるヤシから落ちる果実などの2次ギミックで陥るやられ(『3』から)。ダメージは少量ながらガードもホールドも不可能で、フリーステップなどで落下予測地点から離れられないと強制的に硬直し必ずヒットしてしまいクリティカル状態になってしまう。
クリティカルバースト
クリティカルコンボ中に各キャラクター別のクリティカルバースト技を決めることで起こせる追撃確定のやられ(『5』から)。完全な棒立ち状態になり、終始ホールドもレバー回復もできない。
キャラクター固有のやられ
レイファン、ジャン、天狗/女天狗、ブラッド、マリポーサには、単一(独自)のやられ効果を有する技がある。

タッグバトル/タッグチャレンジ

『2』で追加された2対2で闘うゲームモード。ストーリーやプロフィール上で何らかの関係がある者を組ませると、タッグ投げが全キャラクター共通版ではない専用種になったり、勝利ポーズないし開幕デモが固有の演出になるなどの変化が生じるペアも存在している。逆に無関係であっても、『2HC』でのゲン&天狗における永久コンボ可能ペアのような、タッグバトル特有の“つなぎ技”の相性が良い組み合わせを探すのも楽しみ方の1つとなっている。一方、当モード時では多層構造系に代表される複雑なギミックを有するステージでは遊べない制限がつく。

『D』では数的優位の2対1(操作するキャラクター2人に対してCPUは1人)である代わりにダメージ値や超反応といったプログラミングが強く設定されているため、いわゆるミッションモード的な内容になっている。『5U』からは開幕および勝利時だけ固有デモになる小規模演出の組み合わせも特別なペア対象として含まれるようになった。

その他の特徴

  • しゃがみガードのコマンドが、レバー(方向キー)入れ、 or or + F(H)ボタン押し以外に、入れだけでも成立する。
  • 上段の打撃技に強上段という属性の「ガード不能技」が存在する(ジャン、バース、ティナ、ザック、パイ・チェン、レオン、ほのか)。
  • 上ないし中段の打撃技に「飛び道具技」が存在する(天狗、OMEGA/幻羅、ハヤブサ、雷道、ザック、女天狗)。なお、波動拳に代表される2D格闘ゲームのような削りダメージは存在しないが、タイトルによってはガードブレイク効果が付加されている場合がある。
  • 上段と中段が合わさった「2属性技」が存在する(レイファン)。判定は中段なのでしゃがみガードでは防げない(スカせない)代わりに、ホールドは対上段(P)と中段(K)の2種(および対応するエキスパート&固有ホールド各種)で可能となっている。
  • 被空中コンボの耐性に影響するウェイトに、軽・中・重量級の3種を上回る「超重量級」(天狗、SPARTAN-458、幻羅)と、「超軽量級」(『5U』からのAlpha-152、マリー)が存在する。ただし、被バウンドコンボや、パワーランチャー(『5U』から)の時はウェイト差はキャンセルされるため全キャラクターが一定の高さに跳ね上がる(浮く)。
  • 基本の起き上がり攻撃に上段蹴りの「起きハイキック」(『4』『D』)や、かすみのみが持つ2連キックが存在する。また、各キャラクターごとに異なる条件からのみ出せる「P+Kボタン=強(大)パンチないしH(F)+Kボタン=強(大)キック属性の打撃技」「投げ技」「アピール技」などもあり、それらは基本の起き上がり蹴りとは違って予備動作が全く無く瞬時に発生する。
  • 当シリーズでのおまけモードはCPU同士の試合を観賞する「ウォッチモード」が恒例となっており、その時には映像編集作業のような一時停止やズームアップが可能で、カメラを模したコントローラ操作からの写真撮影が楽しめるようになっている。
  • 効果音(SE)は統一されておらず、ナンバリングが変わるごとに新録(一新)されている。

バカンスゲームシリーズ

まず女性キャラクターの中から1人をプレイアブルとして選び残りの誰かを誘って2人1組のペアで行動し、購入したりプレゼントされて入手する様々な「水着」などでドレスアップを楽しみつつ、格闘大会から離れた2週間(13泊14日)のヴァケーションを追体験するのが基本内容。

島での買い物には架空の通貨単位(ポイント)=ザックが必要なため、カジノにあるスロットマシンなどのギャンブルや、プールサイドでのぴょんぴょんゲームほか多種多様なミニゲーム、キーコンセプトかつ純粋な対戦型スポーツゲームとしてもやり込める「ビーチバレーボール」で対戦するなどして稼いでゆく。

キャラクターには「やる気」と「なかよし度」という内部パラメータが存在し、前者はアイコンの顔つきなどで表されるものでバレー対戦時の強弱が変動し、後者は音符マークの数量などで表されるものでプレゼントした水着の受け取りの成否が分かれるようになっている。

やる気はバレー対戦で負け越さなければ持続し、なかよし度は雑貨屋などで各キャラクターが好みそうなアイテムを「ラッピングされたプレゼント用」で買って贈り続けることで上がっていくが、一日の始まりを寝坊して待たせたり、キャラクターごとに好き嫌いが分かれている水着(大半は布地の少ない過激なデザインの物が嫌われている)をしつこく渡し続けたりすると機嫌を損ね、最悪の場合はペアを解消されてしまうため、ペアとしての良い関係を築いていくことが大前提になっている。

プレゼントの好き嫌いは、プロフィール上で設定されている趣味趣向や人間関係がほぼそのまま反映されているため、例外的なものを除けば推察可能となっている。

ストーリー・設定

タイトルごとの初出時点における概要。続編や新作で変更ないし補強された内容については#キャラクターを参照のこと。

ストーリー

DEAD OR ALIVE/DEAD OR ALIVE++
格闘大会「DOA」(DEAD OR ALIVE)を主催する組織、通称DOATEC(ドアテック)の真の目的は、優勝者の遺伝子を利用し、人体改造により超人を製造することだった。かすみがDOAで優勝したその時、霧幻天神流頭首にのみ受け継がれる「裂空迅風殺」を手に入れるためにハヤテを襲った仇・雷道が現われた。現在はDOATEC創始者フェイム・ダグラスのボディガードになっており、DOA優勝者という次の強敵を待っていたのだ。激闘の末、2人はデンジャーゾーンの爆発に巻き込まれてしまう。雷道は絶命したが、傷ついたかすみはDOATECに捕まってしまうのだった。
DEAD OR ALIVE 2シリーズ
DOATECのフェイム・ダグラスが暗殺される。衝撃的な事件を経てなお、第2回DOA大会は開催されることになった。前回の雪辱を果たすために出場する者、夢を叶えるために出場する者、大会の開催に隠れた闇を探るべく出場する者。多くの参加者が集った。自分の遺伝子を利用されたかすみは、その実験体・カスミαと対峙し怒りを募らせていた。そして、その中で勝ち進んだハヤブサの前に現れた天狗・万骨坊から発せられた驚愕の事実。「全ては我が戯言なり」。人外の者の戯れにすぎなかった大会は、ハヤブサによって退治され幕を閉じたのだった。その頃、アインは失われた記憶を取り戻していた。「我はハヤテ。天駆ける風の忍び!」
DEAD OR ALIVE 3
第3回DOA大会開催。その目的はOMEGA(オメガ計画により超人となった幻羅)の力を試すこと。大会はザックが順調に勝ち続けなんと優勝する。しかしその裏では、変わり果てた姿となった幻羅を自らの手で葬り去らねばならない、哀しみを抱えて闘うあやねの孤独な物語があった。
DEAD OR ALIVE XTREME BEACH VOLLEYBALL
第3回DOA大会で優勝したザックは、賞金を持ってラスベガスのカジノに挑む。さらなる大金を手にしたザックは、なんと南の島を買ってしまう。その名もザック島。そして、その島で第4回DOA大会を行うという偽の招待状を出すのだった。招待状の送り先は、第3回大会出場者……の女性だけ!
DEAD OR ALIVE 4/DEAD OR ALIVE Dimensions
エレナは創始者フェイム・ダグラスを失ったDOATECの総帥になっていた。それは新たな悲劇を生み出さないための苦渋の決断の結果か。しかし、DOATECを裏で支配するビクトール・ドノヴァン博士の一派を掌握するには至らぬまま、第4回DOA大会が行われる。一方、度重なるDOATECからの干渉に耐えかねたハヤテら霧幻天神流忍者一党は、ハヤブサの協力も得てDOATECの撃滅にのりだしていた。忍者たちの攻撃は近代兵器をもってしても防ぎきれず、トライタワーは各所から炎を吹き上げる。その時、タワー地下のラボで究極のクローン兵器「Alpha-152」が起動する。エレナは崩れ始めるタワーの中を制御室へと向う。去来する様々な記憶……幼いころの思い出、プリマドンナとしての公演、自分の身代わりとなった母。エレナの去った制御室のパネルには何事かのカウントダウンが映し出される。地下では激戦が続いていた。驚異的な戦闘能力をみせるAlpha-152。かすみの奮闘むなしく、人体兵器の妖魔はラボから脱出し外界へと姿を消すのだった。あやねの妖術によって崩壊が迫る中、エレベーターで上層部に向う人影。一面が炎に包まれた。中空を見上げてエレナはひとりささやく。「さようなら」。……刹那、何者かのヘリが急接近してきた。ノリのいい奇声を発しながらエレナをキャッチし飛び去っていったのは、クレイジークライマーことザックその人であった。一方、いずこかの室内にドノヴァンの姿があった。机の上にはフルフェイスのファントムマスク、そして幻羅が纏っていた仮面が置かれている。ドノヴァンは幻羅の面を手にとると、自身の素顔にゆっくりとあてがうのだった……。
DEAD OR ALIVE XTREME 2/DEAD OR ALIVE Paradise
結局、火山の噴火で沈んでしまったザック島であったが、ピラミッドで財宝を発見したザックは再び億万長者となり、正体不明の「偉大なる者」と契約を結んでザック島改め「ニューザック島」として復活させる。そして今度は、自らが宇宙平和のためにDOATECを再興すると宣言し、さらに第5回DOA大会の招待状を送り付ける。それは第4回大会出場者の……やっぱり女性だけだった。
DEAD OR ALIVE 5シリーズ
トライタワー崩壊から2年。遂にエレナはDOATECの再生をスタートさせ、その理念に「テクノロジーの平和利用」を掲げた。究極のハイパークローンを造り出してしまった生体兵器プロジェクトは全面的に凍結、その元凶であるドノヴァン博士の旧反体制派&私設軍隊などのグループについても、新組織から一掃する考えが各国の支部に通達されたのだった。そうして新生したDOATECを世界に知らしめるため、エレナは第5回DOA大会の開催を宣言。期待のルーキー・ミラの登場やアームストロング親子のパフォーマンスで盛り上がった大会はジャンの優勝で幕を閉じたのだった。その裏側では、青い忍装束姿の“かすみ”がAlpha-152を探して奔走し、ハヤテ、あやね、ハヤブサらもそれに続いていた。程無くして一騎討ちの末に152を倒した“かすみ”だったが、その正体がクローンのカスミαだと気付いたハヤテとあやねは容赦なく斬りかかり一つの因縁に終止符がうたれるも、直後に向かったラボの最深部でハヤテが囚われの身となってしまう。ハヤブサからの報せを受けて駆けつけてきたのは黒ずくめの忍装束を身にまとった真のかすみ。その顔には以前のような迷いは見られない。そしてドノヴァンの新たな生体兵器「α」と闘い退け、2年振りに再会した異父妹と兄に礼を告げた後、背を向けて立ち去りながらかすみはつぶやくのだった。「私は闘う。貴方を倒すまで……!」と。その頃、ドノヴァンと話しているリグの口からは、「心配すんなよ、親父。全て俺たちの計画通りさ……」という思いがけないやり取りが交わされていたのだった。そしてバイマンの顔に深い傷を負わせた不可解な出来事がフラッシュバックする。その黒衣の人物の正体とは、かすみの新たなるクローン体・PHASE-4だった。

設定

DEAD OR ALIVE
DOATECが主催する世界最大の格闘大会、通称「DOA」。最大の特徴は決闘の場に「デンジャーゾーン」と呼ばれるトラップが仕掛けられている点で、大会出場者の中にはそれが原因で命を落とす者もおり、大会名の由来にもなっている。歴代優勝者は、第1回大会がかすみ、第2回大会がハヤブサ、第3回大会がザック、第4回大会が不明、第5回大会がジャン。なお、『O』では時系列は不詳ながらバーチャルリアリティ大会の「DOA中国大会」が開催されているという設定になっている。
DOATEC
Dead Or Alive Tournament Executive Committee を略し「ドアテック」と呼称されるコングロマリット(巨大重工業企業体)。別名ドアテック・ヘビーインダストリー。創始者のフェイム・ダグラス派と組織内の天才科学者ビクトール・ドノヴァン派による主導権争いの結果、ダグラスは死亡してドノヴァンが実権を握った。その後、生体兵器の開発プロジェクトに利用するため霧幻天神流の忍者を付け狙い、その生体データを基にした「α計画」を推し進めていったが、ダグラスの正統な後継者エレナの台頭によってドノヴァン派も失脚し、現在に至っている。
霧幻天神流(むげんてんしんりゅう)
代々受け継がれてきた門外不出の忍術でありその忍者一派のこと。天神門(てんじんもん)と覇神門(はじんもん)の2流派が対を成す形で存在しているが、事実上覇神門は階級面で天神門の下位に置かれているため、上忍と下忍のように差別されてもいる。最大奥義は気のエネルギーを掌から放出する「裂空迅風殺」(れっくうじんぷうさつ)で、ハヤテ、雷道、かすみが体得している。
フリーダムサバイバー号
世界最大の全長450メートルというDOATECの超豪華客船。速力50ノットで自走可能。大会初のセレモニーのほか、後続大会においても大きなイベントの会場として利用されていった。
世紀末天狗禍(せいきまつてんぐか)
フェイム・ダグラス死亡という報をうけ混乱していた世界で、異界から降臨した異形の怪物・天狗(万骨坊)によって引き起こされた『2(2U)』の第2回大会の別称。
トライタワー
全高999メートルを超す3つの超高層ビルからなるDOATECの旧本部。『4(D)』の第4回大会で崩壊した。
M.I.S.T(ミスト)
エレナ新総帥の意向によってDOATECを追放されたドノヴァンが、かつての反ダグラス派を率いて立ち上げた新組織。
ザック島
バカンスシリーズの舞台となる個人所有のリゾート島嶼。隣接していた小規模のバース島を含め、ほどなくして突然の噴火で海底に没してしまうが、宇宙のUFOから放たれたエネルギーで浮上させることに成功。「ニューザック島」と名を改めて復活した。
MIYAKO
『D』までのほぼ全ての格闘タイトルでデフォルトのシステムボイスを担当した声優・遠藤みやこ。同名の劇中キャラクターが複数存在するが直接的な関係はない。

キャラクター

主要キャラクターの【登場作品】の並びは、格闘ゲームタイトルを【1/2/3/4/D/5/6】、バカンスゲームタイトルを【X/X2/P/X3/XVV】とする。なお、#その他のタイトルは割愛、設定のみやデモキャラクター程度の出演例は除外とする。

諸元表の内容は、初登場時のものから記し変更後のものを順次併記する。また、役によって異なるものは/で区切る。主に用いられる日本語と英語以外の名前表記は『O』での表記や『5シリーズ』での多言語設定を基に記す。

格闘能力とは『5』以降のセレクト画面に表示される ATTACK/THROW/HOLD/POWER/SPEED/TECHNIC の6種類5ポイント・パラメータ(MAX30pts)、バレー能力とは取扱説明書などに記載されている パワー/テクニック/ディフェンス/ジャンプ力/すばやさ の5種類5ポイント・パラメータ(MAX25pts)の各グラフを和訳(変換)した新作のもの(『5LR』『P』)で表記し、それ以外(『5』以前)のキャラクターは、該当する各攻略本のグラフかつ最新のもので表記する。

テーマ曲名は該当作サウンドトラック裏面カバーアートなどの表記に忠実に倣うが、~(チルダ)は「〜(Unicode: U+301C)」で記し、大差が無い『PS2版2』は割愛、サントラ未発売の『++』『O』『D』は便宜上『PS版DOA』『2』『3』『4』などの過去曲と同一視とする。

劇中での活躍(正史設定)は、『DOA』から『4』までを統括しての整合が図られた『D』の「クロニクル」を基準とし、過去作との相違や矛盾点は補足に止める。

コスチューム項などで記すCとアラビア数字の組み合わせは、Costumeの略と入手する順番(ナンバリング)という意味。

タッグ項で記す相性とは、専用のタッグ投げ・勝利ポーズ・開幕デモなどがある相手という意味で、人物相関図での好き嫌いとは異なる。

ビーチバレー項で記す体格とは、ディフェンス値に関係のない吹き飛ばし判定に影響する隠し設定で、S→M→L(小さい<大きい)の順で有利となっている(『P』からは能力値に変更)。

『DOA』から登場

かすみ

【登場作品 格闘:1/2/3/4/D/5/6、バカンス:X/X2/P/X3/XVV】

「初心者が遊んでも楽しくて気持ちいい」ことと、かつ生みの親である製作者自身が全くできなかった対戦格闘ゲームで「勝てる強さを持つ」ことをコンセプトにして誕生した主人公。決め台詞は「あなたに私は倒せない」。

忍者集団の一派である霧幻天神流の18代目頭首となるはずだったハヤテの妹。その兄が何者かに襲われ半死半生とされながら、何も語ろうとしない父・紫電からの頭首継承の命を拒否し、兄の仇を探し出して倒すために最大の禁忌とされる抜け忍となったくノ一。

DOA大会を通じて遺伝子レベルでハヤテよりも優れていることが分かったため、ドノヴァン派によって囚われクローニングに利用され“カスミα”、“Alpha-152”、“PHASE-4”などが作成されてしまい、望まぬ因縁も抱えていくこととなる。

『2』ではカスミαを倒すため、『3』ではハヤテにもう一度会うため、『4』ではハヤテとの平和な暮らしを目指して出場。『5』ではハヤブサとムラマサの厚意で隠れ里に身を寄せていたが、ハヤブサからハヤテ窮地の報せが届き救出に向う。

あやねは種違いの妹にあたるが、里の掟によりかすみを始末する追い忍を命じられたため長らく対立する関係が続いた。しかし『4』でDOATECの象徴だったトライタワー崩壊を境に変わりはじめ、『5』のラストシーンで和解に至った。

逃亡生活中ながら普段は一般人の女子高生(いわく世を忍ぶ仮の姿)を装って学校に通っており、ちょうどその頃にあたる第3回大会(『D』第三章)に前後してのある日にこころと出会い、間接的にあやねの追撃から救われたことがある。

大会での最高順位は、第1回大会での優勝。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……長手袋とスパッツを合わせた白×赤カラーの和装束、白いサイハイソックス&チョーカー×手甲&具足×兄から受け継いだ忍刀ד霞”の一文字などを刺繍した青色の忍装束「瑠璃光」(白色は「白妙」)などで、ほぼ全作で髪型を三つ編み(お下げ)、ポニーテール(結ぶ位置で2種類ある場合も)、ストレートロングから選ぶことができる。バカンスシリーズではオレンジ色×蝶結びの「おきにいりのリボン」の着脱で変化し、『5シリーズ』ではカラー変更が可能で、グラッシーズは大きすぎない緩やかな逆台形レンズでピンク色のナイロール眼鏡。モーションのイメージエフェクトはサクラの花弁。

バカンス〉……黒いビキニの「チューリップ」と、ピンク×水玉柄ビキニの「ゆり」で、ビキニタイプのバリエーションを担当。ネーミングは花と植物に由来する。

追加コスには、セーラー服(水着名は「さくら(たんぽぽ)」)、オーバーオール(Tシャツの有無あり)、フロントジッパーのビスチェとタイツが一体化したようなレザー調のボディスーツに手甲を付けたフィンガーレスの長手袋などで合わせた漆黒の忍装束「常夜桜」などがある。専用水着は白ウサギをモチーフにしたバンドゥビキニの「うさぎ」。

格闘スタイルは、パワーは低いがガード方向やホールドの択一を困難にさせる技分岐の多さ、発生の早さ、俊敏な動きなどに優れており、ほぼ全作で使い勝手の良いスピードキャラの代名詞的な軽量級万能タイプとなっている。『4』と『D』ではマイナーチェンジが行われカスミαと区別させての新旧スタイルに二分されている。『5』からは再統合され、「桜惑い」などの演出や一部打撃技からの派生限定だった固有移動モーション「封神歩」への選択肢が増え裏まわり用途や直出しも可能となり、空中コンボ面でも強化された。

固有技については、肘打ち技の「閃光弾」が『4』で貫手技の「猛鷲刃」に変更された時、板垣伴信が“無くなってこの世で一番悲しんでいる”とコメントしたことがある。相手の顔面を塞いで跨る恰好となる投げ or オフェンシブホールドの「飛燕 - 飛燕逆落」は、公式でも“幸せ投げ”の愛称で周知されている。ホールドの「時雨舞い」や投げの「鼓車」「虹飛沫」には天井ダウン効果、パワーランチャーには終始の上段避け性質がある。起きミドル(ハイ)キックの「起連脚」はかすみ限定の2連仕様となっている。

