四国放送株式会社(しこくほうそう、英: Shikoku Broadcasting Co., Ltd.)は、徳島県を放送対象地域とするラテ兼営の特定地上基幹放送事業者。略称は呼出符号「JOJR(-DTV)」(徳島 AM:1269kHz、DTV:31ch)と徳島県の頭文字(Tokushima)からJRT(Radio Tokushimaから由来するが、テレビ放送開始をにらんだJOJR-TVにもちなんだともいわれる)。ホームページ等では、JRT 四国放送と記載されている。
徳島県に所在する県域放送局かつラテ兼営局。筆頭株主は徳島新聞の発行元である一般社団法人徳島新聞社で、約10%の株式を有する。ニュースタイトルは『徳島新聞ニュース』(テレビ・ラジオともに)。
イメージキャラクターは「おもぞう」。2006年(平成18年)よりそれまでの「あんてなちゃん」から変更され、名前は公募で決まった。コーポレートメッセージは「とくしまがいっぱい」(2017年(平成29年)4月から使用)。これ以前は「とどくといいな」、「なにが出るかな」、「元気宣言」、「ずっともっとJRT」、「おもっしょいぞう」等。
当局は唯一、略称に「J」を用いている局である。
出典
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企業・団体は当時の名称。出典:
ラジオ(中波放送(AM放送))はJRN系列とNRN系列のクロスネット局。中四国で最初に開局したラジオ局である。和歌山放送開局までは和歌山に支社を置き、和歌山県向けの放送もしていた歴史がある。実際、放送対象地域が四国と近畿の管轄の違いから和歌山へ広げられないことから、「南海道放送」の開局計画に出資し、開局させようとした歴史もある。
放送時間は、毎週月曜(日曜深夜)0:00 - 4:00のメンテナンスを除き、5:00を基点とした24時間放送。
自社制作番組が多く、長年平日夜間帯にも自社制作のワイド番組を設定している。平日22・23時台においてキー局制作のワイド番組を同時ネットした実績がない。2023年現在放送されている『バンリク』は西日本放送ラジオ、高知放送にもネットしている。
長寿番組も多く、特に『希望メロディー』は開局直後の放送開始から変わらず放送されている。
近隣県の放送局とは『中四国ライブネット』を西日本放送ラジオ・南海放送・高知放送・中国放送・RSKラジオ・山口放送・山陰放送)と持ちまわりで製作、放送している。また四国の3局とは2010年9月まで『四国クローバーネット おやつドキッ!』(旧・『四国シーサイドステーション』)を共同製作していたが、2010年10月より、4局それぞれの番組を相互にネットする編成に移行している(2015年4月からは南海放送と他3局のネット関係が縮小されている)。
2024年4月時点。 自社制作番組は太字。[西]は西日本放送へ、[高]は高知放送へネット。
平日午前
平日午後
平日夜
土曜日
日曜日
その他
テレビは日本テレビ系列(NNN・NNS)で、かつ徳島県唯一の民放テレビ局である。これは周辺他府県のテレビ局が、徳島県の海岸沿いを中心とした広い地域で直接受信できる状態であることが大きい。なお、2局目としてニュー徳島放送が開局する予定でコールサインまで与えられたが、期限までに会社を設立できず予備免許は失効となり、その後も開局に向けた動きはなく、チャンネル割当ても取り消されてしまった。リモコンキーIDはアナログ親局の1chから「1」。日本の民放テレビ5系列全ての番組を放送している日本唯一の民放テレビ局である。
かつてUHF帯が広く使われていなかった時代(1967年以前)には、和歌山県の大半が近畿局の難視聴地域であったうえ、対岸のJRTは海越え(海上伝播)でもあり良好に受信できたため、この局を受信する世帯が多かった。現在でも、和歌山県向けの全国紙テレビ欄にはJRTの番組表が掲載されている。
Gガイドは、本来は各地のTBS(JNN)系列局がホスト局になっているが、本局は徳島県唯一の地元民放テレビ局のため、本局としては唯一日本テレビ(NNN/NNS)系列局によるGガイド(デジタルのみ)の番組データの配信を行っている。なお、かつてのアナログGガイドの番組データの配信はTBS(JNN)系列局の毎日放送が対応していた。
Vは垂直偏波
2011年7月24日で廃局時点
太字は同時ネット。
女性アナウンサーについては、現在では経費削減のため、数年の期間契約職として受け入れるケースが多くなっている。
●は元アナウンス部長。太字は現在四国放送の番組へレギュラー出演。
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