PlayStation 4のゲームタイトル一覧(プレイステーションフォーのゲームタイトルいちらん)では、PlayStation 4(PS4)対応として日本で発売中または発売予定のゲームソフトを発売順に列記する。
ソフト開発が難しくサードパーティの参入見送りを招いた前世代機PlayStation 3の反省から、PlayStation 4の開発に当たってはソフトメーカー出身者をプロジェクトの責任者に据えるなど、ソフトメーカーが作品を作りやすくするという方針がとられた。同様の理由から、ソニーはインディーズを支援する姿勢をとった。また、ハードの世代交代により求められるものが増えたことで、開発費用と労力がさらに上がり、効率化するためにUnreal Engineといった外製のゲームエンジンの導入が進んだとみる向きもあった。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)自身も、ゲームエンジンの一つであるUnityの最新版をPlayStation 4をはじめとする自社ハード向けに最適化する戦略的提携をUnity Technologiesと結び、その後開発者向けに「Unity Pro for PlayStation」が無償提供された。
2014年9月1日に同人作品『東方Project』の原作者・ZUNがソニー・コンピュータエンタテインメントに協力する形で「ZUN×PlayStation プロジェクト」が設立された。のちにこのプロジェクトは「Play,Doujin!」へと発展し、複数の同人サークルが参加した。その後、『東方深秘録 〜 Urban Legend in Limbo.』といった東方Projectの公式作品に加え、『チェルシーさんは7の魔神をブッ殺さねばならない。』など東方Project以外の同人作品も配信された。
ハード面においては、性能の向上に加え、ライブ動画配信やスクリーンショットの投稿ができる「SHARE」ボタンが搭載された。ソフトの販売者側もガイドラインを提示するなど条件を提示したうえで配信利用の許諾を明言するケースもあった。さらに、コントローラーのデュアルショック4にはタッチパッドが備わり、クリックなどの動作ができるようになった。2016年10月13日にはヘッドマウントディスプレイ型の周辺機器PlayStation VRが発売されており、『Rez Infinite』をはじめとする対応ソフトと組み合わせることで、プレイヤーは仮想現実を楽しむことができた。また、2016年11月10日には4K出力などに対応したハイエンドモデル・PlayStation 4 Proが発売され、2020年9月までに販売された。
他方、中国ではゲーム禁止令こと「電子ゲーム経営場所の整頓に関する意見」(关于开展电子游戏经营场所专项治理的意见)が家庭用ゲーム機支出の障壁となっていたが、2015年に解禁され、巨大市場としての期待が高まった。全面解禁前の2015年3月には中国でPlayStation 4が発売されたほか、2016年7月27日にはソニー・インタラクティブエンタテインメント上海(以下:SIE上海)による中国のゲーム会社支援プロジェクト「China Hero Project」が立ち上げられた。このプロジェクトからは『ハードコア・メカ』といった作品が世に送り出されてきた。また、SIE上海は中国製のスマートフォン向けアプリ『原神』のPlayStation 4への移植にも協力しており、同作の成功が「China Hero Project」にも良い影響を与えたといわれている。
他方、PlayStation 4本体に高額な税金がかけられている国や地域もあり、サードパーティの中には作品を全世界へ広めることを優先してPlayStation 4以外の機種にも供給先を広げた(マルチプラットフォーム)例もあった。
PlayStation 4は北米よりも少し遅い2014年2月22日にも日本で発売された。ローンチタイトルは日本国外作品のローカライズやリメイクが多く目新しさに欠けるうえ、年末までの時点においても市場が未熟だと指摘する声もあった。本体発売から約1年後の2015年には市場が急成長し、パッケージタイトルにおいては『メタルギアソリッドV ファントムペイン』や『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』といったヒット作が相次いだ。また、インディーズにおいては『Everybody’s Gone to the Rapture -幸福な消失-』や『幻想の輪舞』』などが登場した。2016年も市場の拡大は続き、『ファイナルファンタジーXV』や『ペルソナ5』といったヒット作が登場した。
2017年に登場したライバル・Nintendo Switchにシェアを奪われながらも、市場の拡大は続き、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』や、『ニーア オートマタ』『バイオハザード7 レジデントイービル』といったヒットタイトルにも恵まれた。また、SCE自身も最低限のラインナップがそろったと判断し、幅広い層にゲームの魅力を伝える方針に切り替えた。
発売から5年以上が経過し、次世代機PlayStation 5の発売を年末に控えていた2020年の時点においても、COVID-19の流行による巣ごもり生活もあって、PlayStation 4の需要も高くなった。その一方、PlayStation 4用ソフトは『DARK SOULS』シリーズをはじめ操作性の高い作品が多く、巣ごもり特需で急増したライトユーザーや新規ユーザーがNintendo Switchに流れてしまったとも指摘する声もあった。また、PlayStation 5版との併売が多く、そのようなタイトルの一つである『テイルズ オブ アライズ』(2021年9月9日発売)は、パッケージ分だけでも246,721本売り上げた。PlayStation 5の本体供給が安定してきた2022年においても、『ELDEN RING』といったサードパーティ作品においてはPlayStation 4版のほうが売れることあり、PlayStation 5本体未購入のライトゲーマーがPlayStation 4用ソフトを購入しているのではないかとみる声もあった。
2023年に入り、旧世代機となったPlayStation 4向けにソフトを供給しない新作タイトルも出てくるようになったほか、サードパーティ製のマルチプラットフォーム作品においても『バイオハザード RE:4』や『アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン』のようにPlayStation 5版のほうがよく売れた作品もあった。
2020年までに発売されたゲームタイトルの本数および詳細は下記の表を参照。
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