タッグ相性が良いのは、ハヤブサ、ザック、あやね、バース、エレナ、アイン、ハヤテ(『5U』から)、ヒトミ、ブラッド。

ビーチバレーでは、全キャラクター中No.1のコントロールとジャンプ力を持つ屈指のテクニカルキャラだが、受けに弱いSランク体格者かつパワーがほとんど無いため、万能型かLランク体格のキャラクターがパートナーだと相性が良い。

プレゼントの好みは、占いや幸運に関する物・浴衣に合う物が好きで、文献・楽器・武器・生きている食物が嫌い。誕生石はアメシスト。ホテルの趣味は「ムーンライト・リーフ」。

『DOA BLACKJACK 〜the Kasumi version〜』ではソロ起用され、『P』での美人時計とのコラボではヒトミと共に起用されている。同社の他作品『モンスターファームシリーズ』では隠しキャラクター(ピクシーの一種)、『NINJA GAIDEN Σ2』ではデモ限定(後姿のみ)、『NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge』と『無双OROCHI2 Ultimate』ではプレイアブルキャラクターでそれぞれゲスト出演している。衣装では瑠璃光が『FATAL FRAME II CRIMSON BUTTERFLY DIRECTOR'S CUT』の天倉澪やWii版『スイングゴルフ パンヤ』のアリンの追加コス、『ラグナロクオデッセイ エース』の装備品として移植されている。『O』では中国と台湾共に人気があると語られ、『5U』の初回特典を決める人気投票ではあやねと共に、『5LR』では1位でそれぞれ選ばれた。

『クイーンズゲイト』では2Dイラストでの出演。洋画版ではデヴォン青木が演じた。

ティナ

【登場作品 格闘:1/2/3/4/D/5/6、バカンス:X/X2/P/XVV】

目立ちたがり屋でウーマンズレスリング出身のセレブリティ。DOA大会で注目を集めてファッションモデルへの進出を考えている。『2』では更にもっと目立つため、『3』では女優デビューするため、『4』ではロックスターとして成功するべく出場。『5』では歌手活動で薄れていた格闘魂がミラという若きライバルとの出会いで再燃し、ついでに今度は州知事になると宣言する。本名はナツメ。衆目の蛇女で赤いスールを着ている。

柔よりも剛が勝ることを競っているためレイファンからは嫌われている。何かと言い寄ってくるザックは全く好みに合わず論外。父親のバースは嫌いという訳ではないが干渉だけはされたくない。リサとは学生時代からの親友であると同時に“ラ・マリポーサ”の姿の時は商売敵でもある。プロレス業ではマイクという人物がトレーナーを務めている。

大会での最高順位は不明。第5回大会ではMr.ストロングに敗れた。

コラボレーション演出上ではサラ・ブライアントのカウンターパートとなっている。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……リーボックのインスタ・ポンプ・フューリーを履いたレスリングレオタード、シルバーのミニベスト×ロングオープンフィンガーグローブ×レスリングシューズと黒いビキニ×ニーパッドで合わせたステージ衣装、星条旗柄の見せブラと合わせたカウガール・ルックなどで、初期はヘアカラーがブロンドではなく茶色だった。『5シリーズ』での眼鏡はグラディエントレンズのサングラス。

バカンス〉……星条旗柄のストリングビキニ「シリウス」で、マイクロビキニタイプのバリエーションを担当。ネーミングは星(主に惑星と恒星)に由来する。

追加コスには、猫耳&尻尾と合わせたバニーガール風キャットウーマンなどがある。『3』のムービーではポニーテールも披露している。専用水着は黒ネコをモチーフにしたトライアングルビキニとGストリング(ソング)マイクロキニの「ブラックキャット」。

格闘スタイルは、投げキャラとしてほぼ全カテゴリーを揃える高威力の投げ技だけでなく、打撃キャラとして空中・クリティカル・バウンドなどからの各コンボも得意な中量級のバランスタイプ。

固有技については、オフェンシブホールドの「ロデオホールド」と、3連投げの「J・O・S」(続編では「J・O・サイクロン」表記のコマンド投げに改定)がスタッフの趣味と1作目当時の女子プロ流行を反映して取り入れたと語られている。「ロデオドライブ(テキサスシューティングスター)」は『2U』では斜面投げの全キャラクター中最高威力を誇る。背向けからの上段投げ「ターニングレッグブレイカー」は被上段打撃に負けない三すくみルールの例外技。「テキサスパウンダー」「ダブルブロー」(『4』『D』『5シリーズ』背Cr)、「バックハンドクラッシュ」「スピニングバックハンドコンボ」(『5シリーズ』足正)などには反転のけぞり効果がある。クリティカルバーストは上段と中段の2種を持ち、「ディスカスクローズライン」(『5』から)は3連目がガード不能技。また、基本投げのデスバレーボム、上述のJ・O・サイクロン、下段投げのテキサスイクスプロージョンの3つがカウンターヒットすると、それぞれがより高威力の「GTS」「M・D・T」「ダブルアームスープレックス」へと自動変化する唯一のキャラクターでもある。パワーランチャーには終始の上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、かすみ、レイファン、ハヤブサ、ザック、バイマン、バース、レオン、マリポーサ、ミラ、サラ、ヒトシ

ビーチバレーでは、全キャラクター中No.1のパワーを有するLランク体格者ゆえにサーブとスパイクの威力が圧倒的なため、プレイヤーキャラクターとして使用し、やる気が低いS同士のペアを狙って挑めば最高額を稼げる完封パターンを最も達成しやすい、前衛&対CPU戦のスペシャリストかつ最強キャラクター候補となっている。

プレゼントの好みは、アコースティックな楽器・ハードボイルドな武器・車やTVゲームに関する物が好きで、文献・スウィーツが嫌い。誕生石はトルコ石。ホテルの趣味は「シーブリーズ・コテージ」。

『2』の海外DC版ボックスアートではかすみと共にサイドを務めている。北米版『X』では新キャラクター(当時)のリサと日本版でソロ起用されたヒトミをサイドに置きセンターを務め、同&欧州&豪州版『X2』でもレイファンと差し替えられて起用されており、その理由を開発者は「ティナはアメリカで人気があるから」とコメントしている。

バカンスシリーズなどで散見するマスコットのプレーリードッグの名前にも採用されている。洋画版ではクリスティナ・アームストロングの名(愛称がティナ)で、ジェイミー・プレスリーが演じた。

レイファン

【登場作品 格闘:1/2/3/4/D/5/6、バカンス:X/X2/P/X3/XVV】

太極拳の天才的な使い手。ごろつきに襲われているところをジャン・リーに助けられて以後、不本意な助力に対する悔しさと同時に「強さ」への憧れから拳法の修行を積み、ジャンを倒すためにDOA大会に出場し続ける。しかし一方では、ジャン本人にも興味を持ち始めている。

ティナのことは作品によっては大嫌いと名指しするほどだが、レイファン側の視点ではジャンとのストーリーが優先され気味であり、険悪な対立や掘り下げられた展開には至っていない。第4回大会後からはヒトミと仲良くなり、親友かつライバルとして2人で修行の旅に出ていた。

ジャンやティナへの態度など、自分の思い込みから一方的に突っ走る傾向がある。

大会での最高順位は不明。第5回大会ではジャンに敗れた。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……シニヨンと合わせた拳法着、レディース赤と金のストラップミュールを履き朱雀風の刺繍が施された赤い旗袍(水着名は「オストリッチ」他)などで、ほぼ全作で髪型をポニーテール、両把頭、ストレートロングから選ぶことができ、『3』では追加コス、『5U』では任意でバンチェスも選べる。バカンスシリーズでは黄色×輪ゴム状の「おきにいりの髪どめ」の着脱で変化する。『4』では眼鏡をかけられる唯一のキャラクターで(C1・2・4・5で可、全7色)、『5シリーズ』でのものは赤いオーバル。

バカンス〉……オレンジまたは緑×黄×赤色の柄物ビキニ「ロビン」で、タンキニ(主にキャミソール上衣)タイプのバリエーションを担当。ネーミングは鳥類に由来する。

追加コスには、ポニーテール合わせを基本とするフロントジッパー式スリーブレス×ホットパンツの黒レザー私服、長手袋×ストッキングと合わせた黒の旗袍風レザードレスなどがある。専用水着はパンダをモチーフにしたバンドゥTバックワンピース水着の「パンダ」。

格闘スタイルは、初期のオーソドックスなバランス型を経て、パンチ+キックおよび中段+上下どちらかを含めた2方向を自動二択で掴めるいなし系の固有ホールドや、自動二択は付かない反面クリティカル中でも出せてハイカウンターなら体力の半分近くを奪うほどダメージが高いエキスパートホールドなども覚えたため、軽量級ホールドタイプとも表現できるようになった。『5』からはさばき効果をもつ特殊行動技「雲手」を覚え、揺さ振り能力も強化された。

固有技については、「挑手打胸 - 太公釣魚 - 連・太公釣魚 or 托肘肩靠」がレイファンをホールドキャラとする所以の3連ホールド技だと語られている。「連肘撃」は上と中段で成り立っている2属性技。壁変化で裏まわり効果になる投げ「回身推肘」には作品によって確定追撃性能がある(『2U』『5シリーズ』など)。「翻身単鞭」(『2HC』『2U』背Cr)や「穿宮腿」(『4』『D』足ハ&背Cr)などには反転のけぞり、アッパーカット技の「当頭砲」には天井ダウン、「双風貫耳」には当技独自の耳やられ効果、パワーランチャーには上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、ジャン、ティナ、エレナ、アイン、ヒトミ(『5』から)、パイ・チェン(『5U』から)。

ビーチバレーでは、全キャラクター中No.1のディフェンス力を活かしたレシーブが光る後衛向けキャラクターだが、体格がSランクなのとスパイクが非力なため、ティナのようなパワータイプと組むとバランスが良い。

プレゼントの好みは、中華や柑橘系の食べ物・風に関する物が好きで、文房具・料理道具が嫌い。誕生石はダイヤモンド。ホテルの趣味は「ムーンライト・リーフ」。

シリーズ初期の表記では「レイファン」と中黒が入っており“ファン家のレイ”的な姓名だったが、現在表記に変更されてからはフルネームが不詳となった。着用するキャラクターの名前がデザインされていることも多い下着においては、『4』や『5シリーズ』にて「方麗鳳」とプリントされている。

『PS2版2』ボックスアートでは新キャラクター(当時)のアインと共にメインを務め、『DC版2』ではあやねと共にサイドを務めている。『O』では中国で人気があると語られた。

洋画版ではイン・ウォンが演じた。

リュウ・ハヤブサ

【登場作品 格闘:1/2/3/4/D/5/6】

超忍と評される忍者で、テクモがファミコン時代に発売したアクションゲームの『忍者龍剣伝』、そしてTeam NINJAのもう一つの看板タイトル『NINJA GAIDENシリーズ』(以下NG)の主人公と同一人物。

親友のハヤテが何者かに襲われ、その妹であるかすみが失踪。その元凶がDOAにあると読み、アイリーンと協力しつつ諜報を開始し、自身は参加者としても大会にエントリーする。『2』では天狗を倒すため、『3』ではOMEGAを倒すため、以降はハヤテやかすみを助太刀するために闘い続けている。

言動は上述のNG側よりも相手の性別問わず厳しく無愛想だが、友人知人と認めた相手には面倒見の良さを見せる。『3』までは『DOAシリーズ』で創造した外見(衣装)だったが、2003年以降にリリースされた『2U(4)』からはNG側で確立された全体像が反映(移植)されている。

大会での最高順位は、第2回大会での優勝。

デフォルトのコスチュームは、口を隠すだけの覆面姿×スウェット風パンツ×ナイキのエアフットスケープで合わせた黒い軽装、素顔を晒し様々な装飾が施された忍装束、頭巾&口を隠した覆面姿にマフラーを巻いた黒ずくめのスリーブレスボディスーツ「レジェンダリーブラックファルコン」(以下LBF)など。背負っている赤い柄と金の鍔で成る打刀の「龍剣」は装飾品だが、デモムービーではDOATECの戦闘機を両断したり、幻羅(OMEGA)を刺し貫くなどの剣戟を見せている。

追加コスには、龍剣伝時代の青い忍装束「トラディショナルダークブルー」、フルフェイスマスクを被った黒×赤カラーの科学戦闘服「ドラゴンマッスルスーツ」などがある。

格闘スタイルは、横や縦方向にリーチのある技やジャンプステータス技の飛び込み能力を活かした機動力ある攻めを得意とする中量級万能タイプ。一方、逆立ちという風変わりなモーションの技を持つのも特徴で、開発者自身から“どうかと思った(笑)”、“不遇の時代”などと自嘲されもした『3(2U)』までの試行錯誤を経て、『4』からは特殊行動技「隠形印」を覚え揺さ振り能力が向上し、全キャラクター中屈指の空間的な操作が可能となるマイナーチェンジが図られた“構えキャラ”でもある。

固有技については、投げキャラ忍者というコンセプトから誕生した3連投げの「昇雷掌(背昇雷掌) - 鎌鼬 - 飯綱落とし」が代名詞となっておりホールドや隠形印から派生させることも可能で、階層をまたがる位置にある崖際・吊り橋・底が抜ける床、低い天井があるエリアなどで決まれば威力が増す演出や「烈震飯綱(烈空飯綱)」などに変化する。元ネタは漫画『カムイ外伝』の主人公・カムイの必殺技で、採用には作者・白土三平の許可を得ている。上述の飯綱を1連目で止める「昇雷天掌(背昇雷天掌)」や背後投げの「神立落とし」などには天井ダウン、「蒼空連刀」(『5シリーズ』足ハ&カヒ)には反転のけぞり効果がある。「我王掌」は『4』のエンディングで戦闘機を爆発させるほどの光弾としても描かれ、その後『D』ではタメ時間によって変化する飛び道具として、『5シリーズ』ではパワーブローや崖っぷち技の締め括り演出などで採用されている。アピール技の「礼」は土下座をする。パワーランチャーには上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、かすみ、ティナ、ジャン、ゲン、バイマン、あやね、バース、アイン/ハヤテ、レオン、紅葉、レイチェル、女天狗。

自社の他作『無双OROCHI 2』『真・三國無双 VS』などにも出演しており、プレイヤーキャラクターとして使用できる。衣装ではLBFが『Wii版スイングゴルフ パンヤ』の追加コス、『ラグナロクオデッセイ エース』の装備品として移植されている。

『D』のボックスアートでは背景バックを務めている。

洋画版ではケイン・コスギが演じた。

ジャン・リー

【登場作品 格闘:1/2/3/4/D/5/6】

最強の格闘家を目指す拳士で、時としてコミカルにすらみえるストイックな信条の持ち主。トランペットの腕前も高く、『4』ではエンディングテーマ曲「The Fist」の演奏を披露している。

初期の設定ではザックとライバル関係になっているが、本編ではレイファンとのストーリーが中心であるため、語られてはいない。強さを欲した理由には、中国広東省の孤児院で暮らしていた幼少期に大人から受けた屈辱的な体験と、熱中していた映画に出演していた若き天才拳法家への憧れが根幹となっている。

モデルはブルース・リーで、同じ截拳道を使うキャラクターが登場する『バーチャファイターシリーズ』の製作者として知られる鈴木裕から“技がいいね”と褒められたことがあり、『5シリーズ』にてサラ・ブライアントとジャッキー・ブライアントとの共演が実現した。

大会での最高順位は、第5回大会での優勝。

デフォルトのコスチュームは、龍の刺繍が施された拳法着。

追加コスには、サングラスと合わせたラフな背広スタイル、黄色いトラックスーツなどがある。

格闘スタイルは、瞬発力と強引さを活かしたパワフルなカウンターや、吹き飛ばし判定が多い技でデンジャーボーナスも狙いやすい中量級の暴れキャラタイプだが、“出すまでは気持ちいいが、その後は我慢してもらうことになる”という意図によりほぼ全作でドラゴンと名の付く(怪鳥音を発する)技の大半はガードされると“確定反撃”が成立してしまう硬直が生じるようにデザインされている。『5』からは特殊行動技「ドラゴンスタンス」を覚え、揺さ振り能力も強化された。

固有技については、跳び蹴りの「ドラゴンキック」がガード不能技。オフェンシブホールドの「ドラゴンガンナー」は特に『2』関連作で猛威をふるった。「シンニーキック」(『2HC』『O』『5シリーズ』足正&カヒ、『2HC』『3』『2U』足ハ&背Cr)には反転のけぞり、「ドラゴンアッパー」には天井ダウン、最大タメの「ドラゴンフィスト」(『5U』から)には尻餅を強制させる当技独自のガードブレイク効果がある。

タッグ相性が良いのは、レイファン、ハヤブサ、ゲン、バイマン、アイン、レオン、リグ、ジャッキー。

『3』の欧米版ボックスアートではヒトミの後姿を背景にしてメインを務めている。

洋画版では脇役となっている。

ザック

【登場作品 格闘:1/2/3/4/D/5/6】

スラムで生まれ育った陽気なDJで、独学だけでムエタイを覚えてしまった『DOAシリーズ』最大のムードメーカーかつジョークキャラ。日本マニアでもあり、ハヤブサの店の常連。

DOA大会では目立って賞金で儲けたい。大ファンであるティナを恋人にもしたいし、『3』からはヒトミも捨て難い。『4』ではクライマーの名にかけてトライタワーに登らないわけにはいかない。『5』ではエレナを手助けし新生DOATECの従者かつスポークスマン的な立場で大会を盛り上げる。

ジャン・リーとはライバル関係にあり、レオンとも過去に何かあったらしいが、どちらのストーリーもあまり掘り下げられてはいない。

大会での最高順位は、第3回大会での優勝。

バカンスシリーズでの出演はデモキャラとしてのものにすぎないが、事実上の主人公ないしゲームマスター的な立ち位置で女性陣にあれこれと干渉してくるほか、1本の縦線が入った「Ζ」のグリフで表される劇中の通貨名としても採用されている。一方、『3』で知り合ったニキと意気投合し、自身もヴァケーションを満喫している。

追加コスには、宇宙人ルックの全身タイツなどがある。『D』のC4は合併前のコーエー社が発売した『オプーナ』の移植。なお、初期はナイキのエアマックス95を履いてもいた。

格闘スタイルは、一風変わったモーションの技が多くテクニカルに見えるものの、実際はオーソドックスな中量級バランスタイプ。特殊行動技の「ダッキング」と「スウェー」を覚えてからは避けと揺さ振り能力も強化された。

固有技については、蹴り技の「メビウスラッシュ」(『PS2版2』『2HC』『2U』足ハ&正Cr)、「デーモンラッシュ」(『2』、『2HC』『3』『2U』足正、『5シリーズ』足正&カヒ)、「インフェルノラッシュ」(『2HC』『2U』足正、『5シリーズ』足正&カヒ)、「スピニングヒールキック」(『2』、『2HC』足ハ、『3』『2U』足ハ&正Cr)などには反転のけぞり効果がある。「デッドリーボーディング(R&D)」は『4』では斜面投げの全キャラクター中最高威力を誇る。『5』からの「ザックハリケーン」は最大タメでガード不能技に変化する。クリティカルバーストは中段パンチとキックの2種を持つ。アピール技の「ゼログラビティ」はマイケル・ジャクソンのゼロ・グラヴィティをする。「ザックビーム」は飛び道具技となっている(Ver.1.03A以降)。

タッグ相性が良いのは、ティナ、レイファン、ハヤブサ、バイマン、バース、レオン、ヒトミ。

デニス・ロッドマンをモデルにしてデザインされたキャラクターで、欧米版『X』では本人がアフレコを担当した。

洋画版ではブライアン・J・ホワイトが演じた。

ゲン・フー

【登場作品 格闘:1/2/3/4/D/5】

かつて試合中の事故で相手を殺してしまい自らの拳を封じた格闘家。その後は古書店を営み平穏な日々を送っていたが、孫娘のメイ・リンが事故で重傷となる。彼女の命を救うには巨額の手術費用が必要と知り、剛拳の封印を解くことを決意。優勝賞金を求めてDOAに出場する。

『3』で目的を達成した後は、弟子のエリオットの育成に力を注いでいる。『4』や『5シリーズ』での参戦は隠しキャラクター中としてのものでストーリーモードでは使用できないが、後者ではエリオットの章で共演はしている。

大会での最高順位は不明。

格闘スタイルは、単発ながらクリティカルやられの効果を多く備える打撃と、フレームレートの有利がつく崩し投げや固有ホールドからの揺さ振りによって、特に接近戦で無類の強さを発揮する中量級のパワータイプで、後述の投げ技からのリングアウト狙い(『AC&SS版DOA(1U)』)や確定コンボも強力。反面、ほとんどの技のリーチが短いため遠距離の立ち回りは苦手とする。

