『アニメにむちゅ〜』は、2019年(令和元年)10月からBS日テレ及び同局の4Kで放送されている深夜アニメ(一部実写番組も含む)の放送枠である。キャッチコピーは「BS日テレで夜な夜なアニメ」。
本項では、枠名称制定前を含むBS日テレの深夜帯(おおむね23時台以降)を中心とするアニメ番組全般について扱う。
BS日テレは2000年12月の開局からしばらくの間、アニメ番組の放送には消極的で、親会社の日本テレビ(日テレ)や読売テレビ(ytv)等の系列局が製作した作品は『それいけ!アンパンマン』 を初めとした旧作に留まっていた(新作の深夜アニメについては、地上波では日テレのみの関東ローカルの放送となる作品も少なからずあった)。一方、TOKYO MXなどの独立局を中心に放送されるアニメ番組群(いわゆるUHFアニメ)についても、2008年4月期頃より『アニメスピリッツ』枠を初めとする角川書店(現在のKADOKAWA)が関与する番組を中心に少数ネットするようになった ものの、2007年12月に開局したBS11がUHFアニメを多数ネットしていることもあり、長年状況に大きな変化はなかった。
その後、2014年1月期の『GJ部』より一部の日テレ製作の新作深夜アニメを定期的に遅れネットするようになった(日テレ製作の新作が中断していた2017年1 - 4月期を除く)。日テレとの遅れの幅は番組により大きく異なり、2018年10月期の『風が強く吹いている』のように1週間以内の場合もあれば、1年遅れとなった『GJ部』のように数ヶ月から1年以上後になる場合もある。
2017年7月期に放送した『ひとりじめマイヒーロー』では、TOKYO MXやAT-X(後者は地上波で競合するテレビ東京の傘下)と共に初めて深夜アニメの製作委員会に参加した。
BS日テレにとって次の大きな変化があったのは2019年4月期で、それまで通販番組や他ジャンルの番組が大半を占めていた深夜帯(おおむね23時台から25時台)にアニメ番組枠を追加し6枠・8本体制とした。半年後の同年10月期にはさらに15枠増設し23枠体制とした上で、深夜アニメ番組群のゾーンタイトル『アニメにむちゅ〜』を設定した。この時点では23枠中新作は4本で、その他は主に他局で放送済みの旧作の再放送となった。2020年1月期は25本中7本が新作となった。
枠設定当初からブシロードグループ各社の原作ならびに製作に関与した作品が積極的に放送されており、同社は一部のアニメ番組でスポンサーとなっているほか、番組内や番組間のスポットCM枠にも組み込まれ、CMが頻繁に流されている。枠設定後から2020年6月までは、一部の番組枠に『WS劇場』という別名義の枠タイトルを設定し、ブシロードの一社提供(通常と異なりヴァイスシュヴァルツ名義)で放送していた。
2019年9月より開始した4K放送では、2023年3月まで一部の時間帯にQVC(通販番組)の同時放送を行っていたため、時間が重複する番組は従来の2K放送に限られていたが、2024年現在は一部の例外を除いて全番組が4Kチャンネルでも放送されている(一部の韓流・華流作品を除き4K放送を行うBS局では唯一の事例)。放送される番組については、2K(HD)制作のものを4Kにアップコンバート(変換)して放送する。
BSフジの『アニメギルド』(およびかつてのBS11の『ANIME+』・『アニメ+』)と同様に、前番組(特にスポーツ中継)の影響を受けて放送時間が繰り下がることがある。ただし、野球中継(主に東京ドームの巨人戦)については2014年度より原則としてサブチャンネルを利用して中継の延長を行うため、当番組枠を含む他の番組に影響する機会は減っている。
BS日テレの番組枠公式サイト(外部リンク参照)に準じ、アニメ番組以外も列挙する。放送日時(曜日)については、公式サイトでは24時以降の番組も前日深夜として分類されているが、本項ではウィキペディアのガイドライン「深夜番組の放送日時または配信日時」に則り、当日未明として分類する。
以下は、基本的に『アニメにむちゅ〜』には属さないもの、またはイレギュラー枠による特別番組。
2019年9月までに放送された深夜アニメ作品。日本テレビ製作の深夜アニメ枠、BS朝日から引き継いだ『アニメスピリッツ』枠については各記事を参照。
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