『2012 FNS歌謡祭』(2012 エフエヌエスかようさい)は、フジテレビ系列で2012年12月5日 19:00 - 23:18(JST)に生放送(テレビ大分では12月9日13:00 - 17:20(JST)に放送)された通算41回目の『FNS歌謡祭』。
第25回(1996年) - 第33回(2004年)まで司会者として、第34回(2005年) - 前回まで進行役として番組に携わった川端健嗣(当時・フジテレビアナウンサー)は降板。加えて今回から2年間は進行役が設けられていない。2年後の第43回(2014年)に派生番組『FNSうたの夏まつり』で草彅と共に司会を担当している加藤綾子(フジテレビアナウンサー)が起用される形で復活。
テーマは前回に引き続き「最強のコラボレーション」である。
K-POPアーティストは一切出演しなかった。
放送当日の『森田一義アワー 笑っていいとも!』では、タカ(タカアンドトシ)と本田朋子(当時フジテレビアナウンサー)のMCで「2012 FNSタ歌(カ)謡祭」というパロディー企画が行われた。これは1980年代 - 1990年代前半にヒットした曲を歌手自身が生歌唱する内容だったが、CM前後のジングル(作曲:広瀬健次郎)などのは本家のものがそのまま使用された。また「テレフォンショッキング」では本番組に出演する槇原敬之が登場した。
今回はCM後のジングルが従来より若干短かった。
視聴率は平均18.3%だったが、2012年民放音楽番組最高視聴率を記録した。瞬間最高は22.8%(22:47)だった。瞬間最高視聴率は山下智久の「愛、テキサス」歌唱時。
演歌・歌謡曲勢は氷川きよしと香西かおりの2人のみに留められた。
今回のステージで最多出演者は、安全地帯の玉置浩二であり、5曲に参加している。
SMAPがトップバッターで「SHAKE」、大トリで「gift」を披露。
2007年から芸能活動を休業していた華原朋美が5年ぶりに当番組で芸能界復帰して活動再開。宮本笑里とのコラボレーションで自身の最大ヒット曲「I'm proud」を披露。なお、当番組にはかつての華原のプロデューサーで交際していた小室哲哉も出演(この年の放送では華原と小室の共演はなし)。また、翌年の当番組では、華原と小室の15年ぶりの共演が実現した。
石川ひとみが柏木由紀(AKB48)との共演で「まちぶせ」を披露。柏木は憧れている所属事務所のかつての先輩でもある石川との共演に「緊張で倒れそうだった」と語った。
とんねるずは『FNS歌謡祭』の出演が、『'94 FNS歌謡祭』以来の18年ぶりとなった。
ジャニーズ事務所からは近藤真彦、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐、山下智久、テゴマス、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneの11組が出演した。また、山下智久、テゴマスは『FNS歌謡祭』に初出演となった。
今年は、ジャニーズ事務所の山下智久、テゴマスも含め、綾小路翔、いきものがかり、石川ひとみ、大橋トリオ、加藤ミリヤ、小池徹平、香西かおり、ゴールデンボンバー、黒色すみれ、シェネル、柴咲コウ、清水翔太、舘ひろし、玉置浩二、デーモン閣下、夏木マリ、乃木坂46、野村義男、藤井フミヤ、プリンセス プリンセス、松坂慶子、水樹奈々、雅-MIYAVI-、持田香織、ももいろクローバーZの25組のアーティストが『FNS歌謡祭』に初出演した。
『FNS歌謡祭』初出演となるももいろクローバーZは他の共演者とともにLOVE PSYCHEDELICOの「ハッピー・クリスマス(戦争は終った)」に参加した際、カメラに背を向けて自身の初出場が決まっていた『第63回NHK紅白歌合戦』との文字が入ったマントを見せた。この行為にはネット上で驚きの声もあったが、理解する声が多数を占めた。同グループはmiwaの「ヒカリヘ」歌唱時のバックダンサー・コーラスを担当したが、持ち歌の披露はなかった。
全79曲中59曲がコラボレーション(共演)で披露された。
AKB48の篠田麻里子・板野友美にとって最後の『FNS歌謡祭』の出演となった。
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