固有技については、空高く放り上げるコマンド投げの「雲閉日月把」やパンチ技の「六合裏崩捶」などには天井ダウン、「単把」(『AC版2』)、「虎撲把」(『2HC』『3』『2U』『4』『D』『5』背Cr)、「双把」(『5シリーズ』背Cr)、「横襲虎爪把」(『5シリーズ』足ハ&背Cr)などには反転のけぞり効果がある。『2』から覚えた空中投げの「雲閉落補 or 中空落捕」は、ダメージを奪わずに落下中の相手をお姫様だっこするという一風変わった“崩し系”となっている。パワーランチャーには上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、かすみ、ティナ、レイファン、ハヤブサ、ザック、バイマン、あやね、エレナ、レオン、ブラッド、エリオット。

洋画版ではファン・リュウが演じた。

バイマン

【登場作品 格闘:1/2(DC版以降)/3/4/D/5/6】

ビクトール・ドノヴァンからの依頼を受けDOATECの創始者フェイム・ダグラスを始末する機会を狙って第1回大会に出場した暗殺者で、バイマンとは本名ではなくコードネームにすぎない。

護衛の雷道によって1度目は失敗に終わったが、かすみとの決勝戦で不在となった隙をついて暗殺に成功する。しかし、ドノヴァン派の付き添い人だったクリスティの姿はどこにも無く、全てを反故にされてしまう。元雇い主とはいえ裏切りは許さない。今度はドノヴァンを抹殺するためにDOAに出場する。

第4回大会後は軍人に転身していたが、とある市街地の戦場跡でPHASE-4に襲われ顔面に袈裟斬り状の深い裂傷を負い、その正体をつきとめようとエレナを訪ねる。

『2シリーズ』での参戦は『DC版2』と『2HC』での隠しキャラクター中と、リメイク作の『2U』に限ったもの。

大会での最高順位は不明。

デフォルトのコスチュームは、ベレー帽を愛用してのサバイバルルック・戦闘服など。『5』からは上述の経緯で顔に裂傷の痕が刻まれベレー帽も常用はしなくなった。

追加コスには、潜水用の保護スーツなどがある。

上中下段に対処可能なエキスパートホールドや3連オフェンシブホールド(後述)を所持するため、三すくみの原則がある当作だからこそのホールドのスペシャリストとなっている。なお、『2』から互換キャラのレオンが登場してからは、「DDT」を3連OHとして継承したり下段投げコンボを3連目のみ変更した「ショルダーブレイカー」として所持する他、吹き飛ばし能力に優れたり連係になっているなどの打撃技が多い、発生速度が遅い代わりに硬直を小さく優遇しているなど、持ち技の入れ替えや差別化が図られた変動率の高いキャラクターでもある。

固有技については、上段オフェンシブホールド(投げ)の「腕固め(ファイヤーストームニー)」は水変化効果があり、浅瀬程度の体積がある水系スリップ地形で決まれば「デスパニッシャー」となり威力が増す演出に変化する。膝蹴り技の「サイドワインダー」(『2HC』『3』『2U』『O』足正、『5シリーズ』足正&カヒ)には反転のけぞり効果がある。

タッグ相性が良いのは、ティナ、ハヤブサ(『4』まで)、ザック、ゲン、バース、レオン、クリスティ。

洋画版ではデレク・ボイヤーが演じた。

『PS版DOA』から登場

あやね

【登場作品 格闘:1(PS版、++のみ)/2/3/4/D/5/6、バカンス:X/X2/P/X3/XVV】

抜け忍となったかすみを追う刺客。菖蒲にとっての第3子だったが雷道の犯した過ちによって生まれたため、望まれた存在ではなかった。9歳の時に覇神門の頭領である幻羅に引き取られてからは本家の天神門一派を影から支える忍びとして鍛えられた。

かすみとは異父姉妹(あやねが1歳年下の妹)にあたり幼少期は共に遊び親友のように仲が良かったが、里での差別環境とくノ一としての宿命がそれを許さず、自分とは逆に恵まれて育ったかすみ自身を妬む心とが相まって決定的なまでに憎悪するようになり、かすみを殺す過程でDOA大会に姿を現すようになった。

しかし種違いの兄・ハヤテに対する感情は正反対で自分の命をかけることもいとわないほどに強く慕っており、上忍でもあることから「様」付けで呼んでいる。ハヤブサに対しても「リュウ様」と呼ぶが、それ以外の相手だと一変し「あんた」と呼び捨てる。雷道のことは父親とは思っておらず、すでに死んだものとしている。

第1回大会ではかすみと同様にハヤテの仇である雷道を倒すことを最優先で参加。第2回大会ではかすみに敗れた後にオメガ計画の初期段階だった幻羅に操られて我を失い“深山の女天狗”と化していたが、アイン(記憶を取り戻した直後のハヤテ)に敗れたことで正気に戻った。『3』ではOMEGAへと変わり果ててしまった養父・幻羅を自らの手で倒すため、『4』ではハヤテのDOATEC打倒を果たさせるべくパートナーを務める。『5』ではエレナに呼び出されたハヤテに同行し、違和感を覚えた“かすみ”の追跡を命じられる。

そんなあやねも、『4』のラストではエレナの安否を気にかけるかすみに「無駄よ」と言いつつ引き止め、結果的には命を救うという心情の変化が見られ、『3』大会直後の『X』当時はかすみとのなかよし度が初期時点で最低だったものが『X2(P)』のバカンスでは「普通(♪×3)」からのスタートになり、『5』のラストシーンで和解に至った。

大会での最高順位は不明。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……紫紺色のニーソックス×蝶結びで巻いた赤いリボン状の帯×チョウの姿を刺繍しチューブトップとミニスカートを掛け合わせたような和装束で(『X3』にて「胡蝶藍紫」と命名。『5シリーズ』で登場した白の和装束は「胡蝶紫白」、『X3』で登場した黒の和装束には「胡蝶暗夜」と名付けられた)長袖になっているチューブトップに手甲をつけ陣羽織をまとった上衣×ヒール足袋ブーツを履き具足をつけた軽衫で合わせた喪服代わりの黒い忍装束、裃の肩衣から袖を無くした程度の布地しかない上衣×タンクトップのような黒メッシュの肌着×具足をつけた軽衫×手甲および腰に括りつけた幻羅の仮面で合わせた紫色の忍装束「覇神装束・九紫火星」、ホルターネックのビスチェとタイツが一体化したような黒紫ツートン肌着の上に黒レザー調の草摺付きビキニアーマーを着込み前後身頃付きの袖無し上衣と手甲&具足&ヒール足袋ブーツで合わせた忍装束など。また左側頭部に結び目を置いた紫紺色×鉢巻状の「おきにいりのバンダナ」を常に締めており、『5U』からは任意で着脱が可能となった。最初期は現在よりも薄い白髪のようなヘアカラーで、『5U』からのDLC追加コス「王元姫(Yuanji)」では近い髪色になる。『5シリーズ』のグラッシーズは二重線状に分割している金属テンプルの赤いオーバル眼鏡。柄頭にアヤメを模した風車が付いた得物の「閃華クナイ」は装飾品だが、戦闘デモなどでは度々披露しカスミαに止めを刺すのにも用いた。『++』の頃はキラキラと光る氷晶のようなモーションエフェクトが演出されていた。

バカンス〉……紫色の柄物ビキニ「ニンフ」、蝶の翅のような多色柄のストリングビキニ「ティターニア」、☆マークがプリントされた黄色の同種「ヒポグリフ」などで、スクール水着タイプのバリエーションを担当。ネーミングは妖精・精霊・幻獣などの超自然的生物に由来する。

追加コスには、スリーヴレスのカーディガン(ベスト)かブレザー有無ありの半袖または長袖ブラウス×ベージュ色のタータンスカートで合わせた学校制服、「トレ子」を再現したボディスーツなどがある。『移植版2』『2HC』『2U』のC6は同社の別タイトル『影牢 〜刻命館 真章〜』に登場するミレニアの移植。専用水着はアライグマをモチーフにしたバンドゥビキニの「あらいぐま」。

格闘スタイルは、相手に背を向ける特殊行動からの豊富な技分岐や目まぐるしく回転する固有モーションなどで幻惑能力に長けており、ほぼ全シリーズで中距離戦が抜きん出て強く“最強忍者集団の一角”と評されたこともある軽量級の打撃(スピード)キャラタイプ。設定上では妖術の使い手でもあり、『2』関連のかすみ戦デモではエネルギー波を放つ術、『4』のエンディングではトライタワーを崩壊させるほどの爆発を引き起こした秘伝の法「覇神震山」を披露している。

固有技については、裏まわり投げの「霧惑い」には作品によって確定追撃性能がある(『2』『2U』『5シリーズ』など)。中段パンチ種の手刀打ち「螺旋刀」は差し合い時に発生フレームレート値で負けていても上段打撃に勝てる性質がある。「捷・綾音蹴り」(『2』、『2HC』『O』『5シリーズ』足正、『2HC』足ハ&背Cr、『3』『2U』足正&正Cr or 足ハ&背Cr)には反転のけぞり、ホールドの「風舞陣」には天井ダウン効果がある。クリティカルバーストは中段パンチとキックの2種を持つ。

タッグ相性が良いのは、かすみ、ハヤブサ、ジャン、アイン/ハヤテ、ヒトミ(『5UA』から)、エリオット(『5U』から)、女天狗。

ビーチバレーでは、かすみとほぼ同一のテクニカルキャラなSランク体格者であり、若干高いパワーを活かしたバックアタックなどが得意。

プレゼントの好みは、美容品や鏡に関するもの・忍具が好きで、かすみとエレナとヒトミが好むもの全てが嫌い。誕生石はペリドット。ホテルの趣味は「ムーンライト・リーフ」。

3DCGによる女性キャラクターの美しさ追求を掲げた「デジタルヴィーナス」宣言以降、関連書籍、公式グッズなど多岐に渡るメディアで表紙モデルやイメージキャラクターを務めることも多く、『3』では事実上の主人公を務めた。『O』では台湾で人気があると語られ、『5U』の初回特典を決める人気投票ではかすみと共に選ばれた。

『NINJA GAIDENシリーズ』にも主役級の扱いでゲスト出演しているほか、『無双OROCHI 2』『真・三國無双 VS』などにも出演しておりプレイヤーキャラクターとして使用できる。衣装では『3』前までのデフォルト和装束が『FATAL FRAME II CRIMSON BUTTERFLY DIRECTOR'S CUT』の天倉繭、『スイングゴルフ パンヤ 2ndショット!』のクー、『影牢 〜ダークサイド プリンセス〜』のレグリナの追加コスとして移植されている。『零 濡鴉ノ巫女』ではクリア特典の隠し要素でのメインキャラおよび零シリーズ側の世界に実在している扱いで、新規モデリングと初出となるオリジナル私服的衣装の姿で出演。普段の相手とは勝手の違う「隠世の者」と呼ばれる怨霊たちが跋扈する土地で行動するため、自らを死の世界と繋げることで怨霊から身を隠しつつ彼らの気配を察知することができるようになる呪法「隠行紋」を身体に施すこととなる。あやねは怨霊を一時的に行動不能に陥れることができる「霊石灯」を持っているが、基本的には戦闘を避ける方針となる。『閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS -少女達の選択-』とのコラボレーションでは2Dイラストによる『5シリーズ』でのC1姿の有料DLCキャラクターとして出演している。洋画版ではナターシャ・マルテが演じた。

バース

【登場作品 格闘:1(PS版、++のみ)/2/3/4/D/5/6】

すでに引退したヒールの元最強プロレスラーで、開発スタッフ自身が駄目出しした1作目当時のティナ以上の「本物のプロレスキャラ」として誕生。

亡き妻のアリシアとの間に生まれた一粒種のティナを溺愛しており、モデル、女優、ロックスターなどへの転身を企てて浮かれるばかりの愛娘を力尽くで止めるべく現役に復帰しDOAに参戦し続ける。そしてティナにはプロレスラーこそを続けてほしいと思っている。

『4』を境にして再び引退し、馬が合うリグが施設長を務める石油プラットフォームで働いていたが、突如プロレスへのカムバックを宣言したティナの姿を見て親心に火が点き、謎の覆面レスラー「Mr.ストロング」を名乗って第5回大会に出場する。

大会での最高順位は、第3回大会での準優勝。第5回大会ではジャンに敗れた。

バカンスシリーズでは島の名前で採用されている。

格闘スタイルは、見た目通り動きは遅いがパワーに勝る典型的な重量級の投げキャラタイプ。『3』以降はガードブレイク効果の多い打撃とダウン投げの「リフトアップ」などを覚え揺さ振り能力を得たほか、大ダメージを狙える空中投げと相性の良いバウンド浮きも導入されたことで不得意だった空中(バウンド)コンボ面も補強された。

固有技については、「ボディフック」(『PS版2』『2HC』『3』『2U』足ハ&カヒ)や「ローリング逆水平チョップ」(『5U』足ハ&カヒ)には反転のけぞり効果がある。背後コンボ投げ or オフェンシブホールド(以下OH)の「グリズリークラッシュ」はハイカウンターかつ床ないし壁デンジャーと合わさると体力メーターの7、8割近くを奪う威力となるバースらしい大技の一つ。「バーニングソウル - アックスボンバー」はガード不能技。『3』では4つのステージ限定で「ジャンピングハイキック」からの「コンボトラース」という永久コンボが可能。コマンド投げの「T・F・B・B」から変化する「T・F・B・A」や『5シリーズ』の上段OH「フリーキーボム - ビッグベアレイジ・スペシャル」などには天井ダウン効果がある。

タッグ相性が良いのは、かすみ、ティナ、ジャン、ザック、ゲン、バイマン、あやね、レオン、マリポーサ、ミラ、リグ。

洋画版ではケビン・ナッシュが演じた。

『DOA2』から登場

エレナ

【登場作品 格闘:2/3/4/D/5/6、バカンス:X/X2/P/X3/XVV】

DOATEC創始者のフェイム・ダグラスとその3番目の愛人で世界的ソプラノ歌手であるマリアンヌの間にできた娘。オペラの公演中に何者かによって銃撃されるが、身を挺してエレナをかばった母が犠牲となり、父のダグラスも別の場所で暗殺される。

その惨事の原因がDOAにあると知り、ダグラスの血縁者として『2』からDOATECを引き継ぎ、第2回大会の開催と自身のエントリーを宣言した。『3』ではドノヴァン派による監禁からの解放と真実を知るための交換条件で出場。『4』ではDOATECの総帥として大会を主催する隠しキャラクターの立ち位置で登場し、全キャラクターでストーリーをクリアすると使用可能となる。『5』では名実共にトップの座に就いたDOATECの完全新生をアピールすべく大会の開催を宣言し、裏側ではリサの動向から得たドノヴァンの新組織の芽を摘むべく忍者たちと交渉する。

なお、第4回大会で母の真の仇がクリスティだったと判明するまでは思わせぶりな態度をとっていたあやねを疑っていたため、設定上の嫌悪感だけでなくシステムとして影響するバカンスシリーズでは両者共になかよし度が初期時点から最低状態になっている。それ以外のなかよし度はティナを除けば平均以上と高い傾向にある。

愛犬がおり、クルーザー上で共にバカンスを過ごす姿も見られた。ザックに対しては『4』のラストで命を救ってくれた恩人となったため『X2』では顔を立てている。上述の誤解も含めて『4』まで立場上では敵対関係だった忍者たちに対しては『5』では支援し、結果的にかすみ、あやね、ハヤテたちが和解するきっかけを整えた。

大会での最高順位は不明。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……タイツスタイルのフリル&袖付きコルセットドレス、ライダースーツなどで、常に大きなリボンで髪を結っているが、『5』からは任意で外しストレートロングの髪型も選べるようになり、グラッシーズはレンズ底横からカーブしたテンプルが伸びる独創的形状をした銀色のリムレス眼鏡。

バカンス〉……薄紫ベースの多色柄物ビキニ「パナシェ」、クリアブルー×O字フロントオープンのワンピース水着「ブルーラグーン」、エメラルドグリーン×水泡柄のビキニ「パパゲーナ」などで、ワンピース(スーパーハイレグ)タイプのバリエーションを担当。ネーミングはカクテルに由来する。

追加コスには、アラビアンナイトないしベリーダンサー風の装飾(舞踏)衣装などがある。『移植版2』『2HC』『2U』のC3は同社の別タイトル『蒼魔灯』に登場するレイナの移植。専用水着は白ネコをモチーフにしたバンドゥTバックワンピース水着の「ホワイトキャット」。

格闘スタイルは、上段と中段攻撃を無力化できる優れた避け能力を備えた特殊行動技「仆歩 - 低膝」による地を這うような姿勢から先手を奪い、そこからのクリティカル持続や豊富な浮かせ技といった択一攻撃からの空中コンボが強力で、当『DOAシリーズ』における“構えキャラ”の先駆けとなった軽ないし中量級のテクニカルタイプ。また、スリップゾーンの地形デンジャーと相性が良い技を多く有するのも特徴。

固有技については、水平チョップ技の「横砍掌」(『2』、『2HC』『3』『2U』『O』足正&カヒ)には反転のけぞり効果がある。パワーランチャーには終始の上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、かすみ、レイファン、ハヤブサ、ゲン、クリスティ、こころ(『5』から)。

ビーチバレーでは、これといった長所は無いが短所も無いMランク体格者で、どんなパートナーとも組めるバランスタイプであり上位キャラクターの一角となっている。

プレゼントの好みは、カジノのエレナ台に描かれているもの・イヌのくびわ・高級な化粧品が好きで、派手なもの・クリスティが好むものが嫌い。誕生石はガーネット。ホテルの趣味は「ジェムストーン・スイート」。

『O』では中国で人気がある1人に挙げられた。

洋画版ではサラ・カーターが演じた。

アイン/ハヤテ

【登場作品 格闘:2(アインのみ)/3/4/D/5(アインはU以降)/6(ハヤテのみ)】

第1回大会終了後、ドイツのシュヴァルツヴァルトの森林地帯で倒れていた記憶喪失の男。ヒトミ一家に保護された後、ドイツ語で1を意味する「アイン」という仮の名で暮らしながら短期間で空手を習得し、格闘時に湧き上がる感覚から自分の素性を思い出せるのではないかと考え第2回大会から出場。

その正体は、過去に雷道との私闘で重傷を負わされたのち、DOATECの人体改造研究の一つ「イプシロン計画」の実験体とするために里から拉致されたかすみの兄「ハヤテ(疾風)」。リサが主任となって研究は進められていたが、全く同じ時期と場所で拉致・監禁されていたかすみを取り戻しにきたハヤブサによって阻止されるも同時救出は叶わず、直後にDOATECからも見捨てられ置き去りにされた結果だった。それからは空白の日々を過ごしつつも運命的にDOA出場に至ったアインは、ハヤブサから提案されたかすみとの対決によって記憶を取り戻すことに成功。父・紫電の跡を継ぎ霧幻天神流18代目頭首となったが、同時にイプシロン実験の後遺症として『5』のラストボス戦に前後して発症した自縛的な現象を抱え悪夢にうなされるようにもなった。

以降のアインは隠しキャラクター扱いへと改定され、準互換キャラクターとしてヒトミが参戦(誕生)。その彼女の前ではアイン(つまり演技ではない)として接するも、恋愛沙汰に疎いのは相変わらずで好意には全く気付いていない。また、記憶の有無に関係なく「バイブレーション」という言葉を形容詞に用いる癖がある。『5U』での参戦はゲストキャラクターとしてのものでストーリーモードには出演しない。

一方、忍術のスタイルに立ち戻った本来のハヤテは大会出場はせず、『3』ではDOATECのオメガ計画に利用された幻羅を始末するため、『4』では全ての決着をつけるために総攻撃を兼ねてDOATECを襲撃する。『5』ではエレナから呼び出され、ザックのヘリでフリーダムサバイバー号へ招待される。

性格は生来からの相当な自信家。抜け忍になってしまった実妹かすみの抹殺には躊躇しており、里から命じられた追っ手やあやねの追撃は止めない代わりに、自身で再会した場合は手を下さずに事実上の黙認を続けている。しかし、あやねにとっては親同然である幻羅の行動は目の前で謀叛と吐き捨て、あやねがかすみも同罪と言えば平手打ちと共に破門も仄めかして非難するなど矛盾かつ身勝手な面があるかと思えば、ナンパしてきたブラッドに「大事な妹だ」と述べて撃退し、Alpha-152戦では身を挺して庇った。『5』のラストシーンでは立ち去るかすみを静かに見送った。

大会での最高順位は、第2回大会でのアインとしての準優勝。

デフォルトのコスチュームは、〈アイン〉……レザーのジャケット&パンツとメッシュのアンダーシャツを合わせた私服でサングラス有無の差異があり、『5シリーズ』ではグラッシーズ選択で追加コスでもかけられるようになった。

