『チャンネル99』(チャンネルナインティナイン)は、1995年4月から1996年3月までテレビ朝日系列局で放送されたバラエティ番組である。お笑いコンビ・ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)の冠番組。放送時間は毎週火曜 23:25 - 23:55 (JST) のネオバラエティ枠、『大相撲ダイジェスト』の放送期間中は放送を休止。
概要
当時開局され話題になった多チャンネル時代に、ナインティナインが99のチャンネルを放送する設定で、多くのコーナーを放送するという番組。この番組を足がかりにナインティナインは、多くのシュールな番組を作ることになる。当時の放送規定が緩かったのか、深夜番組にしてかなり過激なお色気企画が主だった。なおネオバラ枠で放送開始される前は、同局の深夜に放送されていた『超天然銀座』内の5分程度の1コーナーで、岡村・矢部とAV女優の麻宮淳子がレギュラー出演していた。
- 8時半の男
- 鑑識チャンネル
- 解剖チャンネル
- しりとりチャンネル
- ジェットコースタードラマチャンネル
- 矢部と女優が延々と長いキスをする、題名は「恋に恋して」を放送した。新展開で女優をレイプするかのように服を引き裂き、下着姿にする「愛に愛して」は放送規定に引っかかり、1回で打ち切られた。岡村主役の回もあった。
- 頭突きチャンネル
- 矢部がチャンピオン「頭突き王」、岡村がレフェリーとして、毎回頭突きの使い手(藤原喜明)らと頭突きをしてもらう。
- ピアスチャンネル
- Eテレ番組風に、ピアスの開け方を紹介する。モデルは全て同じ人でまとめ撮り。乳首ピアスの回では乳首にピアスを通す建前ではあるが、地上波の番組で乳房から先まで女性の乳首が堂々と写っていた。
- トークチャンネル
- 自称宇宙人の人々とトークするコーナー。この派生系で宇宙人の家を尋ね宇宙へ行く宇宙ツアー、Q99やQ99IIに発展した。
- オーディションチャンネル
- 次世代のアイドルを発掘するオーディション。合格するアイドルは全てふくよかな女性で、CDも発売された。
- m.c.A.Tチャンネル
- 当時謎のラッパーとして注目を集めていたm.c.A.Tの謎を追う番組。岡村扮するm.c.O.T.と外国人タレントグレッグのホントかウソか分からないm.c.A.T情報と関係する人物富樫明生の謎を紹介していた。
テーマ曲(ネオバラ枠のみ)
オープニングテーマ
- ホワイトラインズ(デュラン・デュラン)
- ガール・パワー(シャンプー)
- ROKKET KHAOS(HAL FROM APOLLO '69)
エンディングテーマ
- ずっと2人で(GLAY)
- SHAKE IT(T-BOLAN)
- 目を覚ませ(貴水博之)
- 重力をなくして(hi-posi)
スタッフ
- ナレーター:梶原しげる(中期まで)→ 不明(放送終了まで)
- 構成:おちまさと、都築浩
- 技術:谷下辰郎(東通・深夜枠)→ 古田厚(東通・ネオバラ枠)
- 音声:門田晃(東通)
- 編集・MA:井戸清・高橋とみ江(ヴィジュアルベイ・深夜枠)→ ザ・チューブ(ネオバラ枠)
- 音効:有馬克己(ジャイロ 現 スカイウォーカー・深夜枠)→ 中村充(アーツポート企画・ネオバラ枠)
- 美術:丸山覚(アックス・深夜枠)、菊地誠(深夜枠)→ ル・オブジェ・アール・スタジオ(ネオバラ枠)
- ディレクター:森本正直・今泉暢子(MEN'S・深夜枠)→ 安斉克広・塚田秋春(ネオバラ枠)
- チーフディレクター:つきざわけんじ(MEN'S・深夜枠)→ 石和富志男(スーパープロデュース・ネオバラ枠)
- プロデューサー:杉村全陽(テレビ朝日)、上村達也(スーパープロデュース・ネオバラ枠)、泉正隆・河内俊昭(吉本興業・深夜枠のみ)、松島俊輔(電通・深夜枠のみ)
- 制作協力:MEN'S(深夜枠)→ スーパープロデュース(ネオバラ枠)
- 制作著作:テレビ朝日
関連項目
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