![UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20 決勝 UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20 決勝](/modules/owlapps_apps/img/nopic.jpg)
UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20 決勝(UEFAチャンピオンズリーグ 2019-20 けっしょう、英語: UEFA Champions League 2019-20 Final)は、欧州サッカー連盟 (UEFA)により開催されるUEFAチャンピオンズリーグ 2019-20の決勝戦であり、28回目のUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦である (UEFAチャンピオンズカップ時代を含めると65回目)。試合は2020年8月23日日曜日にリスボンのエスタディオ・ダ・ルスで開催された。試合は、リーグ・アンに所属するパリ・サンジェルマンFCと、ブンデスリーガに所属するFCバイエルン・ミュンヘンの間で行われた。バイエルン・ミュンヘンが7年ぶり6度目の優勝を果たし、UEFAヨーロッパリーグ 2019-20王者と対戦する2020 UEFAスーパーカップの出場権の他、UEFAサッカー連盟を代表して、2020年12月にカタールで開催されるFIFAクラブワールドカップ2020の出場権を獲得した。
また、この試合はヨーロッパでの新型コロナウイルス感染拡大による影響により無観客で開催された。
パリ・サンジェルマンはヨーロピアン・カップ/UEFAチャンピオンズリーグ通して初めての決勝進出。この試合までにEC/UCLで通算110試合を戦っており、これは2006年に初めてファイナルに勝ち進むまでに90試合を要したアーセナルを抜いて最多記録となる。フランスのチームとしては2004年のASモナコ以来16年ぶり7チーム目の決勝だが、優勝したのは1993年のオリンピック・マルセイユのみである 。PSG自体は3度目の主要UEFAクラブコンペティションのファイナルであり、UEFAカップウィナーズカップ 1995-96で優勝を果たしたものの、連覇を狙った翌年の1997年には準優勝に終わっている。
一方のバイエルン・ミュンヘンはACミランと並んで史上2位タイとなる11回目の決勝進出、直近では2013年が最後であり、このときにはアリエン・ロッベンのゴールでボルシア・ドルトムントとの同国対決を制し優勝した。チームは2020年の公式戦28勝1分無敗で目下20連勝中と絶好調であった。また、監督のハンス=ディーター・フリックは選手として1987年のファイナルに出場しており、史上15人目となる選手・監督の両方で決勝進出を果たした。
この2チームの過去の対戦成績は8試合でPSGの5勝3敗。UEFAチャンピオンズリーグ 2017-18ではグループステージで同組となり2戦ともホームチームが勝利を収めた。
両チームは今シーズンのリーグ戦とカップ戦をともに制しており、この試合がトレブルをかけた戦いとなる。PSGが勝利すればフランスのクラブでは史上初、バイエルンが勝てばバルセロナに次いで2チーム目となる2度目のトレブル達成となる。
今大会の決勝戦の誘致に関心を持つサッカー連盟は2017年9月22日から10月31日の間にそれを表明し、2018年3月1日までに書類を提出することとなっていた。ただし、UEFA EURO 2020の会場となる12連盟は応募できない。2017年11月3日にUEFAによって以下の2つの候補地が公開された。
2018年3月24日にキーウで開催されたUEFAの理事会にてアタテュルク・オリンピヤト・スタドゥが選出された。
しかし2020年6月17日、ヨーロッパにおける新型コロナウイルス感染拡大によってフットボールカレンダーが中断した影響で、UEFAは今大会のベスト8以降をポルトガルにおけるワンマッチ集中開催、決勝のスタジアムをエスタディオ・ダ・ルスとすることを決定した。これによってイスタンブールでのファイナルは翌2021年に延期となる。
SLベンフィカの本拠地であるこのスタジアムにおいては、先述の2014年決勝のほかにもUEFA EURO 2004の決勝開催実績がある。
イスタンブールで開催予定だった決勝のアンバサダーは元トルコ代表のハミト・アルトゥントップ。バイエルンに所属していた2010年には決勝のスターティングラインナップに名を連ねた経験がある。
註: 以下のすべての結果は、決勝戦進出2クラブの得点を前に表示している。
2020年8月20日、UEFAはイタリアサッカー連盟所属の国際審判員であるダニエレ・オルサートを当試合の主審に任命した。UEFAヨーロッパリーグ 2018-19の決勝で第4審判を、2018 FIFAワールドカップの決勝でアシスタントVARを担当した経験がある。副審も同じくイタリアのマンガネッリとジャラティーニ、第4審判はルーマニアのハツェガンが務める。VAR担当はイタリアとスペインから計4名が選出された。
序盤から両チームがハイプレスを仕掛ける激しい立ち上がりとなり互いにチャンスを生み出す。18分、キリアン・エムバペのパスにネイマールが抜け出しシュートを放つも、マヌエル・ノイアーがセーブした。22分には、アルフォンソ・デイヴィスのクロスを後ろ向きで受けたロベルト・レヴァンドフスキが反転してシュートしたが、ポストに当たってしまった。続いて24分にはアンヘル・ディ・マリアがアンデル・エレーラとの絡みからフィニッシュに持ち込むも枠の上に外れた。その直後、ボアテングが負傷で交代を余儀なくされニクラス・ジューレが交代で途中出場した。前半終了間際にはキングスレイ・コマンが左サイドを突破しペナルティエリア内に侵入したところでティロ・ケーラーに倒されたがノーファールの判定だった。前半をスコアレスで折り返す。
59分、セルジュ・ニャブリ、トーマス・ミュラーと繋いだパスを受けたヨシュア・キミッヒがクロスを上げると、大外から飛び込んできたコマンがヘディングで合わせて先制ゴールを挙げた。劣勢に立たされたPSGは立て続けにヴェッラッティとユリアン・ドラクスラーを投入して中盤の攻撃力を高めるもなかなかフィニッシュまで持ち込めず、80分にはエリック・マキシム・シュポ=モティングを投入したが、ゴールは挙げられず、試合終了。バイエルンがPSGを1-0で破り、7年ぶり6度目の優勝を達成した。
昨シーズンから引き続きDAZNによる独占生中継が行われた。
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