ハヤテ〉……背中に“疾風”の文字が刺繍された白い半袖の忍装束、金属製の胸当てを着込んだ和洋折衷的な黒ずくめの忍装束などで、鉢巻大のはちがねを常に締めている。覆面姿の場合は頭巾ではなく口を隠すだけのスタイルが通例。モーションのイメージエフェクトは黒ないし白い羽(『3』『D』)や風(『5』から)。所持している青い柄と黒い鍔からなる打刀の「迅嵐丸」と鍔の無い短刀の2振りは装飾品だが、『4』のムービーではDOATECの歩兵部隊を相手にしての剣戟を見せ、『5』ではカスミαを斬り捨てた。もう一つの得物である弓矢では、『3』では戦闘ヘリコプター、『4』ではトライタワーへの侵入を妨害する飛行船を撃ち落としている。

追加コスには、〈アイン〉……“イプシロン”としてDOATECに囚われていた頃の拘束具姿、上衣の袖が短く下穿きの丈が長いフルコンタクト空手の空手道衣(バンデージ有無の差異あり)などがある。

ハヤテ〉……燕尾服、紫電のものに良く似た和装束などがある。

格闘スタイルは、〈アイン〉……ヒット後の飛距離が長い吹き飛ばし系の技により各デンジャーのダメージボーナスを巻き込みやすいため、一発逆転要素も高い中量級の暴れキャラタイプ。『2シリーズ』のCPUアインはプレイヤーが起き上がりキックを出すとホールドで返り討ちしてくるプログラミングが見られた。『5U』では“バランスがとれたDOAの教科書”とも評された。

ハヤテ〉……全ての面で平均以上のステータスが揃っており“ほぼ完璧で万能”と評されたこともある中量級のバランスタイプで、初心者にも上級者にも合うデザインのキャラクターとなっている。また、特殊行動技の「疾風駆け」や数種のジャンプステータス技によって機動力も高く起き攻めなどの揺さ振りにも長けているが、判定が強い主力技であるほど硬直が長く確定反撃されやすいことなどが弱点。

固有技については、〈アイン〉……蹴り技の「舞鶴」には『D』までは天井ダウン効果があり、『5シリーズ』では天井効果が削除されてハヤテにも移植されている。

ハヤテ〉……『3』での特殊行動技「疾風転」は異常ともいえる回避性能で猛威をふるった。「重ね当て」(『3』『4』『D』『5』背Cr)には反転のけぞり効果がある。『4』での3連投げ「辻風 - 風神 - 雷神(辻天風 - 風刃 - 鳴竜)」は全キャラクター中最高威力を誇りシリーズ中でも1、2を争うほどの難しいコマンドも特徴的だったが、『D』や『5』では紫電に移植ないし削除されハヤテ側は『3』時点の「辻風(辻天風) - 風刃 - 鳴竜」に戻り、後者のVer.1.03Aからと『5+』からは難コマンドのままで天井エリア使用不可という仕様で復活した。前述の「辻天風」(1連目止め)や『5』以外での「鬼舞旋」「天神昇掌」などには天井ダウン効果、パワーランチャーには上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、〈アイン〉……かすみ、ジャン、ザック、バース、ヒトミ、ハヤテ(『5U』から)、マリポーサ(同)。〈ハヤテ〉……かすみ(『5U』から)、アイン(同)、クリスティ、ブラッド。〈共通〉……あやね、ハヤブサ。

『2』のPS2移植版ボックスアートではレイファンと共にメインを務め、海外DC版ではかすみとティナをサイドに置きセンターを務めている。

洋画版での出演はハヤテで、コリン・チョウが演じた。また、日本語吹き替えを担当した東地宏樹は『5』でリグ役を務めることになった。

レオン

【登場作品 格闘:2/3/4/D/5(U以降)】

シルクロードで活動する傭兵。死に別れた恋人・ローランの言葉を真実とするため、DOAで優勝することで自分が世界最強の男であることを証明したい。

ザックとは過去に何かあったらしく、バイマンとは第3回大会以降からライバルを匂わせる関係になっていたが、どちらのストーリーもあまり掘り下げられてはいない。

なお、『4』や『5U』での参戦は隠し(ゲスト)キャラクターとしてのものでストーリーモードでは使用できない(出演しない)。

大会での最高順位は不明。

格闘スタイルは、ホールドタイプのバイマンの後継として誕生したため『2』ではほぼ完全な互換キャラクターだったが、共演するようになった『3』以降は差別化が図られ、「スタンディングアームロック - 首極め腕卍 - マウントポジション - マウントパンチ or 腕ひしぎ逆十字」や「軸足払い - 立ちアキレス腱固め - 逆片エビ固め - デルビッシュスロー」、「脇固め - 腕ひしぎ逆十字固め - クレイジークラッシュ」など4連および下段3連の投げコンボや、連係や分岐が少ない代わりにクリティカル誘発やガードブレイク効果がある打撃を多めに持つ重量級パワー(投げキャラ)タイプに移行していった。

固有技については、「カニバサミ」がオフェンシブホールド特有の打撃つぶし効果に加えて避け能力も有する高性能ゆえに特徴的だったが、『3』以降はバイマンに継承されたため「マウントタックル」が代替技となるも、こちらも派生のグラウンドポジション各種と合わせて『5』ではミラに継承されている。また、下段キック技の「ターンロージャベリン」は両者に移植されている。上段投げの「ネックハンギングツリー(ネックハンギングブロー)」は“水変化”効果があり、浅瀬程度の体積がある水系スリップ地形で決まれば「チョークスプラッシュ」となり威力が増す演出に変化する。「ヘッドバット」(『2HC』『2U』『4』『D』背Cr)には反転のけぞり効果がある。『5U』での「アームグレネード」は最大タメでガード不能技に変化する。

タッグ相性が良いのは、ティナ、ザック、ゲン、バイマン、バース。

洋画版ではシルヴィオ・シマックが演じた。

『DOA3』から登場

ヒトミ

【登場作品 格闘:2(Uのみ)/3/4/D/5/6、バカンス:X/X2/P/X3/XVV】

ドイツ人と日本人の父母を持つハーフで、ドイツ空手界名士の父から幼い頃より鍛えられた。誰の前でも礼儀正しく「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!」など言葉遣いも丁寧で、性格も実直かつ快活。

過去、形稽古に励んでいた森の中で行き倒れていた“イプシロン”(記憶を消されていたハヤテ)を介抱した人物がヒトミであり、アインの名で家族の一員に迎えつつ兄妹弟子的な関係にもなって共に修行を続けていた。

アインが第2回大会出場を境に姿を消した後、己の強さを確かめるため『3』から出場。期間中にフリーダムサバイバー号で再会できたアインから本名と忍者という素性が明かされた後も変わらぬ恋心を秘めたまま、大会後から母国を離れ武者修行の旅を続けるようになった。『4』では病に臥せった父に代わっての道場復興を目指し、アインとしてのハヤテに協力を乞うために出場するも、DOATEC打倒は戦(いくさ)と述べる固い意志を汲み、涙を隠しながら安否を気遣いつつ身を引いた。『5』では親友かつライバルになったレイファンと一緒に旅を続けており、決勝での再会を誓う。『2シリーズ』での参戦は『2U』の隠しキャラクターとしてのもので、ストーリーモードでは使用できない(#Xboxシリーズタイトルの注意点)。

大会での最高順位は、第5回大会での準優勝。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……キャミソール(ジージャン有無の差異あり)とジーンズを合わせオープンフィンガーグローブをはめた私服で、ほぼ全衣装で身に着けているピンク色のアリスバンド「おきにいりのカチューシャ」がチャームポイント。『4』では追加コスC8でヘアカラーをブロンドに変えることもでき、『5U』からはポニーテール、『5LR』からはボブカットの髪型も選べるようになった。翼を広げたフェニックスのようなプリントもパーソナルマークとしてよく用いられている。『5シリーズ』でのグラッシーズは鼈甲縁の眼鏡。

バカンス〉……ピンクをベースにした花柄ビキニの「アリエス」と、英単語や☆マークなどがプリントされた薄水色のストリングビキニ「アクエリアス」で、タンキニ(主にTシャツ上衣)タイプのバリエーションを担当。ネーミングは星(主に星座)に由来する。

追加コスには、空手道衣(伝統派空手とフルコンタクト空手の差異あり)、ストッキングと合わせたミッション系とも俗称されるブラウン系色のセーラー服などがあり、『D』のC4や『5』のDLC第2弾は出身国の祭りなどで目を引く民族衣装のディアンドル。専用水着はクマをモチーフにしたV字フロントオープンホルターネックワンピース水着の「くま」。

格闘スタイルは、『3』以降にサブキャラクターへ移行したアインの準互換打撃タイプとしてデザインされているが、軽量級である、「風塵」などの共通技でもダメージが若干低い、『4』から固有ホールドの「童子切(蜻蛉切)」を習得、最大5連打の連係(多段・分岐)系や地面へのバウンド(ダウン)効果のある叩きつけ系の打撃技が多い、などの点で異なっている。一方、「蹴爪(鉄鎖)」「猛火(業火)」「梓弓」「天地開闢」といった投げ技(オフェンシブホールド)の多数にも爆発壁や電撃床系のデンジャーを巻き込む属性があるため、“壁際のスペシャリスト”とも称されトータルダメージが一変する爆発力も秘めている。

固有技については、「双手突き」(『3』『2U』『4』『D』『5』背Cr)や回し蹴り技の「光露」(『4』『D』『5』足ハ&背Cr)には反転のけぞり、アッパーカット技の「天路」(『4』)には天井ダウン効果がある。パワーランチャーには上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、レイファン(『5』から)、ザック、あやね(『5UA』から)、アイン/ハヤテ、こころ。

ビーチバレーでは、格闘ゲーム側の軽い重量設定とは違って最も有利なLランク体格者で、かつNo.2のパワーを持ちながらトータルでティナよりもバランスが良いため、対CPU・対人戦の両方で最強キャラクター候補の一人。ただしコントロールとジャンプ力が低いため欠点を補ってくれるパートナーが望ましいが、あやねとのなかよし度は最低状態から始まるためペアを組むには努力が必要となる。

プレゼントの好みは、料理&ドイツに関する物・宝石全般・ミカンの飲食物が好きで、武器全般・お絵かきセット・新聞が嫌い。誕生石はエメラルド。ホテルの趣味は「シーブリーズ・コテージ」。

『3』製作初期はかすみに代わっての新ヒロインとして構想されていたキャラクターでもあり、欧州廉価版『3』や国内外版『X』『X2』『P』などのボックスアート、関連書籍、公式グッズなど多岐に渡るメディアで表紙モデルやイメージキャラクターを務めることも多い。『P』での美人時計とのコラボではかすみと共に起用され、『5』の初回予約特典の3人目を決める人気投票ではこころ、レイファンとの巴戦を制して選ばれた。

洋画版ではハン・リンが演じる脇役の男になっている。

クリスティ

【登場作品 格闘:3/4/D/5/6、バカンス:X/X2/P】

蛇拳を使うアサシンで、DOATECの反ダグラス派筆頭であるドノヴァンの片腕として大会を暗躍している。

第2回大会までは表舞台ではなくDOATEC側の裏方として出場者をエスコートしつつバイマンをサポートしダグラス暗殺を成し遂げさせたが、用済みとなり始末を目論んだことでドノヴァンともどもバイマンからの遺恨を買い、浅からぬ因縁関係となった。その後はエレナの従者(バトラー)をしつつ彼女を監視する任に就き、『3』から初めて自らも選手として大会にエントリーするようになった。『4』ではトライタワーのホールにてバイマンに「ドノヴァンはくれてやる」と告げて見限る素振りを見せつつ、崩壊寸前の状況下でエレナの前に現れ、マリアンヌの命を奪うことになったスナイパーが自分だったことを暗に明かし直接対決に臨んだ。『5』ではドノヴァンに対する不満がピークに達しているが従っている。

同性ではほとんどが敵対者で嫌悪な関係だが、バカンスシリーズの初期なかよし度は最低のエレナ、次点のティナ、こころ、Rioなどを除けば平均程度となっている。異性ではエリオットと相対するデモが多く、リグを「いい男になったね」と評した。

大会での最高順位は不明。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……黒×薄灰カラーのフロントジッパー式ボディスーツ(新旧2種あり)、ブラレスのレザー製ジャケット×ベルボトムなど。『5シリーズ』でのグラッシーズはアビエイターサングラス。『5U』からは襟足を外ハネにしていない髪型を選べるようになった。

バカンス〉……紺色のGストリング(ソング)ビキニ「ラピスラズリ」と、金色×蛇柄のバンドゥビキニ「ターコイズ」で、布地を用いないストリングデザインのバリエーションを担当。ネーミングは宝石に由来する。

追加コスには、従者を装っている時のタキシードなどがある。『D』のDLC2は同社の過去作『闘姫伝承』に登場するハイウェイスターの移植。専用水着は黒ヒョウをモチーフにしたバンドゥTバックワンピース水着の「パンサー」。

格闘スタイルは、ほぼ全作で最速の発生フレームレート値を誇る貫手技のラッシュで刺すように押し込み、軸移動する特殊行動技「蛇形歩」などでテクニカルに翻弄することも可能な中量級の打撃タイプ。『4』からはエレナの仆歩に似た「毒蛇布陣」を覚え起点とする“構えキャラ”寄りのマイナーチェンジが図られ、しゃがみステータスの避け能力などが強化された。『5』からは蛇拳の個性であるはずの蛇行的な動きを中断させていたとの判断から毒蛇布陣は削除され『3』時の蛇形歩起点に戻されている。反面、投げ技の威力が最低クラスだったり、自身の下段打撃技には長いクリティカルやダウンを奪えないものが多く非力なのが弱点。

固有技については、「連環躍歩双飛」(『3』足正)や「躍歩双飛」(『5シリーズ』背Cr&カヒ)には反転のけぞり、ホールドの「投旋天揚」には天井ダウン効果がある。派生投げの「毒蛇取腿」は被上段打撃に負けない三すくみルールの例外技。

タッグ相性が良いのは、バイマン、エレナ、ヒトミ、ブラッド。

ビーチバレーでは、レイファンにパワーが付いたような能力を持ちながら1つ上のMランク体格者であり、プレイヤーとしてもパートナーとしても使いやすいキャラクター。

プレゼントの好みは、トマト全般と欧州圏の料理・車に関する物とギター全般が好きで、後述以外の宝石・光り物・甘い物・可愛い物・昆虫に関する物全般が嫌いで、『X2』で「伝説のスカラベ」を使うと悲鳴に近いリアクションをする。誕生石はトルコ石。ホテルの趣味は「ジェムストーン・スイート」。

『3』の北米廉価版ボックスアートではジャン・リーと差し替えられてヒトミのシルエットを背景にメインを務めている。

洋画版ではクリスティ・アロンの名で、ホリー・ヴァランスが演じた。

ブラッド・ウォン

【登場作品 格闘:3/4/D/5/6】

師匠の陳老師に幻羅という名の幻の酒を持ってこいと言われて探しに出てから3年、DOA第3回大会でついに見つけた幻羅は酒などではなく化け物でありショックを受けた。『4』では半ばヤケクソ同然のまま出場。『5』では旅を続けるエリオットに付いてまわりながらも相変わらず呑んだくれている。

ナンパ癖があり、第3回大会(『D』第三章)ではハヤテと対立して落ち込んでいたあやねの姿を彼氏との痴話喧嘩直後だと勘違いし好機と見て背後から抱きつき、第4回大会では出会い頭の一目惚れに近い形でこころに花見酒の酌を迫って肩を掴むが、前者ではハヤテによって追い払われ、後者では即座に「目ざわりや!」と肘撃を見舞われ、どちらからも振られている。

また、ゲン・フーが自分を弟子にした理由が同情心からでは……とエリオットが悩んでいた時には、「理由なんか何でもいいんだよ。単なる酔っ払いなおれの師匠よりは全然ましだ」とアドバイスした。

拳法のためだけでなく平時からの飲酒量も半端ではなく、『4』のエンディングでは酔いが回りすぎて思考のループに陥った挙句に意識が途切れるほどのドランカーぶりを見せた。

大会での最高順位は不明。

格闘スタイルは、あらゆる動きや技の出が全キャラクター中最低クラスの遅さになっている短所があるが、寝転がる「向前倒(向後倒)」、片脚立ちになる「独立歩」、背を向ける「背勢」、逆立ちをする「倒立(反転倒立)」など全キャラクター屈指の特殊行動技を有するため、トリッキーな攻めによる揺さ振り能力が抜きん出ている上級者向けの中量級“構えキャラ”タイプ。それらの構えから派生する技の多彩さで、いわゆるわからん殺しも狙えることから、初心者が使用して無知の相手に優位に立てたり、対CPUに有効(『4』のラストボス戦など)だったりもする。

固有技については、「旋双撃」(『3』足ハ&カヒ)や「蝎点刺・地旋脚」(『5シリーズ』足正)には反転のけぞり、複数の技からの派生蹴り「○○・旋風脚」には背向けを強制させる当技独自のガードブレイク効果がある。

タッグ相性が良いのは、ザック、ゲン、こころ、エリオット。

なお、「酒」「酔う」などの要素に対して技変化やゲームシステムとしての酩酊度合いは設定(演出)されておらず、あくまでもキャラクター性に限ったもの。

洋画版ではソン・リンが演じた。

『DOAX』から登場

リサ/ラ・マリポーサ

【登場作品 バカンス:X/X2/P、格闘:4/D/5/6】

ティナの親友で学生時代はバレーボールの選手だったが、その正体は、第2回大会に前後してハヤテをモルモットにした「イプシロン計画」や、ドノヴァンからの指示で後にAlpha-152へと結実するクローン計画にも関わっていた科学者。

第1回大会の時点ではドイツ支部を拠点とし同計画に従事。第2回大会では開催直前のセレモニーで偽名の「マリポーサ」を名乗ってハヤブサにハニートラップを仕掛けるが正体を悟られて未遂に終わる。この一件でかすみとハヤテの居場所をつきとめたハヤブサの潜入でかすみが脱走し、ドイツ支部を放棄したリサはカスミαと昏睡状態のハヤテを連れて計3機のヘリで脱出するが、ハヤテ機がマシントラブルを起こしたためカスミα機のみ先行させ森の奥に不時着するハヤテ機に随行し、そのまま消息不明となる。

その後『X』のバカンスでザック島を案内する先客として登場し、面倒見のよいお姉さんとして女性陣をエスコートする。

その一方で、スペイン語でチョウを意味する覆面ルチャドーラ「ラ・マリポーサ」として無敗のままスターダムに昇りつめており、その姿で『4』からDOA大会に出場する。なお、この頃にはイプシロン計画に対する贖罪の気持ちからダグラス派=エレナに協力すると心に決め、表向きはドノヴァンに従っている二重スパイになった。『5』ではマリポーサとしての活動(興行)は無く、DOATECを離れたドノヴァンの新組織「M.I.S.T」の研究員(CPU)側の立ち位置でストーリーに関わっている。

大会での最高順位は不明。

デフォルトのコスチュームは、〈バカンス〉……メタリックシルバーベースのストリングビキニ「ブリジット」と、多色柄物のGストリング(ソング)ビキニ「カリオペ」で、スリングショットタイプのバリエーションを担当。ネーミングは女神に由来する。

格闘〉……鼻から下の顔半分が露出した覆面を被ったプラチナカラーのビキニスタイルや、赤×金(白)×黒カラーの見せブラ&レギンススタイルなどのリングコスチュームで、どちらも目元などにリングネームに由来する蝶の意匠を凝らしており、追加コスも含めて覆面は任意で着脱可能(『D』の一部は不可)となっている。なお、覆面を外したり(『4』まで)私服系のコスを選択した場合は名称も「LISA」に変化する。『5シリーズ』でのグラッシーズは他キャラクターとは異なる仕様で、C3・5・6などのオーバーサイズド・サングラスや黒いスクエア眼鏡の着脱選択のみ。

追加コスには、生地ではなく宝石とチェーンだけで構成された最高額マイクロキニの「ヴィーナス」、ティナの黒と対になっている白の猫耳&尻尾付きバニーガール風キャットウーマン、研究員としての眼鏡×ブラウス×タイトスカート×ストッキングで合わせたコート型白衣などがある。専用水着はヒョウをモチーフにしたバンドゥTバックワンピース水着の「ヒョウ」。

ビーチバレーでは、エレナとクリスティを足して2で割ったような能力のMランク体格者なので、一芸が秀でた個性派キャラクターと組ませても問題なく立ち回れる上位キャラクターの一角。また、ゲーム開始時点からバレー戦に有利なティナとなかよし度の高い状態で組めるため、初心者やザック稼ぎに向いているビギナーライクなキャラクターでもある。

