『CDシアター ドラゴンクエスト』(シーディーシアター ドラゴンクエスト)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)のRPG・ドラゴンクエストシリーズの二次著作商品であるドラマCD。
概要
『ドラゴンクエストI』から『ドラゴンクエストVI 幻の大地』までの作品がCDシアター化されている。ナンバリング作品以外では、番外編としてギャグ要素の強い『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』が発売された。
ストーリーは概ね小説ドラゴンクエストシリーズ各巻の内容を簡略化したもので、それを声優、SE、シンセサイザーによる新録BGMを用いて表現している。ジャケットや付属ブックレットのイラストも『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』を除いて、小説(四六判、文庫版)の表紙と挿絵を描いたいのまたむつみが手がけた。ただし、小説執筆者の名は本製品シリーズの権利者にクレジットされていない。
ゲームの容量・ストーリーの少なかった『I』や『II』、キャラクターメイキングが可能だった『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』などはゲーム本編には無いオリジナルシナリオなどを脚本側で膨らませることが可能であり、登場キャラクターが非常に少ない『I』などは、原作ゲームには無い、主人公の養親や名前のある町娘などが登場したり、小説版に準拠した小説版オリジナルエピソードなどが挿入されたりしていた。しかし、ゲーム本編の容量・ストーリーが増してゆくにつれ、ドラマCDオリジナルの要素は失われていった。
『I』『II』は1枚。『III』は2枚組。『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は3枚別売り。『VI』は2枚別売りだった。
なおいずれのCDも、すでに生産が終了している。
シリーズ一覧
CDシアター ドラゴンクエストI
- 1991年7月19日発売
- 48Pイラストブックレット付属
- 総計時間 74分33秒
- ストーリーインデックス
- アレフガルド
- 目覚め
- 謁見
- 闇の使者
- 太陽の石
- ロトの石盤
- ガライの墓
- マイラの村
- 銀の竪琴
- ロトの紋章
- 妖精の笛
- 戦闘 VS悪魔の騎士
- 戦闘 VS影の騎士
- 宿屋
- ローラ
- ロトの剣
- 決戦VS竜王
- 夜明け
- 旅立ち
- 凱旋
- キャスト
CDシアター ドラゴンクエストII
- 1991年12月13日発売
- 48Pイラストブックレット付属
- 総計時間 74分55秒
- ストーリーインデックス
- 襲撃
- 出発
- ヨロイムカデ
- 廃墟
- ラーの鏡
- 風のマント
- レシル
- ルプガナ
- サイヴァ
- 竜王の島
- 魔窟
- コロシアム
- ルビスの守り
- 覚醒
- 迷い
- ハーゴン
- 破壊神
- ナナ
- この道わが旅
- ロト伝説
- キャスト
CDシアター ドラゴンクエストIII
- 1992年2月28日発売
- 8Pイラストブックレット・特製A2ポスター付属
- 総計時間 DISC1:71分8秒 DISC2:72分53秒
- ストーリーインデックス
- キャスト
CDシアター ドラゴンクエストIV
- キャスト
CDシアター ドラゴンクエストV
- キャスト
CDシアター ドラゴンクエストVI
- キャスト
CDシアター トルネコの大冒険 不思議のダンジョン
- 1994年7月29日発売
- 8Pイラストブックレット付き
- ステレオ 総計時間 71分56秒
- ストーリーインデックス
- レイクナバの男
- ブルーノ村
- 初挑戦
- 鉄の金庫
- トルネコの店
- モンスターハウス
- 新しい店
- トルネコのひととき
- 幸せの箱
- とある小さなワルツ
- キャスト
- トルネコ:玄田哲章
- 王様:青野武
- ネネ:関根明子
- ポポロ:萩森侚子
- 王子:三木眞一郎
- ライバル戦士:梁田清之
- ブキミな青年:津久井教生
- マギーばあさん:木藤聡子
- ファンじいさん:梅津秀行
- 隣村の武器屋:宇垣秀成
- ルル:小林優子
- エド:鈴木琢磨
メインスタッフ
- 原作:堀井雄二
- 脚本・監督:とまとあき
- 音楽:すぎやまこういち
- 編曲:松尾早人
- カバーイラスト・キャラクターデザイン:いのまたむつみ、菊池通隆(麻宮騎亜、『II』のみ)、中鶴勝祥(『トルネコの大冒険』)
- 音響制作:メディアリング
- 企画・製作:エニックス(現:スクウェア・エニックス)
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