この項では2014年のアルビレックス新潟について記述する。
J1連続在籍11年目を迎え、監督は前年から引き続き柳下正明が務める。
GK東口順昭がG大阪へ、MF三門雄大が横浜FMへ移籍 するなどはしたものの、昨シーズン得点ランク2位の23ゴールを挙げ、ベストイレブンにも選ばれるなど、チームのエースへと成長したFW川又堅碁 や、中盤で絶対的な存在感を見せ、攻守の要となったMFレオ・シルバが残留 するなど、例年に比べて主力の放出の阻止に成功し、京都からGK守田達弥、磐田からMF小林裕紀を獲得 するなど、移籍した2人の穴を埋める補強にも成功した状態でシーズンを迎えた。
3月1日、ユアテックスタジアム仙台で行われた仙台との開幕戦に2-1で勝利すると、第2節のホーム開幕戦G大阪戦は0-2で落とすものの、第3節から10試合連続負けなしを記録し、一時は首位と勝ち点3差になるなどの好調ぶりで、7位で2014 FIFAワールドカップによる中断を迎えた。 しかし、中断期間にDF金珍洙がドイツ・ブンデスリーガのTSG1899ホッフェンハイム移籍 すると、中断明けの3試合をいずれも0-1で落とす。18節のC大阪戦で1-0で勝利し、連敗を3で止めるものの、8月12日、中断明け以降はベンチにも入れず、不遇な扱いが続いていたFW川又堅碁が名古屋へ移籍。21節では、最下位徳島に1-2で敗戦。22節のG大阪戦は、大井健太郎、レオ・シルバの欠場が響き、0-5で大敗するなど不調が続き、25節終了時点で12位まで順位を落としてしまう。26節の名古屋戦では、7月に加入したFW指宿洋史 のJリーグ初ゴールの1点を守りきり、1-0で勝利すると、27節の川崎戦では、8月に加入したFWラファエル・シルバ の来日初ゴールを含んだ、今シーズン初の3得点と連勝を記録する。32節のFC東京戦に3-1で勝利し、J1残留を決めるが、残り2試合を連敗して、12勝8分14敗、勝ち点44の12位でシーズンを終えた。
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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