プレゼントの好みは、チェリーパイ・ドーナツ・研究書が好きで、謎めいた物・貝類が嫌い。誕生石はルビー。ホテルの趣味は「ジェムストーン・スイート」。

格闘スタイルは、ホールドやガードされてもいなし処理で済んだりブレイク効果があるなど低リスクないしフレームレートの微有利がつく打撃や、背向け・宙返り・三角跳び(壁)といった特殊行動からも出せるジャンプ系オフェンシブホールド(以下OH)などで中遠距離からアクロバティックに攻められる広いステージでの闘いを得意とする一方、リーチは長いが隙の大きさと出の遅さから近距離戦は苦手で「最弱キャラ」と評されたこともあるが、ホールドダメージが高く設定されているなど中量級のホールド(投げ)タイプとなっている。また、ダウンを奪えば複数のジャンプステータス技からめくりなどを仕掛けられ、わからん殺しも可能な起き攻めが得意なキャラクターでもある。なお、蹴り技には異種のカポエイラが取り入れられている。

固有技については、『4(D)』の「TRITOWER HELIPORT(999METERS)」や、リング系ステージ全般などに存在するロープを対象とする特殊行動技の「ロープウォーク」(綱渡り)や「ロープクライム」(ロープスイングフェイント、ロープスイングキック)からの“魅せる”アクションも可能。背向けからの上段投げ「アランカル」は被上段打撃に負けない三すくみルールの例外技。「マーヴェラスロール(スカイハイドロップ)」は『D』では斜面投げの全キャラクター中1、2を争う威力を誇る。『5シリーズ』では上段・下段・ジャンプ系の全属性のOHを持つ唯一のキャラクターで、クリティカルバーストは中段パンチとキックの2種を持つ。また、他キャラクターでは長押しと助走距離が必須となる基本システムの走り状態に入力だけでなる特殊行動「カレラ」を覚え、隙のキャンセルや派生技での揺さ振り能力が強化されたほか、一部の技後に(逆)入力で背向け状態を継続できるようにもなった。「ローリングチョップ」には当技独自のチョップやられ、「ダブルクラウチキック」(『D』『5』足ハ&背Cr)や「スラッシュチョップ」(『5シリーズ』足ハ&カヒ)には反転のけぞり、『5』からの下段OH「ラ・マヒストラル - ドン・ボルカン」には天井ダウン効果がある。

タッグ相性が良いのは、ティナ、バース、アイン(『5U』から)、ヒトミ。

『DOA4』から登場

こころ

【登場作品 格闘:4/D/5/6、バカンス:X2/P/X3/XVV】

京言葉で話す学生で、普段は舞妓の稽古をしているが八極拳の修行にも打ち込んでいる。母の美夜子はDOATEC創始者フェイム・ダグラスの5番目の愛人で知られる「MIYAKO」と同一人物らしく、事実ならエレナとは異母姉妹という間柄。

まだDOAとは無縁だった第3回大会の頃、熱を出し京都の道端で座り込んでいたかすみと偶発的に出会い介抱しようと声をかけたが断られ、足早に去っていったかすみを追うように現れたあやねからの不躾な物言いに対し、「口のききかた、おかしいんとちがいますう?」と苦言を呈し一度だけ闘ったことがあった。

その後、実力を試してみたくて母の心配をよそに第4回大会から出場。途中でブラッドに言い寄られもしながら、大会終盤でエレナと対峙した時は血縁の因果をほのめかされ、真相は母親から直接訊きなさいとも告げられた。『5』では母と共に東京に移り住み、街頭ビジョンでエレナの開催宣言中継を見る。

大会での最高順位は不明。第5回大会ではエリオットに敗れた。

コラボレーション演出上ではアキラのカウンターパートとなっている。

デフォルトのコスチュームは、〈格闘〉……拳法着、桜色の着物など。『5シリーズ』でのグラッシーズは黒いスクエア眼鏡。『4』のエンディングで割れ忍ぶの髪型も披露しており、『5U』からは右側にまとめて低めで結び垂らしたサイドポニー風も選べるようになった。

バカンス〉……多色花柄のバンドゥビキニ「スイートチェリー」で、ホルターネックタイプのバリエーションを担当。ネーミングは果物に由来する。

追加コスには、学校制服(『D』まではブレザー有無ありのブラウス×吊りスカート×黒茶系ストッキング、『5』からはカーディガン有無ありのポエット・スリーヴ×タータンスカート×白いニーソックス)、チューブトップ×ミニスカートの私服(水着名は「シトロン(カシス)」)などがある。専用水着は柴犬をモチーフにしたホルターネックビキニの「しばいぬ」。

格闘スタイルは、瞬発力のある拳・肘・肩・靠などを総じた当て身技で主導権を握り、基本にのっとってクリティカルコンボ・空中コンボ・投げ技あるいはオフェンシブホールドを狙っていくオーソドックスな軽量級バランスタイプ。

固有技については、『5シリーズ』ではアピール技の「裾払い」に汚れエフェクトを消せる効果がある。パワーランチャーには上段避け性質がある。

タッグ相性が良いのは、あやね、エレナ(『5』から)、ヒトミ、ハヤテ、マリポーサ、エリオット、アキラ。

ビーチバレーでは、全キャラクター中No.1のすばやさとTOP3に入るパワーを有しながらティナやヒトミよりもジャンプ力で勝るため、広い範囲のレシーブと速攻のアタッカーを兼務できる。

プレゼントの好みは、和風やオレンジ色の物・TVゲームが好きで、洋物のバッグ類・メロン・ラジコン・フライングディスクが嫌い。誕生石はトルコ石。ホテルの趣味は「シーブリーズ・コテージ」。

2012年10月時点のTeam NINJAスタッフ間でNo.1の人気を誇っていた。

エリオット

【登場作品 格闘:4/D/5/6】

天涯孤独の青年。ゲン・フー唯一の弟子だが、なぜ自分を選んだのか分からず悩み、その答えをDOA大会に求めて出場する。『5』では師のもとから離れ武者修行中。

大会での最高順位は不明。第5回大会ではヒトミに敗れた。

デフォルトのコスチュームは、青いスリーブレス上衣と白いボトムスから成る拳法着。『5シリーズ』でのグラッシーズは逆台形レンズの黒縁眼鏡。

格闘スタイルは、中国拳法をベースとした打撃による押しが特徴。中でも「派生技の受付幅(ディレイ)が極端に長い」ことが挙げられ、相手に派生の終わりを悟らせない戦い方を得意とする。反面、技の攻撃判定の発生までが他のキャラクターと比較して遅く、密着しての速度重視の戦いは若干苦手である。また、男性キャラの中では珍しく軽量級キャラクターでもある。

固有技については、「五行連環拳」や「五行連環跟歩崩拳」がAlpha-152に次ぐ10連打撃技となっている。パワーランチャーには上段避け性質がある。

『6』から、心意六合拳を学ぶことを許されたという設定で、登場していないゲン・フーの技を一部受け継いでいる。「熊出洞」と呼ばれるゲン・フーの構えに通常時、もしくは特定技から移行することが出来、ゲン・フーの技を使用することができるようになった。

タッグ相性が良いのは、レイファン、ゲン、あやね(『5U』から)、ブラッド。

洋画版では脇役となっている。

『DOA5』から登場

ミラ

【登場作品 格闘:5/6】

バース・アームストロングに憧れて総合格闘技を始め、今では世界の大会を次々に制覇している若きチャンピオン。ニューヨークの「JOHNNY's DINER」でウェイティングスタッフのパート・タイムをしながら「MAXWELL'S GYM」で特訓の日々を送っていたが、ザックに素質を見出されDOA第5回大会にスカウトされた。

程無くして来店したティナと知り合い気に入られたことでプロレス団体「D.W.A.」のエキシビションマッチに招待され、ティナの格闘魂を再燃させる新たなライバルとなった。しかしDOA本選ではヒトミに敗れたため再戦は叶わず、夢見ていたバース(Mr.ストロング)との対戦も果たせずに終わった。

デフォルトのコスチュームは、“VICTORIA”の文字がプリントされた赤いスポーツブラ×ハチのデフォルメを刺繍した黒いトランクスにオープンフィンガーグローブとアンクルサポーターを合わせたリングコスチュームで、ヘッドギア、ベースボールキャップ、タオルなどの装飾品は任意で着脱可能となっている。グラッシーズはフォックスほどではないが若干つり気味レンズの黒いナイロール眼鏡。

追加コスには、2本の鍵をペンダントにしたネックレス×短めのバンデージ×袖をまくったタータン柄ドレスシャツ×黒い7分袖の白Tシャツ×ダメージ加工のジーンズで合わせた私服、ティナの赤いレスリングレオタード、あやねの赤いダイヤモンド柄格子模様ストリングビキニ「レプラコーン」、ヒトミのディアンドル(色違い)、バースの私服(ペアルック)などがある。

格闘スタイルは、総合(混合)の名の通りのバランスタイプとなっている軽量級キャラクターで、代名詞のオフェンシブホールド(以下OH)「片足タックル」や、ディフェンシブホールドからの流れなどでダウンした相手にグラウンドポジションが仕掛けられ、レオンのような寝技による追撃コンボが可能なのが最大の特徴。その時は、〈仰臥位〉……足側は3連パンチか関節技、側面は3連キックか関節技の2択で、頭側は関節技のみ。〈伏臥位〉……頭側は3連キックか関節技の2択で、他は関節技のみという構成の読み合いとなる。なお、派生を打撃で始動してから2発目以降を関節技に変えるという2重の揺さ振り(駆け引き)は不可能となっている。

固有技については、「コークスクリューブロー」(背Cr)には反転のけぞり効果がある。上述のOH&寝技と「ロースピンキック」(レオン)、「バースキック」(バース)、「テンプルショット(テンプルショット・ビハインド)」(SPARTAN-458)などは既存キャラクターからの流用。

タッグ相性が良いのは、ティナ、バース。

リグ

【登場作品 格闘:5/6】

出生にまつわる過去が謎のままDOATECが所有する石油プラットフォームで生まれ育ち、別称である石油リグに因んでか「リグ」のニックネームで仕事仲間から呼ばれている同施設のOIMでありテコンドーの達人。

大会での最高順位は、エントリーしていなかったのでまだ記録自体が無い。

追加コスには、母国カナダのカラーをイメージしたテコンドーの胴衣などがある。

格闘スタイルは、片足を上げる「クブリョ・ソギ」からの派生技や、身体全体をくるりと一回転させる動作で惑わす「ターンレッグカット」などの特殊行動を駆使してスピーディーかつトリッキーに闘う蹴り技主体の中量級打撃(テクニカル)タイプ。弱点は、全体的に技性能が低い部類であり五分ないし不利な状況下では「凡庸」とも評されたディフェンス能力となっている。

タッグ相性が良いのは、ジャン、バース。

なお、アフレコを担当した東地宏樹は、過去に洋画版のハヤテの日本語吹き替えを務めている。

『DOA5UA』から登場

マリー・ローズ

【登場作品 格闘:5(UA以降)/6、バカンス:X3/XVV】

『DOAシリーズ』として約13年振りのアーケードゲーム復帰となった『5UA』最大のセールスポイントとなるべく、通例だった巨乳ではない“最小”キャラクターとして誕生した、召使い(サーバント)を連想させるような風貌と小悪魔的な微笑みが謎めいている素性不明の少女。

追加キャラクターのためストーリーモードには登場しないゆえに第5回大会への参加理由は不明。試合前デモや勝利ポーズではエレナを様付けで呼んでいる。

デフォルトのコスチュームは、金髪のバンチェスと合わせたゴシック・アンド・ロリータ。グラッシーズは黒縁眼鏡。

追加コスには、スクール水着風のレオタードに長手袋とサイハイソックスで合わせた青いバトルスーツなどがある。

格闘スタイルは、システマ特有の脱力状態からトリッキーに立ち回り、攻防一体のオフェンシブホールドや各種エキスパートホールドによって固めや逆転も狙えるホールドキャラタイプとなっている。弱点はリーチの短さや、マリーを除けばAlpha-152しか該当しない超軽量級というウェイトであり被空中コンボの耐性がワーストな点など。

固有技については、全キャラクター中最多のアピール技を持ち、特殊行動技の「ロンド」には上中段パンチのさばき、蹴り技の「スカーレットローズ」(足正&カヒ)には反転のけぞり効果がある。

『5LR』の日本版ボックスアートとアイコンでかすみと共にメインを務めている。

PHASE-4

【登場作品 格闘:5(UA以降)/6】

『5』のストーリーモードにおけるバイマンら兵士一行を襲ったデモ出演が初出で、『5UA』のアップデートでプレイアブル化されたキャラクター。「フェーズ4」とも表記され、海外版では PHASE 4 とスペリングされる。コードネームは“カスミαフェーズ4”。

デフォルトのコスチュームは、黒ずくめのフード付き貫頭衣。

追加コスには、カスミαの忍装束などがある。

格闘スタイルは、開発スタッフからの挑戦状というコンセプトでデザインされている上級者向けの軽量級キャラクター。特定の技の途中に「天風」「地風」というワープに移行でき、さらに攻め手の継続が可能。空中コンボにも組み込むことができ、練度次第で爆発的なダメージを叩き出せるキャラクターである。反面、固有技のほとんどがガードされてしまうと確定反撃がある技がほとんどであり、立ち合い時の技選択なども個々人の技量が問われる。

固有技については、らせん手刀打ちの「掃人影」(足正&カヒ)には反転のけぞり効果がある。

『5LR』の海外版ボックスアートとアイコンでかすみと共にメインを務めている。

女天狗

【登場作品 格闘:5(UA以降)/6、バカンス:X3/XVV】

『5UA』のアップデートで追加されたキャラクターで、人間界に降臨した女天狗。

デフォルトのコスチュームは、紅葉したカエデの団扇を持ち、赤い一本歯下駄を履いている黒い振袖。髪型をストレートロングに変えたり、装飾品の天狗面は任意で着脱可能となっている。

追加キャラクターの為ストーリーモードには登場しない。その為第5回大会への参加理由やどのような形で大会、他のキャラクターと関わっているか、天狗との関連性などは不明。

格闘スタイルは、『2』で登場した天狗(万骨坊)を継承した互換キャラクターであり、パワーブローの締め括り演出にも採用されている飛び道具技「野分」を含む各種吹き飛ばし技でデンジャーボーナスを狙えるほか、空中を飛翔する特殊行動技「烏飛び」からのめくりによる起き攻めなどが共通している一方、超重量級ではなく中量級で、独自の新技も追加されており、烏飛びや後述の大鎌の舞などから滞空状態になれる派生技「飛天の舞い」からの択一攻撃、レオンやミラのような寝技による追撃コンボを持つなど相違点もある。オフェンシブホールドは立ち、しゃがみの2属性を有する。

固有技については、シリーズ初となるダウン中のアピール技「いけずう」を持つ。跳び蹴りの「大鎌の舞」には当技独自の仰け反りやられ、下段投げの「物見やぐら」から変化する「天蓋花」、長くタメてからの打撃技「滅鬼門」、コマンド投げの「御魂送り」から変化する「天送り」などには天井ダウン効果があり、物見やぐらは階層をまたがる位置にある崖際などでは威力が増す演出に変化する。

タッグ相性が良いのは、ハヤブサ、あやね、マリー。

『DOA5LR』から登場

ほのか

【登場作品 格闘:5(LR)/6、バカンス:X3/XVV】

『5LR』の上位バージョンであるPlayStation 4/Xbox One版のみが有する処理技術「やわらかエンジン」による、次世代の女性のバスト表現を最大限に活かすべく誕生した“最胸”キャラクター。

追加キャラクターの為ストーリーモードには登場しない。その為第5回大会への参加理由やどのような形で大会、他のキャラクターと関わっているかは不明。

デフォルトのコスチュームは、マゼンタ色のネクタイをしめた白色のYシャツ×紫色のブレザー×ピンク色のタータンスカート×白色のニーソックス×右手にはめた髑髏と骨がデザインされている手袋などで構成された学校制服。グラッシーズはマリーと同じく黒縁眼鏡。

追加コスには私服の牛柄(モーモちゃん)のTシャツとデニムショートスカート(腰にモーモちゃんのぬいぐるみ装備)、手袋と同じ柄の髑髏柄のTシャツと迷彩柄のデニムショートスカート、デフォルトからブレザーを外したYシャツ+スカート、体操服などがある。

格闘スタイルは、一度見たならどんな技でも体得できる「ほのか流」という設定から雷道のように他数のキャラクターをミックスしてデザインされた軽量級スピードタイプで、基本のパンチ攻撃や中段技の発生は全キャラ最速クラスを誇り、ダッシュ速度も速い。ほのかではさらにジャン、ザック、エレナ、ブラッド(含リグ)、リサ、こころ、クリスティなどの特殊構え技も移植されている。様々な構えを駆使し、スピードと併せた多彩な攻めが持ち味。

固有技については、ほとんどの技が他キャラクターからのコピーであるが、唯一特定の技から移行する「必殺の構え」がオリジナルである(そこからの派生技は雷道の技)。

タッグ相性が良いのは、マリー。

ボス、CPUキャラクター

雷道

【登場作品 格闘:1/D/5(LR)/6】

「ライドウ」とも表記される『DOA』および『++』のボスキャラクター。元々は覇神門一族の出で、霧幻天神流17代目頭首となるはずだったが、実弟・紫電の妻だった菖蒲に性的暴行を加え、あやねを身ごもらせる非道も平然とやってのける悪逆無道な人物だったために破門され里からも追放された。

一度受けた技を身に付けることのできる特異能力を持つため様々な格闘家から技を奪っており、本命であった奥義の「裂空迅風殺」を狙って里を強襲し、ハヤテを重傷に追い込むことで使わせて盗み取った。

以後、フェイム・ダグラスに雇われていたが、第1回大会の決勝戦でかすみに敗れた後にデンジャーゾーンの爆発によって死亡した。しかし密かにドノヴァンによって回収され、第5回大会を前後にしてサイボーグ化され記憶を失った状態で復活した。

『2U』ではデモ出演のみ、『PS/SS(1U)版DOA』『++』『D』『5LR』ではプレイヤーキャラクターとして使用可能。『D』以降はプロフィールのほとんどが「不明」ないし「極秘」に改定され、『D』では全身から発する赤いオーラのようなエフェクトが追加されている(C1)。『5LR』では身体の各所が機械化されている。

格闘スタイルは、盗んだ技を体得しているという設定から多数のキャラクターをミックスしてデザインされた重量級のバランスタイプ。

固有技については、「裂空迅雷殺」と「天崩轟雷衝」の2つがボスらしいスーパーオフェンシブホールドとスーパー投げとして位置付けられている。『D』の「裂空陣風殺」は飛び道具技でタメ時間・相手との距離・カウンター判定の違いなどによって30pts(DMG)の範囲内でダメージが増減し、「ヘッドバット」(背Cr)には反転のけぞり効果がある。

タッグ相性が良いキャラクターは存在しない。

カスミα

【登場作品 格闘:2/D】

「α計画」によって生み出されたかすみのクローンで、『2シリーズ』の限定的な準中ボス的キャラクター。かすみのストーリーモードにCPU限定キャラクターとして「KASUMI」表記で登場したのが初出で、『2U』以降から現行名になった。ドノヴァンを「パパ」と呼び、DOA大会を暗躍している。

長らくはかすみの追加コスで擬似的に再現するという扱いだったが、『D』で初めてプレイヤーキャラクターとして参戦。「遊ぼうよー」などの子供っぽい口調と、悪っぽい表情をよく見せるのが特徴。また、対かすみ戦だと専用の台詞デモで始まる。『5シリーズ』での出演はストーリーモードに限ったもの。

コスチュームは背中に長めに垂らした襟巻き&手甲×具足をつけた軽衫の下衣に忍刀を帯刀した忍装束、青い忍装束「瑠璃光」などで、前者は初期ではピンク色でパフ・スリーヴの上衣で、『2U』以降はえんじ色で裃の肩衣から袖を無くした程度の布地しかない上衣にタンクトップのような黒無地の肌着で合わせたものへと変化し、『D』では全体の色分けでバリエーションが増える(全3色)。髪型は『2(2HC)』ポニーテール→『2U』『D』ストレートロング→『5』ポニーテールと変移している。

格闘スタイルは、『2』『5シリーズ』ではかすみの完全な互換キャラクターであり全て同じ技だが、『D』ではマイナーチェンジが図られた『4』で削除された「閃光弾」や「舞扇」などの旧技を引き継いでいる反面、タメ攻撃(ガードブレイク)に属する技が無かったり、「飛燕 - 飛燕逆落」がオフェンシブホールドではなく投げ技であるなど似て非なる仕様となっている。

固有技については、ホールドの「時雨舞い」や投げの「鼓車」「虹飛沫」には天井ダウン効果がある。

タッグ相性が良いキャラクターは存在しない。

第2回大会の最中、DOATECのドイツ支部に幽閉されていたかすみの前に姿を現し「私もハヤテ兄さんが好きだもの」と挑発したことでかすみを激怒させ対決した。その後も「私のハヤテ」などと呼び、ハヤブサが天狗を倒した後に記憶が戻ったハヤテを狙い、“深山の女天狗”と化していたあやねとタッグを組み襲いかかったが撃退され退却した。その後、第5回大会の頃には自分こそがオリジナルのかすみであるという思い込みが自我を上回ってしまっており、ポニーテールの瑠璃光姿でエレナの前に現れ「私自身の手でAlpha-152と決着をつけたいの」と告げ、リサの妨害を退けつつ「DEPTH」ステージにて152と対決し勝利するが、そもそも2年前のトライタワーにおける闘いが錯覚であるため、無自覚のまま記憶と現実の整合がとれず不可解な表情で立ち尽くしていた。その後、ハヤテとあやねに追い詰められて斬られたカスミαは追いついてきたハヤブサの腕の中で、最期まで自我が甦ることなくかすみとして兄のハヤテの名を呼びながら息絶え消滅した。

天狗

【登場作品 格闘:2/D】

『2シリーズ』のボスキャラクター。フルネームは五百峯万骨坊(ごひゃくみねばんこつぼう)であり、単に「万骨坊」と記されもする。

幻術を操る邪悪な天狗で、人間そのものを「こわっぱ!」「蛆虫!」などと蔑称して見下している。

DOATECのモルモットにされ操り人形と化した幻羅(OMEGAになる以前)によって深山の結界が破られたことで人間界に降臨。そのまま欲望のおもむくままに第2回大会を推し進め、後に「世紀末天狗禍」と呼ばれる災厄の元凶となったが、ハヤブサによって倒された。

CPU戦ではシリーズ初採用となった飛び道具技「野分」で牽制しつつ、ジャンプステータスの体当たり技「蜻蛉返り - こぼし蝗」でフェイントを交えながら突撃し、空中を飛翔する特殊行動技「烏飛び」からの「浄土送り」で投げにくるなどの比較的ワンパターンな行動であり、被クリティカル時にすぐホールドを出すプログラミングにもなっているため、対抗手段さえ分っていれば攻略自体は難しくない。なお、『2(2HC)』では両者の体力メーター差によって画面にかかるモーションブラーの効果が増減する(天狗よりも少ないと視界が悪くなり不利になる)という演出が採用されており、『2U』では自ステージ「THE MIYAMA」の四季を変化させる派手な演出が採用されている。

『DC版2』『2HC』『2U』『4』『D』などではプレイヤーキャラクターとして使用可能。

『5UA』からは互換キャラクターとして女天狗が登場した。

デフォルトのコスチュームは、11枚の羽団扇を持ち、背中に片方が折れている2本角を生やした髑髏を着け、一本歯下駄を履いている構成の山伏装束で、デモシーンでは装飾品として錫杖を持っている。

追加コスには、肌色が青くなるなど印象ががらりと変わる“骨天狗”や、デフォルト衣装も含めた色違い系などがある。

格闘スタイルは、ほぼ全作で動作が最低の遅さなので接近戦では大半が劣勢となるが、確定追撃が狙える有利フレームが付く通常ヒット判定やガードブレイクなど優遇された技もあり、豪快な吹き飛ばし技でデンジャーボーナスを狙えるほか、烏飛びからのめくりによる起き攻めも可能など、プレイヤーの腕次第という言葉通りの上級者向けテクニカル(パワー)タイプとなっている。全キャラクター中最大の巨躯も当たり判定の大きさが欠点だが、天狗を除けばSPARTAN-458と幻羅しか該当しない超重量級なので被空中コンボの耐性が高いという利点がある。

固有技については、上述の「野分」は『2HC』『2U』『D』では対人戦でも使用可能で、作品によっては突風という性質上現実と同じ副次効果がキャラクターの髪や衣服などに起こる。跳び蹴りの「大鎌の舞」には当技独自の仰け反りやられ、高性能で最強の下段投げとも評される「物見やぐら」から変化する「天蓋花」や長くタメてからの「滅鬼門」「愚僧勤」などの打撃技には天井ダウン効果があり、物見やぐらは階層をまたがる位置にある崖際や吊り橋などでは威力が増す演出に変化する。

タッグ相性が良いキャラクターは存在しない。

OMEGA/幻羅

【登場作品 格闘:3/D】

霧幻天神流の里における分家=覇神門の一族で、雷道が追放された後に頭領となった老忍。あやねにとっては養父であり忍術の師匠でもあったが、第2回大会の直前にDOATECに拉致され新たな超人製造プロジェクト「オメガ計画」の献体として利用されてしまう。

実験の初期段階でまだ生身の姿だった頃に『2』のボスキャラクター・天狗を召喚するきっかけを作り、あやねをも惑わしハヤテたちを襲わせた。

『3』では完全体「OMEGA」と化しラストボス(CPU)として登場し、遠距離ではガード無視の「光弾攻撃」、立ちガード無視の「火炎放射攻撃」、下段打撃属性の「衝撃波攻撃」などの飛び道具技を撃ち続け、近距離では人間だった頃から所持する独鈷杵の両端からエネルギーの刃を発生させた「ビーム長刀(薙刀)」による打撃属性の連係とガード無視のタメ攻撃(突き)や超反応の投げ技に変わる。また、絶対にクリティカル状態にならない特性があり、プレイヤー側からダウン判定の技をヒットさせると上述の衝撃波攻撃を自動発射してくるため、空中コンボ、起き攻め、ダウン攻撃などを仕掛けることも出来なくなっている。投げ技も決めればダメージをあたえられるがOMEGA戦では殴るような独自のモーションで演出されるため、他の対戦格闘ゲームのボス戦や常識とは一線を画する内容であり、方向入力で操作する基本システムの「フリーステップ」を駆使することが攻略の要となっている。最終的にはあやねの手で荼毘に付された。

『D』ではプレイヤーキャラクターとして使用可能。

コスチュームは、〈OMEGA〉……全身を覆った禍々しい鎧武者姿のみで、『D』では全体の色分けでバリエーションが増える(全3色)。〈幻羅〉……赤眼漆黒の仮面をつけた和装束のみで、この姿はデモムービーやストーリー上に限ってのもの。

格闘スタイルは、上述CPU戦での飛び道具技が「雷烙 - 連雷烙 - 天崩雷烙」「火生三昧」「霧浮橋」、ビーム長刀(薙刀)攻撃が特殊行動技「覇道陣」からの派生技、投げが「仁王無双」などの名でそれぞれ再現されており、全キャラクター随一の遠距離戦(シューティング戦法)が得意な超重量級テクニカルタイプとなっている。

固有技については、「観世」「馬鳴」「煉華壱式 - 伍式」(背Cr)などには反転のけぞり効果がある。基本投げ(または背後からT)の「仁王掌・阿形(裏仁王掌・阿形)」がSPARTAN-458から、下段パンチ技の「水月」がレオンからの流用。

タッグ相性が良いキャラクターは存在しない。

Alpha-152

【登場作品 格闘:4/D/5】

「α-152」とも表記される『4』の一部キャラクター限定ボスキャラクターで、かすみ(カスミα)の遺伝子を利用した「α計画」の一つの完成形かつ152体目のクローン。ハヤテとあやね戦では「TRITOWER HELIPORT」、それ以外では「BIOLABO CORE」が自ステージとなる。

『4』では全体的に規格外に設定されているダメージ値とCPU特有の超反応(プログラミング)を持つ。『D』ではプレイヤーキャラクターとして使用可能。『5シリーズ』ではストーリーモードの中ボスおよび条件を満たすと出現する隠しキャラクターとして登場する。

コスチュームとしての衣服は無く透き通ったエメラルドグリーン色の裸体のまま活動しており、『D』『5シリーズ』では全体の色分けでバリエーションが増える(全3 - 4色)。追加コスは“そもそも服を着たいと思ってるんですかね?”との意向で存在しなかったが『5LR』で解禁された。

格闘スタイルは、最大で10から11連打にもなっている連係打撃からの怒涛のラッシュが強力な反面、基本ホールドがダメージ属性の無いワープするだけのものだったり、起き上がり攻撃に基本の上中下段キックが無く勝手に浮遊するモーションなどが要因となって受けに弱く、『5』では「ダウンしたら負け」とまで評価されたほど“攻撃は最大の防御”を地で行く全キャラクター随一の特異性を持つ軽量ないし超軽量級テクニカルタイプ。

固有技については、オフェンシブホールドの「R.U.S.H.」やコマンド投げの「B.U.R.S.T.」は全キャラクター中最高威力を誇っており、特に後者は『D』にてハイカウンターかつ「FREEDOM SURVIVOR」ステージの落下デンジャーへ繋がると体力メーターの約9割を奪えるほどで、ともすればたった1発の投げだけで瀕死に追い込まれる試合も起こり得る規格外なものとなっている。『D』からは固有モーションの浮遊(滞空)状態からの滑空攻撃が追加された。『5』でのクリティカルバーストは上段パンチ、中段パンチ、中段キックの全キャラクター唯一の3属性を持つ。

タッグ相性が良いキャラクターは存在しない。

第4回大会の裏側で起動しオリジナルのかすみと対決、さらにはハヤテとあやねのタッグすら退けトライタワー崩壊の混乱に乗じて外界へと消えていった。それから2年後、DOATECが所有する石油プラットフォームのエリアC-5に秘匿されていた「M.I.S.T」の研究所の管轄下に置かれていたが、執念をもって居場所を突き止めてきたカスミαと「DEPTH」ステージで対決し敗れた。一方、最深部の「LAB」ステージに存在していた起動前と思しきコピーたちは、崩壊する施設と共に海に沈んでいった。

紫電

【登場作品 格闘:D】

亡き実父・武雷の跡を継いだ霧幻天神流の先代頭首(17代目)。里でいう本家=天神門一族の前頭領でもあり、菖蒲を妻に持つハヤテとかすみの父親。長らくは設定上やデモに限っての出演だったが、『D』にて初めてプレイヤーキャラクター化され、条件を満たすとランダム枠から特定のコマンドを入力することで選択可能となる。決め台詞は「なっとらん!」。

実兄・雷道が菖蒲を陵辱するという事件が起きて以降は分家の覇神門一族との関係が悪化し、その亀裂は幼少期のあやねをして本家との確執を覚らせ殺意にまで育むほどの差別だった。一方、事件そのものは里の暗部(タブー)となり許すのとは別の意味の堪忍に徹したため、ハヤテを半死半生にしたのが誰だったのかを明かさないままかすみに頭首継承を命じたことで疑心を招き、実の娘の抜け忍を生むという結果になってしまった。その後、失踪していたハヤテが帰郷したことで「本来家督は長男が継ぐべきもの」と語って聞かせ、18代目頭首(および天神門一族の頭領)の座を任せた。

クロニクルモードでは練習相手としての扱いだが、100人サバイバルやタッグチャレンジモードでは最後の強敵として待ち構える。

コスチュームはデモで着用している和装束のみで、全体の色分けでバリエーションが増える(全3色)。

格闘スタイルはハヤテ(アイン)をアレンジしたもので大半が流用技だが、技表が未公開なため名称は不明。「辻風 - 風神 - 雷神(辻天風 - 風刃 - 鳴竜)」と思しき3連投げは『4』における難コマンド&天井の有無で変化する仕様。「重ね当て」と思しきP+K(背Cr)には反転のけぞり、「舞鶴」「鬼舞旋」「天神昇掌」と思しきK、PK、P+K(タメ長)などには天井ダウン効果がある。

タッグ相性が良いキャラクターは存在しない。

α

【登場作品 格闘:5】

『5シリーズ』のボスキャラクター。リグが施設長を務めていたプラットフォームの海底最深部に秘匿されていた「LAB」を自ステージとし、ハヤブサ戦、ハヤテ&あやねのタッグ戦を経たのち、かすみと直接対決する。

上記忍者勢の4名にメタモルフォーゼする能力を持ち、タッグコンボならぬ“一人四役”のカルテットコンボを繰り出してきたりもする。

ボーナスミッションの条件は、ハヤブサ戦では「5ヒット空中コンボを決める」、ハヤテ&あやね戦では「タッグパワーブローを決める」、かすみ戦では「クリティカルバーストからのパワーブローでK.O.する」となっている。

ゲストキャラクター

SPARTAN-458

【登場作品 格闘:4】

『HALOシリーズ』からの特別出演。ただし、主人公のSPARTAN-117、通称「マスターチーフ」とは別人であり、HALOの世界では全滅したことになっているスパルタン計画の兵士の一人という設定。海外版での名前は「NICOLE-458」。

条件を満たすと出現する隠しキャラクターのため、ストーリーモードでは使用できない。

『Halo 2』に登場する宇宙ステーションをモチーフにした「NASSAU STATION」を自ステージとし、「GAMBLER'S PARADISE」ステージで闘うと自動車のムービングデンジャーにワートホグが出現する。アフレコ言語は国内・海外版を問わず同キャストの全編英語となっている。

コスチュームはHALOでのミョルニル・アーマーのみで、全体の色分けでバリエーションが増える(全7色)。

格闘スタイルはバイマンをアレンジしたようなデザインだが3連投げ(ホールド)やダウン投げは無く、ヒトミほか数人の技もミックスされたダメージ数値が高いパワータイプの超重量級キャラクター。一方、『D』や『5』では欠場ながら基本(背後)投げの「Flood Exterminator(Reverse Flood Exterminator)」が幻羅やミラに移植されている。また、『5U』からのレイチェルにはコマンド投げ「Wrath of Reach」、空中投げ「Dishonorable Discharge」、連係打撃「Ghost Destroyer Combo」など多くの技が継承されており、バウンド浮かせ効果がある投げ技からの空中コンボという攻めが共通する準互換キャラクターとなっている。

固有技については、コマンド投げの「Plasma Grenade Stick」はHALOでのM9 HE-DP グレネードを連想させる演出の技で、「THE D.W.A. COLISEUM」ステージの開幕立ち位置程度の距離なら壁デンジャーを巻き込める吹き飛ばし判定を持つ。アピール技の「Taunt 1」も同じくブルーオーブの効果を連想させる光学迷彩を展開できるものとなっているが、完全な不可視状態ではなく輪郭を残した偏光状態のもの。

タッグ相性が良いキャラクターは存在しない。

Rio

【登場作品 バカンス:P】

『Rioシリーズ』からのセルフコラボかつ同一人物で、同シリーズとしては初めてとなる写実的3DCGでの造形。

ゲームスタート時点ではホテル「ハワードリゾート」内にあるカジノでテーブルゲームのディーラーを務めているのみのCPUキャラクターだが、1つ目の条件を満たすとパートナーとしてペアを組めるようになり、その状態で2つ目の条件を満たすとプレイアブルとして使用可能となる。また、キャラクターソングの「GODDESS OF VICTORY」もBGMとして収録されている。

デフォルトのコスチュームは、CPU時はベストと一体化したようなブラウスの胸元を大胆に開け、素肌に蝶ネクタイ形のチョーカーを身に着け、マイクロミニのタイトスカートにハイヒールを合わせた黒・白ツートンのディーラー服。パートナー&プレイヤー時は橙×黄色のボーダー柄ビキニの「ビンゴ」で、タンキニ(主にホルターネック×ビキニ上衣)タイプのバリエーションがある。ネーミングはカジノゲーム用語に由来する。追加コスには上述のディーラー服をモチーフにしたパレオ仕様のタンキニ「ブラックジャック」などがある。

ビーチバレーでは、最弱キャラ候補であるため相当の強キャラをパートナーにするかプレイヤー自身のスキルを上達させないと、高額ザック稼ぎや対人戦で勝るのは厳しい能力といえる。

初期なかよし度については、あやねとクリスティの2名を除いて平均以上という好印象となっている。

プレゼントの好みは、ジンジャー素材の飲食物・大河小説などが好きで、フライングディスク・ラジコン飛行機などの遊具が嫌いで、Rioのみ小説の読後(使用後)に専用コメントが存在する。

アキラ

【登場作品 格闘:5】

セガの『バーチャファイターシリーズ』からの特別出演かつ同一人物。条件を満たすと出現する隠しキャラクターで、ストーリーモードではこころの章に登場する。

共に2012年時点でシリーズ第5作目までに至ったことを記念してのオファーから実現した参戦で、プロデューサーの早矢仕洋介も“彼(VF)の背中を追い続けてきたとも言えるし、そもそもDOA自体が誕生しなかったはず”のように答えたほど特別なもので、情報公開の時は当作主人公のかすみをPre-alphaトレーラーに登場させず、あえて5か月強も後回しにしてアキラと共演させたほどだった。

第5作目『VF5シリーズ』の各設定をベースにしつつ、プレイアブル側ではなくキャラクターセレクト画面でのハイレンダリング側を参考にしてモデリングされており、アフレコ言語は国内・海外版を問わずVF側に倣った同キャストの全編日本語となっている。

デフォルトのコスチュームは、『VF5FS』のCostume Aを再現した白い鉢巻×リストバンド×アンクルサポーターと合わせた上衣の袖が肩口から無い空手道衣。

追加コスには、同Bを再現した藍×赤色の拳法着などがある。DLCでは同Cなども用意された。

格闘スタイルは、「鉄山靠」「崩撃雲身双虎掌」などを忠実に再現した『VF5』以降仕様の中量級テクニカルタイプ。ホールドはディフェンシブ属性のみで「外門頂肘」などの返し技を転用している。サイドステップ技は中段パンチと下段キックの2択で「貼山靠」と「前掃腿」、崖っぷち打撃は「抱提・二郎担山」、同投げは「纏崩千斤墜・虎撲」、パワーブローは鉄山靠で締め括る「修羅覇王靠華山」。パワーランチャーは「絶招大纏崩捶」。

固有技については、「穿山靠」がクリティカルバースト技となっている。「通天砲 - 猛虎硬爬山」は上段パンチ&キックと下段パンチを自動でさばけて派生でダメージを奪う2連構成の固有ホールドとなっている。

タッグ相性が良いのは、こころ、サラ・ブライアント、パイ・チェン、ジャッキー・ブライアント。基本タッグ投げは「単翼頂」で、こころだと「八極双璧」、サラだと「纏崩スープレックス」、パイだと「鷂子転海」などに変化する。

サラ・ブライアント

【登場作品 格闘:5】

セガの『バーチャファイターシリーズ』からの特別出演かつ同一人物。条件を満たすと出現する隠しキャラクター(アルティメット、ラストラウンドでは初期状態で使用可能)。

ストーリーモードではティナの章(タイムチャートでは『20.ライバル現る』)に登場する。『E3 2012』で初公開され、その内容は「SWEAT」ステージ(MAXWELL'S GYM)でパンチングバッグを蹴っている金髪の女性を見たザックが後ろ姿からティナと勘違いし、声を掛けようとすると「誰がティナだってぇ?」とティナ本人が背後から現れザックにヘッドロックをかけ、その騒動に気付いたサラが振り向き微笑む。デモが終わるとそのままティナを操作しサラとの対戦に突入するというもの。ここでのサラの衣装はバーチャファイターシリーズでの1P衣装である青レザーの戦闘服。

第5作目『VF5シリーズ』の各設定をベースにしつつ、プレイアブル側ではなくキャラクターセレクト画面でのハイレンダリング側を参考にしてモデリングされており(そのためウェーブのかかっていないストレートヘアで表現されている)、アフレコ言語は国内・海外版を問わずVF側に倣った同キャストの全編英語となっている。

デフォルトのコスチュームは、『VF5FS』のCostume Aを再現したポニーテールでタンクトップ風ボトルネックのスリーブレス上衣とレギンスの下衣にロングブーツを合わせオープンフィンガーグローブを着用した青レザーの戦闘服で、DOAアレンジとしてボディスーツではないトップス×ボトムス仕様になっている。

追加コスには、『VF5FS』のCostume Bを再現した黒ドレス。中に履いているインナーの種類はAタイプがシースルーの生地を使用した黒、Bタイプが上部にレース模様の装飾が付きサイドが紐となっている白、Cタイプがゼブラカラー、Dタイプがダークレッドとホワイトのストライプ模様の計4種類である。DLCでは同C、クリスティのバンドゥ×ボーイレッグビキニ「アメトリン」やバンドゥビキニ「ジェイド」などの水着も用意された。

格闘スタイルは、截拳道からマーシャルアーツに転身した『VF4』で覚えた片脚立ちになる特殊行動技「フラミンゴ」を有する『VF5』以降仕様の軽量級スピードタイプ。ホールドは2属性を有し、ディフェンシブ類は投げ技の「シェルブレイクエルボー」や「フォーリンエンジェルスロー」などを転用している。サイドステップ技は中段パンチとキックの2択で「サイドステップスラッシュ」と「サイドステップニー」、崖っぷち打撃は「エアリアルガトリングシュート」、同投げは「スカイハイネックブリーカードロップ」、パワーブローはサマーソルトキックで締め括る「ガトリングキックコンビネーション」。パワーランチャーは「ヴァルキリーサマーソルトキック」。

固有技については、肘打ちの「ローリングエルボー」がクリティカルバースト技となっている。オフェンシブホールドは「フラミンゴ - ステップ」からの派生で「レッグフックスロー」と「ガトリングラウンドアップサマービート」の上段属性2種を持つ。

タッグ相性が良いのは、ティナ、アキラ、パイ・チェン、ジャッキー・ブライアント。基本タッグ投げは「ネックブリーカードロップ」で、ティナだと「ダブルシャイニングウィザード」、アキラだと「グランドスラム」、パイだと「サプライズコンビネーション」などに変化する。

パイ・チェン

【登場作品 格闘:5】

セガの『バーチャファイターシリーズ』からの特別出演かつ同一人物で、条件を満たすと出現する隠しキャラクター。

海外のKOEI TECMO AMERICA経由のインターネット動画で初公開され、その内容は「TEMPLE OF THE DRAGON & SAKURA」ステージでゲン・フーと闘っている、というもの。

第5作目『VF5シリーズ』の各設定をベースにしつつ、プレイアブル側ではなくキャラクターセレクト画面でのハイレンダリング側を参考にしてモデリングされており、アフレコ言語は国内・海外版を問わずVF側に倣った同キャストの全編日本語となっている。

デフォルトのコスチュームは、『VF5FS』のCostume Aを再現した長めの三つ編み(お下げ)を垂らした両把頭と合わせた青い拳法着。『5U』からはシャグ風の髪型も選べるようになった。

追加コスには、同Bを再現した桃×紫色の衣装などがある。DLCでは同C、こころのセンターストラップバンドゥビキニ「オレンジ」やレイファンの元ワンピース水着種をアレンジした旗袍風スカーティニ「フィンチ」などの水着も用意された。

格闘スタイルは、連撃のラッシュと身軽さを活かした技で攻める『VF5』以降仕様の軽量級スピードタイプで、全キャラクター中トップクラスの下段打撃=しゃがみステータス技が充実しており、立ち技主体や下段オフェンシブホールドを持たないキャラクターにとっての難敵となっている。ホールドは2属性を有し、ディフェンシブ類は投げ技の「倒身陰掌」や返し技の「膝転倒海」などを転用している。サイドステップ技は中段パンチとキックの2択で「側身撑掌」と「側身弾膝」、崖っぷち打撃は「騰空飛燕連脚」、同投げは「凌空雷震入林」、パワーブローは両手の掌底打ちで締め括る「流水飛燕蓮華掌」。パワーランチャーは「燕青通天掌」。

固有技については、みぞおち掌底打ちの「馬上開弓」がクリティカルバースト技となっている。ダッシュ蹴りの「翻身跳端脚」はガード不能技。オフェンシブホールドは特殊行動「八卦掌」からの派生で上段属性の「白蛇纏身」を持つ。

タッグ相性が良いのは、アキラ、サラ・ブライアント、ジャッキー・ブライアント、レイファン(『5U』から)。基本タッグ投げは「倒身崩掃脚」で、アキラだと「燕青栽肩」、サラだと「旋風乱舞」などに変化する。

紅葉

【登場作品 格闘:5(U以降)/6、バカンス:X3/XVV】

Team NINJAの別タイトル『NINJA GAIDENシリーズ』(以下NG)からのセルフコラボかつ同一人物。

デフォルトのコスチュームは、『NG3RE』などでの姿から得物の天龍薙刀は外した戦闘用装束の「浄火紅白」。グラッシーズは赤茶色の逆ナイロール眼鏡。

追加コスには、『NG3RE』からのくノ一装束「ヒドゥンブラックフラワー」や修行用忍装束「アセティックホワイト」などがある。DLCではヒトミのホルターネックビキニ「マーリン」、『NG3RE』からの「サマーポリス」なども用意された。

格闘スタイルは、ハヤブサ、ハヤテなどの技を踏襲しつつオリジナルとなっており、シリーズ初登場カテゴリーのジャンプ技「渦風(うずかぜ)」とさらに“2段ジャンプ”状態の「天駆(てんく/あまかけ)」からの空中殺法が特徴的な軽量級テクニカルタイプ。ホールドはディフェンシブ属性のみ、サイドステップ技は上段パンチと中段キックの2択で、パワーランチャーは地上からのものと、上記「天駆」からも出すことができる。また、ハヤブサと同じく「隼鷹飯綱(通称打撃飯綱)」も使用可能。

タッグ相性が良いのは、ハヤブサ、レイチェル。

2013年12月末時点で新キャラクター人気No.1を誇っていた。

ジャッキー・ブライアント

【登場作品 格闘:5(U以降)】

セガの『バーチャファイターシリーズ』からの特別出演かつ同一人物。

『5U』公式ウェブサイトなどで初公開され、その内容はアキラ初登場時に似た演出でVF側での乱入SEと共に現れ、「DEAD OR ALIVE」ステージでサラと組んでクリスティ&リグのペアを相手にタッグバトルをしている、というもの。

第5作目『VF5シリーズ』の各設定をベースにしつつ、プレイアブル側ではなくキャラクターセレクト画面でのハイレンダリング側を参考にしてモデリングされており、アフレコ言語は国内・海外版を問わずVF側に倣った同キャストの全編英語となっている。

デフォルトのコスチュームは、『VF5FS』のCostume Aを再現した黒と赤のレザー・ライダースジャケット。

追加コスには、同Cを再現したスリーヴレス衣装などがある。DLCでは同DやEなども用意された。

格闘スタイルは、『VF5』以降仕様の中量級バランスタイプ。ホールドはディフェンシブ属性のみで「ノーザンライトボム」などを転用している。パワーブローは裏拳打ちで締め括る「ポール・トゥ・ウィン」。パワーランチャーは「ドラゴンサマーソルトキック」。

固有技については、蹴りの「ステップインミドルキック」がクリティカルバースト技となっている。

タッグ相性が良いのは、アキラ、サラ・ブライアント、パイ・チェン、ジャン。

レイチェル

【登場作品 格闘:5(U以降)/6】

Team NINJAの別タイトル『NINJA GAIDENシリーズ』(以下NG)からのセルフコラボかつ同一人物。

デフォルトのコスチュームは、『NGΣ2P』などでの姿から得物のインフェルノハンマーは外した黒いボンデージ。グラッシーズは逆ナイロール眼鏡。

追加コスには、Team NINJAのロゴが刺繍された上衣×スカート×赤いハイヒールで合わせた黒いレディーススーツ、リサのC8とほぼ同じ看護師を連想させるナースキャップを被った看護用白衣などがある。DLCではこころのバンドゥビキニ「ラズベリー」なども用意された。

格闘スタイルは、コマンド投げ「ティアマト・リビューク」、空中投げ「ロッド・オブ・アスクレピオス」、連係打撃「ボアハンマー」などSPARTAN-458からの流用技を多く持つ準互換キャラクター的な重量級パワータイプで、さらに空中投げにもバウンド浮き効果が含まれたことで、レイチェルでは空中コンボ→空中投げ→バウンドコンボのような芸当も可能となっている。ホールドは2属性を所持し、サイドステップ技は上段パンチと中段キックの2択で、パワーランチャーは上段避け性質がある。

固有技については、オフェンシブホールドは上段裏まわり系の「ロールオーバー」、その打撃派生版「ワンツー〜ロールオーバー」と、下段崩し系の「ケツァルコアトル」の3種を持つ。罵声を浴びせながら踏みつける小ダウン攻撃の「ユルルングル」には強制起こし効果がある。

タッグ相性が良いのは、ハヤブサ、紅葉。

井伊直虎

【登場作品 格闘:5(LR)】

『戦国無双シリーズ』からのゲストキャラクター。

不知火舞

【登場作品 格闘:5(LR)/6】

SNKから『餓狼伝説シリーズ』ならびに『ザ・キング・オブ・ファイターズ』からのゲストキャラクター。

戦国時代から続く不知火流忍術の継承者。露出度の高い深紅の忍装束に身を包み、扇子を片手に「蝶のように舞い蜂のように刺す」を信条をとした一撃離脱戦法を得意としている。

格闘スタイルは軽量級スピード型で、「花蝶扇」「龍炎舞」「必殺忍蜂」「ムササビの舞」「陽炎の舞」の5つの技を別の一部の固有技からキャンセルして繰り出せる。

派生技として「前ジャンプ」「後ジャンプ」が採用され、空中投げの「夢桜」、『ザ・キング・オブ・ファイターズ'97』『ザ・キング・オブ・ファイターズ'98』から「白鷺の舞」は上段Pホールドとして、サイドステップ攻撃として『リアルバウト餓狼伝説』から「幻影不知火」、必殺投げとして『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』から「月下乱れ牡丹」、パワーランチャーとして『ザ・キング・オブ・ファイターズ'95』で初めて登場した「飛翔龍炎陣」、崖っぷち打撃技として『餓狼伝説 WILD AMBITION』から「真・花嵐」が採用されている。パワーブローとして採用された「超必殺忍蜂」では「水鳥の舞」で扇子を3本投げた後、扇子を口に加えて側転して炎を纏いながら突進するという内容となっている。

その他のキャラクター

フェイム・ダグラス (Fame Douglas)
DOATECの代表であり世界最大の権力者の男。ゴールディ、アンネ、マリアンヌ(またはマリア)、イザベラ、MIYAKO、アナスタシアら6人の愛人を持つ。ビクトール・ドノヴァンの裏切りにあい、ボディガードを務めていた雷道が第1回大会決勝戦のため傍から離れていた合間を狙われ、バイマンの狙撃によって暗殺された。愛人の方はゴールディ、アンネ、マリアンヌ、イザベラの4名が故人となっている(『4』時点)。長らくは設定上などに限った出演だったが、『D』にて初めてデモキャラクターとして登場し、フィギュアの撮影も可能で、システムボイスも入手できる。声は中田譲治、リチャード・エプカー(海外版)。
マリア(Maria、マリアンヌ)
フェイム・ダグラスの3番目の愛人だった世界的ソプラノ歌手。ダグラスの6人の愛人の中でただ1人、ダグラスの財産や権力ではなくダグラス本人を純粋に愛した為、ダグラス家の嫡子(エレナ)を産む事を許された。オペラの公演中、同じステージに立っていた娘エレナを狙うスナイパー(クリスティ)の存在にいち早く気付いて反射的にエレナを庇い、ライフルの銃弾を左胸に喰らい死亡した。その後、亡骸がビクトール・ドノヴァンにより、死者の蘇生が可能か否かの人体実験に利用される。生前、娘とガルニエ宮を訪れた事があり、設定画ではボブカットの姿で描かれている。
ビクトール・ドノヴァン (Victor Donovan、維克多・多諾萬)
「ヴィクトール・ドノヴァン」とも表記されるDOATECのマッドサイエンティストの男。ダグラスの愛人・アンネと共謀し、反体制派となって暗殺計画を成し遂げた後は「闇の支配者」となってDOATECを牛耳り、アルファ計画、イプシロン計画、オメガ計画などを推し進め、霧幻天神流を筆頭とする数々の者からの遺恨をうける元凶となった。常に仮面を着用しているため素顔が謎のままであり、出演は設定上以外では『D』以降のデモシーンやシステムボイス(『5U』ではAlpha-152の代わりで出演)程度となっている。『4』でトライタワーが崩壊してからはDOATECを離れ、リサら数名の科学者と新たな組織「M.I.S.T」(ミスト)を立ち上げている。声は遠藤守哉、グラント・ジョージ(海外版)。洋画版ではヴィクトール・ドノヴァンの名で、エリック・ロバーツが演じた。
菖蒲 (Ayame)
紫電の妻にしてハヤテ、かすみ、あやねの母親。実年齢を感じさせない絶世の美女で、『2U』のデモムービーや『D』のクロニクルモードなどに出演している。後者ではあやねのフィギュアから撮影が可能なほか、システムボイスも入手出来る。『2U』のデモではかすみに良く似た童顔と明るい茶髪で描写され、掟によるあやねとの別離(里の差別)も仕方がないことで「ごめんなさい」と嘆くだけだったが、『D』ではどちらかというとあやね似の面立ちで髪色も抑え気味に描写され、一族の掟よりも親子の絆の方がはるかに大事なのだと諭す母親像になっている。声は桑島法子、カリ・ウォールグレン(海外版)。
メイ・リン (Mei Lin)
「メイリン」とも表記されるゲン・フーの孫娘。両親と共に交通事故に合い1人だけ一命を取り留めたが、莫大な治療費が必要なためDOA大会の賞金で助けようとしていた。『3』で全快し、『4』ではエリオットを「お兄ちゃん」と呼び仲睦まじく暮らしていた。声は堀江由衣。
アリシア・アームストロング (Alicia Armstrong)
バースの妻にしてティナの母親。ティナが7歳の頃に病気で他界しており、設定のみの登場。
ローラン (Loran、Roland)
『2』から登場。シルクロードの女盗賊でレオンの恋人。遺言となった一言がレオンのDOA大会出場を決意させた。声は小山裕香。
ニキ (Niki)
『3』のエンディングから登場したのが初出の、ザックのガールフレンド。リサとクリスティを足して2で割ったような容姿で、スタイルはシリーズヒロインにも負けず劣らずグラマー。以降は『X』『4』『X2』などのザック関連のデモに限って出演している。ザックはぞっこんで惚れ込んでおり『X2』のラストでは求婚にまで至るも、ニキ本人にそこまでの気は無いらしく(説明書曰く“したたかな一面”)、さりげない態度でかわしていた。声は小山裕香、カリ・ウォールグレン(海外版)。
陳 (Chen)
『3』から登場。ブラッドの師である老人男性で、幻羅なる酒が飲みたいとして探しに行かせた。ブラッド曰く単なる酔っ払い。声は島田敏。
美夜子 (Miyako)
『4』から登場。こころの母親で京言葉で話す芸妓。フェイム・ダグラスの愛人にも同じ名前の人物が存在するが、真相は不詳となっている。『4』では茶髪&ミディアムストレートの着物姿で素顔は伏せられていたが、『5』では顔が明かされつつ黒髪&シニヨン風に後ろをまとめ上げ、白い下衣の胸元を下着がチラ見する程度まで大胆に開けての黒いパンツスーツ姿で、エレナからの依頼を受けてDOATEC日本支部局長の座に就くためにこころと共に東京に移り住み、こころが知ってか知らずかリサと行動を共にしてリグが管理する石油プラットフォームに訪れていた。声は藤野とも子。
ムラマサ (Muramasa)
『4』から登場。『NINJA GAIDENシリーズ』からのセルフコラボかつ同一人物で「村正」とも記される。「SEASIDE MARKET」ステージの露店で商売し、ヒトミからキャベツの値切りをもちかけられ、バースにはテレビを破壊されたりした。『5』ではトライタワー崩壊後からかすみを招いて隠れ里の居宅で暮らしていた。声は青野武→島田敏(5以降)。
リドリー (Ridley)
『D』に登場。『メトロイド アザーエム』からのコラボレーション出演で、同作のパイロスフィア・エリアをモチーフにした「GEOTHERMAL POWER PLANT」ステージのムービングデンジャーとなっている。咆哮を繰り返しながらランダムで巨大な火球を放ってくるほか、キャラクターがステージ端から落ちると崖落下ギミックとなり、手でつかまえて引きずり回した後、吐き出した火炎で焼きながら下層に叩きつける。サムスが出現すると(落下演出での介入を除いて)一定時間だけ姿を消す。
サムス・アラン (Samus Aran)
『D』に登場。『メトロイド アザーエム』からのコラボレーション出演で、リドリーが登場する「GEOTHERMAL POWER PLANT」ステージで3DS本体のタッチパネル画面に息を吹きかけるとモーフボール姿で出現し、一定時間だけリドリーを消し去ってくれる。ただし、プレイヤー1人に限り1ラウンドしか成立しないため、自分だけで2回登場させることはできない。なお、火球の着弾寸前を狙った場合は出現アニメが優先されダメージも受けないで済むが、大バウンドのやられ状態には陥る。落下の寸前を狙った場合は、火球ヒット後は不可能だが、キャラクター同士の攻防ではスローモーションの前後を問わずに出現アニメが挿入されるも、ギミック演出はキャンセルされずにそのまま続きリドリーも下層に移動するため、1回分が無効と判定される。
アイリーン・ルゥ (Irene Lew)
『D』に登場。『忍者龍剣伝』からのセルフコラボかつ同一人物で、ハヤブサの公私に渡るパートナー。クロニクルモード内でハヤブサに協力するデモキャラクターで、フィギュアモードにも数体が用意され撮影が可能、システムボイスも入手できる。声は鈴木麻里子、Amanda Troop(海外版)。

その他のタイトル

DOAパラダイス♪

ディーオーエーパラダイス、EZwebまたはiモード向け携帯電話ゲーム、2006年11月16日&2007年7月17日発売。

バカンスシリーズのゲーム内容からテーブルゲーム部分と水着の着せ替えなどの要素のみに限定したカジュアルゲームで、“DEAD OR ALIVE 10th ANNIVERSARY”記念作品の一つ。

稼いだザック(通貨)を用いて購入した水着をプレゼントしたり、話した回数などでなかよし度(貢献度とも)が上昇していき、お礼として待受Flashが貰え、リアルタイムの5日間程度で発表される貢献度ランキングでお気に入りのキャラクターが上位になるとさらなるレア待受が入手できる、というもの。

出演女性キャラクターは『X2』と同じでモデリングもベースにしている。なお、名称が似ているがPSP専用ソフト『デッド オア アライブ パラダイス』とは別物である。

DOA BLACKJACK 〜the Kasumi version〜

ディーオーエー ブラックジャック ザ・カスミ・バージョン、iPhoneまたはiPod touch向けアプリケーションソフトウェア、2009年6月10日 - 2010年2月22日発売。

『Rioシリーズ』におけるメディアミックスの1つ『Rio BLACKJACK』の続編にあたるカジュアルゲームで、テクモ社としての最後のDOAタイトルになった作品でもある。海外版の名称は “Girls of DOA BlackJack -the Kasumi version-”。

出演はかすみのみで、モデリングのベースは『O』。衣装は格闘種2着+水着種3着で、身体をタップするとバストが揺れるなどのリアクションをする。

販売はすでに中止しており現在ではプレイ不可能となっている。

Xboxシリーズタイトルの注意点

セーブについて
初代Xbox(初期型)で発売されたテクモのソフトは、マイクロソフトの純正メモリユニット(別売り)でもセーブすることができず、本体の内蔵メモリ(64MB)、あるいはXbox 360本体のHDDの範囲内でしか記録を残せない仕様になっている。
通信対戦について
初代Xbox(初期型)からのXbox Live通信サービスはすでに終了しており、Xbox 360本体経由での提供に完全移行している。
互換性について
Xbox 360本体が発売されて以降、初代Xbox専用ソフトをXbox 360本体で遊べるようにする「ゲーム互換性アップデート」のサービスが始まり『3』は対応したが『X』は除外されているため、Xbox 360本体で遊ぶ『2U』で隠しキャラクターの「ヒトミ」を出現させるための条件を満たすには『3』を用いるしかなくなっている。
『Xbox 360版5LR』について
当初は有料のダウンロード版(ゲームオンデマンド)のみの展開で販売されていたが、誤って前作の『Xbox 360版5U』を購入してしまう問題の発生によって2015年2月20日付けで配信中止となり、以降は『Xbox 360版5U』からXbox Liveを介してアップデートする方法のみとなっている。

メディアミックス

  • 『DOA/デッド・オア・アライブ』監督コリー・ユンによる洋画作品。
  • 『クイーンズゲイト 運命のくノ一 かすみ』ゲームブック、ホビージャパン、2010年2月27日発売、ISBN 978-4798600031。イラストレーターは“さんば挿”。武器が忍者刀なので斬撃技が中心だが、「バレーボール攻撃」や「桜纏い」などもある。
  • 『パチンコCR デッド オア アライブ』パチンコ、大一商会&コーエーテクモウェーブ、2013年7月稼動。同年9月からは新スペックの『パチンコCRA デッド オア アライブBS』が稼動した。
  • 『SLOT DEAD OR ALIVE 5』パチスロ、ユニバーサルブロス、2016年8月稼動。
  • 『CRデッドオアアライブエクストリーム』パチンコ、大一商会&コーエーテクモウェーブ、2018年8月稼動。

開発

社内部署のTeam NINJAの手による。初代リーダーは板垣伴信で『X2』までを担当した後に退社し、同じく退社した元Team NINJAスタッフや元テクモ役員らと共にヴァルハラゲームスタジオを設立している。2代目リーダーは長谷川仁で、他社の盛大との共作『O』を担当した後に退社し角川ゲームスに転職している。その間から後述の早矢仕就任に至るまでの空白時期は梁取和彦が開発プロデューサーとしてメディアに登場。早矢仕洋介が3代目リーダーに就任してからは、新堀洋平らと共に『P』からシリーズの存続と開発を担当している。TwitterやFacebookも公開しており、開発チームとしてのアカウントのほか、井内毅や木下洋介は個人としても公開している。

第1作目は当時としてはすでに型落ちしていた基板で制作されたが、続編タイトルではプラットフォームの選定基準を一般的に「シェアが広い」「売れている」とされているものとは限らなくなり、「いかに美しい映像を表現できるか」を重要視した結果でハードを選ぶようになっていった。

モデリングには「わざと身体に陰影を付けないでキャラクター性を強調させる」と意図されていたことでポリゴン=カクカクしたものというイメージを覆す滑らかなボディラインだったほか、一見して巨乳だと分かるグラマーな女性キャラクターのバストが過剰なまでに揺れていたのが特徴で、後者は当時の他社類系タイトルにはほぼ見られなかった一線を画す演出であり後年に人気の理由として乳揺れが挙げられた。また、表現にも並々ならぬ信念を見せており、『5』からは「胸揺れはDOAシリーズとして外せない」「閃乱カグラには負けたくない」と語り、バスト表現に特化した「パイリアルエンジン」「やわらかエンジン」などと称する自社技術を開発し、『5+』からは揺れの激しさを好みで変えられる機能、『5LR』からは上位バージョンの機種で次世代の挙動を体感できるようになるなど、進化を続けている。公式グッズでは「おっぱいマウスパッド」が販売されてもいる。

キャラクターデザイン自体は1作目から『++』までの第1期、『2』から『4』までの第2期、『5』からの第3期に大別される流れで変化している。

また、いわゆる1P・2Pカラー選択における衣装のバリエーションが、移植版で増量されるボーナス「追加コス」として恒例になると、特に女性キャラクター分の種類が多く用意されセーラー服やチャイナドレスなどのコスプレ要素でも好評となり、現在ではヘアスタイル、下着のパンティー、眼鏡などの装飾品といった部分的にも自由に変更・着脱可能になるまでに発展している。しかし、オンラインゲームやアバターなどではポピュラーな全身のパーツによるキャラクターカスタマイズ的コスメチック・チェンジを取り入れることはせずに今日まで至っており、その理由について製作者は「10年育ててきたキャラをチンドン屋にはされたくないし、彼女たちは自分が好きな服を着ているのだから」「ものとかキャラではなく『彼女たち』と表現していて、スタッフ間で着せたい服(デザイン)を巡ってケンカもします」などとコメントしている。入手条件は1作目から『4』までの格闘タイトルや『X』『P』などのバカンスタイトルでは実際にプレイしての条件達成によるアンロッカブル(開放)制だが、『D』では無料のダウンロードコンテンツによる配信分も加わり、『X2』『5シリーズ』などではアンロッカブルと有料DLCの両方で、前者は入手条件の簡略化としてのDLC採用だが、後者は1キャラ最大8から14着ほどのアンロッカブル分以外の大多数が有料DLC専用分として提供されている。

なお、『PS2版2』の改造データを巡って係争中だった時勢にもかかわらず、『X』でも一部のユーザーが手を染めたヌードパッチ問題については、“キャラクターを裸にしたい人の欲望と、DOAが表現しているエロティシズムや可愛いさは全くの別物。コスチューム選択という行為はプレイヤーがDOAのキャラを愛してくれているからのものであって、裸にするというのはその逆。見たいのなら現実の相手で”とのように述べている。

評価

業界レビュー

格闘タイトルの最も高い評価は、国内ではファミ通各誌のクロスレビューにおける『DOA4』の39点で、当時の同点プラチナ殿堂入り競合タイトルは『SS版バーチャファイター2』、『PS版鉄拳3』、『DC版電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』で、その上の40点満点は『DC版ソウルキャリバー』のみだった。海外ではIGNにおける『DC版DOA2』と『DOA3』の9.4点で、こちらは上述のPS版鉄拳3が9.3点、DC版VOOTが8.0点、DC版キャリバーが10点満点だった(SS版バーチャ2は採点無し)。最も低い評価は、国内ではファミ通における『DC版DOA2』の32点、海外ではゲーム・インフォーマーにおける『DOA5』の6.0点

バカンスタイトルの最も高い評価は、国内ではファミ通における『DOAX2』の35点、海外ではGameProにおける『DOAX』の5点満点。最も低い評価は、国内ではファミ通における『DOAP』の29点、海外ではデストラクトイドにおける同作の1.0点

受賞歴

  • DEAD OR ALIVE
    • イギリス レジスタンス・レッド・スター賞 ゲーム・オブ・ザ・イヤー 第2位
    • The 50 Best Fighting Games of All Time 第7位
    • ゲーメスト大賞 第11回(1997年)編集部特別賞
  • DEAD OR ALIVE++
  • DEAD OR ALIVE 2
    • Shin Force アーケード ゲーム・オブ・ザ・イヤー
    • Shin Force 3D ファイティング ゲーム・オブ・ザ・イヤー
    • the Academy of Interactive Arts & Sciences アニュアルアワード2001 コンソールファイティング ゲーム・オブ・ザ・イヤー
    • the Academy of Interactive Arts & Sciences アニュアルアワード2001 アニメーション
    • Electronic Gamiong Monthly エディターズチョイス 銀賞
    • Incite 金賞
  • DEAD OR ALIVE 2 MILLENNIUM
  • DEAD OR ALIVE 3
    • ベスト of E3 2001 テクノロジカルエクセレンス
    • the Academy of Interactive Arts & Sciences アニュアルアワード2002 コンソールファイティング ゲーム・オブ・ザ・イヤー
    • the National Academy of Video Game Trade Reviewers 2002 アウツタンディング・ファイティング・ゲーム・シークェル
    • the Electric Playground ベスト・コンソール・ファイティング・ゲーム
    • GameSpot ベスト・グラフィクス・テクニカル
  • DEAD OR ALIVE XTREME BEACH VOLLEYBALL
    • アメリカ SPIKE TV Video Game Awards 2003 Best Animation Games
  • DEAD OR ALIVE ULTIMATE
    • the National Academy of Video Game Trade Reviewers 2005 ゲーム・シークェル・ファイティング
  • DEAD OR ALIVE 4
    • ファミ通 2005 スーパービジュアル賞
  • DOAパラダイス♪
  • DEAD OR ALIVE XTREME 2
  • DOA ONLINE
  • DOA BLACKJACK 〜the Kasumi version〜
  • DEAD OR ALIVE Paradise
  • DEAD OR ALIVE Dimensions
  • DEAD OR ALIVE 5
    • Gamescom 2012 Destructoid Best of Fighters
    • IGN UK 2012「最も早く対戦相手(AI)を倒せるか」部門 ギネス認定
    • IGN BEST OF 2012 Best Xbox 360 Fighting Game
  • DEAD OR ALIVE 5+
  • DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE
  • DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE ARCADE
  • DEAD OR ALIVE 5 LAST ROUND
  • DEAD OR ALIVE XTREME 3
  • DEAD OR ALIVE 6
    • Hardcore Gamer ベスト・ファイティング・ゲーム

備考

キャラクターや技の強弱

強い部類では、1作目でのゲン・フー、『2』でのジャン・リー(ドラゴンガンナー)、『3』でのハヤテ(疾風転)などが『Team NINJA FREAKS』で、『O』でのかすみやレイファンが開発者から名指しされている。その理由は定義に違いはあれど「ある技が決まるとその後の○○までが確定する」というような、三すくみの原則から外れていたり性能そのものが頭一つ抜き出ているといった強技壊れた技とも)を所持していることにもあり、他にも『2』『2HC』『3』『2U』『O』での「霧惑い」(あやね)、『2』『2HC』『2U』での「回擠」や「回身推肘」(レイファン)などの裏まわり系の崩し投げや、反転のけぞりといった“有利がつくクリティカル効果”を持つ固有技なども同種の条件として挙げられる。『4』ではしゃがみステータス技の優劣が一つの基準になっている。

ティナやバースといった投げキャラタイプ、『3』までのレイファンとバイマン、『4』および『5U』以外のレオンと天狗、『5シリーズ』でのハヤブサとAlpha-152などの一部のキャラクターは「基本投げ・コマンド投げ・最大(コンボ)投げ」の3つに大別される投げ技の発生フレームレート数値が1から2fpsほど少なく(速く)設定されており、ガード硬直差を利用した確定反撃「投げ確」の条件が若干優遇されている。

キャラバランスの指針や弱い部類では、「現実的には忍者がプロレスラーより弱いことは有り得ない」という意向が『5』以前まで長らく反映されていたり、モーションの遅さと隙の大きさなどからマリポーサを指して“上級者が選ぶ最弱キャラ筆頭”、基本ホールドや起き上がり行動の特異性などからAlpha-152を指して“ダウンしたら負け”などと『DOA5 マスターガイド』にて語られている。

『X』などにおけるビーチバレーボール能力では、体格値という隠し設定の優位性からティナやヒトミが最強とされている。

対戦大会やプレイヤー

『2』が「頂上決戦 OVER THE TOP」を2000年に開催。『3』が「Xbox Championship Vol.4」(以下XC)を2004年に開催。『2U』が「DOAU ワールドワイドトーナメント」(以下WWT)を2005年に開催。同作および『4』がオンラインゲーム国際大会『World Cyber Games』(以下WCG)の同年 - 2007年間の3大会で公式種目に選出。『5』が発売前に「闘劇2012」のエキシビション作品に選ばれた他、『東京ゲームショウ2012』(以下TGS)にて自社大会を開催。発売後は自社大会「OFFICIAL TOURNAMENT 2012」「同2013」(以下OT)や公認大会「TGN Playse#1」(以下Playse)を開催。『5U』が「Playse#2」および「Playse#3」や「OT2013-2014」を開催。『5UA』が「セガ・ファースト/レジェンド/セカンド/サード/フォーストーナメント」(以下SEGA1st/Legend/2nd/3rd/4th)、「Fighting Carnival 2014 SUMMER」(以下FC2014)、「D-1 ULTIMATE CLIMAX BLADE」(以下D-1UCB)を開催した。バカンスシリーズでは『X』が「Xbox Championship Vol.2」を2003年に開催した。

それら公式大会の出場者で言えば大半が男性プレイヤーである。しかし、XC4の優勝者と『3』のユーザー主催イベントで対戦した3歳児の樫原亜美が“天才少女プレイヤー”として記事になったり、WWTにて天狗とジャンを使った“ZIGZAGRMX”は女性プレイヤーであり、日本代表2名の一人にも選ばれた。海外では女性プレイヤーが報道やメディアから容易に確認可能なほど存在し、WCGやアメリカのケーブルテレビ・MTVの番組『Championship Gaming Series』における2007年のDOA4世界大会などのファイナリストに名を連ねていただけでなく、翌2008年には女性プレイヤーだけの大会も催された。なお、2011年2月5日にコーエーテクモ市ヶ谷オフィスで催された『D』の公開ロケーションテストには、その中の一人である“VANESSA”を紅一点とした北米在住のプレイヤーたちが来日参加し、日本勢との対戦などに興じた。また、2012年8月以降のTeam NINJA公式ウェブサイトでは、公式大会の出場経験者を含む男女数名が開発スタッフ公認のプレイヤーとしてコメント付きで紹介されるようになった。XC4では関西代表の大久保和哉率いるチームが個人戦と団体戦2部門の同時制覇日本一を成し遂げた。WCG2005では日本代表の“活忍犬”がジャンを使い世界一となり、その一報は東京新聞にも掲載された。WWTでは日本代表の柳澤悠一がエレナを使い世界一に。WCG2006ではカナダ代表の“OffbeatNinja”がアインを使い世界一に。WCG2007ではアメリカ代表の“Black Mamba”がエレナを使い世界一に。闘劇2012とTGS2012では“遊”がクリスティとあやねを使い優勝。DOA5北米ローンチイベントでは“Rikuto”がバイマンを使い優勝。OT2012では“餅A”がサラ・ブライアントを使い優勝。Playse#1では“活忍犬”がハヤブサを使い優勝。OT2013では“TestTeam”がクリスティを使い優勝。Playse#2ではミラを使った“TON”率いるチームが団体戦で優勝。OT2013-2014では“活忍犬”がサラ・ブライアントとレイチェルを使い分けて優勝。SEGA1stでは“遊”があやねを使い優勝。SEGALegendでは“活忍犬”がハヤテを使い優勝。SEGA2ndでは“ジャワカレーアキラ”がアキラを使い優勝。SEGA3rdでは“輝Rock”がレイファンを使い優勝。SEGA4thでは“NCR”がバイマンを使い優勝。FC2014では“輝Rock”がレイファンを使い優勝。バカンスシリーズでは、XC2にてエレナを主とした関西代表の田中雅人が『X』ビーチバレー対戦の日本一になった。

大会の模様や結果については、『D』までは業界のゲーム雑誌やウェブサイト記事による報道程度だったが、『5』からは動画共有サービスを介しての公開だけでなく、リアルタイムのライブ配信も積極的に行われるようになっている。一方、Team NINJAのスタッフ自身が大会や体験会で対戦に参加したことも少なくはなく、板垣伴信はかすみ、早矢仕洋介はハヤブサ/リグ/かすみ/ミラ/ティナ/こころ/紅葉など、新堀洋平はレイファンとマリポーサの使い手と述べた上で、紫電/レイファン/リグ/ミラ/パイ・チェン/あやね/レイチェル/レオン/ハヤテ/ハヤブサ/紅葉/女天狗などを使用していた。

事件やニュース

2001 - 2004年間では『PS2版2』のオープニングに登場する全裸のキャラクターモデリングをプレイヤーキャラクター化するセーブデータの頒布に端を発するデッドオアアライブ事件裁判や、『X』の画像を無断掲載・改変などしたインフォレストをテクモが提訴した裁判、2006 - 2010年間では板垣伴信、一般女性(元テクモ広報)、テクモ、安田善巳などが当事者となった各裁判、2011年では海外版『D』の内、欧州連合中のスウェーデンとデンマークの2国と非連合国のノルウェーが「複数の事情により」、オーストラリアが「任天堂の回答が不充分」などの理由で発売中止または販売禁止となる出来事などがあった。

脚注

注釈

出典

参考文献

記事全体、キャラクタープロフィール全般(全身360度・武器&装飾確認・テーマ曲名)、誤読されやすい難解な技名の振り仮名(ルビ)、など

  • テクモ『DEAD OR ALIVE 3』(Xbox)、2002年2月22日。  - 日本版。
  • テクモ『DOA2 HARD*CORE PlayStation 2 the Best』(PlayStation 2)、2002年8月1日。  - 日本の廉価版。
  • テクモ『DEAD OR ALIVE XTREME BEACH VOLLEYBALL』(Xbox)、2003年1月23日。  - 日本版。
  • テクモ『DEAD OR ALIVE ULTIMATE』(Xbox)、2004年11月3日。  - 日本版。
  • テクモ (29 December 2005). DEAD OR ALIVE 4 (Xbox 360) (ONLINE VERSION ed.). - 日本版。
  • テクモ『DEAD OR ALIVE XTREME 2 PLATINUM COLLECTION』(Xbox 360)、2007年11月1日。  - 日本の廉価版。
  • コーエーテクモゲームス『DEAD OR ALIVE Dimensions』(ニンテンドー3DS)、2011年5月19日。  - 日本のパッケージ版。
  • コーエーテクモゲームス (27 September 2012). DEAD OR ALIVE 5 (PlayStation 3) (1.03A+ ed.). - 日本のパッケージ版。
  • コーエーテクモゲームス『DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE 基本無料版』(PlayStation 3(ver1.09))、2013年9月5日。 
  • コーエーテクモゲームス (13 September 2013). DEAD OR ALIVE 5 ULTIMATE (Xbox 360) (1.09 ed.). - 日本のダウンロード版。
  • コーエーテクモゲームス『DEAD OR ALIVE 5 LAST ROUND 基本無料版』(PlayStation 3(ver1.02))、2015年2月19日。 
  • コーエーテクモゲームス (19 February 2015). DEAD OR ALIVE 5 LAST ROUND (Xbox 360) (1.01A ed.). - 日本のダウンロード版。
  • 『デッド オア アライブ 2 公式攻略ガイド』 メディアワークス、2000年6月10日発売、ISBN 4-8402-1551-0
  • 『DOA2ハード・コア パーフェクトガイド』ソフトバンクパブリッシング、2001年2月8日。ISBN 4-7973-1514-8。http://www.sbcr.jp/products/4797315148.html 
  • 『デッド オア アライブ3 ガイドブック』エンターブレイン、2002年3月27日。ISBN 4-7577-0828-9。 
  • 『DEAD OR ALIVE 3 パーフェクトガイド』ソフトバンククリエイティブ、2002年4月26日。ISBN 4-7973-1984-4。http://www.sbcr.jp/products/4797319844.html 
  • 『デッド オア アライブ エクストリーム ビーチ バレーボール パーフェクト ガイド』 エンターブレイン、2003年2月19日発売、ISBN 4-7577-1344-4
  • 『DEAD OR ALIVE XTREME BEACH VOLLEYBALL BEST SHOT』ソフトバンクパブリッシング、2003年5月2日。ISBN 4-7973-2325-6。http://www.sbcr.jp/products/4797323256.html 
  • 『DEAD OR ALIVE HISTORY -Team NINJA FREAKS-』エンターブレイン、2004年7月23日。ISBN 4-7577-1979-5。http://www.enterbrain.co.jp/product/mook/mook_game/210_famitsu_books/03107201.html 
  • 『DEAD OR ALIVE Ultimate -Official Guide-』同上、2004年11月18日。ISBN 4-7577-2089-0。 
  • 『DEAD OR ALIVE Ultimate BEST SHOT』ソフトバンクパブリッシング、2004年12月27日。ISBN 4-7973-2977-7。http://www.sbcr.jp/products/4797329777.html 
  • 『DEAD OR ALIVE 4 OFFICIAL GUIDE -MASTER FILE-』同上、2006年4月3日。ISBN 4-7577-2713-5。http://www.enterbrain.co.jp/product/strategy_guide_book/kou_xbox360/05105801 
  • 『DEAD OR ALIVE XTREME 2 BEST SHOT』 ソフトバンククリエイティブ、2007年1月31日発売、ISBN 978-4-7973-3941-3
  • 『デッド オア アライブ エクストリーム 2 オフィシャルガイド -MASTER FILE-』 エンターブレイン、2007年2月16日発売、ISBN 978-4-7577-3400-5
  • 『DEAD OR ALIVE Paradise ガイドブック』 コーエーテクモゲームス、2010年5月20日発売、ISBN 978-4775807781
  • 『DEAD OR ALIVE Dimensions GUIDE BOOK』同上、2011年5月19日。ISBN 978-4-7758-0804-7。https://www.gamecity.ne.jp/media/book/game/tn/doad/guidebook.htm 
  • 『DEAD OR ALIVE 5 コンプリートガイド』同上、2012年9月28日。ISBN 978-4-7758-0854-2。https://www.gamecity.ne.jp/media/book/game/tn/doa5/cpgd.htm 
  • 『DEAD OR ALIVE 5 マスターガイド』同上、2012年9月。ISBN 978-4-7758-0855-9。https://www.gamecity.ne.jp/media/book/game/tn/doa5/mg.htm 
  • 『DEAD OR ALIVE 5 メイキングブック』同上、2013年2月20日。ISBN 978-4-7758-0867-2。https://www.gamecity.ne.jp/doa5/book.html 
  • 『DEAD OR ALIVE』 サイトロン、PCCB-00228
  • 『DEAD OR ALIVE for Play Station』 同上、PCCB-00314
  • 『DEAD OR ALIVE 2 ORIGINAL SOUND TRAX』 ウェークアップ、KWCD-1001
  • 『DEAD OR ALIVE 2 ORIGINAL SOUND TRAX Play Station 2 Version featuring BOMB FACTORY』 同上、KWCD-1004
  • 『DEAD OR ALIVE 3 ORIGINAL SOUND TRAX』 同上、KWCD-1006
  • 『DEAD OR ALIVE 4 ORIGINAL SOUND TRAX』 同上、KWCD-1009
  • DEAD OR ALIVE 4 公式ウェブサイト 「CHARACTER 技表ダウンロード」(PDFファイル)
  • DEAD OR ALIVE Dimensions ゲームモード 「フィギュア」
  • 「『DEAD OR ALIVE Dimensions』 - 社長が訊く ニンテンドー3DS ソフトメーカークリエイター篇」ニンテンドー3DS公式ウェブサイト、2011年5月12日公開
  • Team NINJA (@TeamNINJAStudio) - X(旧Twitter)
  • deadoralivegame Dead or Alive Game (deadoralivegame#!) - Facebook
  • Tsuyoshi_Iuchi (@iuchi_244) - X(旧Twitter)(井内毅/『5シリーズ』ゲームデザイン)
  • 木下洋介 (@yosuke0604) - X(旧Twitter)(『5UA』サウンド)
    • 木下 洋介 (yosuke0604) - Facebook(同上)

外部リンク

  • DEAD OR ALIVE AC版 公式サイト - ウェイバックマシン(2000年6月21日アーカイブ分)
  • DEAD OR ALIVE CS版 公式サイト
  • DEAD OR ALIVE 公式サイト - ウェイバックマシン(2012年8月5日アーカイブ分)
  • DOAパラダイス♪
  • DOA BLACKJACK 〜the Kasumi version〜
  • パチンコCR DEAD OR ALIVE
  • CR DEAD OR ALIVE XTREME
  • SLOT DEAD OR ALIVE 5
  • Sound World

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: デッド オア アライブ シリーズ by Wikipedia (Historical)